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いやみなぶらいあん さんのレビュー一覧 

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/12/31

    かの宇野功芳氏が薦めていたと記憶しているが、そう言われてみればフルトヴェングラーの次に功芳氏の第九に似ているかもしれない。
    モニュメンタルな演奏の記録で、バーンスタイン最晩年独特のためや重さはあるが、即席編成から来るアンサンブルの乱れやリハーサル不足のせいか、第1楽章など表現そのものに不徹底さや曖昧さが散見され、指揮者の体調の悪さも伴い十全な成果を生んでいるとは言い難い。
    それでも、第4楽章は臨時編成の合唱とオケの総勢がシラーの詩とベートーヴェンの理念とバーンスタインの指揮の元、全力を尽くして音楽的な感興を作り出し、長きに渡った母国の東西分裂の解消に歓びの歌を奏で、他に代え難いパッションを生み出している。
    第4楽章の後半以降に尋常ならざる盛り上がりを見せているのが、この特別なコンサートの証しかと感じる。

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     2018/11/25

    洗練と野性味が程よくバランスされたいい演奏だが、第1楽章が良かったので期待して聴き進んだところ、第2楽章の変則ワルツのアイロニーと言うか悲哀が伝わらず、次のマーチもリズムや細部の仕上げが甘く弦の切れも今ひとつで迫力不足、肝心の最終楽章も繊細な描き方だが
    表面的には美しいが、それを通じて心に届いてくる感情的な物が少ない。
    ゲルギエフはオケの統率が巧みでカリスマ性もあり、繊細な細部の描き方とここぞの金管の迫力など才能も多彩だが、相性があまり良くないのか、心から感動させられた演奏が春祭以外にパッと出てこない。

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     2018/10/22

    この曲がその作曲年代からマーラーの青年期の感受性の発露であることに異論はないが、所謂青春の詩的に捉えるとこの演奏の最大の真価を聴き損なうかもしれない。
    バーンスタインがこの再録音シリーズでは、極めて濃密な解釈を大きく動かされるリズムやテンポで思いの丈を訴えた、稀にみる独自の主観的な演奏を繰り広げている訳だが、ややもするとくどくまた時として停滞しかねないそれらの表現も、マーラー独特の楽想に於いては非常な説得力を持ち得るのだし、この1番では曲想の軽さが表現の重さを幾分緩和していると感じたものである。
    青年期の楽想や作曲様式を超えた普遍的な人生観の投影がバーンスタインがここで試みた演奏の要諦であり、なればこそフィナーレの爆発的な高揚と最後の4度の和音の決然とした終結が、指揮者と作曲家が異次元で共存した創造の表れなのだと思う。

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     2018/10/22

    発売から20年以上が経つが今もってマーラー交響曲演奏の最高位にあることは間違いない。
    全集完成間近に逝去したせいで未録音の数曲とオケが分かれてはいるが、それは大した問題ではないだろう。
    ただ、大地の歌だけはせめて70年代の録音を引っ張って来れなかったのかとの思いはある。
    今やより進んだ音楽学的検証やオケの技術的な進歩と録音・再生技術の革新で、もっと統一された精緻で見通しの良い演奏の全集は存在するが、生涯をかけてマーラー演奏に取り組んだ不世出の指揮者の最終到達点を、美しい録音で聴けることは大いなる喜びである。
    今となってはことのほか思い入れの強い濃密な表現の連続に辟易する向きがおられても不思議ではないが、このうねるような情念の発露にこそバーンスタインが追い求めたマーラーの本質があるのだと思う。
    ワンセットにパッケージングされて求めやすくまた聴きやすくなったのだが、個人的には美しいエルテの画で飾った単発のディスクのシリーズの方に所有する喜びを感じる。

