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　2012/12/02

PHILIPS が製作した頃の CD と比べて、ハイ上がりでうるさく聞こえる。
そのため、かえって高音域の細かな音の動きが聞き取りづらい。
イタリア四重奏団の豊麗な響きが、本来とは違って聞こえてしまうのは、とても残念なことである。
高音域を絞ってみると本来の音に少しは近づくので、音質調整ができる環境の方は試してみてほしい。
DECCA には、できるだけオリジナルな録音状態を再現するよう努めてもらいたいものである。
演奏は申し分ない。

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　2011/12/26

なかなかに楽しい BOX です。
ふんわか、のんびりしたディーリアスの世界に浸れます。

HMV のレヴューでも触れられていないのですが、CD 17 の『村のロミオとジュリエット』２枚目には ”Sung Texts in PDF format” として全歌詞が PDF ファイルで収められています。
CD 2, CD 5, CD 9, CD 10, CD 11/12, CD 13, CD 14/15, CD 16-17, CD 18 と、CD ごとに別の PDF ファイルとなっています。
分かりやすいようにメニューで選べるランチャーがついているのは、とても立派なことです。PDF の添付に加えて、この工夫をした EMI を見直しました。
全部英語ですので、何とか意味は読み取れるでしょう。

なお、『村のロミオとジュリエット』の原作は、Gottfried Keller 作の ”Romeo und Julia auf Dorfe”です。
翻訳が、岩波文庫から『村のロメオとユリア』として出版されていました。
古本をさがすと手にはいります。

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　2011/12/14

CD のタイトルで Webern の曲が「夏風のなかで」となっていますが、これは「弦楽四重奏のための緩徐楽章」の誤りです。前者は、「大管弦楽のための牧歌」という副題が付いていて、弦楽四重奏の曲ではありません。CD の帯には正しい曲名が「弦楽四重奏曲のためのラングザマー・ザッツ」とドイツ語のカタカナ表記で書かれています。
HMV さん、直しておきましょう。

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　2010/10/31

パッケージが大きいことのメリットは、付属のブックレットが大きくできるということ。このボックスには、厚手の紙で32ページからなる解説書が付いています。バーンスティンのさまざまな大判の写真が、英・独・仏語のページを貫いて重複なく掲載されています。
また、CDジャケットも厚手であり、60枚すべて異なったバーンスティンの写真が印刷されており、パラパラとめくるとミニ写真アルバムのようです。
中身のよさは当然のこととしてさておき、このように手のかかった形でレニーのアルバムが出されたことを心から喜びたいと思います。

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　2010/10/31

ブラディ・マリー役のフアニタ・ホールが歌っています。映画では声が吹き替えられています。映画版はそれなりにいいと思います。それに比べると、フアニタ・ホールのオリジナルでは、品の良さをしみじみと感じさせられます。

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　2010/10/31

HMV のタイトルに ”South Pacific -Soundtrack” とありますが、よく知られた映画のサウンドトラックではありません。2002年の２月にアビー・ロードースタジオで新しく録音されたものです。最近のものであるため、録音は鮮明で楽しめます、個々のキャラクターは、オリジナルキャストや映画のキャストとはイメージがだいぶ異なります。