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フランツ さんのレビュー一覧 

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/06/12

    1楽章はかなり遅いテンポで途中のリタルダンドするところはさらにかなり遅くなってますが、全く退屈しない音楽。あちこちで今の指揮者は絶対にやらないタメとか見栄のような間があり、こういうスタイルの演奏があったことを楽しみたい演奏です。2楽章はよく纏まってあっという間に終わってしまう感じ。しかし3楽章が素晴らしい。とにかく聞いていて気持ちよくなる爽やかな演奏です。本当に素晴らしい。4楽章はわりと早めのテンポで進みますが確実に歩んで行く感じです。フォーゴッドのフェルマータはオーケストラ全体でクレシェンドするタイプですがフェルマータのの後半にトランペットがぐわーっと出てきて仰け反ります。歓喜の歌は大きめの音で登場してきます。テオ・アダムの独唱がまた素晴らしく聞き惚れます。多くのバリトンのように力まず余裕綽々でとにかく上手い。カラヤンを始めとする派手な演奏とは一線を画く鄙びた地味な音ですが、音楽にひたすら集中して熱意をもって再現している素晴らしい演奏と思います。こういう演奏を「古臭い」の一言で片付ける人もいますが、こういう演奏もまた楽しいと思える愛好家でありたいと思います。
    来日したときの第九の演奏もCDになっているのでそれも是非購入したいと思います。

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     2021/05/16

    春の祭典の全体的な感想を一言でいうと「端正な演奏」ということになると思います。そう聞くとこの曲にバーバリズムの爆発とか爆演とか崩壊ギリギリなんてものを求める方はがっかりされてしまうかもしれませんが、実際は迫力はなかなかだと思います。吠えるところは吠えてるしそれぞれの楽器が出せる最大の音量は各奏者が実際には出してると思います。しかしなんというのか録音がまとまりすぎている感じが拭えません。だから印象が良く言えば「端正」悪く言えば「小さくまとまった」ものになってしまっている気がします。つまり録音技術陣の失敗と言えるのではないでしょうか。第1部の序奏は出色の出来と思います。各音節にふさわしい音色、雰囲気が感じられて指揮者の才能が俔われます。しかし主部に入ると何事もなくスルスルと進んでいってワクワク感とかドキドキ感があんまり感じられません。これはどの楽器も同じようなレベルで収録している録音のせいだと思います。実際はもっと迫る音で演奏されているのではないでしょうか?第1部はそのまま速いテンポで順調に進み終わります。第2部の序奏から静かな部分も早めのテンポで何事もなくスルスルと進みますが、11連打の後の選ばれし乙女たちへの讃歌からは平均よりも遅いテンポに変わって風格ある雰囲気で進んでいきます。祖先の儀式はかなり遅いテンポになります。そして生贄の踊りも決して早くならずじっくり聞かせながら破綻なく進みエンディングを迎えます。
    指揮者としては第2部後半に重点を定めた解釈なのだと思います。いい演奏だと思うのですが、、、録音のせいで非常にまとまりすぎている印象になってしまったというのが私の感想でした。
    ヴァイオリン協奏曲はよくわかりませんでした。タレガのアルハンブラ宮殿の思い出とは全く関係ありません。

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     2020/11/13

    みなさんのおっしゃるように、これは、すごくすばらしい演奏です。

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     2020/09/06

    ライヴ録音なので良いところとそうでないところがある。非常に熱気があってウィーンフィルのメンバーが各自堂々と元気よくそれぞれの仕事をしていて当日の聴衆は満足したんじゃないでしょうか。いっぽうで全体の録音バランスはセッションのように整えられていない。ティンパニが非常に良く聞こえるし木管楽器もかなり前面に出てきている。が弦楽器がちょっと引っ込んでいる感じで聞こえる。そしてトロンボーンやフルートが強奏の部分で荒いというか音が汚いところが何箇所かある。ウィーンフィルらしからぬ音でびっくりする。同じ年のプレヴィン指揮シフのチェロ独奏のドヴォルザークのチェロコンチェルト(セッション録音)のプレヴィンのウィーンフィルの扱いとは全く違うと思う。まあ、聴いてる間は楽しくて笑顔になれたCDでした。

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     2020/08/23

    私が持っているのは古い方の盤(日本コロンビア)なので音質改良がされていれば幸いです。ブーレーズの春の祭典と言えば後のクリーヴランド管とのものがはるかに有名なのですが、今聞くと私は正直言いますがこのフランス国立放送管との方が絶対に好きです。CLOとの方はこちらと比較するとなんか気取ってるというか良いとこの御良子の雰囲気に感じるのです。
    この曲には一種の荒々しさというか野性味のようなものがあってほしいと私は感じるのですけど、CLOの方はもう洗練させてしまった「都会の色に染まった」ような感じがしてしまいます。しかしこのフランス国立放送管とのはまだジビエ感というか、挑戦しているんだ!という雰囲気を感じで好感を持ってしまいます。出だしのファゴットの演奏も余裕がなくフェルマータを無視してさっと2拍目の5連符に行ってしまいます。そんなところが却っていじらしく感じてさえしまいます。この録音の2日前のライブの録音も世に出ていますので聞くのが楽しみです。
    とにかく春の祭典好きの人はぜったい聞くべき演奏と思います。

