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アイル さんのレビュー一覧 

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/10/05

    しゃれた粋な演奏。フランソワはショパンのスペシャリストだし、もう十分すぎるほどの定評があります。だから、★の数がいくつかなどということは、大した意味を持ちません。良い演奏です。ただし、ショパンの音楽そのものが既にしゃれたものなので、もっとあっさりした演奏の方が繰返し聴くには良いかもしれません。それにしても、協奏曲の演奏は2曲共どういう訳か出来が悪いように思います。生気がありません。サポートしているフレモーは好きな指揮者で、昔、来日時に聴いた演奏も素晴らしかったのに。オーケストラが悪いのかなあ。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 9人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/10/05

    ナットに似たピアニストを見つけることができません。ピアニストのどの系統にも属さない人かと思います。楽曲の底にあるものを見つめて、はったりも誇張もなく自然に表現すると、このような演奏になるのかと思います。ちょっと腕のあるピアニストなら誰にでもできそうですが、思索と詩情の絶妙のバランスを保つのは実は難しいことなのでしょう。このセットは、優れたピアニストの良い演奏の記録といった類とはちょっと違うものだと思います。40年以上もクラシック音楽を聴いてきて、このセットの演奏と肩を並べるLP、CDとなると、片手の指で数えることができそうです。

    9人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/10/04

    予想していたより大人しい演奏でした。もちろんヴァントなのだから空虚な部分は全くありません。だから、今後も時々は取り出して聴くことになると思うのですが、ブルックナーの演奏のファーストチョイスにはならないような気がします。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/09/16

    オーケストラがよく鳴っていて、マーラーが曲を書いた際に意図したものとは少し違うところがあるかもしれないけれど、これを聴いたらマーラーも絶賛するのではないかと思います。2番と8番、それに大地の歌が無いのは残念です。引退や死亡なら仕方がありませんが、ここまでやっておきながら、完結しないのはどういう事情があるのでしょうか。マーラーの聴き比べでは、4番の歌手の出来が楽しみです。指揮者お気に入りの一流どころが起用されますが、ブレゲンは、少し地味ですが大人の歌といった感じです。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/09/15

    私はブクステフーデのかなり熱心なファンで、これまでフランスの名手サオルガンの全集をベースとして楽しんできました。ブクステフーデの曲は、自由奔放さ、豪放さに圧倒される思いで、もしかしたらバッハより大きな存在なのでは、と思わせるものがあります。もちろん、その後バッハを聴き直してみると、その緻密に計算されコントロールされた巧みな技に驚かされ、ああ、やっぱりバッハだなという思いに至るのですが。このスパング=ハンセンのセットは、演奏自体は悪くはないように思うのですが、旋律が埋もれてしまって非常に聴きづらいバランスの録音です。比較的新しい録音なのにどうしたのでしょうか。ただし、ブクステフーデらしさは十分聴き取ることができます。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/09/13

    ヤノフスキーのリングを核とするセット。このリングの初出時には、歌手の中に大きなミスキャストがあるということで酷評されていた記憶があります。けれども、この豪華歌手陣の力演の前に、たとえブリュンヒルデが弱いとしてもそれがなんなのでしょう。レヴァインのオランダ人は、ツボをしっかりと押さえた安定感があり安心して楽しめるもの。ラインスドルフのローエングリンは、当時アメリカで活躍していたと思われる歌手陣のすぐれた力量を知ることができます。カイルベルトのマイスタージンガーは、ミュンヘンの劇場の再開時の緊張と興奮をいくらか感じとることができます。この40枚組のセットの約1/3は、リサイタルや管弦楽曲などで、1枚1枚はレベルも高く楽しめるものです。このセットが、初めからワグナーのオペラの全集を意図していないのは、それはそれで構いません。しかし、初期のオペラが含まれていないことには何の文句もありませんが、タンホイザーとトリスタンが欠けていることには納得がいきません。このセットは何なのか、と考えてしまいます。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/09/07

    最近では驚くことはないものの、37枚組というなかなか分量のあるもの。内容は、管弦楽曲と管弦楽を伴う声楽曲で、オペラは別にもう少し枚数の多いセットがあるようです。こんなに多くフランス音楽を録音した指揮者は、他にどのくらいいるのでしょうか。アンセルメ、マルティノン、ヂュトワ、・・・。プラッソンに対するレコード会社の信頼が感じられます。さて、その演奏の方ですが。例えば、幻想交響曲のように多くの演奏家が録音している曲となると、どうしてもそれらと比較することになりますが、もうひとつこれだという特徴が見えてきません。悪くはないけれど、ちょっと生ぬるい演奏という感じです。全体的に見られるはぎれの良さは買いますが。このセットの最大の魅力は、今まで聴いたこともない曲や、さらには、名前すら聞いたこともない作曲家の作品に触れることができることにあるようです。グノーの大作やロパルツ、マグナール、ソゲ・・・。なお、CDが入れられている薄い紙ケースが封をされていて自分で開けないといけないことに皆さん大ブーイングです。確かに、こんなのは初めて見ましたし、封をする意味が理解できません。ただし、私は、日頃からペーパーナイフの愛用者で、大して困りませんでした。ペーパーナイフは、手元にあると便利ですよ。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/08/17

