トップ > My ページ > ファウスト博士 さんのレビュー一覧

ファウスト博士 さんのレビュー一覧 

検索結果:23件中1件から15件まで表示

%%header%%

%%message%%

  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/12/17

    古い録音を聴くのは、想像力で音楽を再構成する特殊ジャンルだと敬遠している人間なので、クナもあまり聞かないのだか、これは素晴らしい。録音は、カールショウ、ウィルキンソン組で、デッドで平板になりがちなバイロイトを立体的に潤いを持って捉えている。もっとも、当人たちは不満だったらしいが。クナは、茫洋とした音楽をするイメージだったが、むしろ引き込まれるような語り上手で、途中でやめられなくなる。ゆっくりとうねるように終盤にかけて盛り上げてゆき、最後は神々しいばかりである。オケは、やや練れていない感じだが、歌手の水準は、充分。(メードルが歌っている!)鑑賞に耐えうる音質なので、ショルティ、カラヤン、ハイティンク等有名どころを既に聞いている人に聞いてもらいたい。驚愕すること請け合いである。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/12/06

    ベルリオーズ最後のオベラ。ヴェルディのファルスタッフと同じく練達の傑作喜劇だ。オペラコミックは、台詞が多く、音楽と共に演技、セリフ回しが見れて漸く全貌が掴める。その意味で価値のある記録だ。オケ、指揮ともに手堅く、変な演出だけどポップで楽しめる。ドストラックが、どうしたわけかやや不調で減点だが、他は高水準。ベルリオーズの天才を知るのに何の不都合もない。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/12/05

    北欧のマイナーポエトと思っていたグリーグの面目を一新する歌唱。僕らの馴染みのない3つの言語を明確に描き分け、歌詞に敏感に反応しながらドラマチックに、ある時は、深く静かに曲の核心に迫る。オッター最高の歌唱であると共に、歌曲アルバムとしても滅多とない素晴らしさだ。録音も良い。騙されたと思って聴いてみてください!

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/12/04

    孔雀変奏曲が、絶美である。この曲をやりたいが為に、アルバムを作ったと思えるほどである。もちろんハーリも洗練された演奏である。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/11/28

    相当なハイドンフリークでもこれは買わないであろう。ところがコレは素晴らしいですよ。ハイドンは、塩胡椒しただけかもしれませんが、素朴な民謡の中にハイドンがちゃんといます。毎日少しづつ聴くと何か人生少し得した気分になりますよ。録音、演奏も良い。これを作る欧米の懐の深さ!安くなったら買ってみてください。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/11/28

    古楽器の成果を踏まえ、全てを一度解体し必要最小限の音で組み立て直したような演奏。楽譜の全てを開陳し、客観的な設計の中、指揮者の解釈は1音1音に込められている。現代楽器、ピリオド系の争いを統一した21世紀前半を代表するランドマークとなる演奏。べーレンライター版、両翼配置。ベートーヴェンの頭の中にあった音楽を正確に再現しようとした偉大な挑戦だ。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/11/17

    フルート四重奏曲がお勧め。ウィンセンスの清冽で直球のフルートと彫りの深い充実したひびきのエマーソンが、良い意味で化学反応を起こした楽しい楽しい佳品。誕生日のプレゼントなどに。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/11/17

    音楽は、後期ロマン派と印象主義を融合したようなシマノフスキ絶頂期の傑作。この後ストラヴィンスキー、バルトークの両巨匠に挟まれ次第に精彩を失ってゆく。問題は、文学少年の妄想みたいな共作の台本だ。演出家泣かせだと思うが、最後に全員が置いてけぼりを食らふ。歌手は、粒が揃い、パッパーノ-コヴェント・ガーデンは、絶好調である。惜しい。しかし何はともあれ貴重な映像記録だ。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/11/17

    音楽はともかく台本作者としてのヴァーグナーの才能は既に発揮されている。歌手が、全般的に十分な水準に達していないのは残念だが、演出は、細工が随所に施され楽しく、散漫な箇所も整理して見せて秀逸。携帯電話のやり取りなどは爆笑ものだ。オケは、19年に生でモーツァルトを聞いたときは、アンサンブルの精度に驚かされたが、少し編成が大きくなると弦の音程が少し気になる。しかし今やリセウが霞むほど腕を上げてきているのは確かだ。ボルトンは、ダレないよう上手くまとめている。演出で加点。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/11/14

    これは楽しいアルバム。清新なフルートと彫りの深いバックのエマーソン。言うことなし!

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/11/14

    もうここでは、新ウィーン学派も古典として様式感を持って理知的に演奏されている。暖色系のタッチで静謐感漂うが、切れ味は鋭い。現代音楽が嫌いな人におすすめ。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/11/14

    遅めのテンポで楽譜の音響効果を全て刳りだす演奏。聴後感爽快。ニールセンの新しい側面を提示する。オーディオマニア必聴、スネアドラム!

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/11/11

    切れば血が吹き出してくるような激烈な演奏。全く新しい曲を聞いているような気分だ。神童メンデルスゾーンの才気に圧倒される。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/11/08

    絶頂期の演技の上手い美男美女が、揃うなどということは、滅多にないことなのである。脇も強力、指揮演奏も万全。フランス語も明快。奇跡の一枚だ!ああ、アラーニャ!オペラ嫌いの人に是非聴いてほしい。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/11/02

    出演者全て男という歌舞伎みたいな舞台。演出も一歩間違えばオカマバーの出し物になりかねない雰囲気だが、ヨーロッパ舞台芸術は奥深い、きっちり纏めてくる。カウンターテナーのスター勢揃いで、特にファジョーリの驚異的な歌唱が聴ける。(これだけでも見る価値あり)ヴィンチの作品は、秀作といった感じだが、劇場的効果が高く終盤にかけて盛り上がる。ファソリスはキビキビと、ケルンは相変わらずバワブルだ。通向け。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

検索結果:23件中1件から15件まで表示