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あおば さんのレビュー一覧 

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/02/24

    以前から聴いてみたいと思いながら、なかなか入手できなかった、私にとっては”幻の”CD。期待に違わず個性的な快演、怪演ですね。第1幕が80分以上かかってCD1枚に収まらず、囚人の合唱の後半部分が2枚目に分断されています。こんな面割りになったフィデリオ、初めて。第2幕の「いざ殺害」という緊迫の場面もテンポは遅く、歌手たちが合わせるのに四苦八苦している様子が目に見えるよう。大臣の到着が告げられ、解放を喜ぶ夫婦の二重唱もテンポは上がらず、盛り上がらないことこの上なし。でも、快速調の劇的演奏からは聴こえてこない、ベートーヴェンがこのオペラに込めた夫婦愛に対するちょっと過剰な想いが、ずっしりと重く感じられる。そんな演奏かと思います。ユリナッチのレオノ―レが女性らしくて好ましい。レオノ―レはブリュンヒルデのような猛女、勇女じゃないんですからね。このオペラを初めて聴くという方には、やっぱりマゼールやカラヤンをお勧めしますが、2組目、3組目として手元に置いておきたいCDだと思います。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 8人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/02/24

    高校生の時、初めて聴いたフィガロがこれ。廉価版のヘリオドール・レーベルの、緑色のボックスに入った3枚物でした。当時のレコード評では、カペッキのフィガロが悪乗り、テッパーのケルビーノにトキメキを感じないと言われていましたが、この2人を除いては好評をもって迎えられていたと記憶しています。今回約30年ぶりに聴きましたが、カペッキ以外の歌手もスタジオ録音とは思えないほど自由に活き活きと歌っているのが印象的。この当時の録音としては歌とオケのバランスが自然なのも好ましいです。全体にライブのような感興に溢れた、素晴らしいフィガロだと思います。特に私の大好きなシュターダ―の伯爵夫人! この人らしい清楚だけど、どこかコケティッシュな色気も感じさせる歌が絶品。ディースカウの伯爵も9年後のベーム盤より声に若々しい艶があって好色家の伯爵にピッタリ。期待以上に嬉しい”再会”でした。

    8人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/08/12

    まだベートーヴェンの第7番を聴いただけですが、以前もっていたオリジナルシリーズ(輸入盤)のOIBPマスターより、SACDハイブリッドより、音の分離といい、空気感といい、遥かに改善されているように思いました。初出のLPから何度目の買い替えになるか、わからない程なのですが、ようやく(LP並みの?)納得のいく音でこの名演奏を満喫することが出来ました。他の曲も楽しみです。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/07/24

    演奏については言うことありません。ただ、第9番はHQCD化されて音がとても豊かになり、この第8番もかつて GREAT CONDUCTORS OF THE 20TH CENTURY シリーズで出ていたものは、こんなに痩せた音でなく、もっと豊かで細部まで聴きとれたように記憶しています。東芝EMIは改めてHQCDのシリーズを出すようなので、これもHQCD化して欲しいものです。是非!

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/03/28

    まず、ここの(内容詳細)の記述はザルツブルクでのモーツァルト22の一環として行われたボルトン指揮のものについて書かれたもの。HMVさん、訂正ないし削除をお願いします。このモレッティの演出は、村井氏のご指摘通り、アイデア満載のザルツブルクでのデリエ演出に比べるとイマイチですが、これはデリエの演出が凄過ぎるから、とも言えるでしょうか。あれと比べなければ、まずまず満足できる内容かなと思います。歌手陣もザルツブルクに劣らない、どころか主役のサンドリーナ(メイ)やラミーロ(ニキテアヌ)はこちらが上。とても聴き応えがあります。またアーノンクールの指揮も、例によってピリオド奏法を取り入れた響きが新鮮で、録音の良さも相俟って、とても面白く聴けます。演出の良さは圧倒的にボルトン盤ですが、音楽だけならこちらかな?と思います。

