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美晴児 さんのレビュー一覧 

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     2012/05/24

    「16世紀の受難曲集」というふれこみですが、メインの「ヨハネ受難曲」(30分ほどかかる)は現役の合唱指揮者ファルケステインの作品。16世紀の作品群とあまり違和感のない書法で書かれてはいるが、その当時のカトリック系受難曲では登場しないであろう、バッハのマタイ受難曲で有名なコラールの旋律も現れる。だまされたという感じもあるが、聴いていやとうい曲でもない。

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     2011/07/11

    大分昔、都内の大型レコードショップの棚に見つけました。店員さんがつけた日本語訳は、「エッチェ ホモ作曲 4人の福音史家の後の受難曲」。なにっ!? Ecce Homoはピラトがユダヤ人にイエスを示し「見よ!この人を」と言った、その言葉だから、これは受難曲のタイトル。4人の福音史家によるというのだから、マタイとかヨハネだけでなく4福音書からつなぎ合わせた一種の統合受難曲みたいなものだろう、ただしこんな曲があるとは聞いたこともないので多分新作と思い、6ヶ月ためらったあと購入した。聴いてみると、受難物語はルター訳聖書を朗読(かなり劇的に読んでいる)、受難物語の間に、グレゴリオ聖歌を中心とした詩編や、典礼的な合唱曲が挟まるといったものであった。未だに作曲者ははっきりしない。(おそらく指揮者がまとめあげたものだろう。)よくわからない作品であるが、雰囲気は悪くない。

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     2011/06/25

    かなりゲテモノ好きな私ですが、この4楽章はブルックナーに対する冒涜としか思えません。星は0にしたいのですが,つけないと評価なしと思われるので1つだけつけます。買って後悔したCDの代表です。

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     2011/04/25

    松村禎三は好みの作曲家です。交響曲第1番(その当時は番号はなかった)はLP発売時に購入しました。一昨年は山形交響楽団を中心とした現代日本作品の演奏会にこの曲目当てで聴きに行きました。交響曲2番とともにFMのエアチェックもしました。このCDの演奏は少し元気がないと感じます。もっとエネルギーに溢れた曲だったのではないか。また、細川のCDにはなかった日本語の詳細な解説が復活したのは喜ばしいことですが、今度は英語の解説が亡くなりました。ナクソスのこのシリーズに対する方針が変わったのでしょうか。残念です。

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     2011/04/25

    曲、演奏に関しては評価を保留します。ただ、ナクソスのこのシリーズを楽しみにしていたものとして大変残念なのは、このCDには日本語の解説がありません。片山杜夫氏による懇切丁寧な解説がこのシリーズのうりになっていたことを考えると大変残念です。商品の魅力として星をつけます。

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     2011/04/18

    「これが21世紀の受難曲?」と思わず作品の作曲年代を確かめたくなるほど、きれいな宗教音楽然とした調べが流れる。ロシア語で歌われるので、何が歌われているのかはとっさには判断できないが。福音史家による聖書の言葉は朗唱と言えるだろう。ペンデレツキのような刺激性、現代性は全くない。ただこの受難曲が実際の典礼に使われるのだとするなら(作曲者はロシア正教会の聖職者)、精神性は問われても音楽の現代性は問題にならないのかもしれない。21世紀にこんな音楽でいいのだろうかと思いながらも、宗教音楽らしい響きに居心地のよさを感じるという何とも分裂した精神状態にさせられた。宗教音楽らしい響きという点だけなら星5つでもいい。

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     2011/03/21

    ヨハネ福音書の受難記事をラテン語で歌い上げてゆくカトリック教会の伝統に従った受難曲です。聖書以外は短いアリアが3曲はいるだけなのでの、たとえ日本語の歌詞がなくても英語訳をたよりに日本語の聖書と照らし合わせれば、何が歌われているか分かります。福音史家は本来はカウンターテナーでこのCDでは女声が担当しています。カトリック教会では受難の期間にオーケストラを加えるような「派手な」音楽の演奏は慎むべきとされていたので、伴奏楽器付きの受難曲は少なく、この曲の前にはFeo の30年くらい先輩にあたる A. Scarlattiのヨハネ受難曲くらいしかないようです。(この曲では通奏低音の他、弦楽四重奏が使われています。)実際この曲は時代遅れになったScarlattiの曲に置き換える意図で作曲されたようです。Scarlattiの曲に比べるとずいぶん技巧的な曲のように思います。
        Feo は Pergolisi と親交のあった作曲家だそうです。Pergolesi のStabat Materも古くなった A. Scarlattiの曲に置き換えるため作曲されたそうす。
        CDは美しいブックレットに収まっています。歌詞の他に受難に関連する彫刻、絵画がふんだんに印刷されています。2003年に世界遺産に登録されたSacro monte di Varese (スイス国境に近いイタリア、コモ湖の近くにファレーゼの町がある)のもののようです。
        受難曲に興味を持っている私にとって、耳に出来るだけでも価値のあるCDです。

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     2011/03/06

     まずは企画の勝利と言いましょう。Dukasのピアノ曲全部(これまでのCD1枚ものの全集には入っていない、作曲者自身が2台のピアノ用に編曲した「魔法使いの弟子」と、今回が世界初録音という「セルゲイ・クーゼヴィツキーのためのアレグロ」が入っている。)に、作曲者の同僚作曲家、弟子たち9人がDukasの死を悼んで作曲したピアノ小品集「Le Tombeau de Paul Dukas(ポール・デュカスの墓碑銘)」が組み合わされている。

     ピアノソナタはHubeauやDuchableに比べるとごつごつした感じを受けます。いろいろのタイプの演奏を聴くことで曲の全体像が見えてくるので、違ったタイプの演奏はありがたい。

     この2枚組の価値は多分「ポール・デュカスの墓碑銘」の方にあるでしょう。死後間もなくして、9人の作曲者が「墓碑銘」作曲して曲集として出版したということに、Dukasの人柄が窺えるように思いました。
     Dukasに関心がある人(あまりいないかもしれない)には星5つのおすすめ。
     

     
     

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     2009/06/07

    40数年前、ロマンティックの2枚組LP(4000円)を買おう買うまいかさんざん迷った末、懐具合を考えて購入を断念した高校生でした。この値段で交響曲全曲が入手できるなんて(絶句)。
    一通り聞き通しました。ブルックナー休止の間、教会内に残った反響音が響いています。たまに細部が隠れる場合もありますが、演奏のバランスがいいのか(音響空間の特性を考慮して演奏している?)大概は細かいところまで鮮明に聞き取れます。値段を抜きにしても、十分楽しめる演奏。この値段なら、いうことありません。

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