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ほんず内閣総理大臣 さんのレビュー一覧 

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     2014/02/18

    続々とリリースされるヤンソンス&RCOのディスク、ブルックナーの登場です。で、こちら、毎度の「美演」にて見事な出来栄えかと存じます。オーケストラは実に美麗な仕上がりで、合奏もソロも立派な腕前。ヤンソンスさんのアプローチは、往年のドイツのカペルマイスターのような豪快に鳴らすタイプではなく、しなやかでかつ抒情味あふれるもの。二曲では、第3番が断然すばらしい。力に任せるといやな感じになってしまうこの曲、ヤンソンスさんは抒情味を活かして実に魅力的に仕上げました。ああなるほど、いい曲だなあ、とはじめて思いました。第4番はやや茫洋とした雰囲気を漂わせますが、決め所はビシッと決めるので緩さはありません。まさに「ロマンティック」に仕上がりました。テンポ・ダイナミクス・バランスがどれも最高の適切さで再現されたのではないでしょうか。もちろん、もっと踏み込んだ(突き抜けた)姿勢を求める方もいらっしゃるでしょうけどね。それは好みの問題。録音も極上。期待以上のよいアルバム。満足しました。

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     2014/02/17

    意欲に満ちいい仕事を連発していた頃のメータの、これも傑作でしょう。ニールセンは『不滅』(正しくは『消し難きもの』)のタイトルでなかなかに興味を呼び起こす曲ですが、ディスクはそんなに多くありませんね。まだまだポピュラーではないかもしれません。このメータのディスクは入門編として最適でしょう。この曲では金管と打楽器(ティンパニ!)が大活躍しますが、思い切りよくドンドン・プカプカやらかして、まことに気持ちがいい。平易な楽想を何の迷いも衒いもなく開放的に音にしました。魅力的ないい出来栄えです。一方、スクリャービンも演奏の姿勢は同じながら、こちらは曲がやや屈折していて、出来の魅力としてはニールセンほどではありません。ですが、これも入門編的には最適かも。スヴェトラーノフ大先生のスーパーヘヴィー級演奏では感じなかった「明るさ」とか「輝き」をここでは感じました。録音は例によってデッカの特徴のやけに生々しいけど量感に不足するもの。良好と優秀の間、かな。といふことで、これら二曲の入門編としてとても結構なアルバム。大いにお薦めしましょう。無論、入門編を超えて並み居るディスクの中でも上位に位置する演奏とも言えます。

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     2014/02/17

    さすがに音は古めかしく、ややこもっている感じはあります。ですが、基本、レンジは広くバランスも良好で、鑑賞には何の問題もありません。同時期の交響曲同様、ガッツのある力強い好演となりました。音楽の歩みはしっかりしたもので、繊細さはあまり感じませんが(これは録音のせいかも)、しかし粗さはありません。堂々としてなおかつ輝きのあるブラームス。結構でござんしょう。ケンペさんはこの曲を再録音しなかったんですね。とても残念だなあ。

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     2014/02/16

    期待したのですが、個人的にはあまりよいとは思いませんでした。ライヴ録音というのがハンデなのでしょうか、特に「ツァラトゥストラ」ではオケ全体の響きが十分に捉えられていないような気がします。若干軽めで、マスとしての量感に乏しく、それが演奏全体から力強さを奪っているように思いました。そしてショルティさんのアプローチも直球一本で、柔軟さと歌において不満があります。「ティル」なんかは語り口がうまくなくて、かえってヤボかもよ。ベルリンフィルも能力全開とはいかなかったようです。もちろん技術的な問題はあろうはずがありませんが、カラヤンの時のようなゴージャスさはないし、強さや艶もない。いろいろと足りないのですなあ。といふことで、私個人としては残念な印象でありました。