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     2018/10/15

    もう50年も前とは思えないクリアな音像とシャープな演奏で、特にハルサイは未だに同曲ベスト3に入る超名演。これだけスコアを透視し音化すると通常はクール過ぎて推進力や爆発力に欠けるのだが、冷たく燃えていると言うか、ぐいぐい迫ってくるリズムの躍動をも併せ持っている所が、冷静と情熱、主観と客観等々の本来相反する要素を両立し得ている点が稀有だと思う。
    ここが特にこの時期のブーレーズの特異な才能で、これらストラヴィンスキーやバルトークなど近代曲で表現されている結果を聴くにつれ、1種の天才的な音楽家だったのだと改めて感慨深い思いに囚われた。
    ペトルーシュカはオケが違う分出て来るサウンドはややソフトで聴き易いが、吹き上がるような木管や敢えてpで叩かせている小太鼓等、こちらも鋭いスコアリーディングから来る表現は斬新でヴィヴィッド。
    もう少しのユーモアや悦楽が欲しいが、この指揮者の特色を考えるとないものねだりか。
    2曲ともに永遠に残るストラヴィンスキー演奏だが、私見では今やもっと自由で闊達そしてセンシティブな内容を好み求める為、サロネンやMTトーマスやバティストゥーニの方により魅かれている。

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     2017/11/06

    ドビュッシー はハーモニーの天才、坂本龍一がことあるごとに彼の名を出し畏敬していたのは衆知でさもありなんと思う。打鍵と運指とペダリング、他の作曲家も勿論そうだが、前奏曲はより細心の注意と集中力と響きに対するある意味論理的な思考表現力を必要とする。
    ペトルーシュカやエチュードでの怖いもの知らずの革新的明晰前進躍動から何年どういった経過を経ると、こういった表現になるのか。名声的経済的な繁栄か肉体的齟齬か、彼がある意味堕落した本当の原因をすごく知りたい。

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     2017/11/06

    亡くなってからこれだけ年月が経って言うのもなんだが、個人的には非常に思い入れの深い演奏。朝比奈が好きだったこともあるが、技術的な数々の瑕疵を超えて、それをうわ回る表現者ののっぴきならない作曲者並びにその表現(作曲論理乃至はその背景)への憧憬と執着と愛情が、垣間見れ垣間見れない部分もかなりの説得力を持って心に迫ってきたから、としか言いようがない。
    オケの機能的な完成度は1、表現の自己と作曲家の内的疎通度は5。特に第2楽章が素晴らしい。作曲家の魂の乱舞と演奏者の苦しい肉体下の表現意欲の邂逅(葛藤)が5。
    涙なくしてはと言う表現も勿論妥当で可能だが、逆にありきたりの言い方だが、改めて生きる勇気を頂いたと言った方がいいかもしれない。個々の演奏並びに解釈云々よりも、朝比奈の愚直なまでの誠実な指揮者と言う職業人生の晩鐘である。

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     2017/11/05

    この演奏会は当時チケットを入手していながら行けなかったという曰く付きのもので、だからかちょっと思い入れを持って聴いてみたのだが。今までの彼の演奏に比べると即興的と言うか部分部分でオケの自発的な解釈に委ねている印象があり、そのせいで一貫した指揮統率感は薄まり、やや中途半端な表現のようにも感じられてしまう。ただ、そこは生涯を通じてブルックナーを演奏してきた両者だけあり、阿吽の呼吸と言うかお互いを補完し合って進んでゆくといった趣きで、前への推進力はありまた部分の演奏も偶発的ではなく長年の絆の上に導き出されたと感じさせる説得力のある美観を呈している。
    今回の演奏で1番優れていると思われるのが第3楽章で、深々と沈潜する音色や祈りにも似た表現は、この曲での彼らの掉尾を飾るに相応しい内容だと感じた。
    実際に会場で聴いていればいい意味でまたかなり異なった印象・感想となっていたであろうが、評価はこのディスクから聴き取った素直な印象とした。

