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adagietto5555 さんのレビュー一覧 

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     2011/05/24

    今年2011年5月にマーツァルの代役で読売日響の公演を指揮したヴロンスキーであるが、マーラーの5番では壮絶な演奏を繰り広げてくれた。遅めのテンポで唸るような弦楽器群の響きが忘れられない。しかしどうだろう?このCDを聴くとまるで別人のように速めのテンポで実にあっさりしている。オーケストラの個性と言うこともできるが、肩透かしを食らってしまった。モラヴィア・フィルの響きは東欧の田舎オケという感じで、素朴、質素という言葉がよく当てはまる。オケの個性、能力を重視した結果、このようにあっさり軽めの演奏となってしまったのだろうか?確かにボヘミアン・マーラーを感じ取ることは出来るが、マーラーの交響曲第6番の演奏としては、あまりにも軽く、こじんまりとしている。ファーストチョイスには残念ながらお薦めできない。

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     2011/04/27

    チェコフィルが、チェコ人以外の指揮者で、「わが祖国」を録音した数少ないディスク。(他にはマッケラス)演奏自体は実に綿密であり迫力にも欠けていないところが素晴しい。ルドルフィヌムの豊かな残響を伴って、「ヴィシェフラド」冒頭のハープの響きから夢幻の世界に引き込まれる。主部に入ってからは、じわじわと加速し、心がこもり、とても感動的なシーンだ。「ヴルタヴァ」(モルダウ)も冒頭から速めのテンポで奏でさせ、有名なテーマの謳わせ方にも感傷を排しており意外に感じた。「シャールカ」以降も、迫力の中にも美しく格調高さがある。このディスクは録音のせいか、我々が普段イメージする荒々しいコバケンとは異なり、「丁寧に作り込まれたまろやかな音楽」がある。これは実に音楽的な「わが祖国」と言えるだろう。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/02/17

    宇野先生がこのテンポでやったら、冗談音楽どころか空中分解してしまうだろうが、クレンペラーの場合、「この曲はこのテンポでなければならぬ。」という説得力を感じる。それでも、元々異常な音楽が異常な演奏されているのだから救いようがない。これぞ変態的解釈といえよう。これに慣れてしまうと、他の演奏が物足りなく聴こえてしまうから都合が悪い。初心者にはお薦めしない。

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