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レインボー さんのレビュー一覧 

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     2020/09/13

    昨年の生誕200年を記念して新しく、ハイペースで新譜が出ているジャック・オッフェンバック。
    近年ではドイツやフランスを中心に、マイナーだった作品も取り上げられるようになり、この盤に収録された喜歌劇『ペロニラ先生』もその一つ。
    オッフェンバックの晩年1878年に初演されたこの作品は、SP時代から作中のアリアなどが録音されていましたが、こうして全曲盤が出るのは珍しいでしょう。
    この盤はミュンヘン生まれの指揮者、マルクス・ポシュナーが、フランス国立管弦楽団を振って録音したもの。
    昨年の5月から6月にかけてシャンゼリ劇場でライブ録音された物です。
    合唱はフランス放送合唱団。
    歌手は他にも録音を残している人や、この盤以外に見かけない人など様々。
    また調べるとミンコフスキなどの、過去のオッフェンバックの録音に参加している歌手が多いのも特徴だ。
    で、演奏であるが、とりあえず作品を知るには十分と言ったところ。
    演奏自体は悪くないのだが、これといった曲があまりないので、演奏も印象に残りにくい。
    オッフェンバック後期らしい、美しいメロディはある物の、CD2の2曲目のような楽しいナンバーが続けばよい作品になったと思うが、残念ながらそうではないので、1度聴くと再度聴くには時間がかかるかもしれない。
    それよりこのCDの売りはCDの解説にある。
    このCD、いわゆるCDBOOKと言われるタイプだが、実質本にCDが付いてると言った表現がピンとくるのではないか。
    作品について、台詞集、演奏者やトラックリストが載ったこれ、ライナーというより一冊の本と表現していいだろう。
    決して安値ではないが、この本を読むためだけでも元は取れる。(もちろん日本語はない、仏語と英語だそうだ)
    但しデメリットもあって、サイズは本と同じなので、本棚でも無ければ、収納場所に困る事、CDは本の見返しのところに収納されているが、これがまた取りにくいのでキズがつかないか気を使うという点である。
    それでもオッフェンバックのファンなら買いだろう。
    録音は新しいだけあり、問題ない。

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     2020/09/12

    アゼルバイジャンの作曲家、カラ・カラーエフの管弦楽曲を集めたアルバムです。
    演奏はボーンマス交響楽団、指揮は同楽団の主席指揮者を2008年から務めているキリル・カラビツ。
    この盤に収録されているのは、カラーエフの管弦楽曲では代表的な作品で、民族色を取り入れたバレエや、卓越したオーケストレーションによるドンキホーテなどなど、シンフォニーやコンチェルトでは聴きにくいこの作曲家の作品の中でも聴きやすい物です。
    カラビツ&ボーンマス響の演奏はどちらかと言うと純音楽的な演奏。
    もちろん水準には達している。
    収録曲全てナクソスのヤブロンスキー盤という競合盤があるが、オケの上手さならこのカラビツ盤であるが、ヤブロンスキー盤もカラビツ盤にはない魅力があり、両方聴き比べてみても良いのだろう。
    最近のシャンドスの録音なので、音は良いです。

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     2020/09/05

    昨年2019年は、ジャック・オッフェンバックの生誕200年であったため、各社、新録&旧譜の再発が相次いだが、今年もまだその波が残っているようで、ポツポツ新しい録音が出ている。
    この盤は、ニコラス・クリューガー指揮、ライプツィヒ交響楽団によって昨年の3月に録音された物で、オッフェンバックのオペレッタの序曲と間奏曲と言ったオーケストラナンバーを集めた内容となっています。
    昨年発売されたグリフィス盤の序曲集と同じく、録音される機会の少ない珍しい作品がずらりと勢揃いしているのが特徴で、例えば、最初の『悪魔の3つのキス』や『憎しみ』、近年、初演以来初めて再演された『バルクフ』など、オッフェンバック・ファンなら目を引く作品があるし、『ファンタジオ』『月世界旅行』『ラインの妖精』『にんじんの王様』『ロビンソン・クルーソー』と言った過去録音はある物の、音源の少ない作品が収録されているのも嬉しい。
    演奏団体は、有名なゲヴァントハウス管弦楽団でも、放送交響楽団でもない、別の団体。
    ドイツの地方オケらしい2管編成のようで、サウンドは現代的だが、美しくキレの良い演奏を聴かせてくれる。
    ややリズムが重たい感じもするが、それはドイツオケならではのサウンドからくる物だろう。
    録音は新しいだけあり良好で、ケースはデジパック仕様です。

