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STRAD さんのレビュー一覧 

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     2020/09/07

    バリオスという作曲家&ギタリストは寡聞にして知らなかったが、このCDで初めてその全曲集を聴いて大変素晴らしいと思った。まず、曲想が親しみやすい。そして、民族色が表われている曲もあり楽しめる。ボルケッドゥの演奏は録音とともに十分満足できる。

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     2020/06/05

    小生が持っている全集は以前発売されていたETERNAのCDなのでそちらについてのレビューです。今日それこそ何年ぶりかにエロイカを聴いて改めてこの演奏のすばらしさを確認しました。昨今は一般的にもっとしなやかでスマートな演奏が多い中、”ベートーヴェンの交響曲は、こういう音で、こういう風に演奏するのだ!”と言っているかのような、何事にも動じない彼らの自信、矜持のようなものを感じます。流麗ではないけれど、音楽はしっかりと流れていて、別に古臭いわけでもなくまさに風格を感じます。旧東ドイツの演奏家には、ズスケやレーゼルなどこういうタイプの演奏家が多いですね。加えて録音が60年前のものとは思えないほどいいですね。

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     2020/06/03

    ATSのトスカニーニ協会「未通針LP」からの復刻ということで大いに期待しましたが、ちょっと期待外れでした。オリジナルLPは聴いたことがないので比較はできませんが、こんな音ではないはずです。この復刻は音がこもりがちで鮮明さに欠けます。たしかに音がこもりがちの結果、他の多くのCDに見られるようなトスカニーニのあまりにも鋭角で鋭すぎる音にはなっていません。でもそれをもってアナログ的な音というにはちょっと無理があるように思います。

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     2020/05/16

    これまで名前は知っていたが聴くのは初めて。まだベートーヴェンの初期しか聴いていないが、実力のあるいいカルテットだと思う。ゆっくりしたテンポで悠然と進んでいく。昨今多いスピード感のある颯爽とした演奏とはかなり趣を異にするが、思い入れたっぷりの纏綿たる粘っこい演奏でもない。録音も問題ない。

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     2020/05/15

    まだモーツァルトの一部しか聴いていないが、演奏は言うまでもなく素晴らしい。余計な派手さなどはみじんもなく、落ち着いて、しっかりとした演奏を繰り広げている。こういう地味な四重奏団は、昨今では全く見られないが、その実力たるやビッグネームの四重奏団に勝るとも劣らない。復刻の出来が心配だったがまずは合格点だと思う。古い録音なのでどうしても音が硬くなり、特に高音域が若干耳障りだが(元々のVoxの録音がそうだった)、トーンコントロールでうまく調整すれば問題ない。

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     2020/05/14

    DOCUMENTの10枚組CDの感想です。パスカル四重奏団のベートーヴェンは初めて聴きますが、1音、1音、1フレーズ、1フレーズ丁寧に演奏しています。そのせいか全体として流れが若干重いような感じがします。フランスの団体というと一般的に軽妙・洒脱な演奏というイメージがありますが、パスカルはちょっと違う。また同時期のバリリの方がよほど流麗で軽やかな演奏だ。しかし、これはパスカル四重奏団のカラーなのだろうし、別段ネガティブなことではない。録音は、復刻としてはまあまあでトーンコントロールを適宜使えば鑑賞に問題はない。

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     2017/02/23

    数ある「ヴェルレク」の中で恐らく最高といっても過言ではない演奏だと思います。これ程の緊張感、高揚感、迫力はそうそう表現できるものではありません。それもモノラル録音で。またソリストがいいですね。特に男声陣は素晴らしい。ステファノもシェピも歴戦練磨の強者でとにかくうまい。声だけならもっといい歌手はいますが、聴いていてこれほどツボにはまって納得できる歌手は滅多にいません。

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     2016/01/14

    素晴らしいの一言です。声、表現力、技術の全てにおいて圧倒されます。特に#20、VivaldiのSposa son disprezzataは、いつ聴いても目頭が熱くなります(You Tubeでも見ることが出来ます)。屈指のメゾソプラノだと思います。

