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タヴァーン さんのレビュー一覧 

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2023/07/26

    クナの《パルジファル》は、1955年までで、既に完成され切っていたのだと思えます。
    録音も、モノのライヴとしては充分で、第3幕の銅鑼の重低音など、部屋を揺るがせます。これが何故、今まで世に出なかったのか、全く不思議です。
    個人的には、ホッターのグルネマンツがいいのですが、大きな問題では無いでしょう。
    聴くほどに、クナの《パルジファル》は人類の至宝だ、と感じられます。

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     2022/12/24

    『フルトヴェングラーかカラヤンか』という題名は二者択一の問題提議のようですが、内容は明確に「フルトヴェングラー讃」「カラヤン否」です。
    ▼興味深いエピソードの宝庫ですが、中でも、客演指揮者がリハーサルで平凡な棒を振っているとき、突然みんながいい音を出し始めたので、見ると、フルトヴェングラーが後ろのドアを開けて覘きに来ていた。優れた指揮者というのは、顔を見せるだけでオーケストラの音を一変させてしまうほど影響力のあるものなのだ、というのは、忘れ難いものです。
    ▼カラヤン批判の数々も辛辣で痛快、アンチ・カラヤン派は溜飲を下げるでしょう。
    ▼オケ内部からの指揮者評として、重要な証言です。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/12/27

    言わずと知れた永遠の名盤の数々ですが、初聴の演奏もあって、有り難い限りです。
    曲によっては、LPで5種類、CDで3種類(これが4種目)持っているのもあります。違うのが出るたびに買ってしまいます。
    なお、このサイトの曲目表示ですが、ブルックナーの各交響曲に「初版使用」とあるのは不適切で、ここは「改訂版使用」とすべきでしょう。
    「初版」と書くと「ノヴァーク版第1稿」のように聞こえてしまいますが、クナが原典版を使わなかったのは有名であり、まして「第1稿」などはクナの没後の出版ですから。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2019/05/14

    買い得なセットではあるな、と思いはします。
    しかし、「マスター・ワークス」と謳うのには、主要な曲目が欠け過ぎているのではないでしょうか。
    そもそも「管弦楽曲」という項目が無く、当然《アトモスフェール》は欠落。
    「合唱曲」でも、肝心の《レクイエム》や《ルクス・エテルナ》は抜けています。
    リゲティを知るなら、真っ先に聴くべきものが無い、というのは、如何にも残念です。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/11/25

    【オケ名(ドレスデン)不記載は、商品としてあまりに不備】
    ▼ジャケットにもケースにも、オケ名はWPだけで、せっかく「レオノーレV」と「フィデリオ序曲」がSKドレスデンで入っているのに、そのオケ名はどこにも記載が無い。これでは、「レオノーレ」も「フィデリオ」もWPが演奏していると、知らない人は思ってしまうだろう。HMVのこのサイトを見れば、その点、ちゃんと書いてあるが、しかし、商品としては、あまりに不備で、天下のDGよ、どうしたんだ、と叱咤したい気分。
    ▼WPのベートーヴェン:交響曲全集としては、イッセルシュテットに次ぐものだったか。最初、第5がLP1枚で出て、価格は割高でも、とても高評価だったものだ。第9は音友社のレコード・アカデミー賞・交響曲部門を受賞。個人的には、マタチッチ/チェコ・フィルのブルックナー:第7のほうに獲らせたかったが、選評は「ベームに一日の長がある」との由。まあ、その比較さえ忘れれば、この第9が充分に名演だと認めるにやぶさかではない。
    ▼この後、同じDGからバーンスタイン/WPでも全集が出て、そっちはライヴ中心ということで演奏にはバラつきがあるものの、興趣に溢れ、こっちのベームはセッションゆえ安定しているものの、安全運転に過ぎ、飛びぬけた魅力では一歩をゆずる、という評価が定着し、以後、この全集は、ずっとバーンスタインの後塵を拝していた。
    ▼いま、改めて全曲、聴き直してみると、やっぱりベームはベームであり、’75年やシュターツ・オーパーとの来日時の、あの幸福な熱狂を想い起こさせる。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2015/09/19

    数あるモーツァルト:オルガン曲集の中でも、最も愛聴するディスクです。
    ▼CD番号は AMS-66 となっていますが、LPでは、プレーガー&バウアーの AMS-24 と、カラヤン・アンサムブルの AMS-66 との2枚で別々に出ていたものを、抜粋してCD1枚にしたので、数曲が未CD化で残ってしまったのが何とも残念。ここはCDもLPと同じく、それぞれ別の2枚で出して欲しかったです。
    ▼列挙しますと、AMS-24 のほうでは、K.546、K.394、K.399、K.15g&15ii、K.72a、K.528a、K.574 の7曲が落ち、AMS-66 のほうでは K.426 が落ちてしまっています。痛恨です。
    ▼LPでは、アダージョとフーガ K.546 がWってどっちにも入っていて、聴き較べが出来たのですが、小生はプレーガー&バウアーのほうが好きだったので、このCD化ではカラヤンEns.のほうを採っているのが、これまた残念です。
    ▼近年、小生が最も愛聴する曲が、アレグロ K.312 とフーガ K.401。聴けば聴くほど、味わいが深まります。本来は別の曲ですが、どちらもト短調なので、ここではひとつの曲の第1楽章、第2楽章のように、同じトラックで続けて演奏しているのがユニークです。同様の趣向を、チェコのオルガニスト、アレシュ・バールタもやっていますね。このシャルランをヒントにしたんでしょうか。
    ▼なお、HMVさんのサイトでは、Johannes Proeger を[プローガー]と表記してますが、これは[プレーガー]では? 少なくとも、海老澤敏さんはNHK-FMで「プレーガー」と発音してました。ご参考まで。

