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カラスの息子 さんのレビュー一覧 

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     2023/04/28

    昔からこの演奏の存在は知りながら、なぜか縁がなく今日まで来てしまいましたが、偶然入手することができ、鑑賞しましたが、ビックリ。いいではありませんか!アーロヨも全くすばらしく、ドミンゴやライモンディも他の録音よりよく聞こえます。パーンスタインも再録音しなかったのが理解できる素晴らしさ。おすすめです。

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     2019/12/05

    かつてフォードを持ち役としていたパネライが、初めてタイトル・ロールに挑んだこの録音、期待半分で聞き始めたのですが、内容の充実度にびっくり。
    セッション録音でなくライブなので、劇場の雰囲気満点。あなたのリスニングルームがたちまち満員の劇場に早変わり。特に印象に残るのが、パネライのファルスッフとホーンのクイックリー夫人。ホーン嫌いで有名な高崎先生がめずらしく褒めたという押しつけがましさなしの名唱です。肥満度満点のシャロン・スイートも音だけ聞くには問題なし。やや重ったるいロパルドのフェントンは違和感ありますが、高温はよく出る人なのでまあいいか。アラン・タイタスは私の御贔屓歌手なので、悪かろうはずもありません。なんせ名盤の枚挙いとまのない「ファルスタッフ」なので第一のお勧めとはいかないまでも、名盤の仲間入りは十分にできる内容です。
    とくにヴェルディやファルスタッフがお好きな向きには絶対のおすすめ。

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     2019/10/16

    プラッソンの録音したフランス・オペラ。その珠玉のようなひとつひとつを味わいつつ、たったひとつこのセットから洩れてるんだよなあ、とひとりごちるのが、マスネのウェルテル。そうあのクラウスの名唱が名高い、あれです。ロメオとジュリエットが二組も入っている贅沢さに半ばあきれながらも、ウェルテルの欠落、これはなんとしてもこのセットの大きな傷ではないでしょうか。ウェルテルの全曲録音は数々あれど、決して聞き逃してはならない一組です。

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     2019/10/05

    大好きな曲ですが、このような録音があったとは。シミオナーやバスティアニーにはより条件のよい録音がありますが、ディ・ステファノやステッラはこの曲では初めての聞きものでした。モノラルですが、録音の状態もよく聴きごたえ十分です。第一幕をプロローグとして扱い、そのあとに序曲を持ってきたり、決闘の場面を割愛するなど、今では考えられない上演方法で、公演の成功のために、作品に手をいれることも辞さなかったこの当時の上演にも驚かされます。

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     2018/06/02

    ついに出た!という感じでしょうか。まさに宝物のようなセットです。ルートヴィヒがEMIに入れたすべての歌曲を網羅しているばかりか、バーンスタインがピアノ伴奏を務めたブラームス歌曲集まで加えてあるのです。ルートヴィヒの歌唱は、まったくムラがなく、どの一曲をとっても彼女の美しい声と深々とした彫りの深い表現を味わうことができます。どの一枚も全曲盤からの抜粋などではなく、彼女のために企画された正規のものばかり。加えてこれまで発売されたことのない未発表の録音までフィルアップしているという心憎さ。かつての夫君、ワルター・ベリーと入れたこんな録音があることを初めて知りました。アルト・ラプソディやマーラー歌曲集、シューベルト歌曲集もDGにより円熟した録音があるとはいうものの、このセットにおける録音もけっして不満を持つ余地のない、若き日の青春譜ともいうべきすぐれたものばかり。ジャケットもすべてオリジナルデザインで統一されているのも魅力。ワーナーさん、EMIでは企画されなかったすぐれた企画がリーズナブルな価格で出されることに、感謝感謝。このセットを購入してからというもの、一枚一枚を楽しみながら、なめるように賞味つくしています。嗚呼。

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     2018/06/02

    カルミナ・ブラーナは、すぐれたソリストをそろえている盤が少なく、古いアイヒホルン盤のルチア・ポップとヘルマン・プライ、ヨッフム盤のグンドゥラ・ヤノヴィッツ、F.ディースカウくらいです。その点、小沢盤はグルベローヴァ、エイラー、ハンプソンと私の好きな歌手ばかりをそろえ、まさにドリームキャスト盤といえます。同じ小澤のLDでは、歌手が変わり、これほどまでの充実感はありません。ぜひ多くの方に聞いていただきたい名盤です。

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     2017/12/22

    主役から脇役に至るまで、豪華キャストの録音、加えてシャイーの指揮が素晴らしい。しかしこのオペラを聴くとき、取り出すのはこれではなく、モナコ、テパルディ、バスティアニーニのガヴッッツェーニ盤。なにが違うかと言えば、ヒロインに求められる「若さとひたむきさ」とでも云おうか。カバリエの歌唱は余裕がありすできて、恋にひたむきな若い娘のイメージからほど遠い。もちろん歌はうまいのだが。歌のうまさだけでは感動できないということを教えてくれた貴重な一組。

