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エステ荘の噴水 さんのレビュー一覧 

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     2010/12/03

     ベーム盤を思わせる、ゆったりとしたテンポの丁寧な音楽作りです。ロス・フィル時代にはその物怖じしないスケールの大きな表現から、将来を大いに期待しましたが、結局メータはウィーンの音楽家、つまり伝統に則った正統派であることを実感しています。これは悪い意味ではありません。どの演奏もムラがなく水準が高いということは貴重です。演奏会やオペラでこのような演奏をやってくれたのなら私は満足して帰宅できます。ただ、このフィガロもそうですが、CDで聴くと特に面白いことがある訳でもないので、かつてほどはメータの人気が盛り上がらないかもしれませんが。

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     2010/10/10

    未完成、大ハ長調についてはDGでの旧録音の評価とは完全に逆になっています。「これだけの美女にどうして超高級化粧品を使って厚化粧をする必要があるのか」というのは当時のレコ芸に載った未完成についての批評でしたでしょうか。EMIでのブルックナーの第4、第7も同様で気色が悪くなってしまいます。しかし、大ハ長調はこの美女も“貫録”がついてきたせいでしょうか、DGでのようなセカセカしたところのない、実に堂々たる演奏です。また、学生時代に作曲された最初の6曲も、お祭りでの女児の化粧よろしく、綺麗に仕上がっているのなら適度なお色気もあってよろしいのではないでしょうかね。全集としてはH.シュタインとかベームの方が好きですが、これもカラヤンらしく、結構よく聴いています。

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     2010/10/10

    皆さんそれぞれに曲の魅力を初めて教えてくれた録音、というのがあるかと思います。その後様々な録音に接して必ずしも“ベスト録音”にはならないのでしょうが、初恋にも似てもう逃れられません。私にとっての未完成はこれで、今も私にとっての“究極のベスト”です。楽器間のバランス、テンポ設定、音の出し方・歌い方、呼吸・間合い。私がこの曲に対して抱いているイメージと寸分の狂いもありません。もはやワルター、クライバーも不要です。しかし一方のハ長調の方は、再録音その他を聴いたのが先のためかこの録音をCDになってから初めて聴いたとき、あまりの“突っ走り方”に「カラヤンさん、そんなに急いでどこいくの?」。フルトヴェングラーを意識しすぎたのではないかと同情しています。

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     2010/09/26

     テンシュテットのマーラー演奏については、文学的な解釈を展開したい向きもあるようですが、私はもっと単純に、テンシュテットはマーラーが好きで好きでたまらないのだ、と感じています。マーラーの音楽の素晴らしさを伝えたい、だから決して急がずにじっくり丁寧に、場合によっては大胆なデフォルメともいうべき表現をするのでしょう。ただ、同じ「マーラー大好き」なバーンスタインとは世代が違っているからか、客観性は一層増しているようです。このスタジオ録音による全集は「曲によっては録音が酷い」「オケがせめてLSOだったら」「声楽部分が弱い」「聴衆がいる後のライブ演奏の方が一層素晴らしい」といったような難点があり、数多い全集の中で最高との評価は難しいとしても、独自の魅力を持っていることには間違いありません。

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     2010/09/07

    ジュリーニは若い頃のPOとの録音(EMI)時からすでに完成度の高いブラームスを聴かせてくれていました。このVPOとの全集は聴いていて何の不満も感じないのですが、どちらかを選べ、と言われたら意欲的な表現のPO盤の方にします。ロス・フィル盤は更に素晴らしいでしょう。以前ベーム&VPOの全集についてBPO盤と比較し「評価が難しい」と投稿しました。今回もこの素敵な録音について、旧録音と比較し勝手に悩む自分を情けなく思います。

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     2010/04/27

    30歳代前半のブレンデルは知情意のバランスでは知と意が勝っているようで、ピアノ・ソナタ集では星4つの評価としました。しかし若きベートーヴェンにとって変奏曲が作曲家・ピアニストとしての腕を見せつけるものであったように、ここでの若きブレンデルも見事という他ありません。収録曲数は再録音ものより圧倒的に多く珍しい曲も随分含まれています。廉価ですしお買い得でしょう。なお、VOXからは別にディアベリやバガテルを収めた2枚組もでていますが、ブリリアントが両方をまとめて5枚組で出していますので、そっちが更に廉価でしょうか?ちなみに、4つのソナタ集では欠けていた4番、20番のソナタはここに収められています。

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     2010/04/24

    栴檀は二葉より芳し。30歳代前半のブレンデルを「二葉」とは失礼ですが、後年の演奏を予感させる、よく考え抜かれしっかりと構成されているアプローチです。全般的に硬い表情をしているために(録音のせい?)、個人的な趣味では後期より中期、更に初期の方がこの時期のブレンデルにはふさわしいように感じられます。それを演奏家の年齢が作曲家が作曲した年齢に近いからとの解釈は、音楽そのものではなく周辺情報の知識で聴いていることがばれてしまいますが、そうトンチンカンではないかもしれません。

