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北の火薬庫 さんのレビュー一覧 

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2023/09/06

     いやあ、なかなか手に入らなくて苦労しました。お取り寄せで手に入れることができたら儲けものと思います。このグルダ先生、モーツアルトの第一人者でありますが、ラヴェルは多くなく、ドビュッシーは前奏曲集を3回も録音している。でもショパンは最初だけで録音は多くない。でもベートーヴェンのピアノソナタは何回も録音している。この演奏パターンって、どなたかの裏返しのように見えませんか?たぶん、グルダを師匠とするアルゲリッチは師匠の路線を避けていたのでしょう。そう考えるとグルダでは初期の録音しかないショパンやラヴェルって両者の交差点にあるのかも?と思い、このボックス探しが始まりました。
    結論を言うと実に面白い!。特に、ショパンとラヴェル。この間合いの取り方って聞いたようなと思わせるところが至る所に聞こえてきます。
     マルケヴィチ伴奏のモーツアルトは堅実で優雅です。ベームのベートーヴェンは模範的な演奏でしょう。ボールトとのショパンは堂々としていますが、グルダのピアノのタッチが光ります。Rシュトラウスの歌曲は専門外のため評価できません。
     CD10は編集物で、バードランドのライブの一部が入っています。Lullaby of Birdlandからの3曲は、楽しいJazzを聞くことができますよ。
     復刻は悪くありません。自然なモノラルとして十分鑑賞することが可能と思います。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/05/19

    このセットには、教育者から演奏家に転向するきっかけとなる1954年のニューヨークデビュー以降を中心とした元気のあるシェリングの音が刻まれています。教育者であったことから、これらの録音でもシェリングの端正な音作りが印象的だと思います。シェリングの代名詞ともなるバッハの無伴奏も、デビュー当時に近い録音である1955年のものが収載されています。試聴上、疑似ステレオ盤であり、収録も分割されていますが、この値段でシェリングのもう一つの名盤が手に入るのです。シェリングの演奏は「楷書書きのバッハで隅々まで目の行き届いた」名演と評されることが多いですが、その内容はこのセットからも聞き取ることが可能です。

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     2021/01/08

     久しぶりに聞きごたえのある盤にあたった。ただ、このオムニバス形式の選曲が日本の聞き手に合うのか?と言われると残念ながら難しいのではないかと覆う。この盤の中には、彼が想像するバッハの世界観が示されており、音の作りから新しい創造性があるように思われる。これは、クラシックではない環境音楽だと言われるかもしれない。ここに新しいバッハ観があるのは間違いなく、一聴してほしいピアニストだと思う。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/09/14

    このコロナ禍でレビューアーの評が目に留まり購入。ただ、メモリーズ盤の輸入が途絶え、手に入れるのが大変。中古でやっと購入。
    ここでは、セッションのようなセルによる造形美の整った管弦楽がある(まるで、グラフマンとのプロコフィエフ協奏曲第3番のよう)。ここにモリーニは天女のように、持ち前の美音を奏でる。相互に絶大な信頼があるのであろう。どこまでもサポートするし、どこまでも歌う。もっと骨太の演奏が好きな方もいると思うが、ここのは別世界がある。知り尽くしたと思っているかたに一聴をお願いしたい。「こんなにきれいな曲だっけ?」と気づくこと請け合い。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/09/11

    CD8の情報です。

    〇Ernest Chausson; Symphony in B flat major
    〇Edouard Lalo; Namouna, Suite No1
    〇Edouard Lalo;Le Roi D’ys
    〇Jacques Offenbach; Les Contes D’Hoffman Suite
    〇Charles Gounod; Valse, Act2 from Faust

    本日到着のため視聴記はのちに

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/01/31

    この展覧会の絵を聞いてマルケヴィチを思い浮かべることができるでしょうか?
    たぶんに難しいと思います。日フィルやワルシャワPOで春の祭典の快演するバトンテクニックをもつマルケヴィチを感じることは難しいと思います。
     これならば、マルケヴィチ/ベルリンフィル(53、DG)の方が彼の才覚を確認できると思います。たしかに、マルケヴィチのファンでないと触れないかも

