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ワレンペラー さんのレビュー一覧 

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     2011/10/01

    深い共感に満ちたアツい演奏でフランチェスカとスラヴ行進曲が特に秀演。まずフランチェスカだが、僕はNYP新旧(特に新は好評)よりも覇気あるIPOを推す。熱血漢バンスタらしく濃厚ネットリで、オーバーなくらい振りかぶって見得を切るがビシッとキマってカッコよく、主部は猛烈な推進力と強力なパンチで大いに熱狂する。スラヴは愛聴カラヤン/BPOよりも野太く、弦中心にシルキーだが後半に向け豪壮に盛り上がる。他2曲は残念ながら凡演。録音はライヴとしては良好だが硬くIPO弦の魅力減退。

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     2011/09/30

    ブルックナーというよりマーラーみたいなドロドロした人間臭い演奏で遅いテンポも相まってちとグロい。僕はVPOのブル9だとカラヤン('76年ライヴ)とアーノンクールを愛聴してるが、そのどちらともかけ離れた怪物的迫力&濃厚テイストで時に絶叫さえ聴かせやはり異質だが、3楽章冒頭の弦のうねりとスケルツォの爆裂パンチは強烈で魅力的、コレを聴くと他がヌルく感じてしまう。統括して異色の熱演で面白いがジュリーニ盤と同じく聴くには相当の体力を要する。SHM化で総奏の切れ味UP。

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     2011/09/28

    特にモーツァルトは同曲演奏史上最も過激と思われる激演で、1楽章の超快速なんかは人によっては拒絶反応出るかも。しかし火花散る緊迫感が曲のデモーニッシュな性質を限界まで引き出し、それをしっかり受け止める卓越したオケの技量で空前絶後の名演を成し遂げた!音質は当盤じゃノイズ多く不満だがAudiophile盤は数段クリアで良好。ベートーヴェンも後年とはまるで違い、大胆なアゴーギク駆使し大いに荒れ狂うが重厚巨大な造形は既に完成している。バルトークはクレンペラーが現代音楽の人だった事を強く感じさせる。

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     2011/09/27

    ヴァントのブル9では最速級で後年のような精密さよりも気迫で勝負した熱演。今じゃMPO、NDR各種、ベルリンドイツなど超弩級の凄演が正規盤で出ておりその中ではこのSRSO盤は他盤に押され気味だが後年にはない凄絶な推進力があり必聴。同オケにはライトナー、ジュリーニの名演があるが(チェリはチト不満)、ヴァントは最も厳格でどの表現もビシッとキマり、長めの残響のために休止が神憑り的。録音も79年ライヴだが深々とした低弦、ティンパニの重量感、強靭な金管の咆哮まで明瞭に捉えており最高!

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     2011/09/26

    同じVPOのバーンスタインやよりオケがのびのびと鳴っており心地よい。録音も第1&4番はアナログ円熟期の完成度高い仕上がりで色彩感&ボリューム感豊か。デジタルの2&3はやや硬いが水準以上。僕はまず第1番を推す。快速テンポと弾力性抜群のリズム、VPOの豊潤なサウンドで爽やかな春を描き出した名演で同曲ベスト候補。音も含めると次いで第4番(同じVPOのベーム69年ライヴの超名演に通ずる重厚な造形)が良い。2番3番はカラヤン、ムーティ新などに及ばないが正攻法の佳演で全集としてはトップクラス。

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     2011/09/24

    皇帝が凄い。僕はカラヤン&ワイセンベルク日本公演で虜になって以来ずっと同コンビEMI盤を最高位に置き愛聴し続けてきたが、クレンペラー&バレンボイムはインテンポを守り抜いた巨大な造形、オケの厚み、のびのびと弾くピアノ、そのすべてが最良で圧倒的な高みに到達!華麗なカラヤンも良いがクレ&バレンボイムは一切の虚飾を排した正統的名演。合唱幻想曲も第九並のスケールと風格を獲得し同曲ベスト。交響曲全集箱で所持してるが音も良好。

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     2011/09/23

    レプレが最高でLPからの愛聴盤。EMI旧盤をも凌駕する。まず重量感溢れるBPOサウンドの魅力。艶かしい弦のうねり、木管の色彩感、輝かしい金管の咆哮!ティンパニは意外にも控え目だが総奏の重量感はハンパない。そして壮大なスケールと絶妙なアゴーギク。随所に聴かれる大見得を切るような表現も決まりまくる。デジタル再録は堂々として立派だが明らかに老いを感じる演奏で重くてタルい。次いでマゼッパも金管のパワー全開で物凄い演奏。OIBPも成功。

