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arisuyama さんのレビュー一覧 

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     2011/12/29

    ラインは冒頭の堰を切ったような流れと、終楽章の刻々変化しながらも平らかな幸福感がどれだけ味わえるかを先ず聞きます。理想に一番近かったのはサヴァリッシュとフィラデルフィア管のライブ録音。これは天上的に素晴らしい。skdのサヴァリッシュ盤も有名ですが、こちらは観光はがきの美しいラインの光景だ。しかし前者は、今ラインを下る船上にいるかのような演奏。さて、この盤だが、作者の初稿という貴重さがある。悠然と流れる感じはサヴァリッシュのskd盤に似ているようでこちらの方がぐっと奥が深く聞こえる。「遥かな響き」の演出(シューマンの初稿?管楽器の録音方法かも)素晴らしく、若さの面では一歩譲るが、若さを振り返る「懐かしさ」ではこちらの方がいい。とは言え、どちらも素晴らしい「ラインの旅」を聞かせてくれるはずだ。

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     2011/12/25

    オイゲン・キケロはクラシックをジャズに、シアリングはスタンダードをクラシックアレンジで見事にスイングさせた。メルドーはそのどちらでもなくかと言ってキースの方向でもない。ここでのオリジナル曲は、どこかロマン派、特にシューマンの近辺を思わせる感じもするが、あからさまに近現代の臭気を感じさせないところは周到に避けているのかな、とも思う。昔クラシックのピアニストがジャズを弾くと感じた違和感が、その逆の意味で無い。
    ピアニスト・メルドーは音楽家なんだと感心させられる1枚だ。

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     2011/12/23

    ジョイスがこれ程まとめて出た記憶はありませんが、EMIトレジャリーシリーズで何度か発売されましたし、山野楽器などでCD化されておりますのでお持ちの方も多いと思います。バッハなど素晴らしい演奏ですが、年代により厳しい録音がありますので気になります。買われた方録音評をお願いします。

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     2011/12/11

    チャイコに限った事ではないが「カラヤン盤はオーディオが嬉しそうに鳴る」と云う先達の言葉を思い出す。別に録音の優劣の話では無い。最近セット物が安価になったのでカラヤン物をいくつか買い求めたが、なるほどなと思う。どれも「音で満たされている」という感覚は確かにある。全帯域(ありえないが)消えるように終わるその寸前まで鳴らしたい指揮ぶりが分かる。その先達に定盤ムラヴィンスキーやロジェベンはどうだと聞いたら「苦しそうだ。悲鳴が聞こえる。」と笑う。演奏について話した記憶がないが、講釈好きでいつも熱く語る別の知人より何倍も説得力があったなぁと懐かしく思い出す。たまに聞きたくなるのだから・・・よい演奏だと思う。

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     2011/11/26

    ピアソンの作曲の才能が詰まった1枚。1曲目から楽しい。北野映画かと一瞬思える3曲目の「アフター・ザ・レイン」。実際どの曲も映画に使える良い出来だ。

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     2011/11/24

    5番の好きな方で1枚しか持っていない方はまず居ないだろうと思います。次の1枚と考えているのならこの盤を勧めます。「無知と引き換えの軽口を叩く様な有象無象なるな!」と高名な方が書いておりましたが、カラヤンだからと躊躇されるのはもったいないと思います。最初から最後まで一本の太い筋が通ったゆるぎない自信とそれを裏打ちする最高峰の技術と録音の三位一体。ただ、だからと言って誰もの琴線に触れる訳でもない。私の琴線もそうでした。しかし、経験しておくべき演奏だとも思いました。これから数十種類の同曲盤を放浪するような事になった自分を思い返すと「ありがたい」としか思えない指揮者であり演奏です。そう言えば、クラシックの入門でカラヤンから聞き始めた方が多いと聞きますが、その方々は決して「有象無象」になった訳でなく、確かな「指標」を得た喜びで今日まで飽くなき蒐集を続けて来られたのでないかと・・・。

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     2011/07/19

    長生きはするものだぁ。昔、スクリーンで見た「真夜中のジャズ」だったかの「ブルーサンズ」のオリジナルを偶然耳にした。チコハミルトンは、知り合いのジャズ狂に聞いてもよっぽどの好事家でなければ・・・と言う。しかし、元々クラシックファンの当方には、50数年前にこんな事やってたのか、それもジャズで、感心しきりでいっぺんにファンになった。アルテックやジェンセンで聞く音楽じゃないと友人は言うが、そんな事はない。ジャズはそんなに詳しくはないが、よくあるウエストコースト系のジャズまがいのお手軽な音楽ではない。チコハミルトンはあの時代の先端を走っていたんだなぁと瞑想に近い思いで耳を傾ける。ドルフィの怪しいフルートと違い、まじめにしっかり吹いているのが若干寂しい気もするが、チコのドラムには、魂を感じる。ジャズのそして人間の遠い故郷アフリカの。