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     2017/11/01

    ラトルと並びモダンオケを振り説得力のある現代的解釈を示した好例。テンポは確かに速いが(特に8番)全てが一様に速いと言う訳ではない。ワーグナーやマーラーらのせいでベートーヴェンのロマン主義的な拡大解釈が一般化し、それをワルター、フルトヴェングラーらが開花興隆させたのだが、70年代からのピリオド楽器での新たな解釈・奏法の採用や以降のそれらと現代オケとの折衷的な演奏と、昔ながらのロマン的な解釈の3潮流の中にあって、シャイーの演奏は最も支持をされやすいタイプの物だと先ずは思った。速いテンポによる活き活きとしたフレージングやリズムから導き出される音楽の推進力が1番の魅力で、特に弦のヴィヴィッドな響きや音形は今までに聴けなかった表現。ベートーヴェン独特のスタッカートやスフォルツァンド、クレッシェンドの強弱や緩急の現出がとても鮮やかで力強い。8番の速いテンポやシャープなフォルテッシモが生み出す表現はこの曲の今までのイメージを完全に覆す。7番、1番、6番も表現はそれぞれ異なる同様な素晴らしい演奏だが、3番、5番に関してはその辺りの表現が今ひとつ徹底していず、革新的と言える程の成果を挙げてはいない。1番残念だったのが9番で、この脱古典形式的なまた脱古典派機能和声的な型破りの曲を扱うにしては、表現の採用の徹底がなされていず、失敗しても良いからここは合唱も含めて思い切った実験がなされて然るべきだと思った。この辺りはラトルがオケの自主性と併せてかなり上手く説得力を持った結果を導き出していた。何れにせよシャイーで初めて古典派のシンフォニーを聴いたが素晴らしい出来で、改めてこの指揮者の大きな才能に感服した。満を持して録音しただけのことはあり、序曲も特にコリオランの(あとはエグモント)出来が素晴らしい。3番、9番が徹底されていたら文句なく星5だった。

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     2017/10/14

    ヴィオレッタを歌ったゲオルギューが大成功を収めたコヴェントガーデンでの記念碑的な公演のライヴレコーディング。夥しい録音を残したショルティに取って意外にも初めてのトラヴィアータ。レコード会社の都合もあろうがこれぞというプリマが出てのレコーディングは、ベーレンス登場で行なわれた且つてのカラヤンのサロメを思い出させる。元々イギリスのオケとは相性のいいショルティだが、ここは古巣のオペラハウスということもあり、余裕を持ち万全にコントロールされたオケとコーラス、そしてきびきびとしてアクセントのはっきりした伴奏に乗り歌唱する歌手たち。主役の3人のうちアルフレートのロパードは弱いが次第に調子を上げてゆき、3幕は高揚するゲオルギューに引っ張られて、リリカルな歌唱を聴かせる。ジェルモンのヌッチはベテランらしい味わいがあるがいま一歩の出来。そしてタイトルロールのゲオルギューは、初めから伸びやかな歌声を披露し、劇性のある深い心理描写はまだまだこれからだと思うが、3幕など抑えた中にも細やかな心性を持った柔らかな安定した歌唱を聴かせた。このディスクの主役はゲオルギューよりもむしろショルティで、死去の3年前とは思えぬ生命力に溢れた力強いしかしながら往年の力みが取れた、貫禄の説得力のある指揮ぶりで全体をリードしてゆく。クライバーのようなしなやかさや場面転換の鮮やかさはないが、安定したテンポとアンサンブルで全曲を押さえてゆく。流石にオペラ指揮の経験の豊富な彼らしさだと感じた。ライブレコーディングであるが、プレゼンス豊かなデッカならではの鮮やかなサウンドも素晴らしい。