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     2010/03/25

    カーテンコールで一番盛大な拍手をもらっていたのがアーノンクール、というのがこの公演を象徴しているでしょう。指揮は面白いけれど(ところどころ、テンポやアーティキュレーションに疑問はありますが)、肝心の歌が残念ながらイマイチです。一番いいのがフロレスタンのカウフマンでしょうか。フィデリオのニールンドはもう少し力強さ、輝かしさが欲しい。一番不満なのがピツァロを歌うムフで、声が明るくて全然迫力や怖さがない。演出も、一幕でマルツェリーネがいくらしつこく言い寄るといっても、この間まで恋仲だったヤキーノに銃を向けたり、地下牢に足を踏み入れたフィデリオがロッコを棒で殴り殺そうとしたり、最後にフィデリオが女だとわかったらマルツェリーネが銃で自殺を図ろうとしたり……は、極端過ぎるでしょうし、囚人が外に出ることを許されても一向に喜びが伝わってこないし、大臣の到着で救われた夫婦が歓喜の二重唱を歌うのに抱き合いもしない……と、不満ばかりが募ります。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/03/13

    村井翔さんのレビューは、いつも的確で、本当に助かります。このDVDも、村井さんの推薦がなければ観ることはなかったと思いますが、購入して大正解でした。フィガロを現代に移した演出としては、私はパリのカンブルラン指揮・エルツェ他のものしか観たことがなく、あれは「世界では実にいろんな演出がされているものなんだ」ということを教えてくれはしたものの、心から音楽を、そして劇を、楽しめるものではありませんした。でも、このDVDは本当に文句なく面白く、楽しめました。時代を移すことに抵抗を感じる方にも、この舞台なら文句は出ないと思います。お勧め!

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/03/13

    メンデルスゾーンのVn協奏曲のオマケに付いているピアノ三重奏曲が、聴衆のいないセッション収録にもかかわらず、とても落ち着いた映像だったので、それならこちらも大丈夫かも……と思って購入したのですが、ハズレでした。VnソナタのDVDと同じく、猫の目よろしく頻繁に切り替わる画像でとても音楽に集中出来ません。せめてフレーズひとつくらいは同じアングルで映してくれないと。やはりソナタと同じく、緩徐楽章は映像もすこし落ち着きますが、どうしてムターはこんな映像を残すのか、理解出来ません。

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  • 11人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/11/18

    初めてLPで買ったブランデンブルクがこのセットでした。出た頃のレコード評では、弦が弱すぎてバッハになっていない、など厳しい声もありました。でも、その後リヒターやレオンハルト・ブリュッヘンなどいろいろ聴きましたが、楽しさではこれが随一。とにかく腕利きの管の名手が、美音の限りを尽くして楽しませてくれる。これぞ競演、いや競艶というべき演奏です。バッハになっていようと、いまいと、これだけの音を聴かせてくれたら文句なし。そんな気分にさせてくれる演奏です。パイヤールなんてムード音楽と敬遠する向きも多かろうと思いますが、これは聴いて損はないと思います。私の記憶ではこれとほぼ同じメンバーでヘンデルの水上の音楽もあったはず。あれも再発してもらえないものでしょうか。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/07/24

    グラインドボーン音楽祭の実況で、かつてLDで出ていたものの待望のDVD再発です。シュトラウス夫妻の日常をそのままオペラにした、シュトラウスならではの佳作ですが、F.ロットが実にいい味を出しています。C.クライバー指揮での侯爵夫人も良かったですけど、彼女の持ち味としてはこちらの方が更にいい。個人的には、歌唱が英語なのが残念ですが、それを補って余りある魅力に溢れた記録だと思います。

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     2009/06/27

    コトルバス、フォン・シュターデ、ルートヴィヒ、カナワと、これだけ美声のスターを揃えながら、どうしてこんなにエコーをかけるのかなぁ。お子様向けのオペラだから? 彼女たちはこんな編集に納得しているんでしょうか。とても疑問です。

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