    16作品のうち、半分がムーティの指揮。ムーティは、安定感より活気を大切にする指揮者で、そこが前の世代のイタリアのオペラ指揮者(一流の)と違うところだと思います。録音の時だけかもしれませんが、スカラ座のオーケストラよりロンドンのオーケストラの方が上手いように思います。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/08/17

    レヴァインのリングだけでも元が取れた気分です。それにしても、レヴァインの細部まで見通しての音楽を作る力には恐れいります。レヴァインの交響曲の演奏(特にマーラー)も良い出来だと思いますが、オペラでは一層実力が発揮されるようです。「オマケとして入っている」シノーポリも、ホルライザーも、それにクライバーも良い演奏だと思います。

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     2013/07/03

    ブーレーズは、近代現代の楽曲に限らず、どんな楽曲でもレベルの高い演奏ができる指揮者だと思います。シェーンベルクは、私にとってはまだまだ現代音楽なのですが、ブーレーズにとっては当然のようにスタンダードレパートリーでしょうし、「古典」かもしれません。演奏は、見通しが良く、整っていて、わかりやすく、もちろんうまく、りっぱなものです。これらの楽曲のスタンダードとされる演奏だと思います。だけれども、もっと面白い演奏なら他にあるかもしれません。ロスバウト、ブール、ケーゲル、ギーレン、マデルナ・・・

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/07/03

    モントゥーは、演奏を表面的に整えることには全く興味がないようで、ひたすら楽曲の本質に迫ろうとします。そのため時には演奏が明らかに破綻してしまうこともあるのですが、そのような時でもなお楽曲の核心を確実に捉えているのです。どうしてそのようなことができるのかよくわかりませんが、このため、私にとっては、多くのりっぱな指揮者の中でも、モントゥーは頭ひとつ抜き出た位置に居ます。このセットは、半分以上がライブなので破綻が心配されるところですが、オーケストラが上等なのと、ベートーヴェンという手慣れた曲のため、特に気になるところはありません。録音がもうひとつ良ければ、と惜しまれます。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/07/03

    若いヴァイオリニストの生きの良い演奏に出会うのは大きな楽しみである一方で、大家の定評ある演奏を繰返し聴くのも大事な時間です。2つを較べるのは意味はありませんが、大家の演奏はクラシック音楽を楽しむ者にとってのスタンダードで、常にここに戻ってくるという気がします。オイストラッフの演奏に文句があろうはずがありません。

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     2013/06/09

    この重厚な装丁を喜ぶ人もいるでしょうが、かさばって困ります。シンプルかつスリムな装丁を歓迎します。ところで演奏ですが、このセットは、作曲家・楽曲に関係なく録音された順番に並べられているので、ペライアの若い頃から最近まで、演奏がどのように変わってきたか、変わっていないのか、についつい興味が集まります。一言でいうと、若い頃のみずみずしい演奏は他に得がたいもの。年齢を重ねるにしたがい風格が加わっていきより素晴らしい演奏になっていきますが、もしかしたら、他の演奏家にも求められるようなものになっているのではないかと思います。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/05/19

    クーベリックの若い時代、40歳になる前の演奏がほとんどです。古い録音にしては音質に大きな不満はありません。クーベリックのその後や晩年の録音と較べるとタメの少ないすっきりした演奏ですが、わかりやすく見通しの良い演奏で好感が持てます。曲目も、良く考えられたというより、たまたまといった気がするのですが、楽しめる内容です。ソロモンとのブラームスの協奏曲は、こんなものが残されていたのか、といった感じですが、なかなか良い演奏でした。ソロモンはどの演奏も決して裏切られることがない大家だと思っていますが、独奏より協奏曲の方が面白いようです。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/01/25

    シュミット=イッセルシュテットの演奏は、良く整っているかわりに少しスケールが小さい、という印象を持っていました。ところが、この演奏は、逞しく堂々としており、時々見うけられる荒さなど一向に気にしないといった風です。それに、ハンブルクのオーケストラのブラームスです。プライドにかけてもつまらない演奏をすることはできません。これは、りっぱな演奏です。ただ、私の好みからすると、作曲者が苦心に苦心を重ねた跡をたどることができるような、繊細な演奏に惹かれます。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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