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     2020/09/04

    このCDはイギリスのテレビ、ラジオのテーマソングを集めたアルバム。
    演奏はロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、指揮者は、ギャヴィン・サザーランド、ポール・マーフィー。
    大体が1950年代前後に作曲れている。
    馴染みのない作曲家の作品が多数だが、放送のための作品という事で、どれも聴きやすい、記憶に残りやすい作品です。
    演奏のロイヤル・フィルは言うまでもなく上手く、また2人の指揮者も、バレエ音楽を中心に活躍する指揮者で、品の良い上質な演奏に仕上げてます。
    2005〜2006年、ロンドン・エンジェル・スタジオで録音された物で、音質は良好です。
    あまり知られた盤ではないですが、ナクソスの名盤の一つと言えるのではないでしょうか。

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     2020/09/02

    アメリカのマーチ王、ジョン・フィリップ・スーザとスーザ吹奏楽団の演奏を収録した物です。
    スーザは録音自体はあまり好んでいなかったようですが、当時のスターという事もあり、各社が録音用バンドを編成し、スーザ吹奏楽団の名前でSPとして発売しました。
    このCDはそれの復刻盤です。
    但し、基本的にはおすすめしません。
    まず曲目解説も無ければ、収録曲(スーザの作品以外も入ってるが、それらの作曲者の名前がない)しか書いてない、更に実はスーザ吹奏楽団の演奏ともスーザの指揮とも書いてないというないないずくし。
    まぁ、調べればすぐもとの音源、演奏家は分かりますが。
    またプレス盤ではなく、R盤なのも余り嬉しくありません。
    唯一の売りは価格が安いという事です。
    肝心のスーザ吹奏楽団の演奏は資料としての方が価値が高いでしょう。
    復刻は可もなく不可もなくといった所です。

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     2020/08/25

    ヴォルフガング・アンハイサーの歌唱によるオペレッタのアリア集。
    往年のエレクトーラのオペレッタ録音にも参加したアンハイサーですが、突然の死の為か、録音はそこまでないようです。
    このアリア集は数少ない貴重なソロ・アルバムとの事。
    選曲がなかなかマニアックで、珍しい作品が揃っているのがまず特徴です。
    アンハイサーの歌は朗々と歌っていて、喜劇オペラによくあっていると思います。
    伴奏はヴィリー・マッテス指揮する、北西ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団が担当しています。
    マッテスはウィーン生まれの作曲家ですが、指揮者としての活動が有名で、特にエレクトーラに入れた一連のオペレッタ録音は名盤として名高い。
    このCDでもオケを豪快にドライヴするマッテス流の演奏が味を出しています。
    録音年代の割に音質は良い方でしょう。

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     2020/08/16

    アーノルド・ゲイブリエル大佐は約19年間アメリカ空軍軍楽隊の指揮者を務めましたが、在任中は軍楽隊の商用録音が禁止されていた時代にあたるため、名前が有名な割には同軍楽隊との演奏は知られていませんでした。
    マークカスタムから出たこのCDは1978年に録音された物で、恐らく自主盤として制作された音源をCD化したものです。
    内容はクラシックのオペラの序曲を吹奏楽に編曲した物です。
    演奏は評判通り凄いもので、最初に収録されたローエングリンからこのバンドの金管のパワー全開なサウンドや、次の売られた花嫁の細やかなメロディをこなすクラリネットセクション、極め付けはキャンディードの熱いパッション溢れる名演奏!
    個々の技術力も高く吹奏楽でここまで出来たら見事と言って良いでしょう。
    前述の通り録音年が古いため、多少音質に難はありますが、基本的に充分聴ける水準です。

