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のんちゃんNJ さんのレビュー一覧 

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  • 9人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/12/06

    これは素晴らしい。神々の黄昏のゆっくりとした導入と言い、クナッパーツブッシュよりも音が良く、乱れが少ない。 歌手もこの30年間では最高のレベル。録音状態も今までのバイロイトの中でも最高峰だろう。バレンボイムは私も先入観が評論家Uのせいであったが、今回改めて見直した。カイルベルト、クナ、ベーム、カラヤン等も良いが、それぞれ一長一短。今の私には録音状態、歌手の実力、迫真迫るオケと言い総合状態で見ると余程こちらの方が愛着がわく盤になった。

    9人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/12/05

    これはライブとしては本当に素晴らしい。目だったミスや破綻も誤魔化しもなく、最初はしっとりとした情感に訴えるようなタッチで入っていく。3番の右手はもう少し華やいだ青春のきらめきが個人的には欲しいが、これはこれで落ちついた秋の情景を連想させるような表現になっている。曲が進むにつれ次第にしっとりした情感のみならず、より深い盛り上がりも見せる。終始左手のリズムが安定して表現に一層の深堀を与え、テンポが安定している為に聞いていて非常に落ち着きを与える。ライブとは全く気づかない程完成されている。これで録音がパリッと更にしていれば、満点に近いだろう。兎に角、自分としてはロルティやキーシン、アルゲリッチ、タニエルに比べより理想に近いCDが誕生した事を素直に喜びたい。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/11/21

    この一巻は良い。二巻と比べても遥かに良い。落ちついて地に足を付け、一切の脚色をせず、ひたすら楽譜に忠実に弾いてバッハの世界を描出する感がある。テンポは遅めだが、揺れない。録音も私の装置では二巻よりも良く聞こえる。ヒューウィットは一巻が今一、シフも所々違和感のある演奏が一巻にあるが、このヴィエルの一巻がそれらの一巻の不備を補って余りある演奏だ。逆にヴィエルの二巻は、それらの演奏より出来が悪い分だけ、この一巻は買いだと思う。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/10/19

    録音は最高レベル。自分のステレオで聴いても家の中のその場にチェロが居るような響きを奏でてくれる。又、楽器1570年製の響きも最高。木の共鳴して目の前の家具をも揺らすような奥深い響き。演奏もオーソドックス。奇を衒い、功を焦った風が全く感じられない。フルニエやカザルスよりも自分の家のCDで聞く限り優れた演奏だと思う。しかし、唯一自分にとっての不満は所々でえげつないというか、独特のえぐみというか、バッハの臭みを強く感じてしまう所だ。それは録音によるのか、楽器によるのか、演奏なのか今一つ判然としないが、ずっと通しで聞いているとこの曲の持つ灰汁を感じてしまう。そこが一点マイナス。でも、今まで聞いてきた中では最高。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/06/12

    ポリーニは好きなピアニストではないが、これだけは行ける。この曲の人形を想定したロボティクスな曲想と、必要とされる高度なテクニックがポリーニの無機的で最高の技術と合っているのだろう。二十年前始めて聞いた時は、仰け反るほど驚愕し、興奮したが、年が経つにつれ聞き返すとその無機性というか、余りにも機械的な描出に聊か閉口を覚えるようになったのも事実。もう少し、人間的な温もりのある木彫りの人形とか、ちょっと糸が絡まったような要素も有っても良いのではないか?と思えるようになってきた。とは言え、全ての音符を全くミス無く正確に引き通し、かつ無機的な人形を完璧に描き出すのは、空前絶後で今後ともポリーニ以外では不可能ではないか。その意味でやはり、最高点である。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/06/09

    ベートーヴェンのピアノソナタ全集としては最高のものだと確信する。長い間、バックハウスを聞いてきたが、これでコヴァセヴィッチに鞍替え出来た。スタインウェイの見事な音色、落ち着いて、深彫りされた表現。大言壮語無く、かつテクは抜群、しかし、単なるピアニズムやテクに陥らず、現代ピアノの美しさとその表現力を満喫出来る。敢えて、言えば9番の表現にもう少しモーツァルト的な華やかさと翳り、21番のワルトシュタインにもう少しだけスピードを抑制した表現があれば、申し分なしだが、他の曲は絶賛に値する

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/05/22

    これは素晴らしい。バッハの深みを慈母観音のようなふくよかさと、愛しみ、そして穏やかさで包んだような演奏だ。それでいて日本人アーティストに良く見られる造詣の無さやフォルムの弱さは微塵も見られない。リズム・メリハリは西洋音楽だが、他の東西のヴァイオリニストに見られない耳に対する優しさを感じる。無伴奏は、相当なヴァイオリニストでもずっと聞きとおすのがつらいものだが、始めて心地よく聞きとおせた。ラウテンバッハー、ペトリと色々の直近の話題盤と較べても圧倒的に一押し。最高のお買い得盤だ。

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/05/20

    うーん。正直言って難しい。一部の人が激賞する宇宿のベートーヴェンでこの9番は宇宿ファンの中でも最高と言われているようだが、他の指揮者を置いても最高かと言われると甚だ疑問に思う。やはり、日本人アーティスト特有の造形・メリハリの無さが目に付き、所謂のっぺりとした演奏に聞こえる。同じ日本人でも朝比奈も造形は弱いが、朝比奈には内声の充実があり、一種独特の魅力があるが、宇宿にはそれもない。買うほどのCDではないと思う。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/05/19

    うーん。一部の評論家や、最近話題の3者共同著作のN氏やF氏が選帝侯ソナタのいたわるやさしさ等を絶賛するが、何度聞いてもその打鍵の強さと、デリカシーの無さには共感出来ない。やはり、21世紀のスタンダートとして後世に伝えるほどの録音では無いように自分は思う。ファンの方には申し訳ないが。何でこんなにピアノを強く叩き付けるのか? 自分の耳が悪いのか、理解不能で、コヴァセヴィッチやバックハウスとは比べ物にはならない。

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/05/17

    先日買ったが、実に素晴らしい。ここの所、毎日聞いていて新しい曲に触れる度、感銘する。録音もロンドンデッカで超優秀。何より曲毎のむらが無い。他の指揮者が良く録音しているザロモンセットも他の有名指揮者と全く遜色なく、もっと心安らかに聞こえるし、某著名極端評論家が絶賛する99番のクリップス盤と比べても余程、自分にはこちらの方がオーソドックスで素直に耳に入る。そのレベルで珍しい初期の交響曲や中期の余り話題にならない交響曲も聴けるので絶対にお勧めだ。今までの評論家は何をしていたのだ? しかも破格の安さ。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/05/17

    うーん。一部、感心する部分もあるのだが、強弱の付け方、リズム等今一つ自分の感性には合わない。先日買ってこれで5回程通しで聞いてみたが、やはり少し前に買ったコヴァセヴィッチの方が遥かにオーソドックスで録音も良い。特に一部のパートでの打鍵の強さーこれは、ロシアンピアニズムに多かれ少なかれある所だが、気になった。その意味ではギレリスと共通する悪癖も一部ある。ギレリスよりましなのは、一部詩情が豊かで、柔らか味のある点で辟易する程ではないという点だが。録音は、古いものからやや新しさを感じるものまで相当な時間帯がある

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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