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ユローヂィヴィ さんのレビュー一覧 

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     2020/07/01

    とにかく音楽が素晴らしい。

    この作品はオペラというよりオラトリオとしてとらえた方がふさわしいかもしれない。

    支配者の権力が人々の信仰によって無になっていく物語で、宗教の力について考えさせられる作品。

    演劇的な要素はそれほどなく、歌というより語りに近いものよって物語が進んでいく。
    そのためか、舞台装置はとてもシンプルだ。

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     2020/06/29

    フェルメーレンという作曲家は今回初めて知った。

    これらの交響曲は前衛的な部分もあり、分かりやすい音楽ではないがとても考え抜かれた作品のようだ。

    ロジェストヴェンスキイはこのマイナーな作品を丁寧に演奏している。
    ハーグ・レジデンティ管弦楽団の音色はとても綺麗だ。

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     2020/06/17

    モーツァルト没後200年を記念して1991年に上演された公演のライブ録画。

    デイヴィッド・ホックニーの舞台美術が個性的。演出はオーソドックスで大人から子供まで楽しめる。

    アライサのタミーノが少し弱い感じがするが、パミーナを歌うバトルの素晴らしさ、パパゲーノを歌う芸達者なヘムがもり立てている。

    モノスタトスを歌うツェドニクのコミカルな演技も面白い。

    個人的にはクルト・モルの貫禄たっぷりのザラストがとても印象に残った。

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     2020/06/11

    新聞の三面記事のようなこの物語も、プッチーニの芸術的な音楽で彩られるとそれなりの作品になってしまう。

    プッチーニがオーケストラで創り出す世界がとても雄弁。

    ドミンゴ、プライス、ミルンズの歌唱からは真実味が感じられて、この物語の欠点を補っている。

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     2020/06/09

    この作品は『ロメオとジュリエット』のように、対立する2つの家(党)の間に立つことになった女性(ピーア)が犠牲になり、争いをやめるようにと諭す最後の部分が感動をよぶ物語だ。

    『ピーア・デ・トロメイ』ではピーアが『オテロ』のデズデーモナのように、不義をしていると夫から無実の罪をきせられ毒殺されてしまう。そのあたりの劇の作り方に無理を感じ、ドラマに入り込めなかった。

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     2020/06/06

    この録音で歌劇『西部の娘』を好きになったので個人的にとても思い入れがある。

    数多くあるテバルディとデル・モナコの録音の中で特に優れたものではないだろうか。

    自分の中でテバルディと言えばこの録音。
    テバルディはアイーダやデズデーモナなどよりもこのミニーのような、強い声の役が似合っているように思う。
    録音を残していないが、トゥーランドットを歌ったら意外と合っていたかもしれない。

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     2020/05/16

    これまで音楽のみで聴いていて、今回初めて映像でこの作品を楽しむことが出来た。

    戯曲としては、物語の始めからハッピーエンドに向けての展開が予想出来てしまい、また、ドン・パスクワーレに一泡ふかせようという計画があまりにすんなり進んでしまうので、喜劇として面白味にかけてしまうのが残念。

    音楽もそれほどパンチがないので、歌手がいかに巧みに歌って演技をするかにかかっている。

    このプロダクションの舞台美術はシンプルだが時代考証などで調度品や衣類、小物に雰囲気が出ていて面白い。

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     2020/04/04

    サンクトペテルブルク・フィルの素晴らしさが際立っている。

    このオーケストラとテミルカーノフが奏でる極上の音楽を存分に味わうことができる。

    クルト・ザンデルリンクの編曲による弦楽合奏版の『ヴォカリーズ』は初めて聴いたが、なかなか興味深かった。

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     2020/04/02

    グリンカが活躍した当時の音楽界の様子をこれらの作品から感じることが出来る。

    どのような作品が好まれていたのか、どのような作品が売れていたのか、そういったことを想像して音楽を楽しむのも面白い。

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     2020/04/02

    グリンカのピアノ作品から変奏曲を集めた1枚。

    どの作品もとても魅力的だ。

    ロシア音楽をレパートリーに入れているピアニストでもグリンカの作品をコンサートのプログラムに入れることは少ないようだが、これらの作品をぜひプログラムに取り上げて欲しい。

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     2020/03/13

    ベートーヴェンの『交響曲第9番』以降、合唱を用いた交響曲は多く生まれているが、児童合唱を用いたヴァインベルクの『交響曲第6番』はそれらの中でも異色の作品だろう。

    美しさと激しさが混じり合う音楽で、第3楽章ではヴァインベルクのユダヤ人としてのアイデンティティーが溢れている。

    ウラディーミル・ランデ指揮、サンクトペテルブルク交響楽団、グリンカ・コラール・カレッジ少年合唱団が素晴らしい演奏をしている。

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     2020/03/13

    1998年1月26日にドミンゴとフレミングがバレンボイム指揮のシカゴ交響楽団と行ったライブ録音に、同年10月10日にバレンボイムのピアノで二人とセッションで録音した曲を合わせたアルバム。

    バーンスタインのミュージカル『ウエスト・サイド物語』から4曲とグノーの歌劇『ファウスト』とヴェルディの歌劇『オテロ』、レハールの喜歌劇『メリー・ウィドウ』からの二重唱等がライブで演奏されたと思われる。
    それにバレンボイムのピアノ伴奏でドミンゴがサルスエラの曲を、アメリカ人であるフレミングがデューク・エリントンの曲を歌っている。

    シカゴ交響楽団の伴奏でこれらの曲を聴くと、細部にこんな旋律が隠されていたのかと、オーケストラ・パートを聴く楽しみもできる。

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     2020/03/13

    ロジェストヴェンスキイの録音は、常にどこかに新たな発見があるので興味が尽きない。

    『悲愴』というタイトルに近い感情を感じるのは第4楽章。

    しかし、この作品は『悲愴』を感じさせるような演奏を強いてする必要がないのではないかと、ロジェストヴェンスキイの指揮する第1楽章を聴いていて思った。

    第1楽章で胸を張り裂くような激しい演奏することも多いが、この録音のように楽譜の音を正確に緻密に鳴らしていくことで生まれる別な音響世界がある。
    それを知るとこの作品がこれまでとは違う新たな作品に感じられてきた。

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     2020/03/13

    ロンドン交響楽団のセンスがそこかしこに光る。

    交響曲第4番の第4楽章を熱狂的に演奏するやり方もあるが、ロジェストヴェンスキイのテンポの設定は音符全てを曖昧でなく、はっきりと演奏させるための適切なものだ。

    第4楽章に限らず、全ての音を大切にした演奏に感じられる。

    『スラブ行進曲』も同じ意味で細部の細かい音までおろそかにしない姿勢が現れている。

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     2020/03/08

    これはショルティのオペラに対するアプローチがよく表れている録音ではないだろうか?

    歌手たちの歌わせ方が巧みだ。

    大見得をきるような歌い方が古風に感じられるかもしれないが、イタリア・オペラの醍醐味のような気もする。

    前半はベルゴンツィが理屈抜きに素晴らしい。

    テバルディのエリザベッタの歌い方が少しこもり気味というか、老けて聴こえるのが残念。

    ディスカウの歌い方は初めは理知的な印象を受けたが、ドラマが進むにつれて感情を爆発させていく表現方法がさすがだ。

    そしてギャウロフの深い響きがこの作品に奥行きを与えている。

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