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hiro さんのレビュー一覧 

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     2012/11/10

    Jose Luis Montonは1962年バルセロナ生まれのフラメンコ・ギタリストとのこと。但し、本作は、Manfred Eicherのフィルターを通過したECMらしい作品に仕上がっています。どこがと言えば、それはクラシカルな響きであり、4曲目のJ.S. BachのAirに集約されています。New Seriesからリリースされてもおかしくない作品とは思いますが、やはり演奏の底流には情熱が感じられるところから、ECM本シリーズでの登場となったと思います。心安らぐ傑作。

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     2012/11/10

    ECMでの2作目。前作に続きChristian Fennesz(g, electronics)を起用しており、YMOのファンも注目するのではと思います。Nils Petter Molvaer(tp)も1曲のみですが参加し、過去のメンバーArve Henriksenの先輩らしいプレイを聴かせてくれます。今やIain Ballamy(Saxophone)とThomas Stronen(Drums)のユニットになりましたが、Rune Grammofon から引き抜いたManfred Eicher の審美眼が光る作品。冒頭からどことなく牧歌的なサウンドが展開され、初期のWEATHER REPORTやMilesのIn A Silent Wayを想起させられます。後半では、Eivind Aarset(g, electronics)が参加し、Prakash Sontakkeという方が中近東風のvocalを披露する曲もあります。JAZZの範疇にとらわれない、美を志向する音楽を探究し続けるECMの矜持を保った傑作です。

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     2012/11/07

    Nils Petter Molver のECMへの帰還が嬉しいManu Katcheの新作。しかし、このアルバムは、主にピアノのJim Watson とManu Katcheが基本的な構造を築き、管楽器の2人、Nils Petter Molver(trumpet)とTore Brunborg (saxophones)が彩りを添えているように聴こえます。ベース奏者はいませんが、オルガンも弾くJim Watsonが低音部を充分にカバーしています。そして、Manu Katcheのドラムスもよく歌っている。ECMらしく、フロント楽器がバリバリ吹きまくる作品ではありませんが、味わいのある佳作に仕上がっていると思います。Nils Petter Molver には、更に頑張って、ECMで久々のリーダーアルバムを発表して頂きたい。

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     2012/11/05

    Neil Young。1945年生まれにしてこのパワー!!。驚きと尊敬の念に堪えません。1979年に発売されたLive Rustに続くアルバムと言われても、疑うことなく聴き通すことができる作品だと思います。とにかく、なかなか終わらないどころか、逆に盛り上がっていくばかりのDriftin’ Backに圧倒され、あっという間に聴き終えてしまう2枚組。Crazy Horseのクレージー仲間と共にどこまでも突き抜けていって下さい。

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     2012/11/05

    ECMレーベルでのピアノトリオの先駆者Bobo Stensonによる久々の作品です。リズムセクションは、ユニークなリーダーアルバムを発表しているベースのAnders Jorminと、控えめながらセンスの良さを感じさせるドラムスのJon Falt。ECMの看板プレイヤーたちも相応の年齢に達しており、1944年生まれのBobo Stensonもその例外ではありません。しかし、そのピアノの響きは瑞々しく、抒情的な流れに身を任すような展開が多いとはいえ、こちらの期待を充分に満足させる出来栄えに仕上がっていると思います。そして、感謝の気持ちを抱かせるアルバム。

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     2012/11/05

    Manfred Eicher氏がどのような意図でこのアルバムをリリースしたのか、私には知る由もありませんが、例えば経営的判断からと思われても仕方ないかもしれません。ECMでなければリリースできない作品かというと首を傾げる方も多いと思います。それほど、本作はECMのレーベルカラー(というものがあればですが)から遠い印象を受けました。どこかのテーマパーク会場の賑やかしイベントで、万人向けのビッグ・コンボ演奏を聴いているような感じ、と言えば反発がくるとは思いますが。ただ驚くのは、1939年生まれというEnrico Rava。マイケル・ジャクソンを取り上げるとは驚きですし、風貌も、相変わらずカッコいい。もちろん、そのトランペットのハイトーンも健在です。

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     2012/07/15

    YMO⇒細野晴臣⇒Exoticaという図式が成立するなら、本作の成功は企画段階で約束されたようなものだったと思います。特にSIMOONは、そのまんま細野さんのソロアルバムに収められていてもおかしくないくらい、はまってます。私はLIMBOあたりから、下半身が勝手に動き出しましたが、THE MADMENとかMUSIC PLANSなんて難しそうな曲も、Senor Coconut(Atom Heart)の手にかかれば、国籍不明のそれこそチャンプルーのようなサウンドに大変身。
    原曲の良さもあるのでしょうね。久々に、本家YMOが聴きたくなりました。

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     2012/07/04

    SANTANAのこれまでの功績を考えると、それはもちろん不満が残る作品だとは思います。しかし、新人、又は無名のバンドの処女作として聴けば、これはかなりの傑作ということになるのでは、とも思います。常に期待が大きすぎる我々に責任があるのかもしれません。反論がある方は5曲目を聴いてからどうぞ。Santana翁にはあと何年も何年も頑張って、作品をリリースし続けてほしいと思います(高中氏の代弁者として)。

