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オペラが婚約者な男 さんのレビュー一覧 

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/08/23

    レヴァイン盤は忠実な演出のライブ映像の方が定番なせいか、録音の方はあまり一般的な評判を耳にしません。しかしこれは価値の高いものでした。
    クナのように神秘的でもない、ベームのようにドラマが凝縮されているわけでもない、カイルベルトのように豪快なわけでもない。何が良いって、録音がなかなか良いのです。解像度も高いらしく、モノラルやライブでは聴こえなかったパートの音までよく聴こえ、全て心地よく響くのです。レヴァインのテンポ運びはゆったりしているものの消化不良を感じさせる場面もありますが、その分スコアに書かれた音全てに意味を持たせ、また録音がそれをしっかりとらえることによって、一つ一つの瞬間に新たな発見が生まれます。またいろいろな音が聴こえるからといって耳障りになることもなく、曲の持つ美しさやバランスもよく考えられています。そして必要な時には歌手以上にオケを鳴らします。まるで指揮、オケ、録音が一体となって、この作品の解りやすさを追及しているようでした。
    歌手陣は全体的に健闘。全員が「解りやすいワーグナー」を目指して堂々としています。ライブではパッとしなかったジークムントのレイクスもなかなか頑張ってます。ジークリンデのノーマンは立派すぎて、まだライブの方が合っていたかな?ゴルトベルクにはずっこけさせられることも多かったが、今回のジークフリートは丁寧に無難にこなしています。またグートルーネにステューダーというのもポイント。モリスも良いのですが、ハイティンク盤の方が相性が良い気がしたのは個人的な好みでしょうか・・。
    そしてやはりベーレンスでしょう。彼女のブリュンヒルデが目当てなら是非この録音を聴いて下さい。バイエルンでのライブ録音ではアクの強さやスタミナ切れが出てしまい、メトの映像では抒情性が目立ち彼女本来の強さが伝わりにくい所もありましたが、このスタジオ録音では常に良いコンディションで彼女の魅力をたっぷり堪能出来ます。女性としての繊細さや可憐な面を大事にしながらも生きるものとしての強さも兼ね備え、怒り狂う場面では狂乱し体の内側から叫び訴え、聴く者を圧倒します。そしてオケが絡み合うとその相乗効果で力強さが増し凄いことに・・・。
    この録音は、全てのメンバーが無理することなく自分の実力を出し合い、結果的に力強く解りやすい名演が生まれた、という好印象なものだと思いました。そしてそれは「ワーグナーがどうのこうの・・」と尽きること無い議論をするものではなく、「指環」がどのように書かれているのか、美しくダイナミックに伝えてくれるものだと思います。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 10人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/12/04

    この年代のベストキャストが揃っているのが魅力的。スタジオならではの安定感にオケのアンサンブルの素晴らしさ。それでこの値段は安い。
    ハイティンクの指揮は確かに「いろんな意味で無難」ですけど、それにより歌手の良さが引き立っていますし、他の盤では得られないようなツボもたくさんおさえています。例えば、ワルキューレのラストでのしっとりとした切なさとジークフリート一幕ラストの躍動感の対比、ジークフリート三幕冒頭から炎越えまでの手に汗握る緊張感(結構激しい!)、神々の黄昏の二幕のハーゲンとコーラスのシーン(大変だー!という感じのテンション)など、まるでファンタジー映画を見ているかのように物語が最初から最後までバランスよく彩られています。もちろんワーグナーらしい重厚な響きを求めて聴くとかなり欲求不満になる個所も多いですが・・・。
    しかし、この透明感が有りそれでいて上品になり過ぎない色彩豊かな響きに身を任せていれば、不思議と登場人物の情感が胸に迫ってきて、最後には充実した満足感を与えてくれます。これには歌手の健闘(特にモリス)や音質の良さも関係してますが。

