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烏 さんのレビュー一覧 

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     2009/09/05

    コスチューム、歌手陣の容貌や体型を含めて、全体に極めて野暮ったい舞台だ。それは良く言えば質実剛健ということでもあり、この作品のテーマとあいまって見事にドイツ的だ。歌手陣はいずれも力強い。ただし、イェスタ・ヴィンベルイ(騎士)の声は残念ながら籠りがちだ。もう少し明るさと伸びやかさが欲しいところだ。映像の解像度は十分に合格点。また、音声は既にご指摘のあるように録音レベルの低さのせいもあるだろう。すごくいいわけではないが、ボリュームを上げればある程度は解消するはずだ。

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     2009/09/04

    今でも十分に若いが、さらに若々しく、まだ名を上げる以前のヴェルザー=メストの指揮。チューリッヒ歌劇場のオーケストラも実に瑞々しい音だ。しかし、何よりも特筆すべきはモーリス・センダックの舞台美術。懐かしくも楽しい仕掛けだ。タイトル・ロールを歌う2人は標準だが、ペーターのアルフレート・ムフはうまい。それにしても、この人は本当にいろんなところにいろんな役柄で登場する人だ。また、魔女役のフォルカー・フォーゲルはなかなかに個性的な熱演。

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     2009/09/03

    舞台はセヴィリアからアラブの田舎に置き換えられているが、そのことが全編に独特のファンタジックな趣を与えることになった。演出のセローのセンスが光る。衣装や舞台装置に見られるアラビック・ブルーがとても美しい。歌手陣ではまず、ロジーナのジョイス・ディドナート。とっても生き生きとしていて歌唱も軽快かつ魅力的だ。アルマヴィーヴァのサッカも安定感があり、脇役陣も芸達者揃いだ。カンパネラ、パリオペラ座管の演奏も申し分なし。

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     2009/09/03

    一番の見どころはクプファーの演出だろう。91年、92年バイロイトの『指輪』もあるが、この85年の『さまよえるオランダ人』の方が説得力があるだろう。ここでも幾分かはシンボリックな表現が見られるものの、全体としては視覚的にきわめてわかりやすいものとなっている。しかもそれがバイロイトの舞台の臨場感を伴って見事に迫ってくるのだ。

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     2009/09/02

    1995年の制作、しかもライヴではなく屋外での映画仕立ての映像にしては解像度が低いのはまことに残念である。
    また、劇が短いのは致し方ないとしても、葛藤の緊張度に欠けるのはオペラの歴史の中で、こういうものとして受け止めるべきなのだろう。
    演奏はやや単調だが典雅で格調高く、歌手陣は概ね文句がない。エネアスの影が幾分薄いような気はするが。

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     2009/09/02

    1913年のトスカニーニの舞台を再現したとあって、演出もコスチュームもいい意味で古典的だ。タイトルロールを歌うマエストリは、まだ新鋭のようだが初々しさと貫録とが同時にあって、なかなかの当たり役。ウインザーの女房達もみんなそれぞれに個性的だし、これまた粒揃いだと言ってよい。特にアリーチェのフリットリは、劇中短い曲ながらもリュート独奏を披露するなど芸達者なところも見せている。『ファルスタッフ』のDVDは選択肢も豊富だが、映像の美しさも含めた総合点では、今のところはこれがベストだと思う。

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     2009/09/01

    まず何よりもエルツェのメリザンドが秀逸。容姿、歌唱ともに見事だ。もう少し神秘感が欲しいとも思うが、これはこれで強いリアリティを持っている。トムリンソンのゴローは粘着質で、個人的にはもっと静かに語りかけるような歌唱が好みなのだが、まずは許容範囲。
    舞台は最初から一貫して変わらないのだが、シンボリックな表現で各場面を表象していく。光の使い方が実に鮮やかだ。

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     2009/09/01

    皆さんご指摘の通り、チェドリンスのアイーダがぴったりのはまり役だ。ただし、歌唱よりも特にその容姿において。ラダメスのフラッカーロはたしかに物足りないが、その分さらに一層チェドリンスを引き立てているとも言える。
     舞台はメトロポリタンと双璧をなす絢爛豪華なもの。幾分の古さは否めないもののオーソドックスな演出だ。
     字幕スーパーのないのは大きな欠点だが、セカンドチョイスにならコストパフォーマンスは極めて高い。

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     2009/09/01

    ヤナーチェックのメルヘン世界をパリ・オペラ座が見事に現出させている。演出もなかなかに気が利いているし、舞台を田舎の鉄路沿いに設定したことは、メルヘンでありながらも劇に一種独特のリアリティを与えるのに成功している。
     そして特筆すべきは女狐のエレナ・ツァラゴワだ。容姿も申し分ないし、歌も声もここでの役柄にぴったりだ。
     映像も美しく色鮮やか。

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     2009/06/17

     たしかにここでのアーノンクールは、3曲ともにきわめてオーソドックスな演奏に徹しているが、その水準は高いものだといえる。ソリストの中ではテノールが一番聴きごたえがあるだろう。他のソリストたちも悪くない。また、オーケストラもピリオド楽器特有の典雅な音質とアンサンブルで応えている。そして何よりも特筆すべきは、録画されたメルク修道院の美しさ(内部の美観も、響きも)だ。そして画質も音質もまずは上々であり、現在のところこの曲のベスト盤であろう。
     

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     2009/05/05

     ヴィリャソン、ネトレプコの若々しく情熱的な熱演にブラボー!DVDなのだから、歌唱技術よりもまずは見栄えが美しくないと。その点この二人、特にネトレプコは言うことなし。
     また、ヴィオレッタを文字通りの紅一点にしたデッカーの演出も気が利いている。ファースト・チョイスにならゲオルギュー、ショルティ版を推すが、セカンド・チョイスには断然これだ。
     

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     2009/05/05

     フレミングのメイクも衣装も振り付けも、それから豪華過ぎる舞台全体のつくりもともにハリウッドスタイルだ。
     高音を出し辛そうなところは、たしかにフレミングがもう少し若ければと思わないではいられない。
     演出は細部に至るまで丁寧なのだが、残念ながら真面目過ぎる。例えば2幕2場の闘牛士登場の場面なども、ここではスパニッシュなダンサーが出てきてスパニッシュに踊るのだが、コヴェント・ガーデンのエアやザルツブルクのデッカーのような遊びがあればいいのだが。この場面は本筋には直接関係がないが、演出家の腕の見せどころの一つ

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