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古き良き時代 さんのレビュー一覧 

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     2020/10/19

    一晩のコンサートをこの2枚で十分堪能できます。
    素人の私が聴いても「おや?」の箇所も残っていますが、多分、採り直しはしていないと思います。かえって好感を感じます。


    無論、60年代のあの切れ味、テクニック、閃光が閃くような鋭さを求めるのは筋違いです。それを通り超えたところで、人生最後の輝きを見せてくれている、この他に比べようのない「芸人」の至芸を楽しむべきです。


    ホロヴィッツは、良い意味での本当の「芸人」であり、我々が喜ぶものを、彼の表現で提供してくれます。もう、こんなピアニストに出会うことは今後無いと思います。

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     2020/10/19

    素晴らしい名演の素晴らしいカップリングです。


    皇帝 全く無駄のなく考えつくされた末にカッティングされた最高に美しいダイヤモンドの細工作品を見るような演奏です。月並みな言葉を使いたくありませんが「美意識」「男の美学」の極です。ジュリーニの伴奏も全てが両者の同意の上に展開されている絵物語です。


    ソナタ4番 皇帝をさらに上回る印象を小生にあたえている録音です。LPでの初発売の際に、これ一曲で一枚モノになっており、「ハンクラやシューベルト21番以外にもソナタ一作品で一枚モノ」に驚いたのを覚えています。ここまで美しく雄弁に初期の作品が演奏されたのは皆無でしょう。こうなれば、後期作品に匹敵する無心の美しさを感じてしまいます。ただただ、考え抜かれた語り口に耳を傾けてる30数分です。若き日のベートーベンの息吹さえ聞こえてきそうな演奏でした。


    絶対に購入して損はありません。

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     2020/10/12

    学生時代にLPで愛聴していました。
    一夜のコンサートのミニ版と言った感じのものですが、十分に楽しめます。

    現在ではもう殆どいなくなってしまったと言ってよい、いい意味での「芸人」=お客さんを喜ばせてくれるピアニストの面が大いに感じられて、私の年齢も同時に感じてしまいました。

    少しだけですが、録音に不満があります。ピアノの鋭さを強調してくれるのは良いのですが、残響の美しさが聞き取れません。これで★一つ減らしました。

    なお、同種のホロヴィッツのLP・CDでは、もうオリジナルは廃盤になっていますが、4S(シューマン・シューベルト・スカルラッティ・スクリャービン)の小品を集めたSONYの超名盤があります。

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     2020/10/11

    クライスレリアーナ、子供の情景 は、晩年のDGへのデジタル録音があります。録音状態はDG盤の方が良いのはあたりまえですが、演奏は、このSONY盤が断然優れています。特にクライスレリアーナが超絶的名演でした。


    闘志を漲らせたピアニスト・天才作曲家の表情 と 天才が世間をバカにしまくっている道化の表情 などなどがまるで魔法の如く垣間見ることができました。

    残念ながら録音状態は残響が乏しく余裕の感じられないものになっていますが、それを差し引いても絶対に聞いておきたい名演です。 

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     2020/10/08

    演奏だけをとったら空前の名CDです。

    特に熱情が素晴らしい。多分、今まで50種類以上の熱情を聴いてきましたが、このホロヴィッツ盤を文句なしのNO1に推薦します。ひたすら冷徹に、鋭く、闘志さえ感じさせる切れ込み鋭い、まるで暗闇から閃光が放たれると同時に刃が出てくるかのような演奏でした。残響が少なく、ピアノの直接音をとった、ややモノラル的なステレオ最初期録音が、この名演奏を皮肉なことに、一層引き立たせてくれています。

    月光、ワルトシュタインもSONYステレオ再録音を上回る鋭さを感じさせる名演でした。唯一の残念は、モノラルであることです。

    もう、こんな演奏は聴けないでしょう。

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     2020/10/08

    ホロヴィッツのスクリャービンがここまでまとめて廉価で聞けるのですから文句のつけようのないCDセットです。

    あの暗い20世紀前半的なムードが満載された、怨念的とさえ言える演奏で、これを聴けば定評のあるアシュケナージのソナタ全集が本当に健康的に感じてしまいます。

    RCAモノラル時代の録音レヴェルについては今更、文句を言っても始まりませんが、SONYステレオ時代の録音は残念ながら美しい残響が聴かれず、かと言って鋭さもモノラル的になってしまっており、残念でした。

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     2020/10/08

    これは素晴らしい演奏です。
    スカルラッティの作品はピアノ初心者でも演奏可能なものでしょうが、ホロヴィッツが演奏した際の、あのギラギラさ、透明さ、雄弁さは例えようもありません。

    録音はSONYの60年代のものですから、DGやDECCAに比べると残念なレヴェルにとどまっていますが、それを差し置いても絶対に聞き逃せないCDだと思います。

    BGMとして聴くのもよし、真剣に神経を集中させて聴くのもよし、リスナーの要望に100%応えてくれるCDです。

    これを聴いたらチェンバロ演奏は聴けなくなりますね。

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     2020/10/08

    大学生時代のLPより聞き続けてきた作品です。

    聴くたびに感動してきましたし、ホロビッツの至芸を堪能させていただいたものです。


    しかし、この時代のSONYの録音レヴェルに起因するところが大きいと確信しますが、ホロヴィッツの切れ味鋭い、暗闇から閃光が出てくるような、無心の境地のような鋭さが最大限には再現されていません。

