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モーリス・ドビュッシー さんのレビュー一覧 

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     2011/03/10

     「奇跡の」とか「限定」とか「緊急発売!」いつもは流してしまう言葉ですが,これだけはすぐに購入して一聴,「よかった・・・」としみじみ感じました。小澤さんは自分の親父と同じ年齢でもあることから勝手に親近感を覚え,実演や録音には出来る限り触れてきたつもりですが,ボストンでの「ツァラ」「火の鳥」あたりの録音や,一時期のサイトウキネンの,あまりに室内楽的でアクのない演奏に(何か今のR氏&B◆Oと似ているような気がしてならない・・)とても空虚な感じを受けて,小澤さんの本心からに違いない「日本人がどこまで西洋音楽をやれるか一生の実験」「今,後の世代に伝えておかないと・・」という言葉の結果が果たしてこれでいいのか!?・・・となんだか虚しくなってみたり・・・でも実演で何度か接した小澤さんの演奏はいつも熱く(新日フィル&ユンディ・リとのグリークは最高でした!)小澤さんの目指しているのは一体どこなんだ?と自分の中で計りかねていた時期がありました。しかし!!この演奏は病気からの復帰という事情ももちろんあったと思いますが,実演で接するあの熱さ・空気感がひしひしと伝わってきて目頭が熱くなる物があり,本当に本当によかったと思います。またデッカの録音もいいですね。カーネギーはベタで,管楽器類が弦の中に溶け込んで,録音によっては弦の音とブレンドしすぎて団子のように聴こえてしまい,余り好きなホールではないのですが,これはいい感じだと思います。このコンビのベスト盤ではないでしょうか?

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/03/10

    自分が管楽器の出身なので最近まで弦や鍵盤類の音楽に触れる機会が少なかった。ホロビッツについても来日した際のテレビを見て,当時学生だった自分にもわかるほどボロボロの演奏と吉田秀和さんの「ひび割れた骨董」のインタビューだけは鮮明に覚えていたのだが,そのままずっと聴く機会が無かった。私事で恐縮であるが,今年自分は体調を崩し,自宅療養を余儀なくされた。だがこれを逆によい機会ととらえ,クラシックの中でも,今まで比較的聴く機会の無かったジャンルの音楽に集中して聴き入った。そしてこのアルバムに出会った。驚きと後悔の念に襲われた。なぜもっと早くこの演奏家に出会わなかったのかと。そのくらい自分にとってこの演奏は衝撃であった。何と美しさに満ちた音色!!肉体的な点から言えば,これが80を超えた人間の成せる業であろうか?しかし逆にこの年齢だからこそ,このような愉悦に満ち,自在に音に遊ぶ境地に達し得たとも言えよう。やはり音楽の神は存在していたのだとしみじみ実感した。それからこの演奏家の世界に身をどっぷりと沈める毎日が続いている。最初の驚きと後悔の念はいつの間にか消え,このアルバムを聴くことが今の自分の生きる糧となっていることに気が付いた。ホロビッツ未体験の方,必聴である。これは人類の遺産であるといっても過言ではないと思う。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/03/09

    ドボ8が大好きなので,皆さんのレビューを見て購入・・・大当たりでした。この演奏内容でこの廉価とは!! @ブロムシュテットの誠実な人柄 Aこの曲の持つ独特の美しさ・素朴さ Bドレスデンの味わい深い音色と安心して聴ける技術の高さ これらの3つがこの奇跡とも言える演奏を生んだのだと思います。今まで知らなかったのが悔しい。ただ録音のせいなのでしょうか,全体の響きからソロ群がちょっと生々しく浮かび上がり過ぎるような箇所が何カ所かあって,ちょっと気にはなりましたが,この誠実で美しい演奏の前にはたいしたことではないですね。ところでこれ76年の録音ですよね?SACDにすると,どんな音がするのでしょう?シューベルトはそんなに聴いたことがない曲なのでコメントは控えさせて頂きます。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/03/09

    テレビで放送された物をビデオ録画していたが,DVDになるというので購入した。できればブルーレイで出して欲しかった(その分☆1つマイナス)が,とにかく演奏は素晴らしいと思う。特にショスタコーヴィチ!!ハーンは表情1つ変えずにこの難曲をガンガン弾きまくる。かといってクールなだけの演奏ではなく,この曲の持ついろいろな難しさ(技術面の他に,誕生から初演までの経過も含めて)も咀嚼して自分の物にして演奏しているようで,さすがである。CDでもライナーノーツを自分で書いてしまう位の才媛だからもちろんであろうが,本当にこれからも目が離せないヴァイオリニストの1人だと思う。ヤンソンスはだいぶ前にベルリンフィルを指揮した他の演奏をやはりテレビで見て(何だったか・・)「なかなかいい指揮者だな」と感じていたのだが,最近の活躍ぶりを見て自分の勘もまんざらではないなと密かに悦に入っている。いわゆるロシア系の指揮者でもこの人はヨーロッパ寄りの出身(確か?)ということもあるのか「熱きスラブ魂!」「ロシアの大地を彷彿とさせる」みたいな爆演ばかりの指揮者と違い(皆がそうというわけではないが・・・)緻密さや一定の「品の良さ」があるような気がする。当日会場にいたわけではないのでわからないが,このドボ8,そんなに「爆演」かなあ?いい感じで盛り上がっているようだが自分の中では許容範囲のいい演奏である。コンセルトヘボウもいいけれど,この人はベルリンフィルとの相性がいいようだ。R氏指揮の来日公演でマラ5を聴きに行ってあまりのアクの無さ・油っ気も何も無い演奏に幻滅して帰ってきただけに「R氏の後はこの人でもいいかなあ?」とやはり密かに思ったりしている。

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