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一人のクラシックオールドファン さんのレビュー一覧 

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     2013/06/03

    この間TV「徹子の部屋」で92歳のピアニスト室井摩耶子さんが出演して黒柳徹子さんとのしっかりした会話は勿論「月光」ソナタ一部も解説を交えての演奏はテクニック的にそんなに衰えを感じさせることなくともかく大したものでありました。高齢化に伴うテクニックの衰えで評論家が色々指摘する中で本盤プレイヤーであるホロヴィッツが1983年(当時80歳)来日の際、吉田秀和氏に「ひび割れた骨董」と言われた事は結構有名な話でありました。そのホロヴィッツは協奏曲より独奏曲を演奏する方が圧倒的に多く数々の収録盤にもその傾向が見られバッハ、ヘンデル等とほぼ同世代の作曲家ながら比較的地味な存在だったスカルラッティを収録活動の早くから→1928年、1932〜1935年、1946年・・・晩年まで→1981年、1986年・・・しばしば取り上げております。本盤は500曲以上あるスカルラッティのソナタから1962、1964、1968年にレコーディングした17曲(トータルタイム61’02)を選曲したもので先ほど述べた様に地味なスカルラッティの名を一躍有名にした・・・SONYレーベルではグールドのバッハと比肩出来るくらい・・・名盤と言えるでしょう。スカルラッティはイタリア出身ながらスペイン等幅広い国際的活動からその作品はバロック域に止まらずちょっと時代的に進んだ風がありロマン性に塗された新鮮な表情が特徴的でこれらを収録した1960年代半ばのホロヴィッツもまだ60歳の頃、一音々粒立ちも見事に、安定した技巧を駆使して自在な語りを披露しております。正直そんなに聴き慣れた諸曲ではないのですがそれだけに耳に邪魔にはならず座右に置いても良い盤となっております。ジャケットデザインも印象的で品質、選曲等替えて色々なバリエーションが出ているようです。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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     2013/06/02

    この間TV「徹子の部屋」で92歳のピアニスト室井摩耶子さんが出演して黒柳徹子さんとのしっかりした会話は勿論「月光」ソナタ一部も解説を交えての演奏はテクニック的にそんなに衰えを感じさせることなくともかく大したものでありました。高齢化に伴うテクニックの衰えで評論家が色々指摘する中で本盤プレイヤーであるホロヴィッツが1983年(当時80歳)来日の際、吉田秀和氏に「ひび割れた骨董」と言われた事は結構有名な話でありました。そのホロヴィッツは協奏曲より独奏曲を演奏する方が圧倒的に多く数々の収録盤にもその傾向が見られバッハ、ヘンデル等とほぼ同世代の作曲家ながら比較的地味な存在だったスカルラッティを収録活動の早くから→1928年、1932〜1935年、1946年・・・晩年まで→1981年、1986年・・・しばしば取り上げております。500曲以上あるスカルラッティのソナタからホロヴィッツ演奏分で私は本盤とは別の17曲(トータルタイム61’02)を選曲したものを聴いております。ジャケットデザインも印象的で品質、選曲等替えて色々なバリエーションが出ているようで本盤は主に1960年代に収録された20曲(同78’04)が選曲されており先ほど述べた様に地味なスカルラッティの名を一躍有名にしたものと言えるでしょう。スカルラッティはイタリア出身ながらスペイン等幅広い国際的活動からその作品はバロック域に止まらずちょっと時代的に進んだ風がありロマン性に塗された新鮮な表情が特徴的でこれらを収録した1960年代半ばのホロヴィッツもまだ60歳の頃、一音々粒立ちも見事に、安定した技巧を駆使して自在な語りを披露しております。正直そんなに聴き慣れた諸曲ではないのですがそれだけに耳に邪魔にはなりません。一部未聴曲も本盤では含まれておりますので★一つ保留させて下さい。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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     2013/06/01

