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楽山子 さんのレビュー一覧 

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  • 8人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2019/12/08

    ワルターが遺してくれた宝物のような録音が網羅され、最新のリマスタリング技術によって音が一新したコレクションボックス。本当に買ってよかった。
    中でもCD37〜67の31枚のステレオ録音は、現代のデジタル録音には及ばないものの鑑賞には十分な音質だし、何よりワルターの指揮が音楽に暖かい血を通わせて親しみやすいものにしてくれる。

    ワルターの十八番はモーツァルトにベートーヴェン、シューベルトにブラームス、ブルックナーにマーラー。どれも素晴らしい。中でもシューベルトは絶品だと思う。昔々、S先生という評論家がやたらと「老ワルターが相好を崩しながら」と書いていて反発を覚えたものだが、今となってはとても的確な表現だったように思えてならない。

    ボックス自体は77枚組だけあって大きく、少々置き場所に困る。横幅26.5cmは仕方ないが縦幅20.7cmはもう数cm短くできたかもしれない。しかし、そのサイズのボックスにぴったり収まるブックレットが素晴らしすぎる内容で驚いた。ワルターの写真が数十点ふんだんに収められているし、ディスコグラフィーは曲毎とレコード別の2本立て。しかも、レコード別のディスコグラフィーにはマスター番号の記載まであるという入念なもの。ワルターのファンならこのブックレットは必携と思った。

    なお、当然であるが、このボックスの購入者にこのブックレットは不可欠である。紙ジャケットを見ればどういう曲がCDに収録されているかだいたい見当はつくが、紙ジャケットを見ただけではわからない曲が収録されている場合もあるからである。例えば、名演として名高いレオノーレ序曲第2番はワーグナーの管弦楽曲とカップリングされているが、紙ジャケットの表を見ても裏を見てもワーグナー以外の曲が入っているようには見えない(背表紙に2mmくらいの小さな文字でBEETHOVENとだけ印刷されているのがせめてもの救いだが)。

    8人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 9人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/11/21

    最新24bit/192kHzリマスタリングによる名全集の復活。実に30年ぶりの買い替えです。ときどき裏の伴奏音型をふっと浮かび上がらせるバーンスタインの癖が、私にはとても自然に聴こえました。ハイレゾの音がいいのは当然として、好感のもてるリマスタリングです。

    「音楽があなたの人生の重荷を振り払い、あなたが他の人たちと幸せを分かち合う助けとなるように。」

    このベートーヴェンの言葉を最もよく具現しているのがこのバーンスタインの全集であると私は信じています。ベートーヴェンの音楽を聴くための全集は他にも数多くあります。しかし、ベートーヴェンの音楽を聴く目的を考えたとき、最後に残るのは発売以来40年を経過したこの全集なのです。

    なお、リマスタリングを担当したPolyhymnia社のエンジニアが、今回のリマスタリングを解説する動画がYouTubeのDGのチャンネルにアップされています。日本語字幕はないですが、作業に使用した機器やソフトウェアを見ることができます。ご参考まで。

    9人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 20人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2017/06/18

    「カラヤンの指環」がBlu-rayディスク1枚に24bit/96kHzで収録されています。
    細部までこだわり抜かれた演奏の物凄さは周知であるとしても、ハイレゾによってよりはっきりとわかるようになりました。そして、それは決して高級なオーディオシステムを必要とするものではありません。本当によい時代になったものです。

    この楽劇の鑑賞は、本当ならオーディオよりビデオの方が楽しいはずなのですが、舞台演出がひねりすぎているものばかりなのと、演奏の精度が悪すぎるのとで、途中で嫌になるものが多く、その点「カラヤンの指環」であれば音だけで十分に引っ張ってくれます。

    音だけで勝負できるのは、これと「ショルティの指輪」くらいのものでしょうが、世評の高いのは後者の方。しかし、ハイレゾになってより楽しめるようになったのは「カラヤンの指環」の方なのではないでしょうか。

    ハイレゾならPCオーディオもありますが、パッケージメディアにはコレクションの楽しみもあり、特にこのパッケージはブックレットの出来がよいですね。400ページで相当な厚みですが、背表紙の処理もしっかりしています。

    ユニバーサルのパッケージはCD+Blu-rayの詰め合わせが多いですが、さすがにこのパッケージはBlu-rayのみ。カラヤンのベートーヴェン交響曲全集は、CD+Blu-rayのパッケージを出した後、Blu-rayのみのパッケージを出し直していましたが、パソコンとBlu-rayビデオのおかげで再生環境はかなり普及しているはず。CDボックスはもういいので、今後はBlu-rayのみのパッケージで過去の資産を出し直していただきたいものです。