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  • 17人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/01/15

    全くの不勉強者ですいません。

    私自身、セルは聞いたことがありません。LP時代のワルターのオデッセイ盤に痛めつけられ、CBS−SONYを購入しなかったからです。このセットを買う前に、リマスタリングされたベト全とカサドシュとのモーツァルトピアノ協奏曲、そしてストラヴィンスキーの火の鳥を聞くことで安心して購入を決断しました。LP時代には、全く持っていなかったので重複はあまりありません。

     彼は、ウィーン音楽院入学も含めて希代の天才であり、素晴らしい指揮者であることを認識させられました。多くの方は、彼のハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンを賞賛します。あまり触れられませんが、近代物、バルトーク、コダーイ、プロコフィエフ、ストラヴィンスキーなどは、彼の素晴らしい片鱗を感じさせる録音です。歴史にもしがあるなら、その他の作品を録音して欲しかったと思わせるくらいです。「芸術の神は、細部に宿る」を体現した指揮者と思いました。

     もし、迷っている方がいるのであれば、これはマストバイです。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2019/07/16

     1945年のNYPOを振って一気に聞かせる素晴らしいラフマニノフの2番の録音が収録される一方、若かりしRPOを鍛えに鍛えるためなのか?縦筋横筋が妙に整えられた「くるみ割り人形」、郷愁を感じない「ガランタ舞曲」に「新世界」そしてチャイコフスキー。これは、録音なのか?オーケストラの練習なのか?わからない一連のセッションも残されています(チャイコフスキーの4番は2回収録されています。)
     興味深いのは、モリーニとのヴァイオリン協奏曲の録音前後からのロジンスキーの変容です。巨匠化してオーケストラとの演奏を楽しむ姿が記録されています。ここは、EMIアーティストプロフィールで取り上げられたセッションの内容が如実に示していると思います。
     彼は、間違いなく20世紀の偉大な指揮者であり、独裁者と言われながらもアメリカ抜群のオーケストラトレーナーだったのだと思います。ただ、彼は、カール・ベームと同世代です。故郷のヨーロッパに戻ってからのステレオ録音は、彼の本領を記録しています。残念ながら、EMIへの一連の録音が、彼の遺作となってしまいました。一度皆さんにも聞いていただきたいと思います。時代を分けてきくと、彼はもっと評価されていい指揮者に入ることに同意いただける方が増えると思います。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/08/04

    これはまさに掘り出し物です。

    ちょっと恥ずかしいですが、北の火薬庫は、このピアニストの存在を知りませんでした。多くの方は、アレクサンドル・タローがラモーやスカルラッティを録音したころから「へえー」そうなんですだと、彼女の名前を知ったのだと思います。
    以前の批評は辛口ですが、北の火薬庫は、逸品と感じました。一番はラモーと思います。次はフランスものです。モーツアルトの独奏曲もかなりの水準です。バッハは、相性が悪い気がしました。モノラルですが、音はニュアンスを感じるのに十分で何の問題もないと思います。是非聞いて頂きたいアーティストであることは間違いありません。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/04/20

    サン=サーンスのヴァイオリン協奏曲集なんてあるのか?というのが普通の感想に思う。確かに第3番が有名でパガニーニのヴァイオリン協奏曲とのカップリングならご存じなLP時代の諸氏もあられると思う。このCDでの収録順は、現状での演奏回数を如実に反映したものと思う。つまり、3−1−2であるということだ。確かにそうであるであるが、この演奏者での3番1番は実は平凡である。美音を求める諸氏には、これぞ!というヴァイオリニストがりるであろうから、このCDを勧めることはできない。とすると、何故彼らは、この曲順でのリリースにしたのか?
    これは、聞いていただくと氷解する。彼らは第2番を聞いて欲しいのだ。だから、このCDのとりに第2番をもってきたとしか考えられない。サン=サーンスは、ヴァイオリンとオケのための小品を多く残しているので、そのメロディアスな曲調をご存じな方も多いと思われる。この第2番は埋もれた秘宝に近い作品で、メランコリックなメロディとともに、もっと多くの演奏機会があってもいいと思われる作品である。
    この第2番を知ってもらうために星5とし、このCDを推薦したいと思う。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/11/12