    その意味では、RCAモノラル時代の方が、良い音質だったかもしれません。
    RCA復帰・DG移籍後のショパン演奏は、残念ながら年齢からくるとしか思えない衰えを感じてしまいました。

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     2020/10/06

    大学生時代のLPより聞き続けてきた作品です。

    聴くたびに感動してきましたし、ホロビッツの至芸を堪能させていただいたものです。


    しかし、この時代のSONYの録音レヴェルに起因するところが大きいと確信しますが、ホロヴィッツの切れ味鋭い、暗闇から閃光が出てくるような、無心の境地のような鋭さが最大限には再現されていません。

    例えば、熱情では、RCAの旧録音の鋭さ(ステレオですがモノ的な広がりの無さがかえって恐るべき迫力を出すという感じがしました)には及びません。

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     2020/09/29

    素晴らしい名演奏・名録音です。
    ある意味で颯爽としていますが、エマソンSQみたいな、所謂「味気無さ」は皆無で、聴かせどころは十分「心得ている」を感じる演奏です。

    このSQのベートーベンは、ベートーベンMASTER WORK 51の後期3枚(12〜16番)で入手しましたが、録音の良さを加味して評価すると、トップクラスだと思います。

    是非、DGには、ベートーベン、更には彼らの全録音CDを廉価で発売していただきたいものです。モーツアルト全曲は今も何とか入手可能ですが、私は、全録音のCD化を待っています。
    (エマソンの全録音が発売されているので、同時期にDGが売り出していたハーゲンも、もうすぐかもしれませんね)

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     2020/09/28

    録音・選曲・価格は文句のないところです。
    「これから弦楽四重奏曲をまとめて聴こう」と考えている方には、WARNERのアルバンベルク盤以上に推薦でいます。(アルバンベルク盤には、モーツアルト・ベートーベンなどの重複録音がありました)
    演奏技術が抜群なのは、小生でも分かります。


    しかし、私には、これだけ快速スピードで演奏された彼らの演奏に、つねに??を感じ続けています。「もう少し、俺に味わわせてくれる時間を!」と言いたくなるような演奏です。


    明らかに好き嫌いの問題ですが、同じ時代のDGが取り上げていたSQ団では、ハーゲンSQに軍配をあげます。ハーゲンSQの集大成版が早く出ないものか、と考える昨今です。

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     2020/09/16

    待ちに待っていたセットです。大学生時代に、LPで買い集めたこれらの名演が、まとまった形で発売されるのは本当に嬉しい事です。


    現在の多くのSQ団を聴いた後では、「何とも時代じみた演奏。また録音!」と言われる方も多いと思います。その通りです。しかし、この演奏にある、真剣さ・厳粛さは、なかなか凌駕できるものではありません。
    現在ほど、簡単に録音の機会が提供されなかった時代の演奏には、ある種の、「つきつめた気分」を感じてしまいます。


    彼らの全演奏の中でも、ベートーベン全集(ステレオ盤の方)に次ぐ、大きな遺産だと思います。是非、お聞きになることをお勧めします。

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     2020/09/16

    初発売時に高価で購入したのを覚えています。確か、国内盤で初期・中期・後期の3セットだったと思います。

    素晴らしい演奏です。彼らのベートーベン弦楽四重奏全曲は全部聞いていますが、このライブ盤が最高と断言できます。彼らにしては珍しいほど、熱気溢れる前のめりと言っても良い演奏になっており、観客との一体感も素晴らしかったです。
    アルバンベルクSQのライブ全集とも通じるところがありました。

    唯一の改善要望は、なんと9枚組! 7枚で収録している全集が主流なのに、価格面で少し損をした感じになってしまいます。
    まあ、そんな事は大問題ではないので、是非、お聞きされるのをお勧めします。

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     2020/09/07

    貧しい大学生時代にEMIのLPで、1・2番を聴いて以来、ファンになっています。フランス風などとの下らない評価は絶対に不可で、逞しく漸進的な名演でした。

    惜しいのは録音で、硬く・残響の乏しいものになってしまっています。
    クレンペラーのこの時期の多くのEMI録音も全く同じ傾向で、この時期のEMI録音の限界を感じると同時に、同時期のDECCAの優秀さに改めて感心しました。

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     2020/08/19

    歴史に残る名演奏・名録音です。

    「カラヤン最後の録音」と言う先入観で聴いてしまう私に責任があるんでしょうが、これほど、「天国的な安らぎ」を感じてしまう第二楽章には、なかなか出会えません。


    オケがウイーンだから、オケがベルリンだったら、などと、どこまでわかっておられるのかは「??」の評論家の方々のご託宣は全く不要です。永遠と流れるがごとき名演に、是非、聴き入っていただきたいっものです。


    一時、レコード会社の意を受けたのか、一部の評論家が行った過大評価のため、ウザイほど、目にしたヴァントの録音とは、比較にならない静謐と完成度のある演奏です。


    同コンビの8番と並ぶブルックナーの最高演奏・録音と絶賛しても過言ではないでしょう。

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