    10人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/08/29

    同年のヴェローナ盤と同じ演出です。しかしこの演出、野外劇場向けではなく、完全に屋内向けですね。ヴェローナでは歌唱とバレエは良いもののいまいちコンセプトが伝わらなかった演出が、このリセウの舞台では見事に凝縮され、ピッツィ本来の美的感覚を堪能できます。登場人物の心理描写もハッキリしていて、見ていて感情移入も半端じゃありませんでした。第二幕ラストも満足です。歌手は粒ぞろいで熱演。容姿が?だったりもしますが…。コロンバーラはヴェローナ盤でも出演していますが、同演出でも舞台によって振る舞いや役作りが違うということを実感しました。それにしても「時の踊り」の素晴らしいこと♪ちなみにメインダンサー2人はヴェローナ盤と違い上半身裸です。しかしそれにより、モダンとクラシックを融合させたこの独特な振り付けを更に味わい深いものにしています。セクシー♪
    日本語字幕があればファーストチョイスですね。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/07/08

    最近なにかと不調と言われがちなグレギーナですが、ここでは豊かな中音域を聴かせてくれます。さすがに高音はギリギリだし、数年前に比べて声と発音がこもりがちになりましたが…。それでも女性として目覚めていく演技はさすがです。何年も前から「歌いたい」と言ってた役柄だけに思い入れが特に強いみたいですね。それにリュー役のアレクシアと共に演出家の細かい演技指導に見事に応えています。
    そのアレクシアですが、歌唱自体は「それなり」な印象ですが、美しい舞台姿と細かい心理描写、それに見合った声で、リセウ盤のフリットリに匹敵する演技を見せます。特に第三幕、実際に○○ながら歌ったリューを観たのは初めてでした…。
    ベルティは…まあ…数年前よりかは良くなったかな…。
    演出は映画的で、細かい設定や演技指導がとてもリアルです。メータのダイナミックな指揮も相まって、総合的にはカレッラ&リセウ盤のDVDと良い勝負かもしれません。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/07/08

    あるCDショップで最終シーンを放映していたのをたまたま視聴し、星空の下で歌うキラキラ衣装の2人を観て「珍しく正統的な演出だなー」と思っていたら…大詰めで…人目を気にせず泣きそうになりました。確かに衝撃的ですが、最後の大合唱との違和感が全く無く、この演出家のバランス感覚の良さが良く出ていると思います。
    歌手では他の方たちのおっしゃるように歌、演技ともにフリットリが最高で、冒頭での登場シーン以降は彼女しか目に入らないくらいです。特に第三幕のアリアの前のソロ(愛を訴えかけるところ)の息の長いフレーズは絶対聴くべきです。この役は観客の支持を得やすい役ですが、カーテンコールでのフリットリへの大歓声は「本物」ですねー。
    デヴォルは、きっと全盛期の収録だったら歌も容姿もピッタリだったんだろうなー。「影のない女」や「神々の黄昏」も視聴した自分には思い入れの強い歌手ですが…。初見の方には厳しいかもしれませんね。もちろんこの舞台でもベテランのオーラ発揮ですが。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/03/27

    一番のお気に入り演出だったもののDVDセットは高くて買うのをためらっていてそれから数年…待ってて良かった!この値段は凄い!
    注目はやはりクプファーの演出。薄暗い間接照明、少ない鉄筋セット、ただっ広い異質な世界で、とにかく皆走り回る!そして活き活きとしてる!神の威厳は何処へ…?しかしここまでドラマの本質を的確に、時にシンプルに浮き彫りにした演出も少ないと思います。それでいて今やオーソドックスとも言える演出なので、誰でも安心して見れる思います。ただラインの黄金の神々の振り付けは…いつ見てもクサイな〜。
    演奏は指揮歌手ともに、演出とセットになってさらに魅力が倍増するもの。たとえ耳で聞くと弱い歌手がいても、目で見ると誰もが演出の意図をくみ取り的確に動いているので、弱いなんて言えないですね♪
    劇場の響きのバランスをそのままとらえた感じの録音も特徴的。オケと歌手とホールが一つになってる感じ。これを「良い雰囲気」と感じるか「うるさい」と感じるかは好みによるかな。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/03/24

