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広島のパヴァンヌ さんのレビュー一覧 

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/10/25

    「田園」マニアの私は中学生のころ、友達と「田園」のレコードをありったけ持ち寄り、聞き比べをしていました。しかし、最後に聴くのはいつもこのベーム盤。ワルターやクリップス、クリュイタンスなど、他にも魅力的なレコードはたくさんありますが、ベーム盤が最良ですね。自然体でゆったりくつろげる演奏とともに、大変魅力的なウィーンフィルの美しさを余すところなくとらえた録音も素晴らしい。これ以後、これを凌駕する録音が表れていないことは驚異ですね。まだSACDシングルレイヤーSMHで出ていませんが、これ、絶対たくさん売れると思います。ユニバーサルさん、そのときは、ジャケットは是非国内LP初出の時のデザインを使ってください(裏面も)。あのデザインも大変魅力的なのです!

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/10/25

    ブルックナーの8番と言えば、よくシューリヒト盤がほめられますが、このたび聞き比べてみて、このベーム盤がそれに勝っていることが分かりました。どちらもウィーンフィルらしい美しく柔らかな響きが収録されていますが、シューリヒト盤が情に流され、テンポ設定が流動的であるのに対し、ベーム盤はむやみにテンポをかえず、がっちりと曲作りがなされています。また、いつものベームらしくブラスを適度にしっかりと鳴らし、その完成度については一分の隙も見せません。また、このたびのSACDシングルレイヤーSMH仕様では、響きが団子状になることがなく、音離れがいいと言うか、音が空間にしなやかに広がっていく様子が感じられるのです。ベームによる自然体の曲作りと、ウィーンフィルの実力と演奏の完成度の高さ、そして録音の良さと盤質の高さが一緒になって、大変感銘深いひとときを過ごすことが出来ます。今、ブル8ではこれが最高かもしれない。でも値段が少し高いですね。これを聴くと、ベームの他の録音もSACDシングルレイヤーSMHで聴きたいと思う人が多いんじゃないかと思います。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/10/22

    これ、面白いです。テンポの遅さと言ったら、他ではあり得ません。演奏時間は交響曲が42分強、ハイドン変奏曲が23分弱ですから、このロングタイムに勝るものがあったら教えて欲しい。交響曲は初っぱなからスローテンポで、しばらくすると大きなブレーキが掛かり、旋律が時に金管のロングトーンの場面に変身。それでもブラームスを感じさせるところは、さすがクナ。それにしても、楽員はよくついていったもんですね。ハイドン変奏曲も金管がとちりながらも、聴かせる演奏になっています。これらは、スタンダードな演奏ではありません。完成度は高くありません。はっきり言って、時に破綻しています。それでも、この曲の新たな側面を確認できるし、他では味わえない充足感があります。と言うわけで、取り合えす評価は★5つとしておきます。甘すぎますかね。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/10/22

    チェリビダッケのブルックナーについて、リアルタイムに聴いていない人にとっては抵抗があるらしく、最近の雑誌でもその緩やかなテンポに対して評価が高くないようです。しかし、これは紛れもなく絶品ですよ。録音がきれいにとれていると同時に、ハーモニーが全く破綻なく、入念なリハーサルに支えられた演奏の完成度の高さも比類がありません。これだけでも十分価値があるはずです。そのうえ、チェリビダッケの宇宙的な解釈が聞けるのに、どうしてケチをつけられましょうか。それでもお気に召さぬ方がいらっしゃるようですが、これ、会場で聞くと、絶対しばらく感動で声が出なくなると思います。かく言う私は、このセットを初版で購入していました。2万円という安くない値段で、30cm四方の豪華ボックス6000セット限定でした。他の人に購入される前にそそくさと予約をし、手に入れました。そして、どっぷりとチェリの世界へはまり込みました。只、パッケージがあまりに豪華すぎて、CDの出し入れに少し手間がかかり、全部聴くまでしばらくかかりましたね。今回のこのパッケージは、簡便でいいですね。しかもこの安さ。昨年、再度購入し、カーステレオでも聴いています。この内容でこの値段。買って損するはずないじゃないですか。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/10/21