    この間TV「徹子の部屋」で92歳のピアニスト室井摩耶子さんが出演して黒柳徹子さんとのしっかりした会話は勿論「月光」ソナタ一部も解説を交えての演奏はテクニック的にそんなに衰えを感じさせることなくともかく大したものでありました。高齢化に伴うテクニックの衰えで評論家が色々指摘する中で本盤プレイヤーであるホロヴィッツが1983年(当時80歳)来日の際、吉田秀和氏に「ひび割れた骨董」と言われた事は結構有名な話でありました。そのホロヴィッツは協奏曲より独奏曲を演奏する方が圧倒的に多く数々の収録盤にもその傾向が見られバッハ、ヘンデル等とほぼ同世代の作曲家ながら比較的地味な存在だったスカルラッティを収録活動の早くから→1928年、1932〜1935年、1946年・・・晩年まで→1981年、1986年・・・しばしば取り上げております。500曲以上あるスカルラッティのソナタからホロヴィッツ演奏分で私は本盤とは別の17曲(トータルタイム61’02)を選曲したものを聴いております。ジャケットデザインも印象的で品質、選曲等替えて色々なバリエーションが出ているようで本盤は主に1960年代に収録された20曲(同78’04)が選曲されており先ほど述べた様に地味なスカルラッティの名を一躍有名にしたものと言えるでしょう。スカルラッティはイタリア出身ながらスペイン等幅広い国際的活動からその作品はバロック域に止まらずちょっと時代的に進んだ風がありロマン性に塗された新鮮な表情が特徴的でこれらを収録した1960年代半ばのホロヴィッツもまだ60歳の頃、一音々粒立ちも見事に、安定した技巧を駆使して自在な語りを披露しております。正直そんなに聴き慣れた諸曲ではないのですがそれだけに耳に邪魔にはなりません。一部未聴曲も本盤では含まれておりますので★一つ保留させて下さい。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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     2013/05/31

    この間TV「徹子の部屋」で92歳のピアニスト室井摩耶子さんが出演して黒柳徹子さんとのしっかりした会話は勿論「月光」ソナタ一部も解説を交えての演奏はテクニック的にそんなに衰えを感じさせることなくともかく大したものでありました。高齢化に伴うテクニックの衰えで評論家が色々指摘する中で本盤プレイヤーであるホロヴィッツが1983年(当時80歳)来日の際、吉田秀和氏に「ひび割れた骨董」と言われた事は結構有名な話でありました(80歳と言えば先日最高齢エベレスト登頂を果たした三浦雄一郎氏も・・・)。そのホロヴィッツは協奏曲より独奏曲を演奏する方が圧倒的に多く数々の収録盤にもその傾向が見られバッハ、ヘンデル等とほぼ同世代の作曲家ながら比較的地味な存在だったスカルラッティを収録活動の早くから→1928年、1932〜1935年、1946年・・・晩年まで→1981年、1986年・・・しばしば取り上げております。本盤は500曲以上あるスカルラッティのソナタから1962、1964、1968年にレコーディングした17曲(トータルタイム61’02)を選曲したもので先ほど述べた様に地味なスカルラッティの名を一躍有名にした・・・SONYレーベルではグールドのバッハと比肩出来るくらい・・・名盤と言えるでしょう。スカルラッティはイタリア出身ながらスペイン等幅広い国際的活動からその作品はバロック域に止まらずちょっと時代的に進んだ風がありロマン性に塗された新鮮な表情が特徴的でこれらを収録した1960年代半ばのホロヴィッツもまだ60歳の頃、一音々粒立ちも見事に、安定した技巧を駆使して自在な語りを披露しております。正直そんなに聴き慣れた諸曲ではないのですがそれだけに耳に邪魔にはならず座右に置いても良い盤となっております。ジャケットデザインも印象的で品質、選曲等替えて色々なバリエーションが出ているようです。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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     2013/05/30

