トップ > My ページ > ねずみ さんのレビュー一覧

ねずみ さんのレビュー一覧 

検索結果:232件中106件から120件まで表示

%%header%%

%%message%%

  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/10/05

     個人的には、何と言っても「願い If I Could Change Your Mind」、この曲に尽きます。
     特にシングル・ヒットしたわけでもないのに、80年代半ばには、某FM局の深夜の音楽番組で何度か流されていました。
     このアルバムのラストに収められている渾身のバラード・ナンバーは、静かなピアノの旋律で始まり、囁くように唄い始める女性ボーカルは徐々にテンションを上げ、最後は切ない願いのようなタイトル・フレーズとそれを支える重厚なオーケストレーションのリフレインで幕を閉じます。
     ある意味、完璧を求めて計算し尽くされた、音楽のサグラダ・ファミリアのような風格を感じさせる1曲です。

     遠目には普通に見えて実は普通ではない2人の女性のジャケット写真もそうですが、美しいものの内側に潜む影の部分を一つの美学として描き出しています。

     プロ野球で勝っているゲームを締めくくるクローザーのような役割を担う”決め”の1曲のラインナップは、後の『運命の切り札』や『Ammonia Avenue』へと引き継がれていきます。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/10/05

     地鳴りのようにうねるベース・ラインの荒波に揉まれながら闇をつんざく重厚なギター…。タイトル曲の「呪われた夜」は、まるで濃密なタールの海を漂っているような、大都会に息づく様々な感情が混じり合った、へヴィーでソウルフルなナンバーです。魔女がささやいていた頃からその兆しはあったとはいえ、大空を自由に飛び回っていた鷲たちも遂に大都会の真夜中のカウボーイになってしまった、そんな軽い衝撃を受けました。
     ”魔女の呪い”は続く「Too Many Hands」へと引き継がれ、ひとときの清涼剤のような「Hollywood Waltz」を挟んで、問題作の「魔術師の旅」へとさらに加速していきます。

     The Beatles のアルバム『アビー・ロード』のSide-Aを想わせるワイルドな世界とは対照的に、後半は Eagles 本来のアコースティックな楽曲群が待っています。

     悪夢にうなされた黒い夜が終わり、レコード盤をひっくり返すと、爽やかな涼風のようなギターで始まるポップなカントリー・ナンバー「いつわりの瞳」が聴こえてきます。ちょっぴりウェットな恋物語が唄われていますが、どこまでも Peaceful で Easy なメロディーは、アメリカ中西部の大らかな世界へと運んでくれます。
     呪縛からすっかり解放された後に登場するのは、正統派カントリー・ロック愛好者を唸らせた玄人好みの「Take It To The Limit」。
     そして「Visions」で少しはしゃいだ後には、心に沁みる極上の夕焼け Song「After The Thrill Is Gone」が待っています。

     ラストはしっとりと聴かせる「安らぎによせて」で締めくくるという、『Hotel California』とは違ったドラマチックでスタンダードな深い味わいの1枚です。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/10/05

     前作『Late For The Sky』で頂点を極めた感のある Jackson Browne の衰えを知らない力量を感じさせる完成度の高い1枚です。

     個人的には、オープニングの火のついた導火線の緊迫感が伝わってくる「The Fuse」とシングル・カットされた「あふれ出る涙」、そしてのラストを締めくくるタイトル曲「The Pretender」の3作品がアルバムの要になっているような気がします。
     もちろん、どっしりと腰を据えて粛々と唄われる「Your Bright Baby Blues」と、中米の明るい太陽の光を浴びているようなメキシカン・スタイルの「Linda Paloma」が加えられたA面は、ほぼ完璧なラインナップとなっていますが…。

     アルバム・ジャケットに写る一人の市民としてダウンタウンを歩く普段着の彼の姿は、”Stranger”ではなく”Pretender”として街に溶け込んでいて、何となく、先の見えない社会を生きていく勇気のようなものを与えてくれているような気がします。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/10/05

     このアルバムは、ライブ盤ではないのですが、ステージで熱唱する Barry Manilow の姿が見えるくらい、ライブ感覚に溢れています。

     コンサートのオープニングでもよく唄われる「New York City Rhythm」に始まり、マイナーからメジャーへのコード進行が美しい「愛のフィーリング」、どこまでも前向きで元気をもらえる「二人で生きよう」と続き、50年代のゴージャスなビッグ・バンドを想わせる「Bandstand Boogie」へと展開するショータイム。
     LP盤ではB面のトップを飾る壮大なスケールの「歌の贈り物」が一番の聴かせどころですが、しっとりと唄われる「As Sure As I’m Standin’ Here」と「Lay Me Down」に挟まれた、とびきり愉快な「A Nice Boy Like Me」なんかが個人的なお気に入りだったりします。
     ショーの締めくくりは、明日への夢と希望を与えてくれる音楽讃歌「Beautiful Music」。さらに、最近のCD盤には2つのアンコール曲のオマケが付きです。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/09/25