    全体を聴いてみた第一印象は、やはり「音が残念」でした。いや、ラインの黄金やワルキューレはわりと奇麗に残ってるし、たまに鮮明さが無くなるものの基本的には良いんですよ。でも神々の黄昏の第一幕後半のノイズや二幕ラストのモコモコ具合(これは致命的!)は…痛いです…。演奏が劇的で迫真に満ちているだけに(さすが演劇の国♪)残念。
    それでも充分買う価値はありました。瑞々し過ぎる二ルソンも注目ですけど、やはりケンぺの指揮が素晴らしすぎます。全曲がこんなに短く思えたのは初めてです。ただ表面的にテンポを動かしたり押しつけがましく自分のテンポで引っ張っていくのではなく、聴く側が思わず納得してしまうような…不思議な躍動感を感じました。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/02/06

    素晴らしい演奏!少し加工臭がするものの劇場の熱気をたっぷり伝える素晴らしい録音!素晴らしい値段!でも唯一許せないのは、一幕の最後の最後の最後(男性合唱とクルヴェナールの登場する残り数分)でCDが切り替わること…

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/13

    ヴァルナイ同様、メードルも「全盛期の歌声をステレオで聴くべき歌手」でしょう。そのためにまた出費したものの、やっぱりこのシリーズは高すぎるな〜。もう当分買い物出来ない…。でもその分、収穫も大きかったけれど…。メードルはモノラルやメゾ時代の録音からは想像出来ないくらい、豊かな声量、言葉に込められた様々なニュアンス、瑞々しい高音の持ち主でした(高音で惜しい所もあったものの…)。ヴァルナイのような神々しさはありませんが、メードルの気品溢れる姿と怒りに我を忘れる姿の演じ分けも見事です。特に自己犠牲は聴きこむほど味が出てきますよ。
    カイルベルトの音楽には第一チクルス盤と比べ余裕さとスケールの拡がりが出てきたように思えます。特に幕切れはこちらの方が感動できました。ただ第二幕の録音レベルがもう少しド迫力だったら良かったのに…。
    なんとヴァルナイがノルン役で登場します。彼女は何を歌っても説得力がありますね。言葉に魔法をかけることが出来るみたい…。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/13

    こういう演奏を聴くと、当時の聴衆は良かったな〜、と思うと同時に、当時の熱気を余すとこなく繰り返し味わえる素晴らしい時代になったものだな、と思ってしまいます。「ジークフリート」では真面目すぎたカイルベルトの指揮も、こちらではしっかりハマっています。特に二幕はグラインドルの迫力も手伝い緊張感溢れる名演となっています。録音状態をいまさらどうこう言う必要は無いでしょう。ここまで楽しませてくれれば…。
    指揮は相変わらず骨太ですが、三幕でのブリュンヒルデの登場シーン以降はヴァルナイの歌声と共にどんどんのびやかになって行き、幕切れでの偉大な愛の響きに涙しました。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/13

    出費を抑えなきゃと思いつつ買ってしまった…。なぜなら「ジークフリート」でのヴァルナイをステレオで聴きたかったから。その目的なら買って損なしです。まず目覚めてからの「Heil dir Sonne!」で既に涙です。ラストの二重唱で思考も飛んで行ってしまいます。ただ他の録音と比べると、いつも程の本調子ではないような気もしますが、それでも神々しい歌声を鮮明な音で聴けるのは嬉しいですね。
    他の歌手では、ステレオになり、まずクーエンの性格表現が想像以上に凄かったと判明しました。イロシュヴァイもステキ♪
    全体では、ノイズや音割れは仕方ないとして、それでも音の渦と鮮明な歌手の熱演ぶりに圧倒されるでしょう。でも音量を落として冷静に聴くと、カイルベルトの音楽は「ジークフリート」には骨太過ぎるように思えてしまいます。特に二幕はクラウス53年盤と比べると真面目過ぎるかも…。それでも充分名演なんですけどね。ヴァルナイ目的だけなら星五つにしたいですが…。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 8人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/01