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     2017/10/01

    作曲家で現代音楽は勿論シェーンベルクやドビュッシーなどに素晴らしい演奏を聴かせる彼のこと、マーラーも期待をして聴いたのだが、その表現は想像通りだった。第1楽章からフレーズの重なりや逆に各パートの分離独立性、そしてハーモニーやパースペクティブは精妙ではあるが、かつての様な尖った前衛的にはならずに表現は円熟し柔らかなトーンと共に安心してじっくりと聴かせる様になっている。全体的な解釈や表現には文句の付けようがないが、告別のアダージョである最終楽章だけはやはり幾分かの不満が残った。出だし主題の弾き方や対位法的な描出、そして展開部へと至る構成など
    は他に類を見ない表現だしテンポが速いのはいいのだが、どうしても聴き終わり感情的に(情緒的に)訴えて来るものが弱い。クールで洗練された分析的な表現が特徴の指揮者なのであまりそこら辺を言っても仕方がないのだが、一連のDGへのバルトークやラヴェル、ドビュッシーは同様な表現でも、より集中し凝縮した完成度とエネルギー(パッション)を感じたので、曲との相性なのか。オケは相変わらず素晴らしく上手い。

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     2017/10/01

    20代で欧米の主要オケを制覇し飛ぶ鳥を落とす勢いのドゥダメル、いっそのこと変なロシア人指揮者なんか止めて彼をBPOの音楽監督に据えればいいのにと思う。
    僕は未だに何処が(何が)それ程いいのだろうかと、良く分からないで来ているのだが、今回もまた同様であった。第1楽章から弱音の弦や明滅する菅などデリケートでフレッシュな表現で悪くないし、全体の構成も出てはいる。第2楽章も同様だがマーラー独特のアイロニーがあまり感じられず、第3楽章も物理的な音の爆発は鮮烈だが、フレーズの描き方(アクセント)が単調で表面的。
    最終楽章では中庸なテンポにアダージョらしい演奏が聴かせはするが、対位法的な描出は今ひとつで前半と後半の主題の変遷ももう一つ、と言った具合に部分的にも全体的にも何か中途半端な表現に終始してしまった感じが残った。昨日同曲でブーレーズの演奏を(CSO)聴いているので、余計にそういった印象を持ってしまったのかもしれない。

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     2017/09/25

    ショパンコンクールに優勝した後DGから出したアルバムが皆良くない出来だったので期待をしないで聴いたが、やはり物足りなく録音のせいか綺麗な美音が耳を掠めるだけで、聴いた後には何も残らなかった。音形と言うかパッセージと言うか分散和音の弾き方に妙な崩し或いはルバートが掛かり、落ち着いて聴いていられないのと、例えば短調の曲の表現があまりに表面的で、曲ごとの或いは全体的な構成が希薄になる。右手のメロディラインは柔軟に綺麗に表現されるのに、ハーモニーを含めた構造的な部分が曖昧だから、結局何を言いたいのかが分からずじまい。録音はいいので、いい装置でリビングにBGM的に流すのならば雰囲気は味わえる。

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     2017/09/25

    録音は良く冒頭からVPOの美音が楽しめるが、ゲルギエフにしては表情付けもテンポの動かし方もなんとも薄味な煮え切らない演奏。弦楽のうねりも今ひとつ生気に欠け、何より木管が弱い。4楽章以降でようやくエンジンが掛かって彫りの深い彼らしい迫力ある濃密な表現になるが、そもそも曲とオケのマッチングが取れていない様に思われる。これならば、BPOとのラトルやアバドの演奏の方が主張が明確で良いと思う。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/06/27

    Royal Bloodと並ぶUKロック界の期待の新星だ。スリーピースバンドの欠点(音の薄さ、曲や演奏展開のバリエーションの少なさ等)が若干感じられなくもないが、ギターロック復権を期待させるヘヴィなリフやコード進行、そしてザラついて若き日のリアムを彷彿とさせるNathan Dayのボーカル、とUKロックの醍醐味が各所で味わえる素晴らしいアルバムだと思う。末尾のアコースティックナンバー2曲もボーカルの良さを存分に発揮した出来栄え。現在制作中のフルアルバムが早くも楽しみになって来ている。みなstrypesやdarliaたちに続け続け!

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