     本邦では怒涛の紙ジャケット化が進む中、オールタイムなベスト盤の影に隠れて、おいしいセットものがリリースされました。

     とかく「あの1枚が足りない」、「コレとアレを差し替えてほしい」という75点の組み合わせが多い中、JT や Boz、S Wonder や America 同様、余計な中抜きをせずに痒いところに手の届くシンプルな選択が光る5枚1箱です。
     マスターの程度が不明なことやスリーブが無いなど、職人技のような装丁のボックスセットとは大きく差のある廉価盤5枚組ですが、この価格でこのボリュームなら、「安かろう、でも、内容は良かろう!」として許してもらえるのではないでしょうか。

     愛好者のすそ野を広げる企画ものとしては十分なお買い得盤です。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/09/25

     円高の恩恵を与れるようになって、2枚組でもこの値段で入手できるようになりました。ありがたいことです。
     この Leo Sayer のほぼフルタイムなベスト盤も、手元にある邦盤が年代ものだったので買い足した一品ですが、1枚ものでは収まりきれなかった隠れた名曲群との出会いもあり、改めて彼の力量の深さを感じることができました。
     個人的には77年以降に軸足を置いて収録した2枚目、特にアルバム収録のソフトでウェットなナンバーに秀曲が多く、久しぶりに費用対効果の大きい買い物でした。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/09/25

     村上ラジオ・シリーズ第三弾。
     今回も雑誌掲載のショートでランダムな呟きをホチキスしたエッセイ集ですが、起源となった『カンガルー日和』やスクラップ・ブックのエッセンスがそのまま引き継がれていて、ちょっとした隙間時間に読めてしまう、カジュアルな1冊です。

     ストライクな話題に共感したり、トリビアな裏話にほくそえんだり、時にハッとさせられるような一文に目から鱗だったり…、とにかくリラックスして楽しめる雑文集です。

     相変わらず、大橋さんの心和む挿絵と、時刻表の綴じ込みに掲載されていたような春樹氏のアンニュイなひと言コラムが楽しめます。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/07/25

     ”ヨーロッパ産ブラジリアンAOR”という、わけのわからないカテゴリーに足を踏み入れてしまいましたが、これが思わぬ拾い物となりました。
     ボサ・ノヴァ調の半音下がりの旋律で綴られるリラクゼーション空間に、都会的でコンテンポラリーな雰囲気が融合した心地よいサウンドが溶け込んで、全編、バランスの良いイパネマ海岸音楽が展開されています。
     どこまでも暑い夏、せめて頭の中だけでもクール・ダウンさせるために、赤道直下の紺碧の海と白い砂の大陸を想わせる良質のカフェ・ミュージックを楽しみましょう。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/07/25

     一連のリマスター・シリーズ第3弾ということで、順当に『RAM』までたどり着いた感がありますが、今後の予定が気になっていたところ、輸入盤の封入カードにComing Soonのアナウンスがされていました。
     突出した『Band On The Run』を皮切りに、解散後の『McCartney』から順番に、と思いきや、クレジットされていたのは、『Venus & Mars』『Speed Of Sound』『Wings Over America』という、王道+意外な3作品でした。
     毎年1作品ずつ、とすれば、2014のワールドカップ・イヤーに待望の『Wings At Speed Of Sound』がリリースされることとなります。世間での評価は低いものがありますが、個人的にはこの『Ram』と並んで Paul の作品では最もお気に入りの1枚なので、今から楽しみです。
     サッカー日本代表の出場決定の経過を楽しみながら、プレミアム盤を購入のための積立貯金をはじめたいと思う今日この頃です。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/06/24

     テンポよくリズムを刻み込むドラムマシーンとシャープなキーボード。
     ソフトなファンキーさとしっかりとしたメロディーが、このアルバムの屋台骨を支えています。
     解説にあるように、インストゥルメンタルとボーカル・ナンバーがバランス良く配置されていて、タイトルにあるような深夜の街灯の影に漂うダークな空気感が伝わってくるみたいです。
     アルバム収録曲と比べても遜色のないボーナス・トラックも充実していて、文句なしの1枚です。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/06/18