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     2011/09/21

    僕も当時テレビで観、CD初出時にも飛び付いたが、正直ちょと期待外れだった。2日分のテイクを使ったようだが、テレビで聴いた演奏より弛いと感じた。今じゃNDR、MPOなどの超絶ライヴが正規盤で出ているので残念ながらBPO盤にはあまり惹かれない。確かにBPOパワーは強大だがチト濁り気味で進行もよろけ気味。スケルツォは低音に独特の凄みがあるし、第3楽章もガッチリした造形美で聴かせるが他の盤の方が完成度高く聴き所も多い。ちなみに僕はヴァントのブル9だとNDR(01年)とSRSOを最高位に置く。

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     2011/09/20

    全編デュトワ風の洗練された美音に溢れる美しい演奏で特にボレロとダフクロ(できれば全曲版オススメ)は絶品。あっさりした中にも沸き上がる高揚感、色彩的かつ透明度高いサウンド!所謂粋なフランス風エスプリはやや希薄だが総合して完成度高く、録音も優秀で今でもわが家の定盤。個人的には変態的濃厚演奏マゼール/VPOが好きだが(特にラ・ヴァルス)純粋にラヴェルを聴けるのはデュトワだろう(クリュイタンスも愛聴してたが録音で劣る)。

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     2011/09/19

    僕はチャイコP協全集としては当盤を最高位に置く。まずポストニコワ夫人のピアノが凄い。雄弁かつ繊細、こってりしたテヌートやルバートが頻出するが、特に第1番ではすべての表現がハマっている。そしてロジェヴェン/VSOによる濃厚なサポート!金管の効果的強奏、分厚い弦のカンタービレ!遅いテンポだともたれやすいが(特にカラヤン)ロジェヴェンは適度に引き締め退屈させない。3番もいい。この作品は交7番で馴染んできたがP協版はオケとピアノの掛け合いが華麗で面白い。ギレリス&マゼール(EMI)も愛聴してたがロジェヴェン夫妻盤はより美しく濃厚ロマンティシズム溢れる演奏で僕はこっちが好き。

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     2011/09/14

    このブルックナーは素晴らしい名演。クーベリックのブルックナーは4番も愛聴していたが、この9番はそれに通ずるスケール豊かかつ推進力に満ちた演奏となっている。遅めの冒頭から、BRSOの骨太サウンドが発揮され、豪壮なトゥッティは迫力満点で安定感も抜群。随所に見られるアゴーギクもスケールを損なわない程度で効果的、スケルツォも重厚剛毅なBRSOの凄みあるサウンドが素晴らしい。ライヴでは爆演のイメージ強いクーベリックだが、ここでは実に理性的かつ熱気も十分な完成度高い名演を繰り広げている。録音も良い。

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     2011/09/13

    美しさではトップクラスだろう。各楽器が溶け合ったまろかやな響き、トゥッティも強大ながら少しもうるさくない。遅いテンポでたっぷりと歌うのはムーティの得意技。しかしコーホー先生は何故こんないやらしい位に磨き上げられたブルックナーを推薦したのだろうか。彼が最も嫌いなタイプの演奏だと思うが。録音はオフ気味だが悪くない(当方EMIブルックナー録音集にて所持)。

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     2011/09/12

    技巧的な面だけでなく繊細さも持ち合わせ素晴らしい仕上がり。シフラやリヒテルを愛聴しているが、ベルマン&ジュリーニ盤はオケの歌い口にも大いな魅力がある。VSOはそれほど色彩感が無いオケだがジュリーニは格調高く引き締めて最良のサポートで聴かせる。ワイセンベルクと組んだモーツァルトP協21番なども作品に対してやや重厚ながら素晴らしい好サポートだった。ベルマンのピアノも抜群のテクニックでもって豪壮かつ華麗な演奏を繰り広げており見事な演奏。

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     2011/09/10

    技術的にも安定しており迫力もある。これが15歳の若手女流ピアニストによる演奏!確かにベートーヴェンではもっと踏み込んでほしいと思う瞬間もあるが若いのでまだまだこれからだろう。やはり若さ、みずみずしさにあふれているが全体には情熱的でなかなか主張が強くて良い。彼女の今後が楽しみ。録音場所は僕の地元の文化会館だが良好。

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     2011/09/07

    ヨッフムのブル9は強引なアゴーギクが時折スケールを損なうが骨太豪快で面白い。70年代BPOだがカラヤンが振った時とは違い底光りする渋いサウンドでこの方がドイツ的。やはり1楽章はアッチェレランドが気になるが終楽章は骨太でスケール大きく立派。パワフル金管&厚みある弦が荘厳なクライマックスを築き上げる。DG盤はLPから愛聴していたが高い集中力&ライヴ的高揚でPalexa盤の勝ち。だがやはりヨッフムのブル9では晩年MPO盤が音質含めベスト。

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