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JAZZMAN さんのレビュー一覧 

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/02/13

    購入したのはもうかれこれ20年近く前。それ以来の愛聴盤です。「交響的練習曲」が目当てで買いました。当時としては若いピアニストですが、端正に良く表現されていると思います。ところで、この曲の決定版といえる演奏ってどれなのでしょうか? 「幻想曲ハ長調」ならリヒテルとか挙げる人は多いと思いますし、私もそう思います。「交響的練習曲」もやはりリヒテルなんでしょうか? 数十年前にラジオで聴いたリヒテルの演奏は強烈な印象で今でも耳に残っています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/01/09

    まだ数枚しか聴いていません。ハイドンのソナタがこんなにも興味深い曲だったとはと、リヒテルの演奏で聴くたび思います。すべてLP時代のジャケットを復刻して1枚ずつ入っていて嬉しい限りです。「Schubert, Fantasia Op. 17」とありましたので何の曲かと思いきや、シューマンの「幻想曲ハ長調」でした。ミスプリントのようです。1960年のカーネギーホールでのライヴですが、前年の1959年のプラハでの同曲の演奏のほうが完成度と深みの点でよりよかったかと思います。こちらのカーネギーホールでの演奏は少々乱雑というか、タッチが乱暴な印象は受けましたがリヒテル節全開です。いずれにしろ素晴らしいボックスだと思います。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/12/26

    リヒテル、ギレリス、ベルマンを聴き、そしてソフロニツキーを知り、極めつけはマリア・ユージナ。このピアニストに出会い、そして今こうして演奏を聴ける幸せは何ものにも代えがたい。ロシアのピアニズムの源流なのか… 「狂気が宿っている」とも、「祈りそのもの」であるとも表現されるが、この集中力はいったい何なのか…

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/11/23

    リート初心者ですが、シューベルトの三大歌曲をすべて録音している女性歌手は他に思いつかないです。シュトゥッツマンのCDは90年代に録音されたフランス歌曲とシューマンの歌曲を聴いていましたが、歌は極上に上手いもののやや硬質な声だったので、シューベルトはいかがなものなのだろう… 「冬の旅」など凍え死んでしまいそうになるくらい深刻になりすぎていないだろうかと気にしながらこちらを購入してみました。しかし、それは杞憂に終わりました。包容力があるといいますか、暖かく、包み込むような声で何度も繰り返して聞き返したくなる歌唱ですね。先日、この歌手のリサイタルに初めて足を運びましたが、円熟(充実)期を迎えつつあるというのか、若い頃の硬質な印象は影をひそめ、暖かく、表現もより一層と深くなってきているように思いました。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/11/21

    数か月前にグラモフォンのリヒテル/コンプリートボックスを買ったというのに何ですか、この充実したボックスは! 購入しようか迷っていますが、結局このボックスも買っちゃうんだろうなあ。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/06/19

    Profilのこのシリーズ。他にベームの「名歌手」第三幕も愛聴させてもらっています。戦前、戦中の録音にも関わらず相当に音質が改善しているのはもちろん大きな驚きなのですが、何と言っても圧倒されてしまうのは若き日のベームの作品への深い解釈です。若干40代にしてすでにこのような演奏をしていたとは驚きにたえません。こちらの盤では、特に聴き惚れてしまうのが「影のない女」です。ベームの「影のない女」は、戦後のウィーンでのライブ2種、そしてセッション1種と共に名演だと思いますが、もしかしたらこの戦中ライブがナンバー1ではないでしょうか。なんという研ぎ澄まされた音。そして音に宿る霊性の高さ。ドレスデン大空襲で消失前の、絢爛豪華なゼントオーパーの舞台が目の前に広がるような、そんな錯覚に陥ります。全曲盤が日の目を見る日は来るのでしょうか。同シリーズの「名歌手」第三幕もお勧めですよ。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/08/26

    ケーゲル=ライプツィヒ盤、ベーム=ベルリンドイツオペラ盤、そしてミトロプーロス=ニューヨークフィル盤が間違いなくベスト3を形成しますが、どれが最高かは評価が難しいですね。三者三様の「狂気」が表現されています。その日の気分によって最高と評価する演奏が変わります。でも、ベーレンスが歌っているアバド=ウィーンフィル盤、シリアが歌っているドホナーニ=ウィーンフィル盤も捨てがたいですが。このオペラは名盤揃いですな。

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  • 13人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/02/15

    まだCDなどないLPの時代、高校生であった私が最初に手にしたブラームスのレコードがこの演奏家の第4番。お気に入りの一枚でしたが、その後に出てきたクライバー盤の迫力に圧倒されて自分の中ではベーム盤の影が薄くなってしまいました。やがて時代はCDの時代へ。レコードをすべて売り払い、CDでクレンペラー盤やバルビローリ盤などの全集を揃え、どれも良いと思っていましたが、25年以上の月日を経て今回、再びこの演奏家の全集を購入してみました。長い月日を経た後の再会となりましたが、オケの鳴らし具合の見事さに圧倒されました。高校生の頃と比べて格段に作品を奥深くまで鑑賞できる自分にも少し感動しました。それなりの年月を生きてみなければ人生のありがたみが分からないように、音楽を鑑賞できるようになるのもそれなりの月日が必要ということなのでしょうか。ただただ脱帽したい演奏です。まだ2番と4番しか聴いていませんが、他の曲も楽しみです。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/10/27