     2019年の初来日に向けて勉強中。
    この衝撃的な演奏へのレビューが数件とは・・・・・。HMVレビューも終わりなのか?を感じる。
     この演奏は、古楽演奏で一石、声楽の扱いで一石でしょう。
    別世界に誘う演奏!!凄すぎです。ビックリなんて半端でない!!
     過去のレビューあーは、文章の中に「衝撃」を書いていない。
    理屈ではありませんよ。
     これは、「衝撃!!」です。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/06/22

    Hi Quality CDではない通常CDでの感想です。
    アニー・フィッシャーは、女性で小柄にも関わらず強鍵の持ち主としてEMIを中心とした録音があります。またベートーヴェンのソナタに関しては金字塔の持ち主ですので、このライブ録音は期待の高まるものです。
    期待と異なり、全体としては、本人のやる気はあるものの「痛々しいミスタッチ」が散見されており強靭な女史のイメージから離れてしまいます。過去の音源を超えるものは見当たりません。オケの問題よりピアノ自身の問題が多いと思います。Hi Quality CD化されても音には大きな変化を与えることはないと思います。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/01/11

     『ダフニスとクロエ』第2組曲の表記は間違っていると思う。
    合唱つきで、第一組曲と第二組曲が入っているのだから、『ダフニスとクロエ』全曲と記載されるべきだ。もし『ダフニスとクロエ』全曲と書かれた場合、この盤はチェリにとって唯一の全曲盤となり、このCDの重みは計り知れないことになる。しかもこの『ダフニスとクロエ』は絶品である。幽玄を醸し出すような合唱のピアニシモ!うねるように盛り上がる合唱の響き、煌びやかなフランスの木管、何をとっても一番と言える。ある意味、『ダフニスとクロエ』ってこんな曲だったのか!!というような衝撃さえ感じる。演奏終了後の割れんばかりの拍手は、この時の聴衆も衝撃をもって迎えた証左であると思う。また、マ・メール・ロアは、厳格にコントロールされてはいるが、フランスのオケのやんちゃさが残り、これまた絶品。壮絶なピアニシモにコントロールされるオケから、おもちゃ箱から飛び出したような音が聞こえる。このバランスが素晴らしい。
     これでは、蜜月状態には居られないだろうと思わせる演奏。音楽はライブであり一期一会であることを知らしめてくれるような演奏。チェリには悪いが、このような演奏を後日聞くことができる意味で、録音技術には感謝しなければならない。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/12/07

    面白いことこのうえない。
    5番は、フランクフルト放送響と書かれているが、ヘッセン放送響である。3月20日のターラ盤(最近Altusがリマスタリング)があるが今回は3月2日と記載されている。ほぼ同じテンポでどこが違うのかを指摘する方が難しい演奏でクナの本領発揮である。
    3番と7番は、オルフェオからリマスタリング盤が出ている演奏。確かにオルフェオ盤の方が音はいいが、こっちでも十分に演奏を楽しむことができる。7番での大見栄やじっくりとしたテンポの3番も楽しい。
    8番は、MenbaraneのGreat conductorsにも収録されているアスコーナでのミュンヘンフィルのライブ。これもびっくりするくらいの遅いテンポで進行していく。
    2番とその他の序曲は、録音が冴えず楽しむことすらできない。
    とはいえ、クナのこれ!というベト交響曲4曲を1390円で楽しめるのなら安いと感じるは老いてゆく老人のみか。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/09/29

    通常3000円×12枚を投げ売り機関で5000円で購入しました。
    ビックリの連続です。「へにゃー」「ハチャー」のNHK交響楽団ではありません。
    個性あ強かったオケとしては、解散したパリ音楽院管弦楽団は、指揮者を選んでましたね。ショルティとのチャイの最低の録音があるくらいですから。
     ここには、指揮者に惚れ切った「オケ」の姿があります。「へにゃー」「ハチャー」があっても食らいつきます。付いていくのです。指揮者が「ここまでおいで」と言っていたのでしょうか?
     商業的には成功しない指揮者の典型ですが、素晴らしい指揮者の姿がここにあります。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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