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烏 さんのレビュー一覧 

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     2010/06/04

    そもそも作品そのものにプロットの整合性が乏しく、ヴェリズモとも思えない。主人公たちの抱える葛藤にも深刻さがないのだ。マルチェッラのダオリオ、ジョルジョのフォルマッジャの力量不足も否めない。また、音質はそこそこだが、画質はあまり良いとはいえない。唯一見るべき点があるとすれば、マルティナ・フランカというプーリア州の小都市でこうしたオペラが演じられているといったイタリアオペラの底辺の拡がりを実感できることだろうか。これをライヴで見ているならば、それなりに楽しめたかもしれない。

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     2010/05/27

    フレミングはこの年齢でありながら、この容姿とスタイル、声を維持しているのはまことに立派というほかない。アタナエルのハンプソンも美声だし、破綻もない。コボスとメトのオーケストラもこれまた美しい響きだ。舞台美術も悪くないと思う。しかし、やはり物足りなさもまた否めない。万事が綺麗ごとに過ぎるのである。アタナエルは苦悩を歌いはするがそれだけだし、タイスに至ってはそれさえもない。聖なるものと肉なるものの葛藤を視覚化してこその『タイス』だと思うのだが。なお音質、画質はともに美しい。

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     2010/05/17

    曲そのものは第7番がいいのだが、これにはCDでシューリヒト、マタチッチという名盤がある。ところが一方の第4番となると、録音状態まで含めると残念ながらこれまでは決定的なものがなかった。そこに登場したのがこのディスクだ。第1楽章冒頭のホルンの響きからしてブルックナーである。そしてそのテンポは最後まで崩れることがない。ブルックナーに浸れる喜びを堪能できるのだ。7番もけっして悪くはないのだが、何と言っても4番だろう。ティーレマン&ミュンヘン・フィルの演奏で6番や8番を聴いてみたい。ブルックナーの交響曲全集ならもっといいのだが。なお映像、録音ともに高水準だ。

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     2010/05/08

    第1ヴァイオリンのコペルマンは言うに及ばず、カルテット全員の技量が卓越している。その上に鉄壁ともいえるアンサンブルだ。チャイコフスキーも悪くないが、ショスタコーヴィチはさらに感涙ものだ。曲そのものはやはり第8番が優れているが、演奏において他の追随を許さないという点ではむしろ第3番か。ボロディンこ・カルテットこそ間違いなく現代最高の四重奏団である。

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     2010/05/05

    ヴィヴァルディのオペラは現存するものだけでも50曲以上あるはずなのに、現在DVDで入手可能なのはこの1曲のみだ。この作品を見る(聴く)につけてもなんとも残念なことだと思う。楽曲の構成がやや単調なのは否めないが、劇的緊張感にも富み、ヘンデルとは別の意味でドラマティックに曲想が展開していくのである。このDVDでのバスコーの演出もなかなかに奇抜だ。なにしろエルコレはマントこそ羽織っているものの、実質的には全裸も同然で登場するくらいであるから。もっとも、タイトルロールでありながら出番は多くないが。女声陣もシースルーで胸が強調されたコスチューム。スポレートの舞台は狭いのだが、鏡を巧みに用いるあたりは演出巧者だ。歌手陣はかならずしも一流とは言えないかもしれないが、総じて熱演、熱唱。画質はまあいい方か。音質はかなり上々で、カーティスのピリオド楽器によるオーケストラはなかなかのもの。

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     2010/04/29

    演出はジャンカルロ・デル・モナコだが、メトロポリタンの舞台ということもあって、イタリア語で歌われているのに違和感があるほど見事に西部劇に仕上がっている。それにはドミンゴとミルンズのキャスティングの成功によるところが大きいだろう。この作品は映像も少なく、それだけプッチーニの作品の中でも人気薄なのだろうが、おそらく当分の間はこのDVDがベスト盤であり続けるだろう。ダニエルズは、今時のヒロインにしてはいささか量感があり過ぎるが、3幕の独唱などでは声量もあって悪くない。スラットキン&メトも、軽快でありながらも、時としてなかなか抒情的な響きも聴かせる。なお、画質はまずまず、音質は良好だ。

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     2010/04/24

    初演が1772年だとすれば、モーツァルト16歳の作品。曲全体が瑞々しさと躍動感に溢れている。ティチアーティの起用もこの作品にふさわしく、成功しているだろう。オーケストラの響きも美しい。フリーボのコンスタンツァと、ボブロのフォルトゥーナはそれぞれに魅力的だ。ただ、シピオーネのナコスキは声はいいのだが、立ち姿や演技には不満が残る。シュトゥルミンガーの演出は、まずはこんなものか。映像、音質はともにかなり高水準だ。

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     2010/04/23

    このDVDの一番の見どころ(聴きどころ)はクライバーに尽きるだろう。登場して、まだ拍手も鳴りやまぬうちに奔流のごとく音の洪水に巻き込んでしまうのだ。マイク・セッティングのせいもあるが、これ以降も音の主導権は最後まで一貫してクライバーにあり、バイエルン響もこれに見事に応えている。歌手陣は主要な3人については、この時期ではほぼベストの陣容だろう。ジョーンズは容姿と貫録を示しているし、ファスベンダーはまさにはまり役。しいて言えば、ポップの舞台での立ち姿勢が猫背気味なのが気になるくらい。画質・音質はともにまずまずといったところ。