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     2015/02/12

    Vol.2同様いいですね。メニューヒンはケンプの伴奏に全幅の信頼を置いているようで落ち着いた丁寧な演奏です。ケンプの伴奏はさらっとしていて外連味がなく、なによりも安定感があり間然するところがありません。他にもっと刺激的な、推進力のある演奏もあるでしょうが、この演奏は大人の風格を感じさせる演奏だと思います。録音もいいですね。

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     2014/11/22

    ヴンダーリッヒのエヴァンゲリストを聴きたくて購入しました。ヴンダーリッヒはいつもながらの美声でとても素晴らしく、ヘフリガー、シュライヤーと並んで素晴らしいエヴァンゲリストだと思いました。でも美声の勢いでエヴァンゲリストとしては若干歌いすぎているように感じるところもありました。この演奏は1962年録音ですので当然ピリオド演奏とは全く無縁ですが、ピリオド演奏のあまりにもさらっとした、木で鼻をくくった演奏と比べると、重厚かつ思いを素直に表現している良い演奏だと思います。合唱といい、独唱と言い、今とはかなり違ったスタイルではありますが、当時ドイツで演奏されていた演奏はこういうものであったんだろうなという安心感を覚えます。この演奏は、時代遅れとか過去の演奏ということではなく、今でも十分アピールする演奏だと思います。我々は演奏スタイルに感動するのではないのです。

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     2014/10/12

    バッハのモテットは、マタイ、ヨハネなどの大規模な曲やカンタータに隠れて一般的にはあまり目立たない存在ですが、宗教曲に関心のある者にとっては存在感のある名曲です。特に1、3、5番は素晴らしいと思います。一方、録音では意外と名演奏が少ないと感じます。リヒター、ミュンヘンバッハが録音を残しておいてくれたら、とつくづく残念に思います。そうした中、この演奏は安心して聴ける演奏です。古楽っぽくもなく、バッハの合唱曲として聴いていてすーっと入ってくる演奏です。

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     2014/01/18

    ケンプの美点が十全に発揮されているいい演奏だと思います。テンポは全般的に早めですっきりとして、過度に思い入れたっぷりに演奏せず、さらっと弾いている。それでいてシューマンのピアニズムがきちんと表現できているところが、ケンプのケンプたるところなのでしょう。もちろんシューマンのピアノ曲にはほかにもいい演奏はありますが、ケンプのこの演奏は決して忘れてはいけない演奏だと確信しています。

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     2014/01/12

    この落ち着いた風格、安心感には心惹かれるものがあります。これはケンプの伴奏の素晴らしさによるところが大きいと思います。メニューインも若干硬質な音になっていますが、全体としてはいい演奏です。実際のテンポはそんなに遅くはないのですが、聴いていると精神の落ち着きを感じて、ゆったりとしてとても心豊かになれます。まさに大人の演奏というところでしょうか。

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     2014/01/02

    「子供の情景」についての感想です。これまでいろいろなピアニストの演奏を聴いてきましたが、ホロヴィッツの演奏が最高だと思います。全曲をとおして素晴らしいと思いますが、特に「トロイメライ」、このあまりにも有名な曲をこのテンポ、絶妙な間の取り方など間然するところは全くありません。完璧な演奏だと思います。これほどしみじみと演奏し、確かにこれは名曲だと納得させるのはやはり彼の素晴らしさなのでしょう。
    なお、一緒に入っているシューベルトの即興曲作品90の3も、これまたほれぼれするほどの演奏です。

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     2014/01/01

    ゼルキンは外見からも真面目、実直、頑固という印象がありますが、演奏もブッシュとのペア時代と同様に、とにかくカチッとしていてゼルキンに任せておけば間違いないというようなしっかりとした演奏を聴かせています。ゼルキンよりもっと個性的でスケールの大きいピアニストはいますが、ゼルキンの安定感、確実性、信頼感は特筆すべきことで、決して無機質にはならないところが彼の素晴らしいところだと思います。相変わらず演奏中に口ずさむ声が聞こえるのも彼らしい集中力の表れだと思います。このCDはお勧めです。

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