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     2020/08/15

    ケテルビーと並びイギリス・ライト・ミュージック音楽の作曲家として肩を並べるのが、エリック・コーツである。
    指揮者として自作自演を多数残しており、幾つかのレーベルから出ているが、これはイギリスのニンバスが復刻したもの。
    1930〜1950年代にかけての録音なので、さすがに古さは感じるが、年代の割にどれもまずまずといった録音で、復刻も悪くはない。
    コーツは『ナイツブリッツ』『ダムバスターズ』と言った行進曲で名前を残したが、パストラーレやワルツ、組曲と言った演奏会用作品も多数あり、このCDも大半はそれ。
    但し、ライト・ミュージックで名を残したコーツらしく、作品は聴きやすく親しみやすい。
    作風はいかにもイギリス紳士といった生真面目さが全編にあるので、流石に何度も聴くのはしんどいのだが。
    ここで、コーツが降ったオケはロンドン交響楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団といった一流どころから、録音用と思われるニュー・クインズホール・ライト・オーケストラ、ニュー・シンフォニー・オーケストラ等幾つかのオケを振っているが、どれも作曲家がタクトを取った時によくある、一歩引いた演奏。
    どれも一定の水準はあるが、これといった演奏もなく、資料的な価値の方が高いだろう。
    メーカーオフィシャルのR盤ではあるが、やはりプレス盤でリリースして欲しかったところではある。

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     2020/08/14

    このCDはドイツの行進歌と行進曲を集めたアルバム。
    ドイツ本国ではこういう企画が多く、これもその一つのようでCDには1枚目とある。
    有名な曲からマイナーな曲までを程よく取り上げられているのが良い。
    ただ反面、難点も多く、裏ジャケにはバイエルン分列行進曲が収録されている事になっているが実際にはハイデックスブルク万歳だったり、海外の軍歌CDに多い演奏者の記載がなかったり、また新しめの録音が主だが時折古いのがあり、音質はバラバラだったり、また歌詞も載ってなかったりと上級者向きの一枚。
    尚、演奏は吹奏楽編成のバンドと、合唱団である。

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     2020/08/13

    オリヴェル・ドホナーニ指揮、スロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団によるメンデルスゾーンの交響曲第3番『スコットランド』序曲『フィンガルの洞窟』『静かな海と楽しき航海』『ルイ・ブラス』を収録したCDです。
    ナクソス初期に吹き込まれたスロヴァキア勢の演奏は時に難点もあったりしますが、改めて聴くと中々良い演奏もあったりします。
    このCDで指揮をしているドホナーニはスロヴァキア出身の指揮者で、ナクソスには初期に幾つか吹き込んだだけですが、このメンデルスゾーンは曲の魅力を過不足なく伝えてくれる音楽性の豊かな良い演奏でしょう。
    知名度こその劣る物の、良いアルバムであるのは、1989年の発売から31年間も廃盤になる事無く売られているのが証拠です。
    録音は1988年11月18〜23日、スロヴァキア・フィルハーモニーコンサート・ホールにて。
    初期ナクソスによくある、平板な録音なのが残念ですが、ナクソスプライスなら十分でしょう。

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     2020/08/11

    ハリウッドの映画音楽を集めたアルバム。
    オーケストラで演奏されるクラシックタイプのスコアを集めた物で、この手のCDでは戦前から戦前の黄金期の作曲家の作品を集めた物が多いが、これは近年の映画が中心の選曲となっている。
    ただ、演奏に使われた楽譜はいずれもオリジナル、つまり映画と同じではなく、コンサート向きにアレンジされた楽譜を使っている。
    オリジナルの雰囲気を残した良質なアレンジから多少疑問に思う物まで様々な譜面もあるが、版権等の関係もあるだろうから仕方ないところでもある。
    演奏はシュテファン・フラース指揮、フォクトラント・フィルハーモニー管弦楽団。
    ドイツはバイエルン州のライヒェンバッハという所で活動しているオケで、ディスコグラフィーは多くないようだがこの盤のようなハリウッド映画音楽からシューマンやR.シュトラウスのようなロマン派まで出している。
    この演奏はコンサートを意識してか、真摯に弾いているのは良いのだが、もう少し音楽にメリハリが欲しい。
    この辺りオーケストラ映えする曲が多く、交響曲のような曲を演奏するアプローチの演奏ではなく多少やりすぎと言われるぐらいしても良かったのでないかと思う。
    良くも悪くもドイツオケらしさが出た演奏だろう。
    録音は2012年、音質共々大変良い。

