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レインボー さんのレビュー一覧 

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     2026/08/06

    汐澤安彦指揮、東京佼成ウインド・オーケストラの演奏で収録されたCD。
    ソニーはこれまでコンクール自由曲選としたアルバムを毎年出していたがこの1990年からはコンクールに拘らず演奏会でも使える作品を選曲し、タイトルを新たに吹奏楽名曲集と改名して発売された。
    その第1弾はやはりアメリカの作曲家の作品やアレンジが多いが、コンクールの縛りがなくなかったため、パソドブレ等の小品も選曲されている。
    汐澤&佼成の演奏、やはりベテラン指揮者と国内屈指のプロバンドの演奏だけあって、どれも隙のない演奏に仕上がっている。
    ただ、このコンビにしてはちょっと安全運転気味な所が幾つか聴かれ、例えば冒頭のジュビリー序曲、主題に入ってからはメリハリに欠ける部分があり、この2年後に作曲家本人が佼成に客演指揮した録音の方がより快活でメリハリがあり、この辺りは個人の好みが出そうだ。
    録音年月日は不明だが、1990年だろう。
    ソニー録音かつ、デジタル時代のものなので問題なく聴けます。

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     2026/08/02

    汐澤安彦指揮、東京佼成ウインド・オーケストラの演奏によって収録されたCD。
    ソニーが毎年、その年に出版された吹奏楽の楽譜を使って演奏した新曲演奏集で、主にプレイヤーの選曲向きにリリースされていた物と思われます。
    このCDは1991年盤であり、クラシックの編曲から吹奏楽オリジナルまで、大編成バンドからスクールバンド向きの作品まで様々な作品がバランスよく収録されています。
    当時幾つかの大手レコード会社は吹奏楽の新譜集をリリースしており、楽譜出版社系列のレーベルでは出来ない様々な出版社の楽譜をチョイスし、またそれぞれにカラーのある選曲が特色でした。
    ソニーはアメリカの作曲家に重視した選曲をしており、このCDの殆どがアメリカの作曲家の手による物です(レハールやショスタコーヴィチはオーストリアとソビエト連邦の作曲家ですが、編曲者がアメリカです)
    汐澤&佼成によるコンビの演奏は当たりが多く、このCDでも切れ味の良い演奏で、参考演奏を超えた鑑賞に耐えうる水準の演奏が聴けます。
    またライナーも中々に詳しく書かれています。
    録音は吹奏楽CDとして考えるなら中々に良くさすがソニー、優秀な録音です。

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     2026/08/01

    汐澤安彦指揮、シエナ・ウィンド・オーケストラの演奏で収録されたCD。
    吹奏楽の新曲を集めて録音した内容で、東芝EMIから発売された物。
    当時、ソニー等大手レーベルからも吹奏楽の新曲を集めたCDがリリースされており、出版社系レーベルでは中々出来ない様々な出版会社から集められた新譜を選曲していた。
    レーベル事に選曲のカラーは様々であるが、この東芝EMIは欧米の作曲家を中心に吹奏楽オリジナルや、映画音楽にソロ曲等バリエーション豊か、さらに邦人作曲家の作品まで収録と色んなな作品をバランス良く収録している。
    演奏のシエナはこんにちでは日本を代表する吹奏楽団だが、このCDの収録当時設立2年目の若手団体。
    現在の元気いっぱいのカラーを想像すると肩透かしをくらうかもしれないが、サウンドは割と落ち着いたというか、地味なサウンドで派手さはありません。
    しかし、一曲目のヨークシャー序曲から生き生きとしたキレの良いわかりやすい演奏で、どの曲も高い水準に達しています。
    こんにちでは録音自体少なくなった曲も多く、貴重と言えるかもしれません。
    録音は1992年2月19日から21日にかけて、新座市民会館にて。
    デジタル時代の録音なので、音質等は良好です。