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     2012/07/01

    ECM復刻シリーズ(同じアーティストの過去の一時期の作品数枚を組み合わせた簡易ボックスもの)にしては珍しく、未発表ライブが添えられています。そして、これが最大の聴きもので、なぜ、今までお蔵入りになっていたのか不思議なくらいに良い出来栄え。本編の2枚組Odysseyが、どこかメリハリがなく、感情表現の垂れ流しのように聴こえてしまうほどです。In a Silent Way以降のMiles Davisに多大な影響を受けたに違いないTerje Rypdalが、単なる真似ごとではなく、もがき苦しみながらも、ひとつ上の次元に這い上がった貴重な記録がここにあると思います。

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     2012/06/09

    John Abercrombie(1944生)は、Timelessを皮切りにECMで数々の傑作をものにしてきた、いわば重鎮とでもいうべきギタリスト。オルガントリオやMark Feldman(violin)を加えたユニークなクァルテットでジャズファンを唸らせてきました。本作品は、自身のライナーノーツによれば、ジャズ界という生きる場所を与えてくれた、マイルスやコルトレーン、そしてエヴァンスら偉大なる先人への捧げもの、とのことです。ため息が出るほど美しい演奏を可能にしたのは、Joe Lovano (ts)、Drew Gress (bass)、Joey Baron (ds) らメンバーのおかげであるとも。確かに、その音群に全身を浸したくなるような、心地よく力強いジャズが展開されています。それは、こちらの焦る気持ちを軽く受け流し、優しく微笑む美しい大人の女性と過ごすひと時のようにも感じられます。

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     2012/05/16

    Brad Mehldau氏は、△△派とか■■系とか従来のイディオムに分類されるのを嫌い、唯一無二の音楽世界を切り開き、そこをひたむきに突き進んで、ついにはMehldau流と呼ぶしかないような音楽的な高みに到達された方だと思います。本作は、久々にトリオのフォーマットで、全て自身のオリジナル曲を聴かせてくれる作品ですが、こちらの期待?をはぐらかし、安易に身を委ねることを拒むような雰囲気に包まれています。張りつめた緊張感というよりも、それこそジャズのイディオムを切り崩していこうとする作者の意図がそうさせたのだと思います。聴く側にも鍛錬を強いる孤高のピアニストは、どこまで登りつめていくのでしょうか?

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     2012/05/15

    Edward Simonは、CamjazzやCRISS CROSSに優れたアルバムを発表してきた理知的なピアニスト。本作は、映画音楽を題材にし、彼ならではのアレンジを施しての演奏を聴かせてくれます。冒頭の一曲目にトランペットをフィーチャーしたのも、映画音楽らしさを表したかったからだと思います。私にも聞き覚えのある曲が登場しますし、ジャズというより、良質のイージーリスニングととらえてもいいかもしれません。いつになく優しいEdward Simonがここにいます。

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     2012/05/13

    素晴らしい映像記録だと思います。そもそも私は、Talking Headsが3人組のバンドからスタートしたとは知りませんでした。David Byrneの眼差しは、この当時から宙を飛んでましたね。そして、Tina Weymouthは結成以来ずっと、このバンドのボトムを支える素晴らしいベースをはじき出していたことがよくわかりました。
    問題は、絶頂期のRemain in Light時代に、ベーシストもドラマーもギタリスト兼キーボードプレイヤーもいるのに、僕らは演奏がそれほど上手くはないので、と言わんばかりにその道の達人たちを揃えてビックバンド形態でライブを敢行したことでしょうか?
    David Byrneのソロプロジェクトならわかりますが、バンドとして活動している以上は、自分たちより目立つゲストが舞台に立っているのは、ボーカリストを除いては、あまりいい気分ではなかったはずです。
    そんなこんなで、バンドは解散してしまいますが、今聞いても新しいそのサウンドは、時代を経ても色褪せることはないと思います。

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     2012/05/03

    待ちに待ったJohn Taylor (p)、Palle Danielsson (b)、Martin France (ds) による作品。もう、トリオ作品は発表しないのではと危惧していましたが、お馴染みのCam Jazzから最新作の登場。今回は、イタリアの映画音楽家Carlo Rustichelliの作品を取り上げています。やはりメロディ重視の綺麗なピアノがよく歌っています。そこに力強いベースが絡み、ドラムスはWhirlpoolの時よりリズミックに感じます。この3人の息がぴたりと合う瞬間がたまりません。これが大人のジャズですよね。

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     2012/04/30

    2001年8月ケルンでの録音。ケルンと聞くとキース・ジャレットを思ってしまいますが、このChristoph Erbstosserもキース派のようです。11曲中6曲がオリジナルで、作曲能力もたいしたものだと思いました。ジャケットほどアフリカのリズムに溢れているわけではなく、むしろ聴きどころはキース並みに良く歌う彼のピアノそのものにあるようです。というわけで、やはり最大の山場は9分にも及ぶ、You and the night and the musicですね。

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