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烏 さんのレビュー一覧 

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/10/25

    このDVDの一番の値打は何といってもドミンゴのアルフレードだろう。容貌も声も若い上に、表情の細部に至るまで演技力も上々だ。タイトル・ロールを歌うストラータスはまあこんなものだろう。レヴァインの作り出す音楽はスピードがあり疾走感がある。この頃の方が主張があっただろうか。ゼッフィレッリの演出はやや装飾過剰だ。映画の説得力とオペラのそれとはやはり違うと思う。音質はやや古さを感じさせ、また画質は十分な質とはいえ、映画仕立ての割にはもう一つだ。

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     2009/10/24

    この曲の復元の学術的な価値はわからないが、ともかく我々はコープマンのおかげで、バッハのもう一つの受難曲を享受できることになった。マタイ、ヨハネの厳しさに比べてこのマルコは優しいが、それもコープマンの人柄によるのであろうか。そして、ここでの音楽もまた、イエスの受難に限りなく優しく寄り添っていくのである。しいて言えば、エヴァンゲリストの声にもう少し透明感が欲しいが、全体としては大いに満足すべき演奏である。音質、画質ともに極めて上質だ。

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     2009/10/24

    バルトリはもちろん、他の歌手陣もみんななかなかのロッシーニ歌い。やっぱりロッシーニはブッファだと改めて思うDVD。ヒューストン・オペラは初めて聴くけれど、カンパネラの指揮のもと軽々とこなしていく。演出は特に目を引くものはなく、まずは無難なところ。音質、画質の水準はけっこう高く、ジャケットの写真よりははるかにいい。

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     2009/10/24

    流麗に歌うバッハといえばたしかにそうなのだが、逆に立体的な構築性にはやや欠けるようだ。また、カテドラルは残響音が大きいだけに、聖歌隊の合唱の各声部が混じり合ってしまっている。人数をこの半分以下にすれば、より鮮明で透明感のある響きになるだろうと惜しまれる。音質は良好、映像の鮮やかさは見事。

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     2009/10/23

    かつて、日本でも美人姉妹ピアノ・デュオとして人気を博していたラベック姉妹。その頃は興味がなく、名前しか知らなかったが、今回廉価にひかれて購入してみたところ、これが大いに拾いものだった。姉のカティアの動と妹マリエルの静。ピアノフォルテに向かうひたむきさは胸を打つ。イル・ジャルディーノ・アルモニコとのコンビネーションもいい。指揮のアントニーニの動きは奇妙だが。音質、画質共に十分に満足のいくもの。

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     2009/10/22

    実にすばらしい名演。崇高で感動的なバッハだ。これまではマタイを偏愛するあまりヨハネを軽んじてきたが、ヨハネがこれほどの作品であったかと再認識させられた。演奏はソリストのみならず、オーケストラの個々のプレイヤー、合唱団員の一人一人に至るまで力量も高く、また志も高い。その上にアンサンブルも実に見事だ。唯一の欠点はサントリーホールでの収録であること。これが、どこか荘厳なカテドラルであったら、さらにDVDの価値が高まっただろうと思う。ただし、そのおかげで音質、画質は抜群なのだから一概に欠点とも言えないのだが

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     2009/10/21

    この演奏をCDで聴けば、残響音が大きすぎて籠った音に聴こえるだろう。しかし、DVDでは、それがかならずしもマイナスにははたらかず、むしろ聖堂での臨場感として感じられるだろう。サヴァール&ル・コンセール・デ・ナシオンの演奏は深く心に沁みる。音質、映像の画質ともに高品位だ。

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     2009/10/21

    マッティのドン・ジョヴァンニは、容姿、演技、歌唱ともにやんちゃ坊主みたいだ。若々しいとも言えるし、ダンディズムには欠けるとも言える。カシュマイユのレポレロは、ちょっとくたびれた中年男風。風情はともかく、歌唱技術には問題あり。ツェルリーナは若手ソプラノの儲け役だろうに、ラーションでは老け過ぎ。ブルックの演出は、ロンドンの小劇場でシェークスピア劇の現代版を見ているような趣き。私はなかなかいいと思うが、好みや評価は分かれるところだろう。ハーディング&マーラー・チェンバー・オーケストラの演奏は躍動感に溢れており、これだけでもDVD の価格の値打ちがあるだろう。音質はボリューム・レベルが低いだけで、けっして悪くはない。ただし、マイク・セッティングには難あり。画質は上々。