    これまで本盤にレビューを書かれた方がどなたも褒めちぎっておられるところに水をさすようで悪いのですが、残念なことに拙宅のプレーヤーではきれいに鳴りませんでした。勿論マタチッチの作り出す音楽のボルテージの高さについて否定するものではありません。しかし、最近のEMIのSACDを聴いてきた者にとって、本盤の音質は大変厳しい状況にあると言えるでしょう。本盤にはSACDシングルレイヤーのレヴェルで記録するだけの音が残っていないように思われるのです。たとえば優秀録音盤ではvn群のトップから後ろの方まで帯状に分布して音が鳴っている状況が聞き取れますが、本盤では何となく左の方からなっているようにしか聞こえません。各楽器の位置もあまり明瞭ではないようです。また、ティンパニの音の高さも、不明瞭になりがちです。これについては特にデジタル録音で以前から気になっていました。例えば、ブラームスのドイツレクイエム第2楽章ではティンパニがいろんな音の高さで伴奏していますが、デジタル録音ではその音階が大変不明瞭なのです。カラヤン盤、ハイティンク盤、バレンボイム盤等、どれもだめでした。本盤は録音年代からデジタル録音のようですから、それらと同類のものと考えられます。どうも我々は長い間「デジタルは音がいい」との先入観によって、間違った聴き方をしていたように思われます。
    したがって、本盤は熱のこもった感動的な演奏ではありますが、その真価を伝え得ない録音と言うことで、厳しい評価になりました。他の方には大変申し訳ありません。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/10/21

    このSACD、多くの方が絶賛されていますが、これを購入して初めて聴いたときに「あれっ」と思いました。もちろん演奏に関してはこれを超えるものに出会っていません。だから評価を5点とするのがふさわしいのでしょうが、これには2枚組LPで発売されたときの、あのゆったりとした伸びやかな響きをこの中に感じ取ることが困難なのです。1999年に発売されたデッカレジェンドシリーズのマスターが使われているようですが、それが発売されたときはレコ芸では「大事なものが失われている」と批評されました。LPを聴いていたときは、演奏とともに、会場内の音の広がりや会場外の風の音も感じ取り、演奏者と同一空間にいるかのような心地よさを味わったものです。しかし、リマスタリングでノイズとともにそのような雰囲気が取り去られてしまったようなのです。そのために、自分にとって大切な録音ではありますが、あえて減点1としました。「アナログマスターにはもっといい音が残されているだろう」ということです。それを再生できる再発売を期待しているところです。疑問をもたれる方は、アナログ盤を聴かれると、分かるはずです。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/10/13

    この盤の評価は難しい。4点は少し甘いかもしれないが、ユタ響が思いの外うまいのである。この盤は同演奏のルロイ・アンダーソンのレコードをきっかけに購入した。そのレコードの解説には確かユタ響のことを、アメリカの二線級、三線級のオーケストラのように紹介されていたと思うが、このブラームスを聴くと十分一線級に肉薄する力量があることが分かる。どの曲も全く破綻なくこなしている上、たとえば4番や3番の3楽章以降などは秀逸であり、十分にブラームスを感じさせる演奏である。これらのために購入しても損はない。しかし、曲によっては無音からvnが無造作に入る所が数々あり、もう少し何とかならないかと思ったりする。また、MMTさんには悪いが2番は全曲36分で駆け抜け、如何にも演出不足である。したがって、どちらかというと、表現するよりも楽譜に奉仕すると言う傾向が強い。録音については木管などがきれいに鳴り、かなり良質な状態で行われていると言える。しかし200〜500Hzあたりに異様にエネルギーの高まりがあり、100Hz以下の音がほとんど入っていない。そのため「重量感がない」とか「能天気」「深みが薄い」との印象を与えるが、これはマスタリングの問題であろう。
    リマスタリングすれば必ず大きく印象が変わる。アブラヴァネルに関心のある方や、手垢にまみれていないブラームスを聴きたい方にはお薦めである。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/10/12

    CDは最上の状態ではありません。しかし、フルトヴェングラーのほぼすべてのレパートリーが収録されているのが嬉しいところです。他では入手しにくい物(ウェーバーの「魔弾の射手」全曲、チャイコフスキーの第5交響曲、ブルックナーの第6交響曲など)も多く含みます。ブラームスから聴き始めました。ドイツレクイエム。愛車のカーステレオでは読み込めませんでした。しかし、家のプレーヤーではかかります。しばしばけなされるブルックナー。音質調整すれば演奏会場の熱気が伝わってきます。あっこれわかる。緩急を自在につけるフルトヴェングラーの意図が分かれば、ついつい引き込まれ、次から次へと聴いてしまいます。音源の質の良さが分かります。クナや朝比奈でなくったっていいじゃないか。フルヴェンには珍しいチャイコフスキ−。5番の交響曲の4楽章、コーダの前で拍手が続くところは御愛嬌。予想していなかった弦楽セレナーデは、こんなに演奏できるとは。意外であるとともに、大変魅力を感じます。それにしても、ユニークな解釈。その背景にサービス精神があるのでしょう。この人、明朗で楽天的なんですね。まだ全部は聴いていませんが、それでもこのセットのおかげで、これまで満ち足りた時間を多く過ごせました。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/10/11

    淳メーカーさんには悪いのですが、この盤は音質がよくありません。旅館のお風呂の中で鳴っているような、どこまでも長く続く残響の中で、本来鳴っている音楽が埋もれかけています。それでもバルビローリの熱い音楽は聴くことが出来ますが、曲を鑑賞するなら、1970年盤かウィーン盤がよいでしょう。歴史的記録を手元に置きたいなら話は別ですが。それでも、甘く評価は4とします。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/10/09