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     2014/02/16

    今聴いても古さなんか全く感じない、いや、エレクトロニクス過剰の今だからこそ、むしろセンスがいっそう輝く名盤と言ってよいでしょう。シンセサイザーに対する偏見というのは、ポップス分野におけるまるっきりセンスのないその使用(乱用)のせいではないですかねぇ。このアルバムを聴きますと、オリジナルであるドビュッシーの想念の大きさ、アレンジをした富田勲のイマジネーションの豊かさ、この二つの見事な融合と相乗効果によってまるで新たな音楽世界が開かれたというべきでありましょう。問題はシンセサイザーではなく、それをいかに使うかという人間(音楽家)自身の器量の問題。そして第1作がドビュッシーであったというのも最高に幸せで適切な選択でしたね。曲自体が好きなせいもあって、最高傑作は「アラベスク第1番」。輝きと華やかさが光ります。あらゆる意味でエポックメイキングな名盤であります。

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     2014/02/16

    このディスク、まぎれもなくステレオです。パッケージにも書いていますし、聴いてみればわかりますが、ちゃんと左右で分離し広がります。演奏は「やや遅め」というくらいのテンポ感で、後年の異様に遅い(しかも粘る)ものとは違います。ホールのせいなのですかね、このヘラクレスザールは残響が少ないのかな、パウゼで「隙間」が空かないように、先へと歩みを進める流れになっております。鋭さやパンチを退け、実はカラヤン以上のレガートの効いた演奏。ひょっとすると、チェリビダッケがカラヤンをけなしていたのは、同じ路線を狙いながらもカラヤンが不徹底で高いレベルに昇華しきれなかったからなのかしら、なんて勝手な想像をしてしまいます。ま、一つの記念映像として鑑賞しましょう。

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     2014/02/16

    パリ・オペラ座のステージ。この公演、いやそもそもこのオペラそのものが主役二人で出来が決まってしまいますが、その意味ではなかなかに堪能させていただきました、と言ってよいでしょう。フレミングの外題はすこぶるチャーミングですし、アルバレスもデ・グリューというダメ男(ホントに!)をよく歌いました。脇役男声陣はやや弱いですかねえ、声がなんだか通らない。なお、スーパー大ベテランのミシェル・セネシャルが出演しているのはなかなかの見もの(終演後の拍手も大きいしね)。ロペス=コボスさんの指揮は手慣れたもの。歌を活かしながらきちんとまとめました。ただ、もともとのマスネの音楽のせいもあるかもしれませんが、ドラマとしての感情の沸き立ちに乏しいかなあ。いささか盛り上がりには欠けるような気はしました。演出は特に何も言うことなし。録音は良好で、画質はきれい。総じてハイスコアでありましょう。でも、蛇足ながら一言。原作も読みましたし、またプッチーニの作も好きではありますが、もともとのこのストーリー、主役にも脇役にも共感できる(応援したくなる)人物が一人もいないのですねぇ。みんな享楽的で自分勝手、ちょっと反省はするけどすぐに情に流される。厚かましい願いをぬけぬけと言いながら、うまくいかないと「神様、助けて!」となる下司揃い。だから悲劇なんだろうけれど、感動はしないのだなあ。マスネなら「タイス」はその点違いまして、心に響くものがあります。