    散々迷ってOpera Doro盤にしました。安いしデザインも面白いし…。
    確かに、もう少しオケが前面に出てきてくれたらと思う事もありますが、劇場の奥行きと熱気は充分に伝わってきますし、歌手が特に活き活きとしているので、歌手主体で聴くのも悪くないと思います。特に、クラウスの良さが最も表れている「ジークフリート」はオケ・歌手ともに録音レベルもド迫力なので、これ以上の加工は必要無い気もします。
    その「ジークフリート」ですが、一言で言うと最高傑作です。クラウスのスケールの小ささはここでは全く気にならないし、むしろ楽劇全体が生き物のようにピチピチしています。歌手は全員熱唱!ヴィントガッセンは相変わらずリズム感の悪さや指揮とのズレズレを披露しています。でも明らかに熱演しているのです。クラウスの気のきいた指揮のおかげもあり、全く気になりません。そして最後は、のびのび歌うヴァルナイと、天空に拡がっていくようなクラウスの音楽ともに見事な愛の賛歌を作り上げ、思わず自分も大興奮してしまいました。
    もちろん他の楽劇も素晴らしいですが、「ジークフリート」だけでも価値があるぐらいです。

    8人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/12/25

    高校1年の時、自分のお小遣いで買った初めてのリング全曲です。今のように情報も少なかったので、図書館で参考書と睨みあい迷いに迷ってこの盤に決めたのが昨日の事のようです。もちろん当時は大満足でした。そして、良質で手頃な価格のセットが手に入りやすくなった現在、「今思うとベームのオケは重みが少ないのではないか」「全体的にクチャクチャしてるのではないか」などなど思って聴き返してみると、とんでもない!画期的な名演は、いつまでたっても名演のままなのだと改めて感じました。クチャクチャの印象はおそらく録音に問題あるのでしょう。その中からでも手に汗握る緊張感溢れる厚い響きは充分伝わってきます。基本的に単刀直入な印象もありますが、男さえ惚れるキングの野太い声にノックアウトされ、二ルソンと共に意を決し、アダムと共に悲しみ、最後は共に世界を救う、気付くと14枚あっという間に終わる、そんな演奏です。唯一残念なのはヴィントガッセンがスタミナ不足ということでしょうか。ストレート(ある意味映画的)な演奏を好まない方にはお勧めできません。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/12/19

    やばい…鳥肌が…。ワーグナーともなれば解釈も様々で好みも分かれるでしょうけど、自分にとっては最高でした。ヴァルナイのジークリンデは堂々の貫禄。特に二幕の演技力は五感に訴えてくるものがあり素晴らしかった!メードルは中音域の艶が素敵です。それでいて娘としての瑞々しさも…。指揮は、気持が高まればテンポを運び、怒り狂えば金管をたっぷり鳴らすなど、ストレートな感じが第一印象です。とても人間チック(笑)でも人間が書いた人間臭い楽劇なんだから問題ないのでは?むしろ自分には楽しい。ベームは軽すぎ、クナは重すぎ、と思う方にお薦めかも。カイルベルトのステレオリングはこれが初めて(懐が寒いので)ですが、録音状態は素晴らしいのでは?もちろんたまに不安定になりますし、金管のキンキンはバイロイト史上最強かもですが、ここまでの名演なら音質がどうこう言うよりも、全盛期の歌手たち(特に主役女性二人)の迫真の歌唱と演技を、ありのまま、鮮明に残してくれたことに感謝したいです。今、第一チクルスの神々を注文中で、これも楽しみです♪

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/08/30

    おや…想像以上にお買い得だ…
    あまりの安さに逆に不安だったけどラッキー♪カラスとの比較が聴きもののアンナに、奇跡としか言いようがないロベルトもおすすめだけど、全てにおいて高水準なのはシモンかな。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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