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     2026/07/30

    フィリップ・スパーク指揮、東京佼成ウインド・オーケストラの演奏で収録されたスパークの作品集です。
    佼成出版社が、ヨーロピアン・ウィンド・サークルズと題して発売していた一枚です。
    1992年制作なので、スパーク初期のヒット作品を中心にしたものです。
    スパークの作品集は現在国内盤だけみても結構ありますし、自作自演も幾つかリリースされています。
    この盤はその中でも最初の国内盤の作品集ではないでしょうか。
    演奏者、指揮者共に大変練り上げられた充実した演奏を聴かせてくれます。
    特にオリエント急行、ジュビリー序曲は中々の名演。
    佼成出版社のCDはライナーも充実していますが、本CDも詳しく書かれており、中々に良いです。
    1992年9月22日、23日に普門館ホールで収録されたもので、録音も吹奏楽のCDでは優秀なレベル。
    最後に収録曲目は以下の通りです。

    1~3.祝典の音楽
    4.ジュビリー序曲
    5.山の歌
    6.コンサート・プレリュード
    7~9.ファンファーレ、ロマンス、フィナーレ
    10.オリエント急行
    11.長く白い雲のたなびく国アオテアロア

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     2026/07/29

    ブレーンから発売され2012年まで発売されていたニュー・ウィンド・レパートリーシリーズ。
    1996年発売の本CDが記念すべき最初の一枚です。
    本CDはスパークのシンフォニエッタから始まり、管弦楽や映画音楽のアレンジ、様々なグレードの吹奏楽オリジナル作品がバランスよく収録、邦人作曲家の新曲はありませんが、シリーズのコンセプトはすでに完成しています。
    1996年と古いため、今ではあまり演奏機会の少なくなった作品も収録されており、そういう意味でも貴重かもしれません。
    演奏は木村吉宏指揮、大阪市音楽団です。
    市音らしいダイナミックな響きと、
    充実した演奏は参考演奏というだけでなく鑑賞用にも十分聴けると思います。
    また解説書も中々詳しく書かれています。
    録音は1996年2月1日、2日、アルカイックホールにて。
    録音、音質共に良好。
    最後に収録作品は以下の通りです。

    1.シンフォニエッタ第2番より第1楽章オーヴァーチュア(スパーク)
    2.歌劇『ルイザ・ミラー』序曲(ヴェルディ arr木村吉宏)
    3~6.第5組曲(リード)
    7.ブラック・ホークが舞うところ(スミス)
    8.フリー・スピリット序曲(ジュリー・ウィリアムズ)
    9.アントワープ賛歌(ロースト)
    10.マルテニッツァ 春の序曲(スウェルツ)
    11.ウェスト・セーラム・ウィンズ(ハックビー)
    12.ララミー ウェスタン序曲(シェーファー)
    13.映画『フック』ハイライト(ジョン・ウィリアムズ arrファンデルヘイデ)
    14.バレエ音楽『ライモンダ』よりグランド・アダージョ(グラズノフ arr木村吉宏)

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     2026/07/28

    ソニーが2000年まで発売していた、吹奏楽の新譜集。
    本盤は1994年盤で、1曲を別にすれば当時出版された新譜の作品を選曲した内容です。
    このCDが発売当時は、大手レーベルからこの様なCDが毎年リリースされており、選曲等で各社の個性が出ていました。
    このソニーの物は比較的アメリカの作曲家に軸を置いた選曲をしていることが特色であり、このCDでもそうです。
    この年に選曲された作品は現在では演奏機会が少ない曲も含むので貴重かもしれません。
    演奏は東京佼成ウインド・オーケストラ、指揮は汐澤安彦です。
    佼成の演奏は時にとんでもない演奏があったりしますが、この指揮者と組んだ時はキレの良い演奏が多く、本CDでも参考演奏をはるかに超えた鑑賞にも耐えうる立派な演奏で、これは名演というのはないですが、どれも水準以上の出来。
    1994年2月3日、4日、武蔵野音大バッハザールにて録音されており、元々優秀なソニーの録音に、音響に優れたホールの豊かな響きもあって、録音も高水準だ。

