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ねずみ さんのレビュー一覧 

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/03/03

     以前再発された紙ジャケット盤で最後かと思っていたら、こんな形の廉価盤での再リリースがされるとは…。

     79年、ディスコ・ナンバーがチャートを席巻していた頃、Poco の「Crazy Love」や、後の Dan Fogelberg の「Longer」のような清涼感のある「Just When I Needed You Most」がラジオから流れてきた時、心も身体も癒されたことが懐かしく想い出されます。個人的には、イメージで付けられた「アメリカン・モーニング」という邦題よりも、作品の持つ繊細で静かな雰囲気をそのまま伝えてくれる原題の方がしっくりとくるような気がするのですが…。

     もう1曲、個人的なおススメが「Your Light」です。
     Leo Sayer のような哀愁を感じさせるスローな唄い出しから、メリー・ゴーランドのように繰り返されるコーラスが聴きどころのこの曲は、サイレント映画のような別れのシーンを想わせる「Just When …」とは異なる、凍えたハートを温めてくれる愛すべき作品です。反面、大切な何かを失ったことに気づかされたような、何ともいえない哀しい気持ちにさせる、不思議な楽曲でもあります。

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     2014/03/03

     須藤 薫 の「フロントガラス越しに」や、一連のエネルギッシュな広瀬作品のような”スキー天国”の似合う「恋のEXPRESS TRAIN」。そのゴージャスでドリーミーな楽曲に浸っていると、カップリンの「ニュートリノ・ラヴ」の感傷的なメロディーで綴られた芯の強さと直向きさに圧倒されてしまうことでしょう。
     コンポーザーとしての connie 氏の決して手を抜かないしっかりとした仕事ぶりが窺える名曲です。アルバムにはリミックスされたバージョンが収録されていますが、やや過激なアレンジが施されているので、ノーマルでスタンダードな作風をお好みの方にはこちらのシングルがおススメです。

     ついでに、蒼い人魚たちにコスプレした涼しげなジャケットが新鮮な、ご機嫌でモキモキな夏歌「あなたと Pop With You!」にも、同じ夏色のテンションで楽しめる「トキメクMERMAID」が収められています。こちらの方も connie 氏のペンによるクオリティの高い作品ですが、今のところアルバム未収録ということなので、シングルを買うしかないようです。

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     2014/02/28

     やわらかな陽射し、穏やかな春色の風景…。ソフト・フォーカスな春の陽だまりを想わせるジャケットのアルバムには、ジェントルでハートフルな楽曲がいっぱい詰まった作品集となっています。
     オープニングの鼓動から静かに始まる「ひなぎくのジェーン」。そのヴェルヴェットのような歌声を聴いているだけで、とっても幸せな気持ちになってきます。Gino Vanelli の「I Just Wanna Stop」の歌詞に登場する”モントリオール”のように、この曲で歌われる”メンフィス”というアメリカの街に心魅かれてしまうのです。個人的には、ポップでセンチメンタルな秀作「金色の髪の少女」よりも、エレガントで、繊細な中にも凛とした佇まいを感じさせるこの曲の方を気に入っています。
     アルバムには、途中、自らを律するかのように硬派でビターな楽曲を加えてはいますが、全体的に品の良い”甘い香り”に包まれた、春の”休日”に聴きていたい良盤です。

     レコード盤で親しんできた England Dan & John Ford Coley の『Best Of …』に「Keep Your Smile」が欠かせないように、このアルバムにも最後の1ピースである「Simple Life」が必要なのです。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/02/28

     このミニアルバムの個人的な狙いは「ガッター!ガッター!ガッター!」。この1点買いでした。
     ローカル・アイドルユニットが歌うローカル・ヒーローのテーマ曲、と言ってしまえばチープでレトロな印象を受けますが、そういう先入観をものの見事に覆してくれるナンバーなのです。新潟に縁もゆかりもない自分でさえ、すっかりその虜になってしまいました。
     子供向けのピュアで親しみやすいメロディーを下敷きに、琴線に触れるマジカルでミラクルなコード進行が楽曲のクオリティを一段高いレベルまで引き上げていて、決して手を抜かない、全力投球のダンス・パフォーマンスとシンクロして、少し緩めの戦隊キャラクター”超耕21”ガッターにはもったいないくらいに良質の作品に仕上げられているのです。

