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ym さんのレビュー一覧 

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/10/28

    評価が分かれるカラヤンのトリスタンだが個人的には非常に好きである。官能性という点ではフルトヴェングラーと並び双璧だろう。カラヤンの指揮もいつもの客観性はなりを潜めていてかなり特異である。所々主観的で没入感がすさまじく登場人物の苦悩っぷりをにじませる演奏である。それほどトリスタンはカラヤンにとって特別だったのだろう。全体的にフルトヴェングラー盤に近い表現で、いわゆる「深い」演奏といっても差支えないと思う(このあたりがカラヤンらしくなく評価に戸惑う理由なのかもしれない)。

    7人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/10/28

    ワルキューレのみショルティ盤に不満(ホッターが不安定、ショルティの指揮も前三作の演奏にくらべてなぜか破壊力がなく緊張感にかけているように思える)があったためワルキューレはカラヤンのほうがよいと思う。四部作の中で一番抒情的で魅力的な旋律にあふれたこの楽劇を、ドラマチックさにもかけず、若々しさを失わず陶酔感たっぷりにこなしたカラヤンの手腕は実に素晴らしい。リリカルなカラヤンに特に向いている作品だったのだろう。ラインの黄金、ジークフリートも両ストーリーのロマン性を際立たせていてすぐれた演奏だと思う。ただしワーグナーが経験した革命のなまなましさを彷彿とさせる黄昏はこの芸風だとあまり向かない、ジークフリート役もよくないし。(とは言っても黄昏も演奏自体は前三部作に比べて集中力と気迫がかけているというわけでもなく非常に高水準なので聴き手との相性の問題だろう。現に夜明けとジークフリートとラインの旅は実に輝かしく一番いい演奏だと思うし。)

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/10/28

    管弦楽のための協奏曲は丁寧で緻密だがちょっと演奏にゆとりがありすぎる。旧盤のロンドン響との緊張感のある演奏のほうが殺伐としていて好みである。ただし弦チェレや中国の不思議な役人をはじめとしたほかの曲に関してはショルティらしいアグレッシブな演奏で以上の不満は感じなく気に入った。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/10/28

    ショルティのモーツァルトは若々しさとリリカルさが魅力的。テンポも軽快で切れ味もよく、聴き手をびっくりさせるような唐突なアクセントのつけ方が実は古楽器系にちかい。アバド以前の20世紀の巨匠指揮者の中で唯一といってもいいくらい古楽に近い演奏をしたショルティの先進性はもっと評価されてもいいだろう。今の時代ならおそらくこのあたりが肯定的に評価されるであろうモーツァルトである。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/10/28

    このセットで特に圧倒的な演奏が繰り広げられているのはタンホイザー、神々の黄昏、パルジファル。タンホイザーで見せるオーケストラの統率力は20世紀最高レベルに達している。神々の黄昏でのショルティ盤の世界の終り的な終末感は今後越えられないと思う。神秘的に演奏されがちなパルジファルにおいて聖杯騎士団をはじめとしてそれらの神秘性をはぎ取って、教団の邪悪さをえぐるように露悪的に描き出すという解釈は素晴らしく(さすがユダヤ系!)いわゆる「奥行のある深い」演奏だと思う。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2014/10/28

    リュートのための古風な舞曲とアリアは私が一番好きなカラヤンの演奏。今では失われてしまったものへのノスタルジックな感傷があふれていて実に感動的(オペラでいえばさながら、ばらの騎士の世界)。古き良きヨーロッパへのロマンチックな絶ちがたい愛着を表現させるとこの人ほどうまい人はいないと思う。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/10/28

    ショルティのヴェルディは切れのよさ、煽情性、音の透明度の高さを前面に出しており、トスカニーニにかぎりなく近い芸風なのがよくわかる。ショルティの激情性はヴェルディには欠かせない。
    カラヤンとの比較だとワーグナー、シュトラウスは互角だと思ったが、ヴェルディだとリズムが重くおそろしくドイツっぽいので、ショルティのほうが明らかに向いていると思った。(ただしカラヤンにはそういう意味で他にない唯一無二の面白さはある)

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/10/28

    陶酔感や高揚感はあるけど客観的でどこかドライというシュトラウスの芸風はショルティによくあっている。同時代のすぐれたシュトラウス指揮者であるカラヤンは官能性を前面にだし、すべての音を溶け合わす(悪く言えば分厚いレガートでオーケストラが何をやってるのかわかりにくい、ある意味難解な演奏)。カラヤンとの比較でいえばリズムの乗りの良さと音の明晰さという点ですぐれており、かなりわかりやすい演奏である。たとえば場面転換のようなもっとも高揚する部分での緊張感と凝集力あふれた演奏は圧倒的。ただし、瞬間瞬間の煽情性をショッキングにあおり過ぎているという批判もあり得るだろう。
    サロメで比較すると、カラヤンはすべての出来事がまるで夢の中で進行するようであるし、ショルティはストーリーの残忍さをかなり生々しく表現する。このショルティ特有のえげつなさは好みが分かれそうだが、個人的には支持したい。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/06/30

    全体的に第一チクルスよりもオケの状態がはるかによい。カイルベルトの指揮自体も前回よりのりにのっていて、白熱している。バイロイトのオケを、実に上手く扱っている。地味なカペルマイスターだとおもっていたこの指揮者の指環演奏にこれを聴いてようやく納得できた。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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