トップ > My ページ > ビアだる太郎 さんのレビュー一覧

ビアだる太郎 さんのレビュー一覧 

検索結果:78件中46件から60件まで表示

%%header%%

%%message%%

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/02/24

    何故か下欄には、CDのレヴューが記されているので、今回復刻されたLPについて書きます。私は、初出時にオープンリールで買ったので、実はレコードで聴くのは初めてです。テープやCD・SACDでは、元々のクリップ感が気になり、全体的に微温的なサウンドでちょっと物足りなかった印象が強かったです。しかし、今回のLPは(最初から埃が多くプレス時のビニル屑がついていたり、波打つほど反っていたりしますが)その印象が完全にひっくり返りました。カートリッジはDL-103(中古屋が価値を知らなくて¥1400円で買った)ですが、最初の盛り上がりで、ピッコロがリボンツイッターから部屋中に響き渡ったとたん鳥肌が立つほど感動しました。唇の震えが見える様な金管の咆哮もベールが一枚剥がれたように迫ってきます。クリップ感も真空管アンプのようなソフトクリップでむしろ音楽的に聴こえるほどです。私に盤は、最後にボンドみたいのがついていて、せっかくの神秘的な場面で定期的なスクラッチノイズが入ってしまいますが、レコード時代を経験しているので、懐かしくもあります。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/02/23

    珍しい行進曲と、個人的に傑作だと思うタッソーが入っているので購入した。行進曲は、マイスタージンガーの徒弟たちの入場を連想させるスケールの大きな曲で結構面白い。タッソーは、さすがにショルティやカラヤンの様にオーケストラの機動力全開みたいな派手さはないし、オケもそれほど強力ではないが、悩める芸術家の揺らめく心情が素朴な語り口で表現されていて好感が持てる。クライマックスの勝利への道程も自然体で、リストの大言壮語的なところが苦手な人でも気に入りそう。ダンテは、地獄の釜の蓋が開くような重低音は好きなんだけれど、不思議なことにいつも聴いていて興味が最後まで持続せず途中で飽きてしまう。今回は、圧倒的な音響よりもバレエのような情景模写に主眼を置いているようなアプローチのおかげで、結構聴き入ることができた。余談だが、最後のマニフィカトは、フォーレに作曲してもらった方がよくない…と頭に浮かんだ。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/02/23

    昔、国内録音でも同様な企画のCDがあったが、やはりオケには敵わないという印象で死蔵状態になった。今回は、新旧2つのオルガンの音色の違いを生かして、中々いいんじゃないと好印象だ。ただ会場のせいか、大太鼓の締まりがなくオルガンの音と混ざってしまい効果が生かせない感じなのが個人的に残念だった。昔、ブラスで指揮とパーカッションをやってたせいか、どうしても打楽器目線になってしまい、ここでグロッケンを使って欲しいなどと気が散ってしまい、ちょっと音楽に浸りきれないもどかしさが残った。天王星のオルガンのグリッサンドも、もっと派手にやってもよかっただろうに、真面目な演奏すぎたのが玉に瑕。魔法使いの弟子は、一度壊された箒が、ゾンビのように蘇るところで古いオルガンの音色が生かされていて、そこは面白かった。ただ、大洪水の場面は音のスターマインみたいなオーケストラ版が凄すぎるので、どうしてもしょぼく聴こえてしまう。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/02/23

    前回の9番が、どことなくボヘミア的な素朴さがよかったので、続けて購入。往年のバルビローリを思わせるゆったりとした表現で、音もドロドロと重低音が迫ってくるところも似ている。スリリングさよりもこの音に浸っていたくなるような、ちょっと癖になりそうな演奏だ。ハンマーは2発、右側で手持ちのCDがほとんど左側なのでちょっと慣れない感覚がある。複数シンバル(2人かな)は、左側でゴチャッとしていて、冴えない。バルビローリのような優しそうな表情の奥に深い闇が顔をのぞかせる様な凄みはないけど、題名とは裏腹に癒されるような長閑さが魅力かな。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/02/23

