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Kana さんのレビュー一覧 

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     2010/04/04

    【シェーンベルクの協奏曲の多様性と色彩】独奏のヒラリー・ハーン (Hilary Hahn) 自身が書いている まえがき (Foreword) を読むと,彼女のシェーンベルクの協奏曲に対するただならぬおもいがつたわってくる. 1970 年代のシェーンベルク全集以来さまざまな演奏をきいてきたが,この曲にこれだけの多様性・色彩を感じたことはなかったようにおもう. 私自身,12 音音楽は音楽のゆたかさをいささか,うばってしまうように感じていたが,この演奏はその可能性をひろげ,みなおす機会をあたえているといえるだろう. シベリウスのほうももちろん聴くに値する.

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     2010/01/17

    【劇的で多層的なオーケストラ音楽】
    おもにロマン派から影響をうけたのだろう劇的な音楽だが,性格のことなる曲想や素材を効果的にかさねていて,ひかれるものがある.ただし,多少ひびきがよごれているようにもおもえる.曲がかわるとすぐにひきこまれるのは,この作曲家のわざでもあるだろうが,この CD の曲のすぐれた選曲のためでもあるのだろう.

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     2009/11/04

    【最高の演奏・録音とはいえないが,この CD をきくのもまた一興】
    ロシア人による伊福部 昭.伊福部はゴジラの音楽 (この CD の最後の曲) で有名だが,日本のオーケストラ曲作曲の草分けであり,いまも魅力をうしなっていない.演奏は日本人による CD のほうがよいだろうが,「シンフォニア・タプカーラ」をきくと,なぜロシア人がこの曲を演奏したいのかがわかる気がする.つまり,ロシアの音楽に通じているところがあるようにおもう.というわけで,この CD をきくのもまた一興.

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     2009/10/29

    シュミットは Naxos がほりおこした近代作曲家のようだ. 生年が 1874 年,没年が 1939 年ということで,リヒャルト・シュトラウスと同時代 (年齢は 10 歳わかいが短命) であり,音楽にもシュトラウスからの影響が感じられる. しかし,シュトラウスの音楽とくらべると歯切れのわるさ,あるいはあいまいさが感じられる. もしかすると,聴きこめばそれが魅力になるのかもしれないが…

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     2009/10/15

    この曲にかぎらず,クラムの作品には不思議な魅力がある.1962-68 年に作曲された “Songs, Drones, and Refrains of Death” は男声と打楽器やギターを中心とするアンサンブルのための作品だ.静かな部分がおおくて,一度には 1 〜 2 の楽器しか鳴っていない.無音の時間もある.しかし,それは憑かれた時間だ.

    1994 年に作曲された “Quest” もこういうクラムの音楽の特徴においては変わっていない.

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     2009/10/12

    ロシアうまれでアメリカ在住の作曲家の作品.どちらの曲も tutti になることはなく,しずかにきかせる.第 1 番は小編成のオーケストラであり,ひびきは小編成の室内楽といった感じ.近代的なひびきだが,しみじみきかせる.第 3 番は弦楽器中心でロマン派的かつ単純でわかりやすい曲想.ミニマル・ミュージックとはちがったかたちでの単純さの追求といえるのかもしれない.

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     2009/10/05

    1954 年に上海にうまれた作曲家 Ge Gan-Ru の弦楽四重奏曲集である.もっとも最近の作品が 2007 年の 「パグダッド陥落」だ.この作品にかぎらず,微分音が多用されている.戦争がタイトルになっていることからも,(トーン・クラスターではないが) クシシュトフ・ペンデレッキの 「広島の犠牲者への哀歌」 などをおもいだす.しかし,解説をみるとジョージ・クラムへのオマージュとして作曲された作品が多いという.

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