    他の方のレビューを見ると、違和感があります。このSACD、2011年発売なのに、それ以前に書かれたレビューが掲載されているからです。タイムマシンに乗ってこのSACDを購入して聴いていた?…私はこのSACD以前のCDも聴いてきましたが、あまりぴんと来ませんでした。昨年このSACDを購入して、はじめてこの演奏の魅力にとりつかれたのです。ベルリン・フィルの希望でこの録音が行われたのも頷けます。CDを聴いておられる方、ぜひこのSACDでバルビ体験されることをお薦めします。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/10/08

    演奏は☆5つ、録音は☆3つで、平均して☆4つとしました。バルビローリのPyeレコードは、ほとんどがやや重い録音のためにその真価を伝えきれていないようです。中低音に音の塊があって鈍くさい印象を受けますが、実は手練手管にたけた、大変な名演奏がそろっています。たとえば5番の交響曲は、1970年代のカラヤンの録音もかくやと思わせるほどの熱のこもった演奏で、vnのすすり泣くようなパッセージにはついつい聞き入ってしまいます。また、第6番も深いメランコリーとともに思い切りのよいダイナミックがあり、もし目の前で実演を聴けば、その熱気で圧倒されるに違いありません。しかし、この音では…。音質改善して再発を望みます。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/10/08

    これは確かに高音質だよね。元の録音にあったチリチリ、パチパチの雑音をすべて洗い流し、なめらかな音に仕上がっていることに対して「おみごと」と言いたい。しかし、雑音の中で聴いたチャイコの4番は何がしか、緊張感が感じられたが、こうすんなり聴けると拍子抜けしてしまう。「あの雑音が懐かしい」と思うのは私だけか。一方、弦楽セレナードは、「フルヴェンはこんなことするのか」と、ユニークな解釈に感心する。これは高音質になった分だけ楽しめた。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/10/07

    ピュアトーンを期待して購入しました。ところはCDの音がざらざらして、まず、フォーマットの限界を実感。演奏は驚くことばかり。特に第九のレチタティーボのあたりは、聴いたことのない解釈で「はは〜、なるほど」と感心することしばしば。これら新解釈を,ピュアトーンの実感できるSACDSで聴きたいと思うのは私だけではないでしょう。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/10/07

    これは1936年に録音された歴史上最初のブルックナー交響曲のレコードです。ベームにとって1973年録音のウィーン・フィル盤があまりに有名なため忘れ去られていますが、ベームのブル4のルーツを知りたい方は一聴の価値があるでしょう。日本盤のCD復刻状況が良く、LPを聴く時よりもベームらしさがよく表れており、所々にウィーン・フィル盤を彷彿とさせる所があるのがうれしいところです。LPでは、エネルギーが中、高域に固まる傾向があり、輪郭線ばかりを聴いている印象でしたが、このCDでは、中低域にもほどよくエネルギーが分散され、ブラスの厚い響きも感じられます。その中で、ベームらしい曲の運びが浮き上がり、ベームにこの頃から曲へのとらえ方で一貫した部分があることが分かります。また、さらに聴きやすく音質調整をすれば、十分鑑賞に耐えうる、楽しめる内容になっていると思います。ただし、ウィーン・フィル盤の冒頭のたいへん「おいしい」ホルンの音はなく、第1,4楽章のテンポはやや速めです。また、録音年代から、ウィーン・フィル盤と同じ音質を求めることは無理なことを承知しておかねばならないでしょう。個人的には、会場で鳴っていた音の再生をめざしたリマスタリングがなされ、再発されることを望んでいますが,無理な話でしょうね。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2012/10/07

    私もバルビ目当てで購入。ウィーンのブラ4等があまりにも桁外れの演奏がゆえ、大いに期待し、それにこたえてくれた部分もある。何せ、P.C.No.1が52分を超える雄大な演奏で、ブラームスの世界へどっぷりつからせてくれるのだから。しかし、心をわしづかみするところまでは行かない。それは所々でミスタッチのあるバレンボイムのせいばかりではなく、精気の乏しい音による所が大なのである。高音のきらめきと重低音のドスが不足し、演奏者の意気込みが十分には伝わりにくい。しかしそんな中でもオーケストラ伴奏は、かのバルビ節が健在である。どこまでも緩やかなテンポでカンタービレを鳴らし、各フレーズに深い思いを込めている。いつしか、バレンボイムもそれに加わっているのである。惜しむらくは、音がそれを伝えきれていない。これを、演奏者の目の前で聴けたらと願わずにはいられなかった。購入される方、これを聴くときは、音質を調整してからにしてください。それからEMIは、この演奏を高音質化して再び世に問うべし。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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