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     2026/07/27

    ナイジェル・ボディス指揮、ノルウェー王国海軍軍楽隊の演奏で収録されたアルバム。
    カーナウ・ミュージックが発売する、自社の出版譜の参考演奏集。
    本CDは2002年に発売された初級から中級向きのグレードの低い作品を集めた内容となっています。
    ブラやコートら、カーナウ・ミュージックお馴染みの作曲家が筆を取ったクラシックの編曲からソロ曲を含む、全13曲が収録されています。
    演奏のノルウェー王国海軍軍楽隊は1820年に創設され同国を代表する吹奏楽団で、CD録音も多いです。
    確かこのバンド、通常29名編成のウィンド・オーケストラ編成だったはずで、このCDでもアンサンブルの能力が高く、クラシック系の作品では遺憾なくその実力が発揮されています。
    作品自体は一度聴けば十分という曲もありますが、演奏は鑑賞にも耐えうる演奏だと思います。
    詳細な録音年は不明ですが、レコーディングスタッフはオランダのデ・ハスケの手による物であるらしく、音質、録音ともに良いです。
    収録曲目は以下の通り。

    1.魔笛序曲(モーツァルト arrハンニケッル)
    2.ライフ・ダンス(ハイムズ)
    3.アイルランドの子守唄(arrカーナウ)
    4.闘技士の歌(コート)
    5.チューバと吹奏楽の協奏的幻想曲(カーナウ)
    6~8.ジョージ・ワシントン組曲(arrハンニケッル)
    9.ケネソー・マウンテン・ブルース(ブラ)
    10.フルートへの軽口(カーナウ)
    11.アメリカの祝祭(シェルトン)
    12.シミアン・プラネット(ブラ)
    13.クリスマスの祝祭(コート)
    14~16.3つの休日の風景(ジョンソン)
    17.冬の祭り(ブラ)

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     2026/07/26

    2000年頃まで毎年、ソニーが発売していた吹奏楽の新譜集。
    本CDは1995年盤です。
    演奏は、汐澤安彦指揮、東京佼成ウインド・オーケストラ。
    毎回お馴染みのコンビです。
    このCDはチャイコフスキーやグレンミラーのアレンジもありますが、殆どが吹奏楽のためのオリジナル作品を中心に選曲されており、また大半がアメリカの作曲家の手による物となっています。
    今でも演奏される曲もあれば、すっかり忘れられた作品もあり、この辺は時代を感じます。
    汐澤&佼成は長い付き合いだけあり、冒頭のフェスティヴァル・ファンファーレの輝かしい金管の響きや、このぶどうからのワインの様にシリアスな作品まで、どの作品も魅力を存分に引き出した演奏で、新譜の参考演奏を超えて鑑賞にもいけます。
    キレの良い演奏でもあり、当たり外れが大きな佼成の演奏ではあたりでしょう。
    録音、音質共に良好です。

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     2026/07/14

    イギリスのレコード会社、ポリフォニックが発売している、グレート・ブリティッシュ・ミュージック・フォー・ウィンド・バンドシリーズの13枚目にあたるCDです。
    このシリーズは名称通りイギリスの吹奏楽作品を収録したものです。
    このCDでは日本でも良く知られたマーティン・エレビーやフィリップ・スパークの作品に加えて、マイケル・ボールやキット・ターンブルと言った当時の新進気鋭の作曲家、元イギリス王立空軍中央軍楽隊の指揮者を務めたロブ・ウィッフィンらの作品が収録されています。
    おおよそCD発売当時の新作を中心に選曲されておりますが、1991年に発売されたスパークのヨークシャー序曲の様に意外と録音の少ない過去の名曲も収録されていたりするのがこのCDの売りの一つ。
    演奏は王立ノーザン音楽大学ウィンド・オーケストラ、指揮はマーク・ヘロンと、クラーク・ランデルの2名です。
    この団体はシリーズでは8枚目より登場し、以後現在に至るまで登場しています。
    この大学のバンド、結構色々と録音がありどれも丁寧な演奏ですが、本CDでもバランスの取れた聴きやすい演奏で、これと言った名演はないですがどれも安心して聴ける高い水準に仕上がっています。
    録音もまろやかなサウンドで、こちらもレベルの高い、良い録音です。
    収録曲目と演奏者は以下の通り。