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     2011/07/16

    ケニー・バロンのソロがやけに長いなぁ。ゲッツは以前よりフャンキーで元気だけど、短いよなぁ。それに合間の拍手がやたら多いなぁ。などと思いつつ解説に目をやって「!?」落涙。ゲッツの「白鳥の歌」だったのだ。バロンが「無理するな。俺がピアノで繋げるから、休め。」「おお、悪いな。けど決めるところは行くぜ!」そんな目配せをしながら細くなった命を目いっぱいサックスへぶつける・・・。もう駄目。そう思ったら泣けて泣けて。ワルターが最後にウィーンフィルと「モツレク」を振った時の聴衆の気持だ。
    ゲッツもワルターも最後まで振り切ったんだ。もう会えない事を知る聴衆の嗚咽がそこかしこで漏れる・・・「お前なぁ。酒も飲めずにジャズなんか聞こうとするから、そんな埒もない事考えるんだ。」友人は、ご満悦で焼酎をあおりながら、器用に首を振ってこの「PeopleTime」を聞いている。しかし、なんと意味深なタイトルだろうか。

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     2011/05/15

    デ・ヴィートのブラームスがEMI盤より聞き栄えがするに驚き。何種類か持っているがメンブランの方がいい。装置との相性なのかと思いつつ、カンポーリのヘンデルの先例も有り、これ1枚で完全に元が取れた!・・・などと下司な事にほくそ笑むセットでした。

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     2011/04/17

    収録内容の多様性で★3つ。録音はあまり良くない。ハイ上がりでやせ気味が多い。演奏は1〜5枚目までの古典は私には厳しい内容。対して6枚目以降は結構面白いし、他にあまり類型が無い。この5枚だけでよいと感じた。その意味でC/P比は高くないかもしれない。このシリーズは良い物が多かったが、珍しく平均点を割ったイメージだ。ライブを集めたので仕方ないけれど、近年のバルシャイの録音レベルの高さから考えて購入すると肩透かしを食らうと思う。でも、手元に置いておきたいセットではある。

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     2011/04/15

    「幻想」の第一楽章が素晴らしい。26分以上なのに「終わってほしくない!もっと続けて!」と言いたくなる。古いアルバムを開いて1枚づつ懐かしむような・・・こんなリヒテルもあるんだなぁと最初は震えました。二楽章以降とベートヴェン他は私の中では平均点。5枚ならシューマンも1曲ほしかった。「ノヴェレッテ」でいい。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/03/03

    分売を入手して10数年間も埋もれたままでした。しかし、これ「瞠目」の演奏ですね。オケの良さが一際冴えて弦の美しい事。ベームよりも寧ろ丹念に演奏しているように思いました。40番の3楽章から4楽章を聞いてください。
    振りまくる昨今の指揮者を横目に「さあ、モーツァルトのメヌエットですよ。」とにこやかにタクトを泳がすクリップス。歳のせいかこう云った演奏が胸の奥にじんわりと喜びを感じさせてくれるようになった。聞かなかった10数年をあっと言う間に満たしてくれた、そんな演奏でした。感謝。

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     2010/10/31

    zaionji様、貴重な情報をありがとうございます。件のCD(カンポーリのヴァイオリンソナタ)私も全く聴かなくなりました。LP時代にあれだけ愛聴したのにと忘れていたCDとなっておりました。届く前に堪え切れず書きましたがカンポーリを愛する方の意見は間違いないと安心しております。少しでも改善させていれば法外の喜び、あとの9枚はどうであれ価値の有るセットです。少し興奮し過ぎたようです。期待込めて5つとしましたご容赦を。

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     2010/10/17

    mid-massaさんのボヤキに頷きながら、解説中のヴァントのボヤキに重なって暫し笑いました。コンサートパンフに曲名だけ載って指揮者(ヴァント)の名前が載っていないとか(笑)。この巨匠は実によくボヤく方ですね。実際、ドイツでの認知度はえらく低いらしいですよ。日本での人気に来日中のドイツ人(クラシックファン)が驚いてましたから。しばらく考えてから「ヌマジリリュウテン!って日本人指揮者がいるだろう、知ってるか?」
    と聞かれ「CDは持っていないが名前は・・・。」「彼もそんなもんだ。」と流暢な日本語でした。まぁ、あの解説だけで十分価値があるとして納得しましょうよ。ご同輩。ああ、演奏は巨匠性の発揮までは行ってませんが、70年代から昨今の幅広いブルックナー人を予感させるような、クナでもシューリヒトでもない、ゴツゴツしてない演奏で万人向けじゃないでしょうか。録音の良さもあってリラックスして「音楽に浸る」ことのできる演奏ですね。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/08/20

    ショスタコ自演の「24の前奏曲とフーガ」目当てで購入しました。ピアノですから録音が古くてもそんなに心配しませんでしたが大正解!です。ショスタコファンに笑われそうですが、大変ピアノが巧い。何人かのピアニストがゆったり弾いているところを彼自身は早くリズミカルに弾いていて驚きもし感心もし、そして何より美しい。この曲集がまた好きになりました。室内楽は割合と録音状態もよく楽しめます。シンフォニーは年代相応ですが、ポツリと90年代の録音を入れるところに親切心を感じました。このシリーズはかなり買っていますが、当りの部類でしょう。価格を考えれば迷う事のないお買い得。まぁ、「革命」ぐらいはステレオ録音で聴きたいと思う方が多いのでしょうが…。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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