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Bachman さんのレビュー一覧 

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/04/14

    率直に言って「凄い!」以外の感想が出てきません。
    私はBPOとの、もはや伝説?となっているライブ録音を当時FMで録音したものを愛聴しておりましたが、スケールといい、彫の深さといい(ちなみに私は精神性という言葉が大嫌いです。)遥かに凌駕していると思います。
    他に方のレビューで弦楽器主体で金管や打楽器の威力がいまひとつとのご意見がありましたが、私は十分な威力を感じました。
    これが実演だったらと想像すると、いかに日本公演の演奏が凄かったかが、容易に伝わってきました。
    録音もたしかに欲を言い出せばきりがないのでしょうが、音楽を味わうのに全く不足がありません。
    むしろ、この録音が残っていたことを感謝せずにはいられません。
    ただし、この演奏は第9のファーストチョイスにはならない。もしくはしてはいけないと思います。(ある意味終着駅かも。)
    それは、あまりにも凄い演奏であり、気楽に聴くことを許してくれないからです。
    できれば、カラヤンやラトル、ジンマンなど他の指揮者による演奏を聴いたうえで鑑賞することをお薦めしたいです。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/12/27

    この演奏(あえてEMI盤も含めて)については大勢の方々が絶賛しており、かくいう私も初めて聴いたときの衝撃や感動はハンパではなく、一時期はこれ以上の演奏は考えられませんでした。私にとっては音質がどうだとか、編集がどうだとか、技術的な問題がどうだとかは関係なく、一番重要なことは「聴いて感動できるかどうか。」です。そういった基準でいけば、この演奏は私の中では変わらず最上位にあります。しかし、ベストワンだとは思いません。歴史的な背景や演奏の素晴らしさからいけば「世界遺産」といっても良いと思いますが、これを「ベートーヴェンの第九」とは呼びたくありません。あくまで「フルヴェンの第九」または「バイロイトの第九」と思います。何故なら、ベートーヴェンはこの作品を混沌とした空虚5度で開始して、ニ長調の主和音で堂々と終結させているのに、本演奏はあまりにもブサイクな終わり方だからです。最後の主和音がキマッてこそベートーヴェンがこの作品に込めた思いが再現されると思うからです。「終わり良ければ全てよし。」です。そういった理由から、素晴らしい演奏であることは疑いありませんが、あえて減点1としました。

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/07/20

    LP時代からの愛聴盤でしたが、CDで久しぶりに聴いてみました。当時はベルリンフィル盤の迫力は認めつつも、ウィーンフィル盤の方が好みでしたが、いま改めて聴いてみると、断然ベルリンフィル盤が優れていると思います。全盛期のベームがいかにスゴかったか如実に伝わってきます。この演奏の特徴は、部分的に緩急自在な面はあるが不自然ではなく、むしろ早めのテンポによる引き締まった、いかにもドイツ的な演奏と思います。最近のテンポが遅いだけの重厚?な演奏ではなく、テンポが早くても十分に重厚です。やはりブラ1はこうでなくてはなりません。恥ずかしながらミンシュ/パリ管の名盤は未聴ですが、ドイツ・オーストリア系が指揮したドイツの交響曲としての付加価値?も含めて、私にとってはナンバーワンの演奏です。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/04/06

    まずは第5から・・。冒頭の有名な主題の扱いについて、4つの音をひとつの単位とせずに8つの音をひとかたまりとして処理しており、ヤルヴィの見識を感じます。フェルマータの扱いにしても、これまでのどんな演奏よりも説得力があるように思いました。なんといっても感心したのは、第3楽章の繰り返しをしないで、スムーズに終楽章に突入していることと(繰り返しがないことを最初物足りなく思ったが、慣れてくるとこちらの方が流れが良い。)ピッコロ、コントラファゴット、トロンボーンが追加されての劇的な音色変化をこれほどまでにハッキリと判らせてくれた演奏は初めてでした。(特にコントラファゴットの威力がすごい。)オーケストラの編成が小さいことも良い方向に作用したと思います。ライナーノートに記載があるとおり、「ベートーヴェンの頭の中で鳴っていたであろう音楽」と思いました。第1については、一般的にハイドンやモーツァルトの影響が濃厚な曲との認識に対し、真っ向から否定するような演奏と思います。それこそ、ハイドンの曲のあとに聴けば判りやすいが、斬新で革新的な音楽であることが、よく伝わってきます。ほかの交響曲についてもいえることですが、ヤルヴィの演奏は学究的でもなければ20世紀的でもないスタンスでありながら、曲がもつ本来の良さを際立たせているように思います。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/02/02

