0人の方が、このレビューに｢共感｣しています。
　2019/11/12

#01さよならエレジー
ちょっとノスタルジックな印象的なイントロからささやくような歌い出し。
歌詞をかみしめるように歌い上げていく。彼の声は低音から高音まで美しく響く。
母音の響かせ方がうまいなぁと思う。
#02いいんだよ、きっと
歌詞は、彼自身の作詞。
若い頃のやりどころのない不安や掴みきれない夢への思いや、
ただただ悩んで苦しんで疲れてしまう日々を
「いいんだよ、それできっと　そのままでいいんだよ」と語りかける。
50過ぎて受け入れちゃまずいが、非常に響く楽曲。
#03見たこともない景色
この曲で菅田将暉の歌声に魅了されたのであった。
初めて聞いた時「なんだ、こいつ、マジかっ！かっちょええっ！」と
いささか語彙力に欠ける感じではあるが、圧倒された。歌詞が流れ込んで来る。
気持ちの良い疾走感にサッカーが上手くなった気にすらさせてくれる（笑）
#04ピンクのアフロにカザールかけて
菅田くんの葛藤が素直に言葉になっているんだね。
それをまた、うまいこと 忘れらんねえよ柴田氏が小気味良いパンクナンバーに仕上げてくれちゃっている。
歌い方もパンキッシュでちょっと切ない。
#05風になってゆく
黒猫チェルシー渡辺大地くん提供楽曲。
心地よいロカビリーナンバー？私らの世代にはたまらない（笑）
この曲でも歌い方が少し違うんだよねぇ。
#06台詞
この曲の歌い方がエロくて素敵です。
タイトルの「台詞」そのまま、役者としての彼が生きている気がする。
菅田将暉であって、彼ではない「主人公」が見える。
#07スプリンター
む、む、難しい歌・・・。
amazarashi独特の世界観を菅田将暉の世界にしている。
歌詞は彼の生き方を映し出しているのかな。
＃08ゆらゆら
作詞作曲ともに彼自身の作品。とてもいい。
とても素直に心に響く。
「見えたものを見えたように　好きなものを好きなように」そうだよね。
#09呼吸
無条件に好きな楽曲。
けっして囁いているわけではないのだけれど、歌い方がね、ささやきやつぶやきみたいで、サビに入ると叫びにも聞こえる歌声が刺さってくる気持ちよく。
#10浅草キッド
言わずと知れたビートたけしさんの名曲です。
#11灰色と青（+菅田将暉）米津玄師
このコラボは本当に良い化学反応を起こしてくれた。
二人の声が重なり合う時の美しさよ。
#12茜色の夕日
フジファブリックである。
志村くんの歌い方とは、もちろん違って当たり前。
菅田将暉くんを音楽に目覚めさせた曲なのだという。
この曲は色々な人々に慕われ、たくさんの思いを背負ってしまっている名曲である。
菅田くんの弾き語りで「茜色の夕日」がまたひとつの世界を気づかせてくれたのかも知れない。
そして、フジファブリックも愛しくなる。
音楽は70年代80年代の洋楽で終わってしまっているような50過ぎ・・・。
素直にこのアルバムは良い！同世代に推したいと思う。
このアルバムに掛けるリアルタイムの菅田将暉なのであろう。
これからも彼の音楽を待ちたいと思う。