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     2010/04/20

    1989年の制作とあって映像はいささか古く、その分解像度もやや低いが、若々しく溌溂とした(今もそうだが)ガーディナーの指揮ぶりを見ることができる。そして、このDVDの最大の特徴はモンテヴェルディに所縁の深いヴェネツィアのサン・マルコ寺院で収録されていることだろう。いささか暗いが、音響はすばらしく、残響音が響きながらも合唱の透明感を失わせない。また、サン・マルコのビザンチン様式のモザイクが東方教会風の趣をかもし出し、朗唱も東方教会の典礼のように聴こえてくる。その一方で形式美に満ちた合唱は西方カトリック的だ。ついでながら、尺八みたいなリコーダーや、木管のように見えるコルネット(?)など器楽も興味深い。  

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     2010/04/18

    これだけを単独で上演すると、さして面白みのない『劇場支配人』を外枠にして、その劇中劇の形で『バスティアンとバスティエンヌ』を演じて見せるなんて、ライヒャートの演出は実に心憎いばかりだ。人形劇の趣向も概ね成功していると言えるだろう。コーラが巨人に見えたりもするなど、十分に効果をあげている。またフックスとユンゲ・フィルハーモニー・ザルツブルクの演奏も若々しく好感が持てる。なにしろ、この作品はモーツアルトが弱冠12歳くらいの時に作曲しているのだから。本当に驚異的だし、モーツアルトの天才性をあらためて実感する。

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     2010/04/18

    1967年のものだから無理もないが、演出をはじめとして随所に古めかしさが漂う。また、バンブリーのカルメンは表情も所作も可愛らしすぎて、妖艶さや内なる情念といった趣からはほど遠いものだ。ヴィッカースのホセもやや老け過ぎているせいもあって、シャープさには欠けるようだ。歌手陣の中では初々しいフレーニのミカエラが出色だろう。音は残念ながらウイーン・フィルを生かしきっているとは言い難いが、映像は1967年とは思えないほどの解像度だし、まだ溌溂としていた頃のカラヤンを見られるのも嬉しい。

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     2010/03/04

    オープニングのヴェルディは、実にスケール感の大きい演奏だ。これはこれでいいのだが、オペラの序曲というよりは独立した管弦楽曲を聴いているような趣だ。堂々としてはいるが、抒情やカンタービレには欠けるだろう。マルトゥッチは、ご当地ならではの演目。そして最後のシューベルトでは、オーケストラによく歌わせている。しかも、低弦の支えも盤石だ。調の特性(ハ長調)を実によく生かした演奏だろう。ムーティのシカゴ響との活躍にも大いに期待したい。なお、私は画質、音質ともに不満を感じない。

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     2010/03/03

    最初のラヴェルは、やや凡庸か。もう少しキラメキが欲しいところだ。続いてはモーツアルトだが、オーケストラは随分と暗く深刻な響きだ。一方、ピレシュ(ピリス)のピアノは軽やかでしかも伸びもある。余韻の響かせ方もなかなかに上品な趣だ。オーケストラとは指向が違うようにも聴こえるが、これが案外にマッチしている。バルトークでは、名手揃いのベルリン・フィルを大いに楽しめるし、ブーレーズらしさをもここで味わうことができるだろう。なお、録音にはもう少しキレが欲しい。映像も悪くはないが、またベストでもない。ジェロニモス修道院は壮麗だ。

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     2010/02/04

    最初のハイドンはベートーヴェンのような趣だ。もっとも、ともにウイーン古典派に属するのだから当然と言えば当然なのだが。ともかくなかなかに立派なハイドンだ。続くモーツアルトのコンツェルトは、やや硬い。フルートもオーケストラも真面目に演奏し過ぎだ。もっとしなやかさが欲しいところ。メインのベルリオーズは、弦もすごいし、管も美しい。しかし、残念ながら古典的なベルリオーズで、この時代なりの前衛性や革新性が感じられない。ベルリオーズよりはベルリン・フィルを堪能するDVDだろう。

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     2010/02/03

    このディスクでは、まずはアーノンクールだろう。シンティッラ管弦楽団というのは初めて聴いたが、弦の力強さ、リュートのリズム、管の美しさともになかなかのもの。アーノンクールとの呼吸も合う。続いては、ヘンシェルとカサロヴァ。ヘンシェルは、これまで宗教曲のソリストとしてしか知らなかったが、オペラもうまい。ここでのカサロヴァは、しっとりと歌い上げていく。また、他の歌手陣も粒が揃う。ただ、演出については、かつてのポネルとアーノンクールのモンテヴェルディ3作のインパクトが大きかったせいもあって、ここでのグリューバーはなんだか物足りなさが残る。なお、映像・音質はともに上々。

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