    ユタ響は、コージアン時代にこの曲のダイレクトカッティングLPで有名だが、それを意識したのか、どっぷりとした重低音が凄い。私はコージアンのCD(音源がLPとは別のはず)しか持っていないが、そっちは鐘の音が複雑だったけど、今回は普通の鐘を使っている。また、全体に温和なT・フィッシャーらしく穏やかで熱血漢の演奏ではない。しかし、2楽章で左右に配置したハープがまるで協奏曲のように活躍するなど工夫も見られて効果大。クライマックスは、巨人の足音みたいにグランカッサが迫ってくるが(ちょっとズレてるようにも感じる)、響きが多く締まりが足りないのがちょっと鬱陶しいかも。でも、コージアンよりも全体にきめの細かい仕上がりで好感がもてる。久しぶりに聴く夢とカプリスは、そろVnの甘い音色が魅力的。珍しい2曲の合唱曲も美しく、レクイエムへの期待が高まる。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/02/23

    先に発売された2・4番の出来がよかったので購入したが、音がいまいち。2・4番に比べて、高弦や木管が冴えなくて中低音がモゴモゴしたシューマンのオーケストレーションの欠点が丸出しの印象。たった1年でどうしてこんなに変わってしまったのだろう?内省的なシューマンのイメージには、こっちの方が合っているのだろうけど、私の好みではない。期待が大きすぎたのか?

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/02/21

    ほとんど持っている音源でしたが、ブロムシュテットの冬の日の幻想が聴きたくて、安くなったので買いました。温厚なブロムシュテットとは思えない、結構熱血漢な演奏(スヴェトラーノフ程ではないが)で満足。3番は、驚きのステレオで、バレエぽい曲想ともマッチした名演!これを聴くためだけに買ってもいい程。モノラルも、エコー処理で拡がりを持たせており、オリジナルよりも派手に鳴りまくる(特にショルティの小ロシアが効果大)。ほとんどオリジナルを持っていたけど、こっちの方が楽しいかも。フルヴェンの4番もSACDよりこっちを聴くようになっちゃった。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/02/21

    安くなったので記事を見直したら、私の好きな第2稿だったので、購入しました。妙に大曲ぶらない自然体の演奏で、全体に疾走感があり、部屋が爽やかな風で満たされるような印象です。追加された3楽章のコーダも、これ程違和感なくかっこよく決まる演奏も少ないでしょう。関係ない話だが、昔のアニメ「デビルマン」最終回(名古屋放送版)で、ゴッドマンが「神と悪魔の闘いを始めよう」と言ったときにこの曲の4楽章冒頭が流れたけど、誰の演奏だったのだろう?(テンポが速かったから、シューリヒトかヨッフムか?再放送の時聴き比べたけど、私の持ってたクナパーツブッシュではなかった。)

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/02/16

    買い直そうかどうか迷い中。全体的にDG盤の方が低音の響きが深く、弱音も神秘的に感じるんだよね。私の持ってる古いセットは、4番だけ廉価版仕様で、高音はザラザラ、低音はスカスカで聴くに堪えなかったんだよね。おかげで、迷ってて限定版のSACDも買いそびれた。でも、温泉に浸かっているように心地よい9番や、ペーター・ダムのホルンがカッコいい8番の魅力も捨てがたいんだよね。5番に関しては、名盤と言われるACO盤同様、師匠シューリヒト同様のテンポ変化がちょっと苦手だけど、立派な演奏であることは否定できない。DG盤の方がBDオーディオ付きの全集で出たら、速攻で買うけど、こっちは、4番の音がどれだけ改善されているかレヴュー待ちですみません。

