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MlT さんのレビュー一覧 

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2003/09/26

    非常に重苦しい空気に包まれたアルバムである。あまりにも陰鬱で暗く、強迫的で現代社会への絶望感と厭世観がストレートに出すぎた為か、そのやり切れなさにうんざりする。よりアコースティックな音へと変わってきているものの、ロジャー・ウォーターズによる痛烈な社会批判という現実の重さと言葉のリアリティをギルモアのギターは悲しくも受け止めることは出来ない。ロジャーが追い求めた個人対世界の葛藤とそこに潜む違和感、本来叩く側にいるべき彼が打倒されるべき存在であった時、この大仰で真摯なメッセージはいったいどこへ届くのだろうか…

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     2003/09/26

    アルバム別テイク2曲を含むコンピレーション・アルバムである。個人的には「Relics」とペアでよく聴いたアルバムだ。常々思っていたのだが、フロイドのようなバンドにはこういった趣向はもっと取り入れるべきで、そうした企画盤の中では納得のいく出来映え。邦題の「時空の舞踏」というタイトルに名前負けしない迫力あるナンバーが収められており、選曲も曲順も文句ないところだ。フロイドの主義的主張といった足枷がない分、こうしたアルバムの手軽さも見逃せない。ことの他閉塞的で風化したプログレのイメージの間口を開かせるためにも重要なのだ。

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     2003/09/26

    やはり5・1chはすごいのか?ソフトもハードもアナログ世代の私にとっては想像もつかないが…。本作は発売されてからビルボードチャートになんと724週も居座り続ける快挙を成し遂げたモンスター・アルバムである。さまざまなSEを駆使したフロイド音楽の極致といった凝りに凝ったサウンドで、昔ヘッドホンで熱狂的に聴き入ってたのを覚えている。オープニングは心臓の鼓動音からはじまり、特に後半3曲のクライマックスはいつ聴いてもすばらしく新鮮で感動的だ。また、このアルバムから多くのフォロワーを産み、現在に至るまでその影響力は量り知れない。

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     2003/09/26

    ロジャーとの「ピンク・フロイド」の名義使用をめぐる裁判が大きな話題となった。その後、デイヴ・ギルマーとニック・メイスンが中心となって結成されたのが、現在のピンク・フロイドである。本作にはリック・ライトもゲスト参加している。内容は別段評価すべき点はないが、とりあえずブリティッシュ・ロック路線に走ったかと思ったくらい。音楽性においては何のイマジネーションも新鮮さもなく、ただ不安だけが残る。唯一の救いは相変わらずステージの規模がすごいところだろう。米CDランキングでは6週連続1位という快挙も成し遂げた。これには驚いた。

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     2003/09/26

    フロイドを語る中、度々取り沙汰されるシド・バレット。前作『狂気』の全世界による爆発的ヒットにより成功を収めた彼らが、そこに身を置いて初めてシドの苦悩を理解した。そして、本作によってロジャーは文学的とも言える手法で自らの内部に潜む狂気と自己対象化させ、幻想の破綻を明らかにする。前作よりも地味でスケール感は乏しいが、これまでにない解放感と親しみやすさがあり愛着を覚える。『狂気』の後だからこそ、この作品の存在意義があるというものだ。また、デイヴ・ギルモアの真のギタリストとしての力量を再確認したアルバムでもあった。

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     2003/09/26

    プログレの古典的代表作である本作により、フロイドは一気にメジャーに踊り出た。特に23分半を越すタイトル曲はクラシックとロックを融合させた画期的なもので、構築された大作主義を定着させる働きをした。また、このアルバムにはエンジニアとして、後にミュージシャンとして活躍するアラン・パーソンズも参加している。個人的にはM-5が好きである。水道の蛇口から落ちる雫の音、目玉焼きを焼く音、パンを食べる音、トイレの音等極めて写実的で、そこへ緩やかなギターとピアノが奇妙な調和を成している。M-2のロジャーの弾き語りも見逃せない一編だ

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     2003/09/26

    『モア』に続くサントラ第2弾にして通算7作目のアルバムである。この手のものとしては、映画音楽やテレビ番組の音楽を大量に手掛けてきた彼らには朝飯前。実験的なアプローチも目立つが、比較的軽めの曲が多く荒々しい仕上がりだが、逆にそれが新鮮味を残している。およそ3週間で収録されており、これまでの大作主義とは異をなすもので、フロイドの持つ音楽的資質がダイレクトに伝わってくる。手元にあるシングル盤の「フリー・フォア」のジャケットは当時のライヴの模様を写真にしたものだが、まだ見た事のない彼らに思いを馳せたあの頃が懐かしい。

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     2003/09/26

    『鬱』のリリースに合わせて10年振りに行われたワールド・ツアーを収録した2枚組のライヴ。第1部が『鬱』をメインとし、第2部は旧フロイド・ナンバーのオン・パレードといった感じで、サウンド的には特に目を見張るものはなく新鮮味に欠ける。やはり、フロイドのライヴはアルバムよりビデオの方がはるかによい。かねてから音楽と映像の結合にとりわけ熱心だった事は知られており、今日のフロイドのカリスマ性を高める大きな要因となっている。そうして作り上げてきた歴史の凄さを語る上で本作は取り上げるべくもなく、茶番としか言えないところが悲しい