    20人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2016/04/17

    何と言っても「食卓の音楽」ですから、ながら聴きによいかと思っていたのですが、名人たちの演奏が凄すぎてながら聴きは難しい…集中して音楽を楽しむはめに陥ります。こういう自由闊達なバロック演奏はなかなか聴けるものではありませんが、それを可能にするテレマンの音楽も素晴らしい。コンサート会場で堅苦しく演奏されるのはちょっと…ですが、こういうレコードで部屋を音楽で満たせば幸せな気分になれます。
    ブランデンブルグ協奏曲のセオン盤とともに大切にしたいレコードです。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/12/20

    BRSOとのマーラーの交響曲全集を欲しいと思っていたので、同じくらいの値段で、BPOとのドヴォルザークとシューマンの全集、9個のオーケストラを振り分けたベートーヴェンの全集まで手に入るこのセットに飛びつきました。
    全集を買う気になれないドヴォルザークや、BRSOとの再録音があるシューマンなどはこういうセットでもなければ入手することはなかったでしょう。
    クーベリックの代表的な録音であるマーラーの全集は、精神分裂的なところの少ない音楽的な演奏。オーケストラもBPOでなくてよかった…と思いたくなるくらいの好演。音楽が粘らないので演奏時間も短く、第3番を除く交響曲がすべて1枚のCDに収まっているのもありがたい。
    ベートーヴェンの全集は、各曲に異なるオーケストラを起用するという企画に衒いを感じますが、聴いてみるとどの曲でもクーベリックの重厚な音楽作りが印象的。怪しげな企画を素晴らしい企画に変えた指揮者の力量に敬服です。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2015/12/14

    ジュリーニのDGでの主要録音が格安でまとめて手に入る便利なセットではありますが、シカゴSOとの「グレート」が収録されなかったのは残念。セットの中では、ロスPOとの「ライン」が最高。音符という音符を全部歌わせてしまうジュリーニの指揮がツボにはまっています。その次はやはりロスPOとの「運命」。ティンパニの演奏を聞くと、ジュリーニの指揮で演奏できて幸せだったんだろうなぁと想像してしまいます。晩年のウィーンPOとのブラームスやブルックナーは、ゆっくりなのはいいのですが、終楽章の盛り上がりを聴くとオケが欲求不満だったんじゃないかと思えてくるのが引っかかります。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 7人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/12/10

    BDオーディオ盤を購入しました。CD3枚組が1枚に収まってCDより高音質なのにCDより廉価。3拍子揃ってとはまさにこのことです。SACDを見限ってBDオーディオに参入したUniversal Musicの本気を感じさせます。
    演奏は速めのテンポで弦を歌わせつつ最後は豪快にキメてくれます。正直に言えば好みではありませんが、悪くありません。
    それより、おまけ的に収録されている管弦楽曲集が聴いてすこぶる楽しく、これだけでも元が取れた気になれます。

    7人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/12/10

    ユニバーサルプレーヤーを持ってないので映像用のBDプレーヤーのデジタル音声をDACに入力してBDを聴きました。そのためせっかくの24bit/96kHzが24bit/48kHzにダウンコンバートされています。それでもBDで聴く空気感の表現は見事。CDとの違いはそういう表現の均一性にあるようです。そのため、CDを聴いて感心していた部分がBDを聴いた後では狭い枠内での遣り繰りと感じられるようになってしまいました。

    演奏の素晴らしさは改めて書くまでもなく、この全集はカラヤン最盛期の代表的録音です。60’sの録音はどれも素晴らしいのでまとめてBD10枚組で出して欲しい。絶対に買いますから。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/12/10

    イタリア弦楽四重奏団の伸びやかでくったくのない演奏はハイドンの音楽に通じるものがあります。少し賑やかですが、聴いていて気持ちのよくなるレコードです。有名曲をずらっと並べた収録もよく、セレナーデだって昔はハイドンの名曲だってみんな喜んで聴いていたわけで、このレコードは、そういう良い時代を思い出させてくれるものです。