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     2020/08/10

    イタリアの作曲家、エルマンノ・ヴォルフ=フェラーリの作品を集めたアルバム。
    『スザンナの秘密』『マドンナの宝石』『せんさく好きな女達』『町の広場』『4人の田舎者』『弦楽セレナーデ』をハインツ・レーグナー指揮、ベルリン放送交響楽団、ベルリン室内管弦楽団(弦楽セレナーデ)の演奏で収録。
    ただでさえ珍しいフェラーリの作品集なのに、しかもオール東ドイツの演奏家とかなり異色なアルバムであるが、これは中々素晴らしい。
    まず前半のオペレッタやオペラは劇中のオケナンバーを集めたアルバムで、例えば冒頭のスザンナの秘密、メリハリと躍動的な演奏が魅力的。
    後半の弦楽セレナーデはベルリン室内管弦楽団の弦楽セクションの美しさが存分に味わえる。
    ドイツ的な質実さとイタリア的な明るさを合わせ持ったこのレーグナーのフェラーリ、名演と言えるだろう。
    ただ、録音がやや小さめに聴こえる所と、解説書が付いてない(CDの帯の応募券を徳間に送る事で解説書が貰えるらしいが、応募期限はとうに過ぎている)のは廉価盤ながら残念な所です。

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     2020/08/09

    ムソルグスキーの管弦楽曲を集めたアルバムです。
    1曲目は代表曲『展覧会の絵』をギルバート・レヴァイン指揮、ベルリン放送交響楽団の演奏で収録されています。
    書かれてませんがラヴェル編曲の一般的な版を使ってます。
    指揮者はアメリカ出身で、録音は他に少ししかないようです。
    演奏は至ってスタンダードな物で、派手に鳴らす事はなくソフトな演奏で水準は問題ないですが、録音のレベルがデジタル初期の頃なのか、音が小さいのが難点。
    次はヤーノシュ・シャンドール指揮、ブダペスト・フィルハーモニー管弦楽団による『禿山の一夜』で、リムスキー=コルサコフの編曲版で収録。
    デルタ系列に看板ともいえるシャンドールのタクトで、これもスタンダードな演奏です。
    録音はデジタル録音では普通で聴きやすい物。
    『ホヴァーンシチナ』からは第4幕への間奏曲とペルシャの女奴隷達の踊りが収録。
    演奏はルスラン・ライチェフ指揮、プロヴディフ・フィルハーモニー管弦楽団。
    このCDの中では最も良い演奏ですが、何故か1番有名な前奏曲は収録されていません。
    これも録音は普通です。
    廉価盤らしく、解説書は最小限です。

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     2020/08/07

    ドイツのテノール歌手、ペーター・アンダースが残した録音から、喜歌劇、歌劇、リートを集めたCD。
    古い音源を廉価盤で発売しているドイツのメンブランが発売した物。
    基本的にどれも年代の割には音は良い方ではあるが、時折音割れする曲もある。
    ボックス物で安いので解説書はないがこれは仕方ないだろう。
    レパートリーは豊富なアンダースだったが、このボックスでは10枚中、5枚が喜歌劇の録音に割かれていて、中々興味深い。