    ショルティはその出身地にも拘わらず英国での約十年の活動経歴からか同国の作曲家エルガー作品を結構残しており例えばエニグマ変奏曲は1974年CSO(本盤)、1979年LPO(DVD盤)、1996年VPOといった具合に収録されております。私は今回本盤CSO演奏盤(タイムトータル28’42)とVPO盤(タイムトータル29’00)を比べて聴いたのですがやはり先ず両者期間的に20年以上経過している・・・つまりショルティがそれだけ若く1974年当時62歳の生来彼の持っているある種の頑固さ・強引さがオーケストラの違い・・・何と言っても対照的とも思われますね・・・と相俟って結果そのものが多分異なって来た感じなのです。CSOの強力管楽器陣が印象的であることと比較的音楽のストリームを重視した様なVPO盤(以前VPO盤レビューでは「『角』がとれた」と表現しました)より各変奏曲の性格付けがストックとして区分色分けされ直球勝負的ではっきりしています。(あくまでVPO盤と比べての話しで)トップの主題の扱いがCSO盤では幾分長めにきっちりしていますが最終第13変奏曲・・・例の誰をイメージしたのか不明のメンデルスゾーンの序曲から借用したテーマ変奏部・・・から最終第14変奏曲にかけては余り引き摺らないであっさりしているので繰り返しになりますが曲の流れ的にはちょっと頼りなく感じました(この二つの変奏曲でCSO盤はタイム7’14に対してVPO盤は7’42とじっくり傾向)。本盤に含まれている行進曲「威風堂々」5曲と序曲「コケイン」は英国オーケストラLPOとの1976年の収録で前者はショルティの持つ頑固さが上手く威厳に結びついた様な演奏です。後者(タイム14’12)は私は初めて聴いたのですが「コケイン」というのはロンドン子、ロンドン街といった意味あいで確かにロンドンの街の喧騒ぶりとか人々の行き交う様子が描かれ曲想としては威風堂々的なフレーズや恋人たちを扱ったと思われるテーマではチャイコフスキーのロメオ&ジュリエット的な曲想が現れたりし最後は堂々ティンパニーを伴っての〆で楽しめました。両曲ともLPO自家薬籠の曲なのでしょう。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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     2013/05/29

    モーツァルトのセレナーデ第10番「グラン・パルティータ」はセレナードと言う割りには結構大曲で管楽器だけで演奏曲目だけに聴き進めるのに下手すればある種の退屈感を伴うケースもあるのですがこの1970年ベーム76歳の時にBPO管楽アンサンブルを指揮した収録盤(タイム@8’56A6’44B5’50C5’20D6’25E10’23F3’11)はアンサンブルメンバー(L.コッホのオーボエ、H.シュテールのクラリネット、M.ブラウンのファゴット、G.ザイフェルトのホルンといった何れも壮年期BPO往年名手達ですね)が当時のカラヤン色を押し出さずベームの自然で堅固な造形美たる重厚な特徴に上手く乗った仕上がりになっていると思いました。確か映画「アマデウス」でサリエリが楽譜を読むだけでモーツァルトの才能を理解し失神するという名場面でも引用された第3楽章の聴き処は勿論第6楽章の主題と変奏の展開は各管楽器の掛け合いの見事さに知らず知らず引き込まれもう「退屈」する間も無く聴き終えた次第です。全体のゆったり感というかスケール感は昨今のトレンディ演奏とは趣きを異としていますが残って聴き伝えられるべき演奏と確信しております。併録の1970年BPO演奏第6番K239「セレナータ・ノットゥルナ」(タイム@4’17A3’56B4’17)の方は未聴でありますので★一つ保留しておきますね。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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     2013/05/28