    ショルティの指輪といえば知らぬ人はいないほどの名盤・大作であるが、その製作仮定には途方もない苦労と努力があったことが本作を通じて実感できる。コンピュータも存在しなかった当時、すべてがアナログの手作業で、まさに人間の手のみによる歴史的な芸術作品が生み出される過程を目にすることができる。何かに憑かれたように上半身を激しく振り動かすショルティの姿には鳥肌が立ってしまった。子どもの頃にNHKの放送を通してリアルタイムでショルティの指揮姿を見たが、とても懐かしい気持ちにもなった。しかし、ライブではあれほどの激しい動きはしていなかったであろう。あまりの激しさに、ショルティのセーターとシャツがまくれあがり、おヘソを丸出しにして音楽に生命を吹き込んでゆく姿には感動した。ところで、録音スタジオとなったゾフィエンザールであるが、当時のDECCAやLONDONによるウィーンフィルのレコーディングといえばこのホールでした。近頃出た、ティーレマンの「影のない女」はまさにこのホールを舞台とした演出であった。歌手が譜面台を持ち運ぶ係の人と一緒に並行移動する姿を見て、「あれは何なの?」と思ったが、このショルティのリハーサル風景を見て理由が理解できた。それにしても、ボスコフスキーは昼間に指輪の録音をやって、夜はSTAATS OPERで「ばらの騎士」でコンマスをやるといった激務をこなしていたのね。それからヴィントガッセンはジークフリートの収録が終わると、すぐさまその日にうちに夜行に乗ってドイツの劇場へ移動する姿も収録されている。次の日からドイツの劇場でフィデリオのフロレスタンを歌うという。ニルソンの歌唱も素晴らしいが、オフでのホームパーティでは、すっぴんの顔で黒猫を抱き上げる姿は普通のおばちゃまという風情で親しみを感じた。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/10/25

    これまで数年にわたりHMV様の当ウェブサイト、ならびに横浜市内と東京都内の中古CDショップを訪ね歩いてはクレンペラーの名盤を収集。「よ〜し、あとはチャイコフスキーの4番と5番、シューマンの序曲集、ブラームスの交響曲全集、それとR.シュトラウスのメタモルフォーゼンを入手すれば出来上がりか…」などと考えていましたらこのボックスの登場。もう少し早くリリースしてほしかったなと思いつつも予約させていただきました。欲を言えば、ブラームスの交響曲を入れて欲しかった。それと、もっと欲を言わせていただければ、R.シュトラウスの「メタモルフォーゼン」も聴きたかったな〜と思います。それにしてもこの価格は魅力的です。

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     2012/05/03

    R.シュトラウスの専門家による精緻な解釈よる秀演。ゴルツのエレクトラは味わい深い。それとは対照的に、リザネクのクリソテミスは力強く鬼気迫るものがある。後の彼女の活躍を予感させる。ドラマの中盤でクリソテミスが駆けつけて「Orest ist tot!」と絶叫する場面は背筋がゾクゾクした。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/01/14

    かなり手厳しいレビューがあり、どんなものかとドキドキしながら購入。でもフォーレは超名演。何といっても歌手陣の素晴らしさは群を抜いている。アンゲルブレシュト盤やクリュイタンス盤が愛聴盤ですが、このアンセルメ盤も間違いなく愛聴盤となりそうです。ドラマチックで、聴いていて涙があふれるときもある音楽家の思いがこもった演奏です。一方、R.シュトラウスは私を含めドイツ系の指揮者の演奏で耳慣れてしまった方には少々物足りない感じでしょうか。でも味わいは深いですね。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/08/19

    マエストロ・ミトロプーロスとバイエルン放送響という組み合わせは他に録音は存じ上げないので、どのような演奏かと興味がそそられました。この盤を通して、ウィーンフィル、ベルリンフィル、あるいはケルン放送響との演奏とはひと味もふた味も違うマエストロ・ミトロプーロスの一面を知ることができてとても満足しています。シェーンベルクもプロコフィエフも、ディテールへのこだわりはこの指揮者の右に出るものはいないであろうと思わせるほどの演奏です。シェーンベルクのヴァイオリンコンチェルトは完全な12音技法の音楽で、難解な作品であることは言うまでもありませんが、出だしから最後まで引き込まれてしまうほどの妖術的な迫力に満ちています。きっと繰り返し聴いてみたくなるでしょう。この指揮者が作る音楽は内容のない爆演では決してありません。曲の細部にまでわたる深くて緻密な理解、そして音楽の髄に込められた霊感・精神性により裏付けられた正真正銘の生命力が宿る音楽です。こうした理由で、マエストロ・ミトロプーロスの演奏はファンの心をとらえて離さないのかも知れません。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/05/23

    「浄夜」が凄まじい。この曲を聴くだけでも、このCDの価値はあります。これほどまでに深く作品に耽溺したクレンペラーというのも珍しいのではないでしょうか。漆黒の闇に包まれたドイツの森の風景が浮かんできます。録音は十分に合格点ですが、欲を言えばもう少し良い音で残せなかったものかとも思います。昔は「浄夜」といえば、カラヤンBPOが一番かと思っていましたが、とんでもありませんね。今や私の中では、ミトロプーロス/VPO、ミトロプーロス/NYPと並び、このクレンペラー/コンセルトヘボウがトップに燦然と輝いて君臨しております。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/10/31

    このように身体の中に溶け込んでくるような「浄夜」は聴いたことがありません。ミトロプーロスの精神性がニューヨークフィルの弦に乗って流れ込んでくるような気がしました。温かいぬくもりを感じます。高校生の頃、FMから流れるカラヤン=BPOの「浄夜」に圧倒されたのを覚えていますが、それとは対照的とも言える温かく包み込んでくれる「浄夜」です。何度でも繰り返して聴きたいと思える「浄夜」に出会えました。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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