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     2013/12/10

    イタリア弦楽四重奏団の伸びやかでくったくのない演奏はハイドンの音楽に通じるものがあります。少し賑やかですが、聴いていて気持ちのよくなるレコードです。有名曲をずらっと並べた収録もよく、セレナーデだって昔はハイドンの名曲だってみんな喜んで聴いていたわけで、このレコードは、そういう良い時代を思い出させてくれるものです。

    0人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/12/10

    プレストンのボックスが欲しいのですが、ヴァルヒャのボックスに申し訳なく、この6枚組の選集で我慢しています。オルガンの響きも明朗かつ壮麗で、もっとこじんまりとしたオルガンの響きが懐かしくなりますが、録音も含めてオルガンを楽しむには好適なセットと思います。
    選集と言っても6枚組ですから有名曲は網羅されています。最後の6枚目はオルガン・コラールで、オルガン小曲集から4曲、シューブラーコラールから2曲といった選曲がされています。せっかく6枚もあるのだからオルガン小曲集で1枚欲しかったところで、このあたりが評価を分けるところでしょうか。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/11/26

    モーツァルトの歌曲集のレコードは多くないですが、このレコードがあれば私には十分です。ボニーの清浄な歌声はまさにモーツァルトを歌うためにあるかのよう。ドイツリートのように凝ったところはないのですが、それだけにモーツァルトの天才が自然に浮かび上がってきます。
    「春の憧れ」のような明るく楽しい曲を聴くと、とても死の年に書かれた曲とは信じられず、あるいは、これこそが白鳥の歌と言うべきものかと思ったりもします。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/11/23

    有名なバッハのクリスマス・オラトリオは歓喜にあふれていて、クリスマスを実際に迎えてから聴くべき曲と思うのですが、
    このシュッツのクリスマス・オラトリオはイエス誕生の物語を語るかのような趣きがあり、クリスマスを迎える喜びを抱きながら静かにその準備をするときにこそ聴くべき曲と思えます。

    開始と終結の合唱以外は新約聖書の福音書(ルカ2章1-21、マタイ2章1-23、ルカ2章40)をテクストとしています。このイエス誕生の物語の原型を、そのまま福音史家のレチタティーヴォと8曲の間奏曲(独唱・合唱)に割り振っています。

    演奏は名前も知らない指揮者と団体と歌手によるものですが、しっかりとした演奏で、その堅実さが曲にふさわしく、30年近く愛聴しています。クイケンとラ・プティット・バンドの立派な演奏もありましたが、私にはこちらの演奏の方がしっくりときます。

    私の手持ちの古いCDは、クリスマス・オラトリオ全曲で1トラック、カップリングのマニフィカトを併せて全体で2トラックという仕様でした。現行盤で改善されているならそろそろ買い直したいと思っています。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/11/17

    縦も横もぴちっと揃った最近のカルテットの演奏を聴いてしまうと、さしもの往年の名盤も古臭さを感じてしまうのですが、それを我慢して聴いていると、ついつい聴き込んで、ついにはそのスケールの大きな表現に打ちのめされてしまいました。1曲を4人で手分けして演奏するのではなく、4人の演奏をまとめて1曲の中に詰め込んだかのような密度を感じるのです。実は、棚を整理しようとして、古い演奏は奥の方でもいいかなと思いつつ、念のために聴き直してみたのですが、これは最新の録音と一緒にすぐに手の出るところに置くべきものと思い直した次第です。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/11/12

    シューベルトが4枚、シューマンからR.シュトラウスまでの5人の作曲家が1枚ずつ、それ以外の作曲家をまとめて1枚という配分が絶妙で、この10枚のセットでドイツリートの俯瞰ができてしまいそうですが、これを1人の歌手の録音だけで組めてしまうあたりがフィッシャー=ディースカウの偉大さなのでしょうね。
    DGにはさらに巨大なセットがありますが、このEMIのセットは1950〜60年代の録音が中心で、声に若さがあり、特にシューベルトの「三大歌曲集」はこちらの方を好む人も少なくないかと思います(私もそうです)。
    これだけで十分元はとれていますが、
    これ以外では、ヴォルフとR.シュトラウスがいいですね。
    シューマンもマーラーもフィッシャー=ディースカウが最高と思いますが、エッシェンバッハとのシューマン、バーンスタインとのマーラーが忘れ難く、落ち着いて聴くことができません。
    ブラームスは、リヒテルとの「マゲローネ」やサヴァリッシュとの「四つの厳粛な歌」が収録されていてその価値は認めますけど、単調なのと深刻なのを並べてかっちり歌われるのを聴くのがしんどい…というのが正直なところです。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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