    7人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/02/13

    オケコンは、第4曲の冒頭の弦の強弱の変化がしっかりと再現されている数少ない録音。しかし、CD初期の盤は、トランペットが鳴っただけで耳鳴りが起きそうな歪感で鑑賞しずらかった(この時期の録音は、真空管からトランジスターへの機材の転換時期で、許容入力が低いトランジスターの弱点を知らずにレベル調整してしまい酷い音の録音がRCAとEMIに多い)。でも、後にXRCDでも発売されたので(高くて買えなかった)、元はそれほど酷くないかも?と期待して、BOXセットが安売りしたので購入(私が買ったら完売になりましたゴメン)。早速、オケコンから聴いたが、鑑賞に堪える音で安心した。他には、英語版のナレーション入り(シェークスピアは英語です)の真夏の夜の夢が凄い名録音。トラックか地下鉄が走る音が聞こえる程、会場の雰囲気をリアルに伝える生々しい音で、実に幻想的な演奏が見事。マーラーの5番と6番は今回初めてその存在を知って驚いた。ハンマーの音も劇的で、これもお見事。モノラルのエロイカは冒頭にアナログらしいプリエコーが聞こえて懐かしい。演奏も、黙って聴かせたらフルヴェンと思い込みそう。シンフォニックダンスは、板起こしみたいなノイズが酷いが、演奏は野性的で面白い。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/02/12

    凄い美音!ピチカートなど音が水玉になって弾け跳ぶよう。ベンハイムの2楽章でのため息のような音を聴くだけでも価値があります。パガニーニだけを弾いたコンサートがあったそうだが、ぜひそれも発掘されないかな。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/02/12

    ブラコンは、以前買ったオーマンディBOXに入ってなかったのでありがたい。スターンとのステレオは、個人的に音色が明るくなり過ぎて肌に合わなかった(人によっては、輝かしいと絶賛するけど)ので、フランチェスカっティの甘美な音色は大変魅力的。第2番は、モノラルながら分厚い低音に支えられたピラミッド型の音響がフィラデルフィアサウンドのイメージを変えるほど見事。ワルター=NYPのような熱狂はないが、包容力のある懐の深さが素晴らしい(ステレオ再録音よりこっちの方が好み)。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/02/12

    ジンマンの魔法使いの弟子は、アナログ末期の超優秀録音。当時、自作MOSFETアンプとFE203×2バックロードホーンで部屋を音の洪水にして楽しんだ。今聴いてもやはり最高の録音だと思う、CDで入手できずにいて、やっとこのセットを見つけられてよかった。後、持っていなかったアシュケナージのドビュッシーが拾い物。セイレーンの合唱が私好みの左右掛け合い配置でラッキー。この2曲の為だけに買っても後悔はない(他のは、手持ちとダブっているんだけど)。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 10人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/02/12

    コマンドレーベルのベートーヴェンは、やはりテープが見つからなかったようで、以前の復刻と同じく板起こし、だが、左右が逆になっている!(一瞬、旧配置かと錯覚した)。モノの方(7番のみステレオ)が音がよく迫力大。マーラー版の合唱もこの音で聴きたかった。ハルサイもモノラルながら一部では、重低音が津波のように押し寄せてビックリ!二部では、反省したのか?控えめになってる。拍手入りのブル8は、終楽章が驚きの最短記録!途中でクレンペラー以上のワープをしているので要注意。画家マチスは、後年のBSOとの渋い名演とは違い、かなりアグレッシブで、父スタインバーグは中庸というイメージを変えないといけない。金鶏でも、新しい録音でもこれだけの迫力が出ないものが多いので、買ってよかった。

    10人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/02/11

    下記の45回転盤はCBS録音ですね。このテルデック録音は、数多いメータの録音の中でも最強のもので、この曲にしては響きが多めですが、その分ホールを揺るがすグランカッサの迫力には、驚かされます。ちゃちな小型スピーカーではクリップしてしまい、だらしない大型スピーカーではボワーンと締まらない音になってしまいます。特にトラック3をオーディオチェックに使用して、部屋が揺れるかどうか一喜一憂しています。(ちなみに同時期のIPOとのマーラーの悲劇的も同様にハンマーが凄いです*但し演奏は楽天的)。一部のクライマックスにおける悶絶する様な金管の咆哮も、私の知る限り他のCDで聞こえるものはほとんどなく、ブーレーズのCBS盤で辛うじて聞こえるのみです。これ程の録音が、こんなに安く手に入るのに、あまり知られていないのは、勿体ないです。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

検索結果:78件中46件から60件まで表示