    1.ヨークシャー序曲(スパーク)
    2~4.モザイク(ターンブル)
    5.ジプシーの踊り(ウィッフィン)
    6.太陽の歌(エレビー)
    7.ミッドナイト・イン・ブエノスアイレス(ゴーブ)
    8~10.カンブレア組曲(ボール)
    11.トリスタン・エンカウンター(エレビー)

    演奏
    王立ノーザン音楽大学ウィンド・オーケストラ 1~11
    指揮
    マーク・ヘロン 1、5、6、8、9、10
    クラーク・ランデル 2、3、4、7、11

    録音
    2007年9月、10月、マンチェスター、王立ノーザン音楽大学

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     2026/07/13

    イギリスのレコード会社、ポリフォニックが発売しているグレート・ブリティッシュ・フォー・ウィンド・バンドシリーズの12枚目。
    これはイギリスの作曲家の吹奏楽作品を録音、紹介していくシリーズで現在まで23枚出ている人気シリーズです。
    取り上げられた作曲家はマーティン・エレビーや、アダム・ゴーブといった日本でも知られた人物や、マイケル・ボール、ギルバート・ヴィンターと言った日本ではマイナーな人物も収録されています。
    このCDに収録されているのは比較的珍しい作品が多く、貴重な音源となっています。
    演奏は第8巻より登場した王立ノーザン音楽大学ウィンド・オーケストラ、指揮はクラーク・ランデルとマーク・ヘロン。
    このバンド、ポリフォニックはもちろん、様々なレーベルに録音があるがこのCDでも丁寧な演奏で安心して聴ける水準の演奏になっています。
    録音も良く、まろやかで癖の少ない聴きやすい録音だと思います。
    収録曲目と演奏者は以下の通り。

    1.クラブ・ヨーロッパ(エレビー)
    2.タイムライン(ターンブル)
    3~5.3つのプロセッション(ボール)
    6~8.トロンボーン協奏曲(エレビー)
    9.コース・フォー・セレブレーション(バリー)
    10.スペクトラム(ヴィンター arrニュートン)
    11.アドレナライン・シティ(ゴーブ)

    演奏
    王立ノーザン音楽大学ウィンド・オーケストラ 1~11
    指揮
    マーク・ヘロン 1、2、9、10
    クラーク・ランデル 3~8、11
    ソリスト
    ブレット・バーカー(トロンボーン) 6~8

    録音
    2006年10月、マンチェスター、王立ノーザン音楽大学

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     2026/07/11

    一見すればテレビとの企画盤、クラシック初心者向きの一枚に思える。
    実際聴きやすい様に編集されており、通常よりも短く終わるように収録されている。
    演奏はワーナーが保有する音源から有名な音源を集めたもの。
    だがしかしこのCD、フランツ・アンドレがベルギー国立放送交響楽団を指揮した天国と地獄が収録されているかなり珍しいCD。
    アンドレはベルギーの指揮者でテレフンケンなどに、いわゆる通俗名曲的な曲をいくつも録音した人。
    演奏には活気とメリハリがあって、大変良いのだがネームバリューの問題か、こんにちではそれらの音源はCD化がされず、早期のCD化が期待される指揮者の一人だろう。
    こんな企画盤でひっそりと抜粋とはいえCD化されるとはこのCDの企画者の目はなかなかなのかもしれない。
    またサティの猿の王様を目覚めさせるファンファーレもあまり録音自体は少ないので珍しいと言えるだろう。