    それぞれのCDを簡単にレビューしようと思う。

    CD 1→早速喜歌劇の一枚。
    冒頭はフランツ・マルスツァレク指揮する管弦楽団による、オペラや流行歌を繋いだメドレーが収録されている他は、カールマンとレハール、J.シュトラウス、O.シュトラウスの喜歌劇を集めた物。
    全曲盤からの抜粋が目立つが、当時盛んだった劇中の主要なメロディを繋いだメドレー形式のハイライト録音も目立つ。
    このタイプの録音はあまり復刻されないので案外貴重。
    一枚目という事もあってか飛び抜けて良い演奏はないが、指揮者にはブルーノ・ザイドラー=ヴィクラー、フランツ・マルスツァレク、ハンス・カルステ、歌手にはアニー・シュレム、ウィリー・ホフマン等が参加しており、当時のオペレッタ録音の最良の演奏陣が揃えられている。
    CD 2→ツェラーやミレッカー、ファルやゲッツェのよく知られた作品、珍しい作品が収録。
    ファル『空に響くヴァイオリンの調べ』の伸びやかなアンダースの歌声はこのディスクの聴きどころの一つ。
    パウル・ブルクハルト指揮、バーデン=バーデン交響楽団が一曲ある以外は、フランツ・マルスツァレク指揮、ケルン放送管弦楽団、マルスツァレク管弦楽団による演奏。
    CD 3→J.シュトラウスの3大オペレッタ『ジプシー男爵』
    『こうもり』『ヴィネチアの一夜』を収録したもので、何も有名曲を繋いだメドレー形式での演奏。
    演奏はフランツ・マルスツァレク指揮、管弦楽団&合唱団。
    シュトライヒやクッシェなどの当時脂の載った歌手も参加して録音されたこのシュトラウスのハイライト集、マルスツァレクのツボを得たサポートもあって、中々。
    マルスツァレクは3作品とも全曲もしくは準全曲盤を他に録音しているが、歌手だけならこちらも捨てがたい。
    CD 4→ここからは戦前の録音。
    こうもりとジプシー男爵は2回目の登場だが、バックはフルトヴェングラー時代にロイス指揮するベルリン・フィルハーモニーが担当しており、現在の同オケから聴けないローカルさが残ったサウンドが聴ける。
    他にもシュルツェとのミレッカー等、この時代らしい個性的な演奏が多い。
    CD 5→前半2曲を除いて戦前録音。
    何とシュミット=イッセルシュテットが登場し、ルハールとカールマンを振っている。
    これらの戦前録音はテレフンケン原盤で、かなり古い割によく録れている。
    また1曲目の微笑みの国は最晩年のライブというのも珍しい。
    CD 6→ここからは一般的に歌劇とされる作品で、アリアを中心に集められている。
    全曲録音からの抜粋が多く、ローエングリンが良い。
    指揮者陣はシュミット=ベルケ、F.ヴァルターと言ったオペレッタのマエストロから、ヘーガー、R.クラウス、グルーバーと当時のオペラ畑で活躍していたマエストロが登場している。
    CD 7→こちらは全てイタリア物を集めたアルバムで、レオンカヴァルロ『衣装をつけろ』ドニゼッティ『愛の妙薬』プッチーニ『可愛がってくださいね』が良いと思う。
    戦後と戦前の半々の録音で、アッカーマンやホルライザー、ローター等の往年のマエストロがバックを振っている。
    CD 8→イタリア・オペラの続きとフランス・オペラ中心の一枚。
    伴奏は6、7枚目と同じく、ベルリン国立歌劇場管弦楽団、ミュンヘン放送管弦楽団等で、指揮はアッカーマン、ベルケ、ルートヴィッヒ、マルスツァレク等。
    ただ、ドイツ語歌唱も多い。
    最後のR.シュトラウスの管弦楽伴奏の歌曲は、ヴァルター・ルッチェ指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団という豪華な物で、このCD8では1番良い演奏ではないだろうか。
    CD 9→ここからは歌曲を集めた物。
    ミヒャエル・ラウハイゼンのピアノ伴奏で収録されたこれらは、シューマンやヴォルフ等のドイツ歌曲を集めた物。
    アンダースの歌声も見事だが、ラウハイゼンの繊細な伴奏も聴きどころ。
    CD10→こちらは全曲シューベルトの歌曲を集めた内容。
    戦後録音の春のおもいのみフーベルト・ギーゼン、他は9枚目と同じラウハイゼンによるピアノ伴奏で収録。
    アンダースのドラマティックな歌唱が聴きどころで、伴奏も変わらず上手い。

    CDは厚紙で出来た紙ケースと言われるタイプのものに収録されている。

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     2020/08/07

    徳間がドイツシャルプラッテンの音源を持っていた時に発売されたCD。
    名曲アルバムといういかにも初心者向きなタイトルながら、収録されている曲は必ずしも有名な曲ばかりではないというちょっとマニアなCD。
    演奏陣には、ノイマンやケーゲル、マズアと言った世界的にも知られた指揮者や、ヴィーゼンヒュッター、ハネル等、東ドイツ中心で活躍したマエストロが登場し、オケは、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団に、ベルリン放送管弦楽団、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団と様々な音源を集めた物ですが、流石東ドイツ、どれも水準は高い演奏で、楽しく聴けます。
    録音はアナログだと思いますが、ほとんどが良好です。

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