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     2017/12/21

    クレンペラーのモーツァルト・オペラの中では、一番抵抗のない名演。やはりイタリア・ブッファよりドイツ・ジングシュピールの方が体質にあっているのだろう。魔笛は有名な割には十全な全曲盤が少なく、私は魔笛を聞きたくなると、クレンペラー盤かショルティ盤を聞いてきた。台詞が省略されているのも不満と言えば不満だが、カラヤン、ベームの旧盤もそうであったことを思えば1960年代にはまだ、こうした音楽以外のものは、レコードには不要と思われていたのだろう。ただ一流の歌手たちは、台詞を語っても一流ということが、他のレコードや実演などからわかっているので、省略されているのはやはり残念というしかない。コロラトゥーラから始めたポップの夜の女王はすばらしく、後宮のブロントヒェンとならぶこの分野の貴重な記録といえよう。この後、よりリリックなパミーナやスザンナ、さらには伯爵夫人やアラベラなどよりドラマチックな世界にひろがっていったのだ。他の歌手も綺羅星のごときすばらしさで、歌手のバランスのよさに関しては他のどんな全曲盤より優れているといえよう。録音後50年あまり過ぎても、少しもその生命と魅力を失わない貴重な録音と言える。

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     2017/07/30

    FM放送の音楽番組の紹介でこのCDの存在を知りました。マイアベーアは忘れ去られたむというほどではないものの、やはりその巨大なスケールと技巧に頼ったその作風から現代の歌劇場でもなかなか取り上げられることの少ない作曲家です。ダムラウがなぜこの企画を思いついたのかは知りませんが、やはり彼女の美声とテクニックを最も発揮できるものを探していたのだと思います。収録されているもののうち、何曲かはよく耳にするものですが、残りはやはり初めて聞くものばかり。すぐれた歌でこうした耳新しい作品を聞く楽しみを満喫できる優れた企画かと思います。

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     2017/06/29

    HMVさんより特価販売のお知らせメールが来て購入。既に所有しているものあり、あるいは存在を知っていたものばかり。届いたものを聞いてみてその音質の良さにびっくりしました。フランスの有名評論家さんが選んだものだけあってすばらしいものばかり。生前作曲家と親交のあった人たちが指揮しているのですから、すばらしくないはずがありません。こんな素敵なセットを安売りしてくれて、HMVさんありがとうといいたいです。

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     2017/02/28

    訃報を機に入手しました。とにかく録音数の多い名歌手なので、カラスやロスアンヘレスのカルメンをはじめ、どれほど彼の歌を聞いてきたことか。とにかく語学に堪能な人でバッハからドイツ、フランス、イタリアのオペラや宗教曲の数々。ドイツやフランス歌曲もすばらしいこと。彼の声の最も美しい時期なのでなんの不満もありません。またオペレッタでも独特の甘い歌唱で一代を築いた名歌手でした。ご冥福をお祈りします。

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     2017/01/19

    ステレオ録音による初めての全曲盤だったのではないか。男声陣は協力で魅力的なのに肝心のモッフォのタイトルロールが、声のや衰えがひどく、なんともものたりない。もっと早い時期に録音すべきだった。

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     2016/10/03

    オーストラリアの生んだ大プリマ・ドンナ(とにかく大きいんです、体もあの顎も)ジョーン・サザランドの代表的な明唱を2枚のCDに網羅した画期的なセット。それがなぜかだんだん、値下がりしてこの値段ですので、このプリマ・ドンナに興味のある方は、絶対買い、です。テクニックは最高ですが、言葉の発生が不明瞭でよく聞き取れない、また音色が単一ですので、その時々の感情が把握できないといううらみはありますが、それさえ目をつぶれば、最高です。ジャケット写真はベルリーニの「ベアトリーチェ・ディ・テンダ」のもの。まさに深い感情の表出よりも整った外形がお好きなイギリス人好みの音楽です。それはマリア・カラスの歌唱の対極にあるものと言えます。おすすめ。

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     2016/07/06

    昔、この録音が初めてLP発売されたされた時、いたく高い評価を受けていたので、是非聴いてみたいとずっと思い続けてきました。それから数十年、このCDをやっと購入でき、その渇を癒すことができました。クライバーの指揮の素晴らしさと、グリュンマー、シュトライヒ、ベーメの名唱に舌鼓を打ちました。ただなぜか、シュトライヒの歌うエンヒェンの二つ目のアリアが出てこないことにびっくりしました。何度聴き返しても出て来ません。どうやらカットされているようです。例の「私の伯母さんが真夜中に〜花嫁の務めは」のアリアです。どういう訳でカットされたのかわかりませんが、それだけはフルトヴェングラーのライヴで歌うシュトライヒの名唱でお茶を濁すしかありません。ともあれとても素晴らしい演奏ですので、魔弾がお好きな向きには是非お聞きになって下さい。

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     2016/06/03

    生前、天才指揮者の名声をほしいままにしていたカルロス・クライバーのドキュメンタリー。久々に鑑賞して彼の才能のユニークさの一端を感じることができました。思えば1970年代後半にミュンヘン・オペラの一員として来日、ばらの騎士を振ったときのことが懐かしく思い出されます。天才ならではの奇行の多いことも有名でしたが、それもゆえあることだったのだということを歌手、オーケストラ団員、同僚の指揮者、演出家などの証言をまじえて描かれています。カラヤンの墓参りも欠かさず行っていたなどというエピソードも興味深いです。父親の反対も押して指揮者への道を歩んだいきさつも描かれます。晩年も決して幸せなものではなかったようなそんな寂しい思いにもとらわれますが、あらためて彼の芸術の素晴らしさに触れられたひとときでした。

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