     元気が足りない時に聴いていたい、酸素をいっぱい含んだ新鮮な空気のように、身体をリフレッシュさせてくれる一曲です。

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     2014/02/13

     地方発のいわゆるローカル・アイドルものでは抜群の音楽性を持つユニット、それがこの Negicco@新潟です。

     2013年夏にリリースされた初のオリジナル・アルバムもさることながら、これまでの足跡をまとめたこの Best 盤のクオリティの高さには、ただただ脱帽、といった感じです。
     オープニングの口の中でパチパチ弾けるラムネ味のお菓子のようなスリリングでスピード感のある「Party On the PLANET」からいきなりリンク・レコードを叩き出し、個人的にイチ押し定番曲でもあるキュートでポップな佳曲「圧倒的なスタイル」への黄金リレーで既に決勝トーナメントへの進出を決定し、その後の粒の揃った楽曲群のゴールラッシュは圧巻そのものです。
     共通して言えるのは、聴く者を魅了するメロディーの良さ、それに加えて余計なことをしていない絶妙なアレンジと、普通に耳に入ってくるソフトでカジュアルな歌声のバランスが、とにかく素晴らしいということです。
     クリエイターの connie 氏の底知れぬ才能と、創り出されたイメージを見事に表現できている彼女たちのパフォーマンスが実に素敵な化学反応を起こしていて、中田ヤスタカ系のテクノな楽曲があったかと思えば、80年代の Stock Aitken Waterman を彷彿とさせるゴージャスなビートのサウンドがあったりと、洋楽ファンも虜にする多彩で幅広な音場を作り出していますが、とにかく、その楽曲の良さが際立っているのです。
     タイトルに”ネギ”あるいは”ねぎ”の文字が躍って入れも心配ご無用。決して奇をてらったコミック・ソングではありません(一部を除く)。どの作品も、その完成度の高さに素直に感動を覚えることでしょう。
     Tomato’n Pine の”散開”という悲報に沈んでいたインディペンデントでポップな現代快晴前向音楽好きの輩には超おススメのトライアングル・ガールズ・ユニットです。

     アイドルばかり聴かないで、Negicco にしてみてはいかがでしょう…?

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2014/02/04

     タイトルの”Tokyo”という件に多少の違和感を抱いてしまうほど、都会の喧騒を感じさせない緩めのボーカルや癒しのメロディーで満たされています。曲名だかユニット名だかわからない、曖昧なニュアンスのクレジットに困惑しながらも、ソフト・フォーカスな音情風景が実に心地よいです。
     楽曲によっては繰り返される旋律が頭の隅から離れないものもあったりして、ちょっと疲れた日の夜などに、身体を休めるにはぴったりのリラックスできる楽曲集です。

     気になったのは、個人的には”初物”だったソロ・ユニット、”ゲントウキ”。
     彼ら(?)を知るには遅きに失した感があったのですが、最近ようやくレトロなタッチのイラストが好印象な2007年のベスト盤を入手することができ、シルク・スクリーンに映し出される昭和の時代を想わせる淡い色調の静止画映像のような世界観を楽しんでいます。ほんわかな作品の奥から伝わってくる懐かしくて温かい心象風景が、なんとなくですが、関西の音楽っていう感じがして、とても気に入っています。
     脱線ついでに、ゲントウキの楽曲では、歌い出しが James Taylor の「Music」に似ている「追憶レイニーデイ」が秀逸です。

     今はゲントウキに”いちもくさん”。

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     2014/02/04

     「何てことをしてくれたんだ!」というのが、この豪華セットのリリースを知った時の率直な感想です。
     この歴史的な名盤をとことん極めたい人向けのコレクターズ・アイテム以外の何物でもない、といった感じでしょうか…。個人的にやり過ごすわけにはいかないので、買いますけど(半怒!)、これまで発売された数多のエディションの最終形であることを望みます。
     この期に及んでアルバムの内容を論じる必要はないでしょう。問題は Disc 2 以降の構成です。発売当時の音源や映像をパッケージしたもののように思えますが、要不要の観点からはどうなんでしょう? 過不足がないものなのか、余計なものまで詰め込まれているのか、判断さえつきかねます。

     とはいえ、歴史遺産としての価値を認める人は買っておくべき(?)でしょう。それ以外の人は、既発の最新リマスター盤で十分です。
     自分のようなレコード盤に愛着のある輩は、数年前にぼんやりと再現された”でかジャケット”仕様盤と、音質のブランドだけで満足している SACD 盤があるので、「何を今さら…」といった感じなのですが、それでも、強欲に、購入に向けた資金繰りに勤しんでいる今日この頃です。

