トップ > My ページ > かくとしらじ さんのレビュー一覧

かくとしらじ さんのレビュー一覧 

検索結果:72件中46件から60件まで表示

%%header%%

%%message%%

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/03/01

    SHM-SACDでの試聴の感想です。20世紀を代表する音楽家バーンスタインのウィーンフィルデビュー盤ということで、歴史的価値の高い名盤ですが、やはりオリジナル楽器のルネッサンスを経た21世紀のモーツァルト演奏の観点から申し上げると、いささか時代遅れの感は否めません。「モーツァルトを聴きたい」なら他のチョイスは、この時代ならハスキル含め、いくらでもあると思います。グローバル化に晒される前の古き良きウィーンのモーツァルトの貴重さ(あるいははかなさ)を、グローバル化の最先端アメリカの音楽家は理解していたんでしょう、それを壊さないよう、あるいはそれをみずからに取り込もうとして慈しむように演奏しているように感じられました。そういう趣は存分楽しめます。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/03/01

    私がモーツァルト聴きになった80年代ころ、稀代の名手ハスキルのこの名盤は必須科目でした。SHM-SACDで50年以上前の録音が蘇った感動はあるものの、やはり録音の古さは否めません。LPやCDでこの録音にとりこになったことのある方(40代以上かな)、モーツァルト聴きを自認する方には必聴盤ですが、21世紀に初めてモーツァルトの短調のピアノ協奏曲を聴く方にはファーストチョイスではないかもしれません。録音としてはエソテリックのカーゾン盤の方が上かな。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/03/01

    今やパーヴォ・ヤルヴィほど、生気溢れる交響曲を聴かせてくれる指揮者はいないのではないでしょうか?室内オケということでシューマンらしさがでるかという危惧は
    杞憂に過ぎませんでした。とてもよろしかったです。実演聴きたかったです。さて、2・4の鬱にかかった(=厚めの響きが効果をなす)難曲をどう演じるのか
    (私の理想はシノーポリVPOの2番)、楽しみでなりません。そういう楽しみを感じさせてくれる数少ない指揮者です。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 9人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/03/01

    フルトヴェングラーのベートーヴェンは最高と長いこと言い聞かされつつも、
    オーディオも重視する私は録音の悪さに辟易していまして、
    人類の宝とも称される「歴史的録音」を玉音放送のごとくあがめ奉り、
    数々のリマスター盤を聴いてはがっかりしていたのであります。
    しかしやっと、モノラルながら(これは仕方ない事ながら減点1)、
    鑑賞に堪える音質になった事を喜ばずにはいられません。
    う〜ん、デッカならもっと良い録音を残していたかな、、、

    9人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/03/01

    SACD2chを聴いての感想です。ベートーヴェンの後期四重奏曲がお好きな方なら必聴盤です。そして、ベートーヴェンの第九以降は苦手とおっしゃる方にも取っつきやすい演奏と思います(ちょっと言い過ぎか)。さすが、決してクラシック音楽に熱狂的とはいえないアメリカ合衆国でならしてきただけあって、とてもツボを押さえて、かつ聴きやすいシンフォニックな演奏です。アルバンベルクやプラジャークより縦の線の揃った、かつブダペストやガルネリやラサールよりも歌い、そしてアルテミスのようなサイバーチックではない、良い意味で中庸をいく演奏です。10数年前に実演を聴いたときは、ごつごつした退屈な演奏(途中で寝てしまった)だったので、このSACDを聴いてその歌い振りにとてもびっくりしました。1stヴァイオリンはその間に変わったのかしら?「東京」を名乗っているのに日本人は2人だけかとお思いのあなた、良くも悪くも東京はすっかり日本離れした国際都市です。彼らはまさに「東京」の象徴かも。録音も秀逸で、最近の弦楽四重奏では最上の部類です。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/03/01

    SHM-SACDの感想です。DECCA originalsのリマスター盤と較べ、チェロの響きが格段に向上しています。ロストロのチェロは、今更ながら圧巻です、部屋の中が滔々たるチェロの音で充満されます。ブリテンのピアノは、まあこんなものかな、程度。我が家の装置では、シューベルトはチェロがやや右側から、シューマンでは正面から(ピアノは常に正面)聞こえました。録音場所が違うせいでしょうか。演奏はいわずもがなの素晴らしいものです。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/03/01

    BISレーベルらしい、楽器がスピーカーから飛び出してきそうな
    直截的な(良)録音。演奏もとてもよろしいです。編成は左からヴァイオリン、ヴィオラ、チェロです。楽しいリズムではとても弾むし、瞑想的な場面では
    深く沈む、メリハリのある演奏で満喫しました。これを聴くと、
    ベートーヴェンの後期四重奏曲の原型はK563ではないかと思いつきました。
    シューベルトも聴いていて楽しくなる佳演です。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/03/01

    SHM-SACDシリーズは高音質と評判ですが、その中でもピカ一の録音です。
    息を潜めるように、張り詰めたオケの中から響くヴィブラートのかかった
    ソロヴァイオリンの音色を聴いただけで、こちらの琴線が打ち震えます。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/09/25