    この2つの内容に興味があれば購入しても良いが、その他はワーナーの音源、それも今でも手に入る物ばかりなので興味が無ければ無理してまで手に入れる必要はないだろう。

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     2026/07/10

    ポリフォニックが発売していた、イギリス吹奏楽作品集の第21枚目。
    タイトル通り、イギリスの作曲家が書いた吹奏楽作品ばかりを集めたと言う内容で、1990年の第1巻より長きにわたって発売されている人気シリーズです。
    演奏は第8巻より登場している、王立ノーザン音楽大学ウィンド・オーケストラによるもので、指揮は、クラーク・ランデル、マーク・ヘロン、ジェフリー・マシューズの3名が指揮をとっています。
    過去の名作を取り上げたりすることもあるこのシリーズですが、本作では近年の作品を中心にした選曲です。
    日本でも良く知られたマーティン・エレビーや、ナイジェル・クラーク、マイナーなニコラ・レンショーや、元イギリス王立空軍中央軍楽隊の指揮者を務めたダンカン・スタッブスに、ロブ・ウィッフィン(ウィッフィンはこのシリーズ最初期のアルバムで指揮をとっている)らが選曲されています。
    この中で注目なのは最後に収録されたワーテルロー200でしょう。
    ワーテルローの戦いから200年を記念して書かれたこの作品は、非常に劇的で、様々な楽曲が引用された壮大な作品。
    また冒頭のマジェスティも式典の厳粛を持った良い作品。
    王立ノーザン音楽大学ウィンド・オーケストラの演奏も良く、バランスのとれたサウンドと、丁寧な演奏で作品を知るには十分な水準。
    2015年に収録されたもので音質は良好。
    最後に収録作品は以下の通り。

    1.マジェスティ(ウィッフィン)
    2~4.すべての季節(エレビー)
    5.トッカータ・イン・ブルー(スタッブス)
    6~9.トランペット協奏曲『地平線の神秘』(クラーク)
    10.スター・ダンスト(レンショー)
    11.クラウド・ドリフト(ウィッフィン)
    12~15.ワーテルロー200(エレビー)

    演奏
    王立ノーザン音楽大学ウィンド・オーケストラ 1~15
    指揮
    マーク・ヘロン 1、5、10、11
    ジェフリー・マシューズ 2~4
    クラーク・ランデル 6~9、12~15

    ソリスト
    ブレンダン・ボール(トランペット) 6~9
    アンドレアス・ヤウリ・アンドキア(バスーン) 11

    録音
    2015年9月、王立ノーザン音楽大学、マンチェスター

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     2026/07/03

    イギリスのレーベル、ポリフォニックは主に吹奏楽のCDを発売している会社です。
    そのポリフォニックの人気シリーズがイギリスの作曲家の吹奏楽作品を紹介していく、グレート・ブリティッシュ・ミュージック・フォー・ウィンド・バンドシリーズで、このCDは5枚目に当たるもの。
    このCDはマーティン・エレビーとフィリップ・スパークという今や人気の作曲家の作品を集めたもの。
    エレビーは『ベネチアン・スペルズ』『吹奏楽のための交響曲』スパークは『リンディスファーン狂詩曲』『ダンス・ムーブメント』を収録、最後のダンス・ムーブメントを別にすれば演奏や録音の機会の少ないマイナーな作品を収録しています。
    これらを演奏するのは、ロブ・ウィフィン空軍中佐指揮、イギリス王立空軍中央軍楽隊です。
    演奏団体は1920年に創隊されたイギリスを代表する軍楽隊であり、日本ではロイヤル・エアフォース・バンドと言う名前で国内盤CDが出ていたりもしました。
    指揮者ウィフィン中佐はイギリス王立空軍連隊軍楽隊、イギリス王立空軍西部方面軍楽隊の隊長を務めた後に、中央軍楽隊のバンドマスター、1998年1月に空軍音楽監督に就任、この頃に録音を幾つか残しました。
    このCDでも演奏は優れたもので、吹奏楽らしいダイナミックな音楽作りとです。
    バンドの技術は確かで、余裕がありますし、何よりあまり録音の少ない作品をプロの演奏でこの水準で演奏となれば十分ではないでしょうか。
    録音は1998年5月にアクスブリッヂ空軍基地にて収録されたものであり、しっかりとした録音で中々良いと思います。