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     2014/02/12

    タイトルは『フルトヴェングラーを追って』ですが、正確には『フルトヴェングラーのディスクを追って』といふところでしょうか。グランドスラム・レーベルにて板起こしディスクを続々とリリースしている平林さんによる、ディスク探訪記といった趣の本であります。敢えて言えば、「ディスク製作こぼれ話」ですかな。この手のネタは、マニアックな人ほど興味津々、喜んで読むところでありますが、もっとも忠実にフルトヴェングラーのサウンドを再現しているディスクはどれかという観点から最良ディスクを探している人からは、ややまどろっこしい印象もあるでしょう。何より、「良い音」「忠実な音」がいかなるものであるかがフルトヴェングラーの場合にはわからないので(実演を聴いていないから)、結局受け取り手(聴き手)の側の好みが反映されてしまう傾向が否めません。そこが決定的につらいなあ。そして読後の感想は、結局主にメジャーレーベル・リリースのフルトヴェングラーのディスクを聴く側のものとしては、信頼して聴けるものがないという極めて悲観的な想いを持ってしまうことになりかねません。そういう絶望と、もう一つはこういう音盤考古学の未成熟ぶりでありますな。いたるところで平林氏もフルトヴェングラー・マニアの「独りよがり」ぶりを慨嘆していますが、ただ客観的には平林氏自身もそういう中の一人という位置づけもありうるわけで、何とも難しいですなあ。困ったねぇ。さて、総じて個人的には面白く読みましたが、どこか釈然としない気持ちを持ったのも事実。ハイファイという概念そのものが問われているのでしょうな。私はアンプもプレーヤーもデノンで揃えておりますが、それは次のような基準でした。ルネ・コロの実演を聴いた直後、彼のCDを持って電器店に行き、いくつものメーカーのアンプ・プレーヤー&スピーカーを試聴してみて、実演で聴いたのと「同じ」声がしたのがデノンだったので、デノンに決めたということです。そういう実演で聴いたのと同じ音が出るか否かを検証できる限りにおいて真のハイファイはありうるのでしょう。ヒストリカルについてはそれができないケースがほとんどですから、まあホントに難しいねえ。と言わざるを得ません。ムツカシイ問題を突き付ける本です。相当なマニア向けなので星は三つにしておきましょう。

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     2014/02/11

    ケンペの旧録音。大変に充実した出来栄えであります。ケンペのアプローチはアグレッシブ。勢いがあって、力強くオケをずんずん引っ張ってゆきます。繊細さや、情感の閃きのようなところはいささか不足しているかもしれませんが、それらに代わる、信念のような「勁さ」が魅力的であります。ベルリンフィルは実力通りの確かな合奏を聞かせ、その響きは重くも渋くもなく、要所で活躍するトランペットのように燦然たる輝きを誇示してもおります。演奏には大いに満足。録音は無論ステレオの第1番と第3番が良くて、第2番と第4番はやや古めかしいモノラルの音。セッションですので、基本的には良好なモノラルですけどね。全集という視点からは同じレベルのステレオで揃ってくれればどれほどすばらしかったことでしょう。惜しまれます。強いて言えばやはり演奏は第1番と第3番が名演。これらは多くのディスクに比しても屈指の演奏といえます。個人的にはこの旧録音全集、ミュンヘンフィルとの再録音よりも優れているのではないかという感想であります。

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     2014/02/10

    最も「脂ぎっている」頃のカラヤン&ベルリンフィルのブラームス。演奏自体はこの上なくパワフルで(倍管だしな)、グラマラスなもの。力技がやや勝るかなとは思いますが、でもしなやかさや歌に欠けることもなく、総じて聴き手を圧倒する出来栄えになっているのは確かであります。ブラームスの交響曲に関する発見や見識のある演奏とは言えないかもしれませんが、カラヤン&ベルリンフィルが確立した「スタイル」を存分に発揮した、一種のディスプレイとしての製品と言えるでしょう。映像については、そんなに議論するほどのことはありません。要はカラヤンが自己顕示のために作っただけのもので、それ以上の意味はないからです。画面は自分の指揮姿をいかにも「カッコよく」見せるアングルに終始し、オケの面々は演奏者としての位置づけではない。オケについてはむしろ「輝く楽器」や「見事に揃った弓」が強調され、顔のない兵隊としての扱いなのですな。傲然とそれを操るカラヤン将軍を誇示する映像です。後からの編集が多く含まれることは周知のことですから、ベルリンフィルの合奏能力を測るものでもありませぬ。曲の開始と終了時にだけ映されるオケの全景もホントにとってつけたような不自然なもの(画質悪し)。といふことで、パワフルでゴージャスな演奏を気楽に楽しみましょう。録音は、やや人工的な加工があるようで、硬めの音でかつレンジはやや狭め、左右への拡がりはやや強調されております。とはいえ全般的には良い状態で、不満はありません。チェリビダッケが言ったように、「スペクタクル」としての映像作品、そういうつもりで鑑賞しませう。

