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Reimagining India さんのレビュー一覧 

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     2014/12/07

    このコンビの新たなマーラーツィクルスの中でも白眉。インバルの確信に満ちた解釈は言うに及ばず、都響の演奏はどのパートに音楽が移ってもIntegrityが保たれ、RCOやLSOを彷彿とさせる。森さんの歌唱も丁寧、見事。ブームと言われた80年代からマーラーを聴き続けているが、日本のオーケストラやソリストがライブでこれほどのパフォーマンスを実現できるようになったことに感慨を禁じ得ない。「マーラーの4番でお勧めのディスクを教えて!」と今後問われたら、真っ先にこの演奏を推薦する。

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     2014/07/26

    4夜15時間の楽劇のエッセンスを、素材そのまま細大漏らさず80分弱で纏め上げた編曲の妙については語り尽くされている。むしろ評価したいのは、奇を衒わずに正攻法で、集中力高く一気にこの音絵巻を聴かせてしまうマゼールとBPOの演奏だ。室内楽的に精妙に音を紡ぐ緩徐部分(特に「ワルキューレ」後段から「ジークフリート」にかけて)と、全管弦楽を壮大に響かせる部分(「神々の黄昏」の随所)との的確なメリハリを利かせつつ一貫性を持続させたパフォーマンスは、ヴァーグナーの醍醐味を存分に体験させてくれる。マゼールの名を後世に遺す一枚。

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     2014/07/20

    何よりも、冒頭の低弦による刻みの決然たる表情とアンサンブルの精確さ、それを生々しく伝える録音技術が、このディスクの唯一無二さを物語っている。インバルは、都響という、現在その絶頂期にあると言っても過言ではない名器を携え、かつての名盤と言えども聴き及ぶことのできなかったダイナミズムを、この自家薬籠中の曲に吹き込んでいる。時折、局所での大胆なギアチェンジと変幻自在な表情の変化にハッとさせられるが、棒に難なくピタリと寄り添って、マーラー随一の音絵巻を忠実かつ集中力高く表現する、プレイヤーの自発性溢れる演奏はもはやワールドレベル。聴きどころ満載だが、敢えて一カ所搾るなら、淡々と進みながらも万感籠る第3楽章中間部か。今回のマーラーシリーズはどれも必聴だが、中でもこの「悲劇的」はマストアイテム。

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