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     2014/01/16

     映画のサウンドトラック盤としてリリースされたヒット曲中心のコンピレーションですが、当時、最大のトピックはタイトル曲が Steely Dan の新譜であったことでした。怪物アルバム『彩』のセッションの流れで作られた楽曲ということで、そのクオリティの高さは楽にK点を超えていて、この曲のシングル盤だけでお腹いっぱい、といった感じでした。

     映画のそのものの評価は置いといて、決して甘くも緩くもない、かといって地味過ぎることもない、薬味の効いた玄人好みの選曲が素晴らしくて、AT40とMORが大好きな自分にとっては、痒いところに手の届く、愛すべきオムニバス盤なのです。何といっても、Billy Joel の「素顔のままで」や Boz Scaggs の「Lido Shuffle」に交じって Tom Petty & The Heartbreakers の「Breakdown」が流れてくる音楽専門のFM局というコンセプトがいいですね。
     波の数だけ抱きしめながら、何となくクリスタルなミニFM局のAORセレクションもいいのですが、都市の匂いのする硬派でスノッブなFMステーションの渋めのセット・リストもいいものです。

     余談ですが、Jリーグの横浜Fマリノスの表記が”横浜FM”というのに過敏に反応してしまうのは、自分だけでしょうか…?

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     2013/12/30

     名盤『Year Of The Cat』とのカップリングに選ばれたのは、双璧だった『Time Passages』ではなく、ブレイク前夜の佳作盤『追憶の館』でした。
     中世ヨーロッパの陰鬱な雰囲気を残しつつ、サウンドそのものは洗練されたライトなトーンにアレンジされていて、とても聴きやすいアルバムに仕上げられています。
     レコード盤ではA面4曲目だった「Not The One」のコンテンポラリーな味付けが絶妙で、泣きのギターを聴かせていた George Harrison を想わせるようです。
     個人的なお気に入りは、何といっても「僕はアップル・サイダー」。軽快に駆け回るアコースティック・ギターに乗せてどこまでも走り続ける音符たち…。少し眩しい初夏の陽光と、リンゴの甘い香りが漂っている、爽やかな朝にぴったりの”お目覚めソング”です。

     カップリングの”猫年”は説明不要のスタイリッシュな完成盤です。
     猫ものアイテムがいっぱいのイラスト・ジャケットを眺めながら、古い映画のセンチメンタルなラスト・シーンまで、万華鏡のようにアレンジされた Alan Parsons が創造した音の絵本の世界を楽しみましょう。

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     2013/12/30

     中田利樹 氏の切り口を変えたAORガイド本で、企画に絡んでいる”芽瑠璃堂”のクレジットにそそられるものがあったものの、プロデューサー括りの編集が今一つイメージできず、購入を躊躇していました。
     しかし、その心配は書店で現物を手に取った途端に払拭されました。
     過不足のない人選と丁寧な解説、納得のアルバム選択と的を得たディスクガイド。価格以上に充実した内容に驚きました。これなら初心者からへヴィー・ユーザまで、十分に”使える”教科書です。
     これまでのガイド本で紹介されていなかった新たな鉱脈も掲載されていて、また一冊、自分にとっての永久保存版が加わった、という感じです。

     しかし、残念な点が2つ。
     オールカラーでないこと、そして使用されているジャケットの写真のコントラストが強すぎて、ややチープな感じに仕上げられていること、です。
     シンコーミュージック様へ、編集はこのままで、画像をソフトに修整した総天然色の装丁版の増刷を強く望みます。

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     2013/12/30

     季節は春。
     透明に近い青空へと緩やかに上昇する「Do You Want To Win」、澄んだ湖にこぼれ落ちる朝露のしずくのようなに始まる「Teach Me To Dance」、England Dan & John Ford Colry を想わせる「I Want To Give You My Dreams」…。
     爽やかな朝の空気に包まれて、アコースティックな旋律とブライトな歌声が、モノクロの世界をパステルな色調に変てくれるようです。
     シンフォニックなタイトル曲に始まる Side-B は、途中に Nilson を彷彿とさせるスタンダードをカントリー・タッチの軽快なナンバーで挟んで、5分を超える感動の力作バラード「The Songbird’s Promise」が、アルバムのラストをしっかりと締めくっています。
     確かなクオリティと完成度の高さは、”隠れた名盤”の域を軽く超えています。