    クライバーンを偲ぶ意味で再書き込みさせていただきます。私にとってはクライバーン/ライナーのコンビ協奏曲と言えばシューマンとベートーベン「皇帝」との組合せのリビング・ステレオLPであり懐かしいです。クライバーンという演奏家に対する感慨はあの1958年チャイコフスキーコンクール優勝後の凱旋パレードは新聞などでも覚えているだけにその後の成行きへは嘆息につきますが。さて、本盤収録曲の内そのシューマンピアノ協奏曲は一途に弾いている・・・そう先の優勝騒ぎからのフォローがある意味では期待でもあるし不安でもあることを吹っ切るように・・・ライナー/シカゴSOもやヽ雑ながらよく若武者を盛り立てています。1960年収録(タイム@15’20A5’15B10’17)でありますからクライバーンは26歳にもうなっていたのかな?指揮のライナーは72歳ですからやはり包容力を持ってこの若武者の伸びやかで開放的なソロを引き立てている様です。基本的には両者アメリカン・スタイルなので第1楽章での叙情的な場面もそう入れ込んだりはせず時にはチャイコフスキーでも聴かれた様にキツメのアタックで力みもご愛嬌となっております。クライバーン、ライナー共演のピアノ協奏曲は他にもブラームス、ラフマニノフ等の各作品が収録されており当時波に乗っての活躍ぶりが推量されますね。本盤併録の1960年ヘンドル/シカゴSOバックとの演奏プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番(同@9’43A9’59B10’09)は未聴です。マア、先述した様にクライバーンの活躍はそう長くはなくもう1970年代後半以降は萎んでそういう処も正にアメリカ的だったのでしょう。「芸術家」ではなく「ショービジネスのドル箱スター」としての扱いをされ消費された後暫く視聴者の耳から遠ざかっていましたところ彼の名冠のコンクールで2009年辻井伸行さんが優勝した折にかつての青年の面影があるクライバーンが彼に歩み寄っていた本当に久しぶりの姿が見られ少し感激しました。「クライバーン」を思い出した形にもなったのですが本年2月に78歳で亡くなってしまいました・・・冒頭の華やかさを覚えているだけに私には人生を感じさせる報せでもありました。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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     2013/05/27

    クライバーンを偲ぶ意味で書き込みさせていただきます。クライバーンという演奏家に対する感慨はあの1958年チャイコフスキーコンクール優勝後の凱旋パレードは新聞などでも覚えているだけにその後の成行きへは嘆息につきますが。私にとってはクライバーン/ライナーのコンビ協奏曲と言えばシューマンとベートーベン「皇帝」との組合せのリビング・ステレオLPであり懐かしいです。本盤はこのコンビによるシューマンとブラームスの協奏曲で兎に角当時凱旋帰国後の1960〜1962年においてこの若武者は超多忙ぶりを示し色々演奏会が持たれセッションなりライブなりの録音が多く残されております。本盤は通常聴かれるセッション物ではなくライブ物らしくクライバーン・ファンなら聴き比べも楽しいのではないでしょうか、ブラームスしか偶々両演奏を聴いていた(聴き比べという様なハイレベル?なものではありません)私の様なレベルには基本的には演奏方向はセッション、ライブ同じ様に思え、それより私はクライバーンとライナーの二人の打ち合わせ中?のお馴染みのこのジャケット写真が気に入っております。さて、本盤収録曲の内そのブラームス・ビアノ協奏曲第2番はクライバーン26歳、ライナー72歳の頃の1960年ライブ録音、タイム拍手込み@18’07A8’52B13’42C9’11)でありややライブ故の粗さは別として先の優勝騒ぎからのフォローがある意味では期待でもあるし不安でもあることを吹っ切るようにクライバーンの伸びやかな演奏とライナーの男っぽく逞しい意思的なフレージングによる厳しいバックが聴きどころと思います。ブラームスのこの曲は割りと若き(それでも現在の感覚では決して若いと持ち上げられる年齢ではありませんね?)クライバーンに合っている様にも思えました、なお、翌年1961年セッションでの録音分(タイム@17’40A8’32B12’31C8’56)も先に触れた様に同じ姿勢ではありますがもう少し整理されている印象を受けました。シューマンピアノ協奏曲は1960年セッション収録(タイム@15’20A5’15B10’17)分では一途に弾いており両者アメリカン・スタイルなので第1楽章での叙情的な場面もそう入れ込んだりはせず時にはチャイコフスキーでも聴かれた様にキツメのアタックで力みもご愛嬌となっております。本盤の同年ライブ分(トータルタイム拍手込み31’17)も多分同じなのではと推察致します。ライナーはやヽ雑ながら包容力を持ってこの若武者の伸びやかで開放的なソロを引き立てている様です。マア、先述した様にクライバーンの活躍はそう長くはなくもう1970年代後半以降は萎んでそういう処も正にアメリカ的だったのでしょう。「芸術家」ではなく「ショービジネスのドル箱スター」としての扱いをされ消費された後暫く視聴者の耳から遠ざかっていましたところ彼の名冠のコンクールで2009年辻井伸行さんが優勝した折にかつての青年の面影があるクライバーンが彼に歩み寄っていた本当に久しぶりの姿が見られ少し感激しました。「クライバーン」を思い出した形にもなったのですが本年2月に78歳で亡くなってしまいました・・・冒頭の華やかさを覚えているだけに私には人生を感じさせる報せでもありました。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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     2013/05/26