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     2009/10/14

    ヴィチェンツアのテアトロ・オリンピコのステージは、まるでバロックの街そのもののようだ。ポネルはそれを実にうまく活かしつつ、これもバロック風の華麗なコスチュームで劇を造り上げた。アーノンクールとコンチェントス・ムジクスの音楽も、これ以外に考えられないほどだ。歌唱も見事。音質、画質も最高だ。

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     2009/10/14

    スルグラーゼはヴィジュアル部門(演技も含めて)では、歴代でも1,2を争うカルメンだろう。ベトナム系のド(ホセ)も、よく歌ってはいるが、カルメンには気押されっぱなしだ。もっとも、役柄からすれば、それでいいとも言えるのだが。マチェラータの舞台はずいぶん横長だが、フェレッティの演出は動線の長さとして、それをそこそこに活かしている。また、2幕と3幕オープニングのペアダンスは官能的で美しい。ただ、マルケ州オーケストラと合唱団は、屋外ステージということもあって、力不足の感が否めない。音質、画質はともに屋外にしてはかなり良好だ。

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     2009/10/12

    ここのレビューでもシェーファーの評価が高いようだが、声、歌唱は満足するものの、容姿の点ではもう少し高望みをしてもいいのではないか。他の歌手陣はキューブラーをはじめ、そうじてベルク向きだろうし、シェーファーとのコンビネーションもいい。ヴィックの舞台はいかにもグラインドボーン風の(あるいはそれ以上に)シンプルなものだ。また、デイヴィス&ロンドン・フィルの音楽は、良くも悪くもうまくまとまっている。音質、画質はかなり高水準。

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     2009/10/11

    ネトレプコは終演後もひときわ大きな拍手喝采を浴びていたが、今やそれだけの貫録とスター性を十分に備えたソプラノだ。カトラーもなかなかに美声だが、アルトゥーロを歌うには幾分リリカル過ぎるかも知れない。また、セキの演出は良くも悪くもメトロポリタンスタイル。すなわち、安心して見ていられる舞台なのだが、斬新さと冒険心には欠けている。サマーズとメトのオーケストラも軽快でテンポはいいのだが、もう少しドラマティックでもいいのではないか。音質、映像はともに高水準。

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     2009/10/11

    主だったオペラのDVDはだいたい持っているか、あるいはラヴェルかラトルがことさらに好きだという人以外にはあまりお薦めできないディスクだ。チューリッヒ歌劇場でのコルサロ演出の『ヘンゼルとグレーテル』では、センダックの装置がなかなかに効果的であったが、ここではそれもあまり成功しているとは思えない。歌手はあまり見たことがないメンバー(私が知らないだけかも)。ラトルの音楽も特にいいというほどでもない。なお音質、画質ともにそこそこだ。

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     2009/10/11

    評判のピーによる演出ということで大いに期待して購入したが、私には残念ながら「期待にたがわぬ」とはいかなかった。しかし、評価については意見が分かれることだろう。やたらに目まぐるしく変化する電気仕掛けの舞台が見せる「幻想」は、大がかりなマジック・イリュージョンのそれのようだ。そこに驚きはあっても、感動までは喚起しないのだ。歌手陣はよくやっていると思うし、なによりも録音の優秀さでオーケストラの響きもまた美しい。画質もきわめて高水準。

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     2009/10/11

    サッカもホロストフスキーもよく歌っているが、ここで特筆すべきは、やはりチョーフィだろう。少しこもったような彼女の声質は、ヴィオレッタにむいているとも、いないとも言えそうだが、少なくともはかなさの表出には適しているだろう。体格はやや小柄過ぎるが、演技力はたしかに女優並みだし、よく雰囲気を伝えている。カーセンの演出もまたこれを後押ししている。マゼールの統率力はたいしたもの。見るからに怖そうだし。録音の音質、画質ともにかなり高水準だ。

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