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TIKHON さんのレビュー一覧 

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     2022/05/15

    交響曲第3番は現在「カラビッツ&ボーンマス響盤(初版)」とこの「クチャル&ウクライナ響盤(改訂版)」を聴くことができます。カラビッツもクチャルもウクライナゆかりの方。どちらの盤もとても良い音質と演奏力でリャトシンスキーの曲を存分に楽しませてくれます。私はソ連時代の旧メロディアからでていた「トルチャック&ウクライナ響盤(改訂版)」を愛聴していました。今回のクチャル盤はトルチャック盤と同じくリャトシンスキー馴染みのウクライナ国立交響楽団。さすがに節回しなど細かなニュアンス、バランスはお国ものだけにしっかり受け継がれているようです。主に4楽章ですが、検閲後の変更で初版と趣がすっかり変わっています。初めてリャトシンスキーの音楽を楽しむ方にはわかりやすいこちらの改訂版をおすすめいたします。フィナーレまでの流れがわかりやすくストレートに感動することでしょう。そしてウクライナの歴史と現在のロシアのウクライナ侵略とを頭に入れて初版カラビッツ盤を聴くとリャトシンスキーが「戦争を打ち負かし平和になる」と終楽章に込めた意味・曲想が理解できることと思います。「打ち負かす」だけでなく「平和になる」という願いが込められていることに気付かされます。とはいえ改訂版もリャトシンスキーの力量で全く芸術性は落ちていません。両版(盤)ともに多くの方に是非聴いていただきたいものです。

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     2022/05/15

    交響曲第3番は現在「カラビッツ&ボーンマス響盤(初版)」とこの「クチャル&ウクライナ響盤(改訂版)」を聴くことができます。カラビッツもクチャルもウクライナゆかりの方。どちらの盤もとても良い音質と演奏力でリャトシンスキーの曲を存分に楽しませてくれます。私はソ連時代の旧メロディアからでていた「トルチャック&ウクライナ響盤(改訂版)」を愛聴していました。今回のクチャル盤はトルチャック盤と同じくリャトシンスキー馴染みのウクライナ国立交響楽団。さすがに節回しなど細かなニュアンス、バランスはお国ものだけにしっかり受け継がれているようです。主に4楽章ですが、検閲後の変更で初版と趣がすっかり変わっています。初めてリャトシンスキーの音楽を楽しむ方にはわかりやすいこちらの改訂版をおすすめいたします。フィナーレまでの流れがわかりやすくストレートに感動することでしょう。そしてウクライナの歴史と現在のロシアのウクライナ侵略とを頭に入れて初版カラビッツ盤を聴くとリャトシンスキーが「戦争を打ち負かし平和になる」と終楽章に込めた意味・曲想が理解できることと思います。「打ち負かす」だけでなく「平和になる」という願いが込められていることに気付かされます。とはいえ改訂版もリャトシンスキーの力量で全く芸術性は落ちていません。両版(盤)ともに多くの方に是非聴いていただきたいものです。

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     2021/10/30

    こんなにワクワクする曲が存在したのか!!後期ロマン主義の空気をめいっぱい吸った音楽が、聴く者をまるで映画のような娯楽感で満喫させてくれます。そういったところで丁度コルンゴルトと較べてしまうのですが、勝るとも劣らないのではないでしょうか。メロディアスな数々の旋律をほころびなく上手く繋ぎ合わせるセンスは本当に秀逸です。本盤はシベリア響で録音もメロディア系の音質、これはこれで面白いのですが是非独逸系の演奏録音で聞いてみたいものです。かつて人気のあったBittner作品が復権されることを切に願います。

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     2021/10/30

    フルトヴェングラーの交響曲、どれも全体に「暗め」「重厚」「長い」が特徴です。3作何度か聴くと「これはフルトヴェングラーの曲!」とわかる個性があります。しかしこんな特徴のため演奏録音が弱いと聴き通す気が失せます。30年前ヴァルター盤の3作聴き込んでいましたが、1番3番は弱すぎて聴き通すのが苦痛でした。そんな1番に演奏・表現力・録音どれも抜群な決定盤に出会えました。指揮者のHaimorはこの曲を研究しつくしたようで息づかいが見事、ロイトリンゲン・フィルも質の高い演奏で実に良く反応しています。「ヴァルター盤のあの曲がここまで輝くのか!」と心から驚きました。2番は既にバレンボイムの良い録音がありますが、この指揮者・楽団で3曲全て聴いてみたいものです。

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     2021/05/16

    フランツ・シュミットは後期ロマン派の辿り着いた頂点、私はそう思って敬愛してきた作曲家です。ベートーベンからブラームスを経てきた王道の純交響曲をR.シュトラウス、ブルックナー、マーラーらに加えて12音の空気もほんのり吸って書き上げた集大成といったところでしょうか。その他作品を含めて実は構成上結構ゲテモノ的なところがあるものの、どれも最上級の「格調高さ」を感じさせます。
    そしてこの作曲家の重要性は一流の音楽家が丹精込めた録音を残していっていることからもうかがえます。ヤルヴィ一家に至っては父ネーメにパーヴォが交響曲全集、クリスチャンが七つの封印の書と3人ともです。
    今回の録音がフランツ・シュミットの名を知らしめることになるよう願います。

