トップ > My ページ > てるおはるお さんのレビュー一覧

てるおはるお さんのレビュー一覧 

検索結果:9件中1件から9件まで表示

%%header%%

%%message%%

  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2022/05/15

    ヘッドホンで聴き始め、少し誇張して言えば、やや遠くから、もしくは床下付近からピアノが鳴っているように聴こえた。期待が一挙に崩れた。約十年前の旧盤は、いかにもショパン弾きのベートーヴェン、という印象で、聴いていて疲れ、結局手放した。旧盤から飛躍的に成長したのか、私にはわからない。言い換えれば、自信を持って人に推薦できるソナタの全集だとは思わない。「ハンマークラヴィーア」など、良くも悪くもひどく戦闘的だ。録音面、演奏面でも期待していたほどではなかった。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/08/01

    春の祭典、序盤は主張が少なく安全運転かなと思いましたが中盤に向けて盛り上がってきます。インパクトではもっと鳴るものは他にいくらでもありますが、この曲からしっとりした美しさを描出した録音として高く評価したいです。組曲「マヤ族の夜」はなかなか面白い曲だと思います。ぜひお聴きください。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2021/05/19

    なるほど、なかなかの熱演揃い。特に5番、7番は躍動感に溢れ、のちのドレスデンとの録音より好きだ。9番も恰幅がいい。一方で3番や6番については悠然としたドレスデンとの新盤のほうが個人的に好み。録音面も特に不満はない。コヴァセヴィチとのピアノ協奏曲はコヴァセヴィチのピアノの音色が無垢でとても綺麗だ。交響曲とともに王道をゆく質の高さがある。お勧めです。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2020/07/04

    確かに最も穏健なベートーヴェンの一つ。全体的に表現に刺々しさがなく丸みを帯びて優美。重厚長大型と対極的でインパクトは薄いものの、何度も聴きたくなる魅力がある。個人的に3番、7番はほど良い緊張感がありかなりの名演だと思う。6番や9番も優美で高く評価したい。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2019/04/17

    レビューというと難しいので個人的な感想を。ベートーヴェンのピアノソナタは、未だにバックハウスやアラウ(旧盤)が特に好みで、例えばケンプはやや柔弱、ブレンデルは考えすぎ、ポリーニは固すぎ、グルダは軽すぎ、ハイドシェックは面白いが即興的すぎ、・・・など、私には傲慢にも多く不満が出てくるのだが、このブッフビンダーのソナタ全集(プラスα)には不思議とほとんど不満がない。華麗で華やかな点があっても軽薄だとか表層的皮相的だなんて思わない。個性的な演奏を聴いてきた人にこそオススメしたい、新しくも懐かしさを秘めた録音。少なくともこの数年の私にとって、個性的な演奏を聴いたあとでも帰り着く先はバックハウスやこの録音になっている。録音状態もニュートラルな性質で不満はない。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/12/10

    なるほど、ケンプに師事していたことがよくわかる。この嫌味のなく自然な朴訥さは、広く愛されるものだとは思う。しかし残念ながら録音状態がヘン。音像の芯をうまくひろっておらず、実に曖昧なタッチに聞こえる。聴く側としても今ひとつぼーっとした残響により感動に浸れない。ピアニストに非はないのだが。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/11/14

    録音状態に関しては、同じ旧EMIのベートーヴェンのものと同等、同傾向と言っていいのでは。演奏に関してはやはり技術的に安定感抜群。ただ個人的にはより古風で歌心が溢れるイタリア四重奏団のものが好み。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/09/27

    第5番は、恣意的な揺らしがいかにも作為的で、少々トリビアルな、取るに足りない部分に神経を傾注し作品の流れを損なっているというような評もあるだろうが、終楽章の堰を切ったような切迫感は計算づくの結果であろうとなかろうと、充分ワクワクさせられた。選択肢は多くあって良い。7番も一見しゃくれた解釈のようだが、激情で決着をつける構成という点では一貫している。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2018/09/27

    この春祭はある意味迷盤。シカゴ響のブラスセクションの超絶技巧が、この曲に内在する野趣や蛮性を悉く取り除いてしまっているので、ショルティによる巧みな「交通整理」ばかりを聴かせられてしまう。なんということか。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに共感する

検索結果:9件中1件から9件まで表示