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     2014/02/09

    ムーティ&ウィーンフィルのシューベルト、大いに結構です。ウィーンフィルの特質を十分に活かして、伸びやかな抒情と晴朗な気分が何とも魅力的な出来栄えとなりました。あまりおなじみではない初期の交響曲がとりわけ聴き映えがいたしますね。「未完成」とか「グレート」は他の演奏家にも名演がずいぶんたくさんありますし、特に「グレート」はここでは反復を全部実行している分、「長さ」が気になってちょっともたれる感じもあります。また、敢えて言うと、全般的に若干力みがあって、もう少し力が抜ければいっそう美感が引き立つだろうになぁ、と感じました。録音については、これまでのレビューでずいぶん非難されておりますが、正直、悪くないですよ。うちのデノンで揃えたセットで聴いた分には、音は鮮明だし楽器のバランスも上々で、何の不満もありませんでした。メーカーの相性とかで何かあるんですかね。個人的には堪能して満足したアルバムです。

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     2014/02/08

    「1812年」はコーラス入りで、しかもちゃんとした歌詞があるという大変に珍しいもの。ですがねえ、聴いていますとなんだか違和感があって(慣れてないから)、特に効果的とも何とも言い難いなあ。弦楽セレナーデは、ごく普通。もっと感情をこめて歌ってほしかったなあ。「ヴォイエヴォーダ」と「ロメジュリ」も正直もの足りない。ま、勝手な希望としては、いかにもイメージ通りの「ロシア」っぽく、重くてかつパワフルな爆発が欲しいのですがねぇ。ホントはプロデューサーだってそういうつもりで企画したんじゃないの?なんてなことを思ってしまいます。録音は優秀。

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     2014/02/08

    ヴェルディの「レクイエム」がディスク1枚に収まっておりまして、なかなか便利であります。演奏は悪くはないのですけれど、ディスクとしての出来にはやや不満。@録音は教会で行われております。広いところでの収録でセッティングの都合で何かあったのか、ややオケが遠めで、特に打楽器がオフ気味なので「怒りの日」のバスドラムもずいぶん遠くで遠慮がちに叩いている感じ。もの足りないすなぁ。Aソリストの声がやたらに前面に出て音量が大きい。オケやコーラスを圧するくらいのレベルの収録で、バランスを失することおびただしい。という、音に関する二つの不満が大きくて、平静に音楽を楽しめませんでした。甚だ惜しいというべきでしょう。プラッソンさんのアプローチも、オケやコーラスもよくやっているので、総じて演奏の水準は高いと思うのですが。

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     2014/02/06

    なるほどね、まさに「快演」という感じです。第4番はやや大きな構えで臨んで力強く、そして同時にしなやかに演奏しました。この曲にはカラヤンやロジェストヴェンスキーの爆演(大爆演)があって、この演奏もずいぶんと鳴らしていますがそれらに比べてしまうとまだ抑えてはおります。ま、それらの演奏は一つの方向性に向かっての強力な推進力が魅力でありますが、ユロフスキーさんはもっと腰を据えて余裕のある対応をしているかのようであります。それに対し、第5番はスピードアップしてずんずん進みます。但し、テンポが速めなだけで、勢いとか力はそんなに感じなかったな。ラストは大見得を切ってバッチリ終了。結構です。録音は良好。やや乾き気味の音で、美しさや潤いにはやや欠けます。トータルはよろしいんじゃないかと思う次第であります。

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     2014/02/06

    久々の復活。主役は超重量級を揃えましたが、アバドさんのアプローチはずっと抒情劇の方に傾いていますかな。全般に盛り上がりでの迫力はありますが、ドラマティックな感じではないですね。悲劇という印象は薄い。一方、シェーンベルクの前衛性を感じさせる感じでもなく、美しい響きと歌の再現が目指されているようです。ちょっとこの大規模作品に対するアプローチとしては、やや「弱い」スタンスのような気はします。そして、当盤に対する最大の不満はスコヴァの語り。甲高い声で極端な抑揚をつけつつ語られると、何だかおちょくられているような気さえしてきまして、興ざめなること甚だしい。これはいかん。録音は良好。全体的にはハイレベルなのですけれど(それは確か)、充実感に欠けて不満あり、といふところです。

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