    これだけ感動的なマーラーを聴いたのは久しぶりです。2番については、ボストンとのCDはダイナミックなもののちょっと軽いかなと思っていました。今回の録音では、ダイナミックと重厚さが見事に両立しています。わたしにはバーンスタイン新盤以来の愛聴盤となりそうです。9番の最終楽章の消えゆくような細やかな音も、SACDのおかげでとてもよく聞き取れて、耳を澄ましていると音の向こう側へ吸い込まれてしまいそう。是非、可能な限り大きな音量で聴きたいです。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/09/13

    躁と鬱、正気と狂気が互いに出たり入ったりする、シューマンの香りに充ち満ちたとても魅力的な演奏です。日本人ピアニストで、こんなシューマンを弾く方がおられるのかと知って、びっくりしました。これに、コルトーやミケランジェリのような品格がついたら、もう向かうところ敵なしでしょう。録音も極上なので、臨場感溢れるシューマンをおなかいっぱい楽しみました。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/09/11

    松本文化会館のでのライブ録音で、オケにかぶりつきというよりは、特等の客席から聴いている感じです。舞台の奥行きが感じられる(特にラヴェル)良い録音です。ラヴェルは、オケ(特に低弦)がもう少し弾んでくれるとよかった(ブラームス用オケにできあがっていたせいか?)のですが、とても良い演奏。ブラームスは、小沢サイトウイキンの旧盤も名演だったので、それと較べてしまうとあっと驚くような変化はありませんが、これも名演です。小沢さんは、ドイツものでは、ブラームスが一番ぴったりはまると思います。これをライブで聴けた人がうらやましい。早く元気になって、これからもこういう演奏会(とSACDの録音)をやってください。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/09/11

    ライナー・シカゴ、小沢・サイトウキネンとこのショルティ(どれもSACD)を聴き比べてみました。たたみかけるような迫力ではこのショルティ盤が一番です。名盤の誉れ高いライナー盤もこの録音に較べると少々分が悪くて、録音の古さを感じてしまいました。小沢盤はライブ録音で特等の客席で聴いている感じ。ショルティ盤は、もう舞台に乗り出してかぶりつきって感じです。迫力満点のバルトークがお望みならこれをおすすめします。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/09/10

    LPでこのレコードに出会い、人生初のCD(あの当時はCD1枚3500円でした)もこのベーム盤でした。このSACDお買いになった方の多くは、私同様、LPもCDも持ってるのではないですか?その当時使っていたオーディオ機器のせいもあるのでしょうが、こんなに録音が良かったとは知りませんでした。特に音の奥行きと合唱の分離がこんなによかったとは!モーツァルト演奏はこの録音の後に大きな革命が起こりますので、今となっては演奏はいささか古びたものになってしまいましたが、それでも、良い演奏を良い録音で聴く感銘は格別です。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/09/10

    先に買った第7集がとてもよかったので、以前に出たものも買ってみました。
    基本的には第7集のレビューで述べたことと同じです。近年あまりに学究的になりすぎたモーツァルト演奏をうちやぶる、現代オケによるとても楽しく聴ける演奏です。10代に書いた交響曲ですので、後期の交響曲のようなスケール・円熟味はありませんが、栴檀は青葉より芳し、さすがモーツァルト!心惹かれるすてきな曲が並んでいます(私のお気に入りは12番)。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/08/30

    ザルツブルク時代の10代のモーツァルトの、いわゆる「自筆譜合本」からの5曲です。有名な小ト短調以外は地味ですが、心地よい曲が並びます。
    革命的なホグウッドの全集以来、モーツァルトの交響曲はオリジナル楽器による演奏がメインになって久しいですが、これは、今となってはかえって珍しい現代オケによる演奏です。最近ですと故マッケラス+スコットランド室内oの評判がよろしいですが、このフィッシャー盤の基本路線もマッケラス盤と同じように、オリジナル楽器演奏を意識したもので、テンポは速めです。その点では、ホグウッドの洗礼を受けた耳にも違和感がありません。
    この交響曲集が弦メインということもあるでしょうが、マッケラス盤のような弦のノンビブラートを徹底した「現代オケによる古楽器演奏」と較べ、フィシャーは弦楽器を弾ませ歌わせます(勿論ビブラートは抑えている)。そうなると、演奏能力が格段に向上した現代楽器はオリジナル楽器の敵ではありません(特に弦とホルン)。いろいろな工夫試みも仕組まれていて、ひさびさに聴いててウキウキするモーツァルトの交響曲でした。ト短調はテンポが大きく揺れて大交響曲の様相、聴き応えがあります。出色の出来。
    最近の諸々のモーツァルト演奏がストイックに過ぎる、かと言っていまさらワルターやベームには戻れないとお嘆きの方は、きっと満足すると思います。
    録音(2ch SACD)は、ホールトーンがたっぷり入っていて、弦の響きが厚く美しく心地よいです。ホルンの音もホールの後ろの壁にぶつかって音が広がる様がよくわかります。
    ライナーノートにはフィッシャー自身が各曲のイメージを書いていて、それが少女趣味のポエムみたいで笑えます。海辺に並んで座っているカップルに日の光が注ぎそよ風が吹いてくる、みたいな(笑)。
    後期の交響曲がどう演奏されるかが楽しみな全集になりそうです。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

検索結果:72件中46件から60件まで表示