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     2003/09/25

    特に一部で言われるようにシド・バレット在籍時のフロイドが最高とは全く思わないのだが、やはりデビュー・アルバムというと無視する訳にもいくまい。全11曲中シドのオリジナルが8曲、この中で注目すべきはM-1、M-7であろう。かつて芸術学校に通っていたシドが描き出す、絵画的アプローチなサウンドは今尚聴いても新鮮。エコーのかけられたギター、機械のように連打するバス・ドラム、即興的な相互作用を軸とせず音像的空間効果を狙っている。尚、当時のアナログの国内盤には「シー・エミリー…」が追加収録されていた。しかしこの曲の邦題はまぬけだ

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     2003/09/25

    前作の中心人物であったシドが抜け、デイブ・ギルモアを迎えて、バンドはロジャーを中心にこのアルバムで再出発した。だが、そうした危機的状況にあっても、すでに覚醒と陶酔が交錯するフロイド・サウンドの原型が出来上がっているからすごい。「光をもとめて」、「太陽讃歌」等、比較的凝ってはいるが、想像力をかき立てるシンプルで分かりやすいサウンドが全体を包み、そこに控えめであるが何か訴えかけるようなメッセージを内包した歌詞が絶妙なバランスで加味している。プレスでも好意的に迎えられ、全英チャート9位まで上昇。初期の名盤と言える。

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     2003/09/25

    本当によく聴いたアルバムである。個人的には最もフロイドらしい作品だと思ってる。これまで様々なトライアル的作品群をリリースしてきた彼らにとって、コズミックで幻想的な演奏としては、ことに「エコーズ」は最高傑作と言える。もともとフロイドの魅力というのは、個々の曲というよりその全体から醸し出される雰囲気だと思う。お世辞にも高度な演奏技術があるとは言えないが、ヒプノシスによるジャケット、曲のタイトル等、統一された作品全体を貫く雰囲気の重層性とそこから生まれる豊かなイメージを喚起させる手法は正にサイケデリックと言える。

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     2003/09/25

    これまでいくつか聴いたベストの中で特にお気に入りがこれ!「アーノルド・レーン」や「シー・エミリー・プレイ」等、数々のアルバム未収録作品が聴ける貴重な一枚となっている。デビューシングルの前者、2ndシングルの後者共々現在の彼らの曲と比較すると重厚感はなく、考えられないほどポップな曲で全く別のグループかと思わせるほどだ。また電気工学的なインスト曲「ユージン、斧に気をつけろ」(スタジオ音源アルバム初収録)や生ギターをバックにささやくようなヴォーカルが大変美しい「ジュリア・ドリーム」等、注目すべき作品もきっちり収められている

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     2003/09/25

    初期のフロイドを知る上では興味深い作品である。ヴィジュアルとサウンドの融合に自らのバンドスタイルを築き上げようとした彼等が次に挑戦したのが、同名映画のサントラ!わずか8日間で収録されたこのアルバムは、全体としての評価よりも、雑然と集められた小品集であり、やや粗製乱造ぶりが見られるものの、彼等のルーツを窺い知ることの出来る様々な側面を捉えている。後年の完璧に構築されプロデュースされたアルバムと聴き比べてみるのもおもしろい。シドの抜けたプレッシャーを感じつつも、意欲的に作品に取り組む姿勢は高く評価してもよい。

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     2003/09/24

    非常に重苦しい空気に包まれたアルバムである。あまりにも陰鬱で暗く、強迫的で現代社会への絶望感と厭世観がストレートに出すぎた為か、そのやり切れなさにうんざりする。よりアコースティックな音へと変わってきているものの、ロジャー・ウォーターズによる痛烈な社会批判という現実の重さと言葉のリアリティをギルモアのギターは悲しくも受け止めることは出来ない。ロジャーが追い求めた個人対世界の葛藤とそこに潜む違和感、本来叩く側にいるべき彼が打倒されるべき存在であった時、この大仰で真摯なメッセージはいったいどこへ届くのだろうか…

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     2003/08/25

    1980年、箱根・芦ノ湖畔、1981年、大阪・花園ラグビー場に続くビック・イベント第三弾!!1983年8月7日、新宿西口5号都有地[ZONE]が一夜限りの特別な場所に生まれ変わった。会場を埋め尽した2万2千人と、チケットが買えず両脇の歩道橋に詰め掛けた6千人を前に開かれた、歴史的コンサートの模様を空撮を含む14台のカメラを駆使して圧倒的な迫力で収録!定評のある甲斐バンドのライヴ・パフォーマンスを都市そのものを象徴する高層ビルの真下に出現したロック空間との調和の中でリアル・タイムに捉えており、エネルギッシュな興奮とライヴの魅力を余すところなく伝える

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