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     2013/10/22

    第5は、LP時代に、「オーマンディのブルックナー?」と訝りながら、試しに買ってみましたが、案の定、この深遠なる大曲を、まるで口笛でも吹くみたいに軽々と弾き飛ばして行くのに驚き、こんなあっけらかんとしたブルックナーもあるのか、と、およそ呆れ返って聴いたものでした。フィラデルフィア管の能力は流石と思うものの、ここからブルックナー:第5の本質を聴き取ることは不可能でしょう。なお、「第5は初CD化」とありますが、それは「国内盤では」ということでしょうかね? 輸入盤では、ワルターの第7との二枚組で、とっくにCD化されていますから、それなら「国内盤では」と、ちゃんと断るべきでしょう。(第4は未聴)

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  • 12人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/02/07

    「定評ある名盤」は確かですが、要は古楽器演奏に馴染めるかどうかですね。初期などの耳慣れない曲は、とても聴き応えあって面白いですが、もう何十回と聴いてきた後期になって来ると、やはりワルターやベームが懐かしくなります。だから、ベーム/BPの全集は、手放せないですね。▼気になったのは、商品の仕様として実に不完全、不親切なこと。各CDの総時間が、紙ジャケにも解説にも全く記載されてないので、一枚聴くごとにポストイットを小さく切ったのに書いて、自分で貼りました。また、各曲ごとの録音データも無く、全集としての始めと終わりが載っているだけ。何番の録音年月がいつだか、知りたければ自分で調べろ、と言わんばかりで、オワゾリールって、そんなレーベルだっけ、と思わせます。

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     2012/03/21

    LP時代に愛聴し、カセットに録っていつも持ち歩いていた演奏。しかしCD時代になると、幾つか出たものはどれも音質がひどく、歪みっぽかったりノイジィだったりで、がっかりの連続。カセットの音のほうがマシだったりするのだから、ひどいもんです。今回、ようやく最高の音質でCD化されて、もう至福の時でした。これならLPをも遥かに超えます。▼演奏は、クナ節に+ウィーン・フィルの美音が加わって、ミュンヘン・フィルとの永遠の名盤と、まさに双璧。終結の拍手がちと早く、残響にかぶってるのが痛恨ですが、仕方ないですね。▼なお、LPでは1962年となってますが、こっち(1961)が正しいんでしょう。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/01/16

    期待以上の好演!
    録音も良かったです。
    アダージョが聖フローリアン盤よりちょっと速くて、そこは残念ですが、他の楽章は充分に堪能出来ました。
    現地の批評も知りたかったけど、フローニンゲン「北部新報」の新聞評が訳出されていて、「会場に来なかった人は、何か損をしたことになると思う」「この第7交響曲を他の幾人かの有名な指揮者によって聴いたが、今回のように優れたものはなかった」という好意的な評価が嬉しい。
    アダージョだけに関しては、やっぱり東京カテドラル1回目の東京交響楽団とのライヴがいいけれど、これも聴く価値は充分あり。

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     2011/09/08

    同じサウンドトラック盤と言っても、別項のポリドール盤とは大違いです。肝心の《ツァラトゥストラはかく語りき》について、ポリドール盤のほうは映画と全く違うベーム/ベルリン・フィルの演奏が入っているので、「ウソ・サントラ」だから★として酷評しました。聴くなら、映画通りのカラヤン/ウィーン・フィルで入っている、このソニー盤か、EMI盤(現在は廃盤)にすべきでしょう。映像と音楽との相乗効果によって、映画史上まれにみる衝撃を受けます。他にも、宇宙船内でTVインタヴューを受ける場面とか、大詰めの「白い部屋」で流れる《アヴァンテュール》とか、ポリドール盤に入っていない音声がかなり含まれており、看板に偽りの無い「オリジナル・サントラ盤」です。

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     2011/09/06

    この映画で世界中に知られるようになったR・シュトラウスの交響詩《ツァラトゥストラはかく語りき》。実際に映画のサントラに入っているのは、カラヤン指揮/ウィーン・フィルのデッカ録音ですが、映画の初公開当初から発売されているこのポリドールのウソ・サントラ盤では、ベーム指揮/ベルリン・フィルという全く別の演奏が入っていて、「サウンドトラック」という看板は偽りであり、それゆえ★です。人類映画史上の最高傑作とも言うべきこの名作に、キューブリック自身の選曲の妙も預かって力有り、その点だけの評価なら★★★★★ですが、それには、ちゃんとした映画通りの演奏で聴くべきでしょう。(一聴して判るのは、使われている部分の終わり方。総譜の通りに演奏すると、管弦楽が終わった後にオルガンだけが残って音を引っ張るのですが、カラヤン/ウィーン・フィルはそれを残響のように巧みに処理しています。このあたりが、「カラヤンの解釈はスコアと違う」「演奏ではなく演出だ」と批判される要因ですが、こと、この演奏に関しては、見事にはまっていると思います。ちなみに、カラヤンはこのあとDGにベルリン・フィルと2回、再録音していますが、そちらでは総譜通りにオルガンの音を残しています)

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/11/26

    SF映画の最高傑作であるばかりでなく、人類映画史上の最高傑作! まさしく「映画が映画を超える」瞬間を目撃した思いです。なお、クラークの小説版は原作でもノヴェライズでもなく、クーブリックと共同で作った散文形式のシナリオから小説化したもの。映画版と小説版とは、並行作品だと考えます。映画を観て衝撃を受け、小説を読んでみると、多くの謎はすっきりして納得できますが、しかし、映画版はクラークのそういう小説世界だけに収まらない、遥かな広がりを持っていると感じます。

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