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ゼッパール さんのレビュー一覧 

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  • 10人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2022/01/01

    この企画をどれだけ長く待っていたことでしょう。ネイムシンフォニーに関しては、90年代にフィリップスで他の指揮者による演奏も合わせて一度CDでセット化されています。しかし、やはりこのジャケットデザインがなくては、初出当時の魅力が半減されてしまうシリーズです。一枚ごとの収録時間が短くなっても考え抜かれたオリジナルのカップリングを尊重し、さらに各ジャケットにはフィリップスのロゴマークを使用するなど(外箱のデッカマークは仕方がないのでしょう)、企画された方のセンスが見事です。演奏は申し上げるまでもなく素晴らしいもので、録音されて何十年経っても音楽の鮮度が保たれていることに驚かされます。モダン楽器による演奏では、マリナー卿にこそ、ハイドンのシンフォニーを全て録音していただきたかったです。

    10人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/06/18

    Universal Italyによるホグウッド氏の録音集に新たなセットが加わりました。これらのボックスシリーズには、入手困難だった録音がそっと入っていたりして、結構嬉しくなります。今回では、Alchymist、Alceste、Comus、Acis & Galatea、カナワとのアリア集といったところでしょうか。ただ、不思議なことに、作品6が見あたりません。これは単品でも比較的入手し易いからなのかもしれませんが、CDにして2枚増えるだけですので、網羅的ボックスとしての価値を考えると少し残念です。演奏はいつも通り安定しており、ホグウッド氏はやはり優れた音楽家であったと改めて実感されます。晩年における録音の停滞が悔やまれます(録音が少なくなったのは、彼だけではありませんが)。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/01/10

    Decca、新たなハイドンの交響曲全集をリリースとは。こんなことが可能ならば、なぜホグウッドに残りを録音させてあげられなかったのか。もちろん、ダントーネによる新全集は大歓迎です。しかし、この二人、古楽演奏家としての世代も音楽性も当然異なりますので、ホグウッドによるものが完結していれば、我々は2倍の楽しみを享受できたはずです。ところで、商品説明ですが、ホグウッドの録音へ協力していたのはランドンではなく、ウェブスターだったのではないでしょうか?

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/06/06

    イル・ジャルディーノ・アルモニコでは、折角のピリオド楽器による全集が特異な演奏揃いになってしまうのか?という不安もありましたが、第1巻、第2巻と聴いた限りでは、それほど異端な印象は受けませんでした。急速楽章ではイル・ジャルらしさも散見され、もう少し落ち着きと普遍性を要望したい気もしますが、許容範囲かもしれません。特筆すべきは緩徐楽章でしょう。シュトゥルム・ウント・ドランク期のハイドンのシンフォニーの緩徐楽章特有の陰影深い世界が余す所なく表現されています。ハイドンのシンフォニー全集の完成はピリオド楽器にとって鬼門ですが、このシリーズは無事ゴールに辿り着けることを祈っております。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/11/23

    1980年代前半くらいまでのホグウッドの演奏(録音)には、やや粗野ながらキレがあり、それが独特の魅力になっているように思います。さらに、このセットの面白さは、コンサートマスターを務めるシュレーダーの貢献も大きいかもしれません。自然な形でバロック音楽の名残を感じさせるモーツァルトであり、18世紀という時代に思いを馳せながら耳を傾ける楽しみを与えてくれます。

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/10/13

     とんでもないダブり買いにもかかわらず、今回のボックスで最も楽しみにしていたのは、未だにリマスタリングされたことのなかった盤(特にハイドンの交響曲9枚)のOIBP化です。ハイドンの旧CDは響きが塊になりがちで聴きづらく感じていましたが、それがかなり改善されており感激いたしました。デジタル期のカラヤンの録音では、異様なほどのレガートは後退し、それが古典派の演奏に相応しい効果をもたらしているように思います。これらのハイドンも比較的ゆっくりとした歩みの中で、一つ一つの音やフレーズを慈しむように優しく、また時には堂々と説得力を持って演奏されており、格調高く味わい深いです。私は、基本的にピリオド派ですが、ハイドンのパリ・セットとロンドン・セットの18曲に関しては、カラヤンの1980年代のこれらの演奏が最も好きです。