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     2020/08/23

    私が持っている盤(RCAの国内盤)と違うようだけど同じ演奏なのでレビューを書かせてもらいます。1929年の録音なのでやはり雑音は聞こえますが全然苦になりません。演奏自体はちゃんと聞けます。ただやっぱり特に打楽器が鮮明でないので迫力が感じられない部分はありますが、全くカットなくストコフスキーらしい熱気といろいろな工夫が聞こえてほんと面白く楽しいです。とにかくメロディーは歌います。最後の生贄の踊りは現在の楽譜とは違う音が多々聞こえて阿鼻叫喚といっても良いような雰囲気で盛り上がって終わりなんとも言えない満足感を得られます。
    ストコフスキーはこの録音の後ディズニーの「ファンタジア」でこの曲をいろいろ切り貼りしまくって使うわけですがそのことで作曲者がかなり怒ったということがあったようです。そのためか2度とこの曲を録音していません。是非「火の鳥」のようにフェイズ4でも良かったので、再録してほしかったなあと思います。

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     2020/08/22

    春の祭典についてのみですが、第一部の「誘拐」のティンパニにとんでもないミスがあります。ライブなので編集とか取り直しができなかったとはいえこれは普通なら発売中止になるようなミスです。
    演奏自体はショルティらしい切れ味と推進力があるものの、多くの演奏と比べるとかなりテンポが遅い部分があったり音色が地味というか鄙びた感じがするところがあってなかなか面白いです。シカゴ響とのような演奏を期待すると、うん?というところが多々あります。にしても、ティンパニのあれは・・・と、非常にインパクトが残るミスです。

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     2020/03/22

    素晴らしい!本当に心から素晴らしい演奏!
    今回私はチャイコの4番のCDと一緒に買いましたがチャイコの方より録音も遥かに良いです。しかしセルの「英雄」と言えばちょうど10年前のセッションが名演の誉れ高くそれとどうしても比べたくなるわけですが、やっぱり10年という時間は深みを与えていると言っていいと思います。
    全体的な早めの快活なテンポは変わらないわけですけど細かいところの表現がやはり繊細で深くなっていますね。1楽章の展開部に時々出てくるタメが大きくなって表現の幅が広がっています。10年前の録音より歌っている感じです。びっくりしたのが4楽章のアンダンテでホルンがあの雄大な旋律を吹き終えてしばらくしたら第一バイオリンがシンプルな旋律を奏でるところ(408小節目から)はスコアはトゥッティで当然殆どの指揮者はトゥッティで弾かせセルも10年前の録音ではスコア通りなんですけど、なんとこの録音ではたぶんコンマス一人に弾かせています!ストコフスキーもびっくりな改編です。
    どの楽章も10年前の録音より録音時間が長くなっていますけど、聞き終えると全然遅くなっているという感じがしないのがセルの素晴らしいところ。
    10年前のなんの迷いもなく力強く進んでいく英雄も魅力的だし、このちょっと所々余裕を感じさせる英雄も素敵。セルの「英雄」を聞く際に完全に選択肢ができました。なんという幸せなんでしょう。感謝申し上げます。

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     2020/03/16

    録音の音質は期待したほどではない。残響が無く乾いたザラザラした音質。しかし演奏は凄いというか凄まじい。これを生で目の前で聴いた聴衆は間違いなく興奮のドツボにハマったと思う。かなりの速いテンポでガンガン突き進みながら凄まじいエネルギーを撒き散らしている感じ。ずーっと全力。でも荒っぽいとかガサツというのとは違う。繊細な表現とバランスを保ちながら全力で進んでいる感じ。奏者は大変な緊張の中で仕事してるんだろうなあと思った。あの完璧主義のセルの演奏でトランペットが少なくとも2回は裏返っている。運命の力も同じような演奏。イタリアの歌とは違うけど速いテンポの中でいろいろ歌ってる。
    青白い炎をあげながら熱く燃え上がってる。とにかくなんか凄いものを聴いたという想い。

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     2020/03/15

    20番は出だしをスラヴ行進曲みたいに強音で入ってくるかと期待したけどまあ、楽譜通りでした。演奏はたいへん素晴らしいけどオケがユース管だけに24番と比べるとちょっと非力感は否めない。ピアニストもラクリンのほうが遥かに上手い。でも素敵な演奏だと思う。24番は名演。曲の雰囲気がこれ以上ないくらい濃く演出されています。ただちょっとカットがある。グラン・パルティータとかドン・ジョバンニ序曲みたいなぶ厚い音響のモーツァルトじゃなく極めて一般的なモーツァルトで感心した一方ちょっと残念だった(笑)
    フィガロとトルコ行進曲は日本のCDでは初出かと思うけどほんと、楽しい。素晴らしい演奏と思う。そりすべりはCalaで以前出ていた。これも楽しいよ。ストコフスキーファンにはもうワクワクするしかないCDなので5星。かなり贔屓目(笑)

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     2018/01/14

    この4番は細かい部分はストコフスキーらしい表現が駆使されていてファンとしては嬉しくなるんですけど、全体的なフォルムはトスカニーニかムラヴィンか!?って言いたくなるような厳しい筋肉質なものでちょっくらびっくりしますよ。聴きものです。
    5番はまあいかにもストコフスキーのチャイ5で彼の他の録音との違いを聴き比べするのが楽しい演奏です。
    6番はあんまり録音が良くないのでそれほど印象に残らない演奏だと思います。ストコフスキーは「悲愴」はそんなに共感度が高くない作品だったんだろうなと思います。

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     2018/01/14

    これは1996年にcapitol音源で東芝EMIから国内発売されたTOCE8855「弦楽のための名演集」と内容は全く一緒です。
    音質が改良されているかもしれませんが上記国内盤を持ってる方は重複しますのでお気をつけください。ですので説明文にある「初CD化」という文言は誤りです。
    演奏はストコフスキーらしい楽しく素晴らしいものです。
    内容が素晴らしいので星は4つつけておきます。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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