     ボーナスで添えられた、ポップでウォーミーなクリスマス・ソングとスピリチュアルなゴスペルも大きな収穫でした。

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     2013/12/29

     赤い銀紙が貼られた傘を雨上がりの空にかざしているワン・ショット…。
     60年代のキャンディー・ポップスのようなジャケットに魅せられて、オープニングの「CALIFORNIA」を試聴したところ、これが自分の琴線に触れ、早速、購入しました。
     「CRAZY LOVE」「ANCHOR」「CIRCUS GIRL」…と、シンプルなタイトルの楽曲群は、スウィートでイノセントな Mindy の歌声と、アコースティックでピュアなメロディーが重なり合った、実に心地好い小品集に仕上げられていました。
     アンニュイにも偏らず、ダル過ぎもせず、どこか懐かしくて、とっても開放的で、耳障りの良い…、だけどしっかりとした存在感のある音楽がここにはあります。 

     アルバムそのものの内容の良さもさることながら、少し重いトーンの赤を基調とした装丁や、ジャケットを邪魔しないハーフサイズにカットされたオビ、トータルにデザインされたおしゃれな織り込み解説書など、手の込んだインナー類にも発売元のセンスの良さが窺えます。

     2,100円の定価以上のクオリティを感じさせてくれる逸品です。

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     2013/12/07

     17歳の頃、1曲のためにアルバムを買うことをためらっていた時代の忘れ物が、海外の良盤発掘レーベルからリリースされ、この度、ようやく日本盤仕様として発売されることになりました。AORのカテゴリーでは同時発売の『One On One』の方が評価されていますが、ピュアでドラフトなこちらの方が自分にはフィットしているみたいです。
     南欧の暖かい太陽の下で降り注ぐ光のシャワーを思いっきり浴びているような名曲「恋人たちの午後」や、同時期に Jennifer Warnes がヒットさせたポップで明るい「星影の散歩道」の輝きが際立ってはいますが、その他にもソフトでメロウな親しみやすいメロディーを持つ楽曲がいっぱい詰まっていて、聴いていてやさしい気持ちにさせてくれるハート・ウォーミーなアルバムに仕上げられています。

     個人的にはラストの「If You Can’t Find Love」がお気に入りで、カントリー・タッチの前向きな歌声を聴くたびに大きな元気をもらっています。

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     2013/11/20

     ようやく、待ちに待ったセルフ・カヴァー集が再発売されることになりました。
     70年代後半からMOR系のアーティストに提供してきたヒット曲を作者自らが唄った作品に書き下ろしを加えた企画盤で、渾身のオリジナル『Fool’s Paradise』とは一味違った、コンポーザーとしての力量が発揮された1枚です。
     個人的な聴きどころとしては、センチメンタルな Steve Perry の佳曲「Foolish Heart」や、心に沁みる Michael Johnsonの名曲「哀しみの序章 Bluer Than Blue」、クールでシックな TOTO の隠れた逸品「I’ll Be Over You」、創作能力の衰えを感じさせない珠玉のバラード・ナンバー「Reunion」、原曲とは違ったアプローチで独特の味を醸し出している「Savin’ It Up」といった辺りでしょうか。
     欲を言えば、England Dan & John Ford Colry の「悲しみの彼方に It’s Sad To Belong」や Gene Cotton の「心の扉を開く前に Before My Heart Finds Out」などにもチャレンジしてほしかったところですが、何となくカラーが違っているようでもあり、そう考えるとこのセレクションがベストだったような気もします。
     落ち着いたトーンと彼の創り出す温かいメロディーが疲れた心をやさしく癒してくれる、そんな大人の’Words & Music’集です。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/10/28

     写真を切り貼りしたような、意図を疑う(映画『猿の惑星』でもインスパイアされたかのような)チープなアルバム・ジャケット、シングル・カットされたのはオリジナルではないオールディーズの焼き直し、セールス面でも低迷、とくれば、いくら次のシングル「Echoes Of Love」が素晴らしい出来栄えだったとしても、カーリー・サイモンが「You Belong To Me」を大ヒットさせたとしても、長期に渡り自分自身の減退した購買意欲を回復させることは適いませんでした。

     しかし、このアルバムを取り上げたラジオ番組を聴いた時、過渡期の中途半端なアルバムというネガティヴな意識は一蹴されてしまいました。
     オープニングの小気味よい「思いのままに」のワクワクするような鮮度の高さに心を踊らされ、ローレン・ウッドも唄ったセンチメンタルな「嘆きのハート」に心を奪われ、午後のアンニュイな雰囲気に包まれた「光ある世界」に心が洗われるなど、前作の余り物ではない、むしろ原石のような瑞々しい作品群がそこにあったのです。

     名盤『Minute By Minute』のジャイアント・ステップへと繋がって行ったことが肯ける、決して実験ではない完成度の高い”運命の掟”がここに記されています。

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