    けいおん!初心者です。どれも良い曲ですが(最初聴いたときは、正直「なんじゃこりゃ〜」と思った曲もありましたが・・・)、その中でも前向きで明るい曲調ながら何故か切ない「U&I」とけいおん!版「Thank You For The Music(by ABBA)」ともいえる「天使にふれたよ!」は泣けます。かわいらしい詩がほとんどですが、楽曲自体は正統派のバンドミュージックと思います。ヴォーカルも声優が歌っている事の良い面(声に表情がある)が出ていて、例えば声そのものの力で感動させるアギレラなどの歌手とは違った魅力があります。CasseteMixはなんともいえないライブ感が、とても心地よいです。それにしても声優も含めたスタッフの愛情が、こんなにダイレクトに伝わってくるアニメは初めてです。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/12/31

    個人的な話ですが、年末はブル8漬けの状態でノヴァーク(チェリ)、ハース(ヴァント)、シャルク(クナ)版と聴き進めて、ようやく第1稿にたどり着きました。率直にいって曲の完成度という面では微妙ですし、本当のブルックナー好き以外には少々難物ではないでしょうか?第1、4楽章の終結部や第2楽章のトリオは全くの別物で、私としてはハース版が自分の感性に合います。しかしながら、ブルックナーに対する私の印象として「口下手で話がくどくて大げさな田舎のおじさんの話を聞く感覚。」に最も近いともいえるので、実はこれが一番好みかもしれません。ヤングの演奏は、必要以上に構えない、いわば自然体でありながら、聴かせるべきところでは十分満足できます。録音の良さも含めて、この第1稿のスタンダードな演奏としてお薦めできます。ただし、俗にいうところのブルックナーのイメージ(大宇宙の云々)は期待しないほうが良いでしょう。やっぱり、私にとってブルックナーは「田舎の口下手なおじさん」です。

    7人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/12/30

    非常に引き締まった「筋肉質のブルックナー」という印象です。ベルリン・フィルの高級な音も効果的です。同指揮者でこれ以外の演奏を知らないので断言は難しいのですが、最上級の演奏と思います。チェリビダッケとは全く方向性の違う演奏ですが、甲乙をつけられません。しかし、どちらがよりブルックナーらしい演奏かというとこちらになると思います。最晩年にこのような演奏ができたヴァントは本当に素晴らしい指揮者です。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/12/29

    超弩級の名演と思います。まず一聴して気づくのはオーケストラの響きが透明で、不純物のない純水のような音(特に弦楽器)を出していることです。
    私はチェリビダッケについてはロンドン交響楽団で実演に接していますが、
    このときも曲目は違っても響きの透明なところは全く同じでした。
    各楽器のピッチが完璧に合っているとしか思えません。
    これを聴いた後にヴァント&BPOで同曲を聴いてみましたが、「高級な音」を出してはいても、透明度では完全に負けていました。
    音の話ばかりですが、そのくらい「音」が違います。
    ブルックナーには「純粋な音」が相応しいと思います。
    演奏については、巷間いわれるように非常にテンポが遅く恣意的と感じる方もいますが、私はそうは思いません。ブルックナーという作曲家はある意味全てを超越していますが、この演奏も版・テンポ・作曲家の意図などどうでもよくなるくらい超越してしまっています。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/09/05

    期待通りというか期待以上の演奏と思います。第九は多様な要素を持っているため、オーケストラが良くても合唱がダメとか、合唱がよくても独唱がダメと・・なかなか満点の演奏に巡り合えない。これは、その点でも十分に満足できました。物量に頼らない豊かな響きや充実した声楽陣、特にゲルネの独唱はフルトヴェングラー/バイロイトのエーデルマンに匹敵する素晴らしさと思います。しかし、なんといってもこの演奏を特徴づけているのは「軽やかさ」と断言したい。(けして軽くはない!)年末ではなく春先などに聴きたくなる新たな「第九」の名盤です。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/06/13

    どちらもすばらしいが、特に「田園」がすばらしい。なかでも終楽章は初めゆったながら、やがてテンポが早くなり抜群のリズム感により、まるでワルツを聴いているかのような錯覚を覚える。これまでも「田園」については数々の名演に接してきたが、初めての経験でした。この楽章が嵐により楽しい祭りが中断した直後であることを改めて思い起こさせます。オーケストラの楽員たちが楽しいそうに演奏している様子が目に浮かびます。パーヴォ・ヤルヴィなかなかやるもんです。第九がますます楽しみになってきました。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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