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 16人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/10/14

    かつてホグウッド氏のHPには「延期」と書かれながら、事実上の中止となってしまった本シリーズは非常に落胆させられた企画の一つです。このような端正、緻密で爽快なハイドン演奏は、有るようでなかなか無く、特に繰り返し再生される録音音楽としては鮮度を保つ傾向にあるため貴重です。発売前のレビューですが、このボックスに幻の第76&77番が収録されていると嬉しいのですが(第11巻に収められるはずだった録音です)。今回のセットの爆発的セールスが起爆剤となって、シリーズ再開という奇跡が起こることを期待したいです。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/01/02

    ハイドンがヴァイオリン協奏曲に込めた本当の魅力を初めて知ったように感じました。まさにブラボー。トマシーニ(エステルハージ家の名ヴァイオリニスト)による演奏も、きっとこんな風に素晴らしいものだったに違いないなどと思わず想像してしまいました。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/11/20

    第2集共々、素晴らしいハイドン演奏です。私たちは、これらの録音の初出時頃から注目され始めた古典派音楽のピリオド・アプローチに夢中になり過ぎ、伝統的なスタイルによる演奏を軽んじ過ぎたのではないでしょうか(もちろん、当時のピリオド・グループの活動は、大きな意味を持っていたと考えています。最近は「?」の団体も少なからずあるように思いますが・・・)。これからは、真に音楽的な記録を大切にしていきたいものです。C. デイヴィスによるハイドンのシンフォニーには、ロンドン・セットの他にNo.82、83、84(おそらく未発売)、86、87、88、91、92もあります。これらも全て含めたボックス化に期待しています。

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  • 10人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/10/30

    マリナー卿の演奏は没個性的でつまらないという意見をよく目にしますが、決してそんなことは無いと思います。彼の音楽は聴いていて心地よいですが、注意深く耳を傾けると、そのように聴こえる絶妙な工夫に気が付くはずです。特に70年代の演奏は、磨き抜かれたアンサンブルに加えて、知性、気品、推進力、スピード感、弾力性、繊細さ、そして力感のバランスが素晴らしく、このモーツァルトも絶品です。AMSI化によって、従来盤より音質はきらびやかに(そして硬めに)なっています。暖色系で柔らかなフィリップス・トーンとは、少しイメージが異なります。

    10人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 18人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/09/04

    コレギウム・アウレウムの演奏は、個人的に懐かしいだけでなく、現在の古楽団体とは全く異なる音楽性が素晴らしいと思います。このような再発売は嬉しい限りですが、内容が以前に何度かCD化されてきたものの焼き直しが多いことでマイナス1、箱の中のジャケットが折角1枚ごと異なっているにもかかわらず、以前の再発売時の廉価盤のデザインを使用しているセンスの無さにマイナス1です。コレギウム・アウレウムの愛好家は結構多いと思います。TMOさんやこーせいさんのコメントにもありますように、次回発売の際にはもっと大規模なBOXでお願いいたします。ドゥランテの合奏協奏曲集、ヘンデルの作品3、4、6、7、ハイドンの交響曲87、94、103、協奏交響曲、ヴァイオリン協奏曲、ベートーヴェンの交響曲3&7、前古典派の諸作品などは長らく廃盤状態か未CD化でたいへん貴重なものだと思います。美しいオリジナル・ジャケットデザインでの復活を強く希望いたします。

    18人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/04/11

    なんと言っても、CD1の一曲目、ハ長調のオルガン協奏曲が驚きに満ちています。ハイドンに聴かせてあげたいですね。何がどうなっているかは聴いてのお楽しみですが、彼のオルガン協奏曲をこれまでに他の演奏で聴いたことのある方におすすめです。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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