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     2010/04/23

    このピアノ・ソナタ集全4集についての感想を第1集の欄に投稿したところ「その他のバージョン」ということで第2集にも自動的に入ってしまいました。弁明しようにも今は2度目の投稿はできない仕組みのようです。それでは別の欄にもっと投稿しましょう。さて、第1集は後期、第2集は中期、そして第3・4集は主に初期のソナタが収録されています。この全集におけるブレンデルの特長は私にはスピーディで鮮やかな表現と映ります。後期ではもっと落ち着いてよ、と言いたくなる場面もありますが、中期、更に初期となると一層面白く聴けます。古いけれども音質もまあまあです。廉価でもあり、興味がある方はどうでしょうか。

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     2010/04/20

    ブレンデルはまだ無名の30歳代前半で、しかも米国のVOX原盤ですから、この録音は日本ではほとんど話題に上らなかったかと思います。私がこのCDを購入したのも、当時すでに大家となり3回目の全集発表中のブレンデル若き日の最初の全集、という興味からですね。さて、この演奏、テンポはあまり変化をつけず相当に早め、一方、強弱の変化は鮮やかです。よく言えばキビキビして若々しい、悪く言えば腕に任せて一気に弾き切っている印象です。後年の、理知的で花も実もある、という段階にまでは到達してはいないように感じられます。なお、このピアノ・ソナタ集は4集まで出ていますが、全部購入しても30曲しか揃えられません。残りの2曲(4番、20番)は3枚組の変奏曲集の方に収められています。取り急ぎ、情報提供。

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     2010/04/19

    ブリリアント盤発売前の投稿で恐縮です。かなり安くなりました。私は国内盤LP、更に国内盤CD購入と、随分出費しました。これから購入される方が羨ましい限りです。この団体には、精緻あるいは完璧なアンサンブルという評価が多いのですが、むしろしなやかで軽やか、飄々としたところに魅力があると最近思うようになりました。このベートーヴェンは特にそのことを実感させてくれます。決して機械的な演奏ではなくて共感も強く、やはり出生地ドイツの団体なのだと感じさせられます。なお、チェロはキルスティン(カースティン?)しかHMVの解説には書かれていません。有名な録音なので皆さんご承知だと思いますが、彼が弾いているのは最初に録音した作品130(第6章は大フーガ)だけで、この後は若いリー・ファイザーが、3年の時間を置き参加しています。

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     2010/04/12

    ブリリアントはライセンス物だけでなくオリジナルでも素晴らしい企画をしてくれます。熱心な声楽曲の聴き手とは言えない私はこのCDがなければメンデルスゾーンの合唱曲の魅力には触れずじまいだったでしょう。とても感謝しています。なお、エリア、パウロはすでにリリング盤がライセンス販売されているのでオリジナル企画の本CDには含まれなかったのでしょう。

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     2010/04/10

    申し訳ありません。このCDは購入していません。HMVの解説に従えば2回目、3回目の実演を両方とも聴いた者として是非とも3回目をCD化もらうことを願って投稿します。今となっては記憶に頼るだけですが、本録音の元となっている2回目は実際冴えない演奏でした。聴衆の拍手も冷淡だったと記憶しています。そのためプログラムに改めて載った時再挑戦しようとしているのだと思いました。その“名誉挽回演奏”は、スケール、美しさともに圧倒的でした。聴衆の反応も全く違っていました。私も思いっきり拍手をし、コシュラーのリベンジ達成を祝福しました。関係者の皆さん、どうして81年の方だけしかCD化しないのですか?評価はニュートラルにします。しかし、この投稿、すぐ削除されるんだろうなあ。

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     2010/04/08

    購入して早速にかけてみたところ、冒頭の第2Vnが左のスピーカーから出てきたときは驚きました。VPO盤では両翼配置だったのに当録音ではVnを左側に寄せています。以来8年間、この事実について言及した文章はみたことがありません。なぜ変えたのでしょうか? 私の推測では、長い時間をかけてじっくり録音してきた「全集」はいわば論文。一方、一気に録音するBPOとの当該ライブ・シリーズはいい意味で開き直り。(6番での順番変更も含め)どっちで演奏したってすごいんだから。

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     2010/04/07

    バッハはもはや完全にオリジナル楽器に席捲されてしまったような感がありますが、ヴァイオリン曲だけは現代楽器の方がいまだに優勢という気がしているのは私の偏見でしょうか? それに対し、協奏曲のオリジナル楽器版のエースと言っていいのがこのクイケン盤。今なお初めて聴いたときの新鮮さを失っていないのは、30年前の録音の際に、いかに真摯かつ意欲的に取り組んだかの証明になっていると確信しています。

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     2010/04/07

    グールドの協奏曲は別にセット販売がされています。しかし、こちらはバーンスタインを軸に編集したものです。モノーラルだし、チェンバロを聴きなれているとピアノの音は最初は奇異ですが、やはり大変意欲的で素晴らしい。スターンとの演奏は初めてこの曲を聴いたときのものなので懐かしい思いもあります。オリジナル楽器隆盛以前のバロック演奏ですけれども、ソリストはいずれも達者であり、楽しんで聴くことができます。

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