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     2026/06/30

    ペーター・ベスト大尉指揮、イギリス王立海兵隊スコットランド軍楽隊の演奏で収録されたアルバムです。
    スコットランドをテーマとした作品を中心に、吹奏楽オリジナルや行進曲等を選曲したものです。
    イギリス王立海兵隊スコットランド軍楽隊は、プリマス軍楽隊やポーツマス軍楽隊程は知られていませんが、昔から録音があり、軍楽隊の再編された現在も活動している様です。
    本CDは本拠地のHMSカレドニア、ロサイス基地で録音された物ですが、録音年は書いていません。
    しかし指揮のベスト大尉は1998年にこの軍楽隊の音楽監督になったのでそれ以降でしょう。
    演奏は終始安定した演奏で安心して聴けるもの。
    曲によってはパンチに欠ける演奏もありますが、ペントランドの丘の中間部の艶のあるユーフォニアムの様な、マリーズらしい響きが随所に聴けてこれはこれで悪くはないです。
    録音はデジタルなので良好です。
    最後に収録曲は以下の通り。

    1.ファンファーレとフローリッシュ(カーナウ)
    2.行進曲集 センパー・スプレミス(ハリス)我が家(クノップフェル arrバリボール)銀の胡桃(カレン)ペントランドの丘(ハウ)
    3.スクランブル(ヘス)
    4.エディンバラ城(ジョンソン)
    5.ミスティ(ガーナー arrロバーツ)
    6.スターダスト(カーマイケル arrネスティコ)
    7~11.ケルトの叫び(ハーディマン arrグラハム)
    12.交響組曲『遥かなる大地へ』(ウィリアムズ arrラヴェンダー)
    13.フンメル・ゲッツ・ザ・ロケッツ(ジマー arrバリボール)
    14.ダーク・アイルランド(arrマクダーモット)
    15.ザ・ゲール(マックレーン arrマクダーモット)

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     2026/06/29

    ドイツの作曲家、カール・タイケは行進曲『旧友』の作曲者として世界的に知られ、アメリカのスーザ、イギリスのアルフォードと並ぶマーチ王と言って良い作曲家です。
    しかし旧友の他にはツェペリン伯爵、忠誠の2曲が知られている他は全く作品が知られていませんでした。
    そんな中ナクソスが2024年に発売したタイケの行進曲作品集はこの作曲家の真価を問う画期的な一枚で、翌年には2枚目が発売され、更に今年この3枚目が発売されました。
    シリーズとしては残念ながらこれが最後の様です。
    この3枚目は7分に及ぶタイケにはしては珍しい大行進曲『攻城戦祝祭行進曲』に始まり、知られざる23曲が収録されています。
    タイケの作品はウィーン風の流れる様な旋律とプロイセンのカチッとした作りが特徴で、当たり外れの差はありますが当たれば良い作品が多いです。
    本CD収録曲でもタイトルにもなった『新しい友』『国際人』『憂さ晴らし』の3曲は有名曲にも匹敵する中々の出来だと思いますし、『ドイツの芸術』『旗へ敬礼』『帆をいっぱいに上げ』『持ち堪えて』『友情と信義』『ホーエンシュタウフェン』『平和の旗の下に』『平和の祝い』等も良いメロディを持った佳作と言えるのではないでしょうか。
    演奏は変わらず、アレクサンドル・ハンソン指揮、スウェーデン王立海軍軍楽隊です。
    キレの良い端正な演奏で、これと言った名演はないがどれも安定した出来で作品の真価を適切に伝えてくれる良い演奏だと思います。
    録音は1巻、2巻と同じ日にちの収録で音質は綺麗ですが、立体感に欠ける録音が残念です。
    行進曲ファンは勿論、ウィンナ・ライト・ミュージックが好きな人にもおすすめの一枚です。
    ドイツにはブランケンブルクやブロンと言った良質な行進曲を多数作曲するも十分な評価を得られているとは言い難い作曲家も多いのでナクソスには是非それらの作曲家の作品集の制作に期待したいところです。

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