     当時、こんなアルバムが出ていたことすら知らなかった、自分にとっては21世紀になってようやく出逢えた隠れた名盤です。
     LP盤2枚組というボリュームを感じさせない、とにかく軽くて、ジャケットのイメージがピッタリなくらいソフトでブライトな楽曲がいっぱい詰まっています。
     夜のしじまに響き渡るような重厚で骨太のギター・サウンドは影を潜めているものの、その分、柔らかな初夏の陽ざしに包まれているような優しいタッチで描かれた爽やかな世界が拡がっています。
     通り過ぎる涼風を感じていたい季節にぴったりの 2in1 です。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/06/16

     桜色のアルバム・ジャケットにぴったりの春爛漫な楽曲集です。
     Al のボーカルがバックの演奏を追い越してしまいそうな、スピード感がたまらない「Closer To Your Love」や「Easy」。決して涸れることのない泉のように、愛する気持ちで満ち溢れる「奏でる愛」。どこまでも Happy なタイトル曲。ラストは、満天の星空の下で聴いていたい、スタンダードな「今夜教えて」でしっとりと幕を閉じる、すべてが”春色”に彩られた好です。
     Jay Graydon のプロデュースによる次作『Jarreau』と並ぶ、まさに金字塔のアルバムです。もちろん、満点。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/06/15

     残念ながら、このアルバムの内容に関する評価はできません。
     というよりも、評価以前の大きな問題がありました。
     自分が入手したのは、このサイトで商品の交換までしてもらったにもかかわらず、2枚が2枚とも、CDプレイヤーで聴くことのできない、ディスク自体に欠陥を抱える駄盤だったからです。
     良盤の発掘、ということで大きな期待を抱いていたのですが、パイオニアのPDR-D7ではデータの読み込みができず、PCでも全くの無反応。Vivid Sound と金澤さんのコラボでの韓国盤の日本仕様での発売でしたが、眺めるだけのCD、というのは、いかがなものでしょう?
     発売元のサイトでは、そのような事例はないかのように、自己の賛辞が与えられていましたが、被害者は他にはいなかったのでしょうか?
     1回目の返品の手続きにエネルギーを使い果たしてしまいましたので、再度の返品はいたしません。
     これ以上の犠牲者が出ないよう、あえて苦言を呈したいと思います。Vivid Sound が「営業妨害」と言われるのなら、どうぞ、削除してください。その前に、全在庫品の試聴チェックと、粗悪品の回収措置を検討されてはいかがでしょう。
     手元のディスクは早々に処分します。誤って売りにでも出したら、こっちが詐欺罪で訴えられそうですから…。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/02/05

     噂に違わぬ AOR の隠れ名盤です。
     ラフな「Just Like Paradise」しか知らなかったのですが、その後に続くコンテンポラリーでミラクルな楽曲群に完全にKOされてしまいました。
     肉厚のサウンドも覗かせながらも、全体的にリラックスしたトーンでスケッチした、ミニマム盤に仕上げられています。
     決して重過ぎもせず、それでいて軽すぎもせず、ちょうどいいボリューム感のアルバムです。

     余談ですが、最初間違えて手にとってしまったのかと思うくらい、2枚の紙ジャケットを箱入りにした作りに驚かされましたが、価格相応の装丁に納得のコレクション盤ではありました。
     ボーナス・トラックを除いた通常盤を販売するとしたら、収録時間見合いでは価格設定に意見の分かれるところでしょう。
     クオリティは十分五つ星です。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/01/29

     牧野良幸さんのレコード盤グラフィティー・シリーズの第2弾は、大学時代に入って自身の音楽の幅が拡がったのか、コメディー歌謡から硬派なジャズまで、実に多種多彩な音盤が取り上げられ、相変わらずの楽しいエピソード満載の回顧録となっています。
     絵日記風に描かれた緩いイラストも実に味わい深いのですが、同じ筆回しでバナーのように添えられた当時の懐かしいアルバム(&シングル)ジャケットが、同じタッチながらも原盤を忠実に再現されていて、本物以上にリアリティーが伝わってきます。

     個人的には、牧野さんの姉妹本『オーディオ小僧の食いのこし』がとても良い編集だったので、続編として、エア・チェック全盛時代の名物ラジオ番組(「石田豊さんのリクエスト・コーナー」や「サウンド・マーケト」など)の想い出話を寄せ集めた、『ラジオ小僧の聴きながし』なるクロニクル本の執筆、刊行を期待したいところです。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

検索結果:232件中106件から120件まで表示