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     2021/02/02

    ギリシャではなくてチャイコフスキー的ロシア系の音楽。でも「伝説」はその枠も超えて実にロマンティック&メルヘンチック、必聴です。合唱の場面はダニー・エルフマンの「シザーハンズ」を彷彿とさせる、いや、その先取りと言ってもよいくらいメルヘン度Maxです。

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     2020/11/18

    ほんとに心地良い曲調。
    7番目の第9曲「サン=ジャンのロンド」などはもう最高!
    この世で一番幸せな曲…思わず顔がほころんでしまいます。

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     2020/01/06

    これぞアイスラー!という響き満載です。シンフォニーの導入がまた格好良すぎで引きつけられること請け合いです。自分にはどこが補完なのかわからないのですが、そんなことはどうでもよく思えるほどに素敵です。その魅力をもれなく伝えきれているこれまた優秀な演奏・録音です。

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     2019/11/28

    シャルク版を待ち続けて、やっと今回壮大なフィナーレを体感出来ました。ボトスタインのものシャルク版の良さがさっぱりわからない演奏だったのですが、ロジェストヴェンスキーのものは一聴瞭然、パワフルフィナーレが、オリジナルとの違いがよ〜くわかるものでした。感謝感謝。
    残念なのはテンポが遅すぎることです。せっかく標準レベルの音質なのに粗がわかるほどの遅さは・・・もったいないの一言です。フィナーレももう少し速くしないと畳み込むような掛け合いの醍醐味がモヤモヤになりますし。
    でも念願だったシャルク版の重量感が伝わったので★×5です。

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     2019/11/28

    まず訂正指摘です。本番にはSym.2の前に「ブラン」が収録されています。商品説明に未記載です。そしてこの「ブラン」が説明にあるイプセンの戯曲を題材にしたものです。

    この「ブラン」、凄いです。作風はハルボルセンを基本にワーグナー的な広がり、そしてランゴーのような様々な実験的響きを加味したようなもので、実に豊かな音楽性を感じるものです。何より映画音楽を彷彿とするような、それでいて低俗に陥らない、現代でも十分通用する曲調に心をとらえられました。まさしくSymphonic Drama!一生手放したくないCDがまた1枚増えました。

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     2019/10/16

    凄まじい重低音!それでいて音の分離具合も抜群に良いです。
    あちらこちらから音が飛び出してくるかのようです。
    オーディオチェックにもお薦め。
    その重低音とかっこいい勇壮なフレーズとで聴いてスカッとする名盤です。
    1曲目「London Suite」は必聴!!

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     2019/10/01

    フランツ・シュミットのあの特徴的な響きが随所に聴かれる、ということでとても魅力的! ブルックナーにマーラーやR.シュトラウス、シュレーカーといった超個性ある響きは受け継がれているのを耳にするのですが、私が愛してやまないフランツ・シュミットの響きもこうして受け継がれていました。流石愛弟子です。
    とっても惜しい所は録音状態です(1★減)。一流録音なら豪華絢爛陶酔状態になりそうなところですが、そんなことにならない〜マイク距離がはるか遠い感じの〜録音です。私の場合かつてないほどの音量に上げシアターモードで音響を補ってこの貴重な1枚を楽しみました。フランツ・シュミット愛好家必聴です。

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     2019/03/27

    リャトシンスキー3番は旧ソ連圏内の作品で私の一番お気に入り。メロディアのトルチャック盤を愛聴していました。それが1954年改訂版であることを再認識しました。こちらカラビッツ盤はあえて記載していないようですが「初稿」です。初稿終楽章は手の込んだ主題のかぶせ方等興味ひく所が多いのですが、コーダへの流れ込みを意識したような展開ではなく散らかったかんじの構成です。改訂版は流石当局の息がかかったものなので如何にもというくらいストレートに楽しめる言わば大衆路線化した内容です。第一主題と聖歌風主題がかけあって盛り上がっていくところは万人受け間違いなしです。つまるところ予備知識なしで聴く分には改訂版がおすすめです。次はクチャル盤(改訂版のはず)を聴いてみます。

    とはいえカラビッツはシェラザードで大好きになった指揮者さん。旧ソ連ちっくに聖歌主題を爆音にせず(爆音の方が好きですが・・)こだわって綺麗に丁寧に仕上げているように思えました。聴きこめば次第に良さがわかってくるきがします。

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     2019/03/07

    もっと聴かれないともったいない逸品!
    音楽センス抜群で格好良く聴き飽きません。
    ヘルツォーゲンベルクを大きく上回る再発見です。

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     2018/09/17

    レヴァインのLPをながらく愛聴し、その後次々世に出た補筆完成版の演奏には資料価値+α程度しか感じずにいました。このガムゾウ版もそのような気持ちでいたのですが、間違っていました。版がどうのではなく演奏が素敵なのです。曲が音符が生き生きと踊るような、NYP時代のバーンスタインのようにアコーギックのきいた、それでいてごく自然体で……「こんなマーラーが聴きたかった」という演奏です。音楽に命が宿った好例ではないでしょうか。資料ではなく素敵な演奏をお求めの方にイチ押しの一枚です。

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