    必ずしも以前からのベームのブラームス演奏を全面的に是とするわけではないのですが今回1975年収録演奏分全集からの後半二曲についてもかつての重厚さ、造形感が影を潜めVPOの美しさに委ねられた80歳を超えたベームの姿が目立つ・・否耳立つマイルドなベームの仕上げ印象を持った次第です。先ず交響曲第3番、タイム的には@11’08A10’37B6’42C8’51と特徴はありません。第1楽章スタート比較的ボリューム感を振りまきつつのリアルな・・・ベーム独特のゴツゴツ感に1953年収録のモノラルVPO盤(タイム@9’53A9’03B6’05C8’35)の武骨面を懐かしく思っている私はどうしても注目が行きますがその気配がゆっくりした経過部も含めて聴き進めても少し薄い様に思いました・・・その辺りで今一「押え」の感慨に結びつきませんでした。第2楽章は落ち着きある管楽器と粗いながらの弦が実に美しく絡み合いゆるりとしたテンポの底流に例のゴツゴツ感が確認されます。有名な第3楽章はそんなに情の深追いはせず従って詠嘆調に陥らないものの繊細さは「移ろい」の内に維持されます。最終楽章での静かなスタートからの急変強奏が若干パンチ不足?とは言えその方向性を展開しそう騒がしくなく最後の方でのさざ波の如くの余韻は流石ですね。こうして新旧VPO盤を比べますと(この演奏、この指揮者に限らず)二十年を経てのベームの年齢そして同年経ている弛緩してしまった聴く側の自分に思い知らされます。次に私見的にはブラームス交響曲中最もベームにしっくりしないであろう第4番(タイム@13’11A11’59B6’39C10’12)の方です・・・第1楽章冒頭触れたVPOのソフトなスタートをして若干残響余剰気味に曲は進み後段クライマックスは「思い入れ」は程ほどにテンポを上げて〆ます。第2楽章は穏当なテンポで移ろいつつもよく他演奏に聴かれる過剰な秋の様な雰囲気は抑制されいよいよ最終楽章でのシャコンヌ変奏に入って行きます・・・この辺りは決まったコースをマトモに取り組んで普通に限りなく寂寞に運んで〆に・・・。素晴らしいランクには入りますが油断をするとフッと腑抜け状態の時もありビシッとしない面をどう評価するかでしょう。ベーム故辛口ですが一般には最低素晴らしいランクは確保されるでしょう。ベーム指揮のブラームス交響曲第4番には他の演奏として1937年ザクセン国立Oを振ったモノラルもの(同@12’28A11’46B5’56C10’16)や1965年バイエルンRSOを振ったモノラルもの(同@12’14A11’29B5’57C9’13)等がある様ですね。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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     2013/05/25

    私がまだクラシック音楽に興味も何も無かった頃の1958年にチャイコフスキーコンクールで優勝したテキサスの若者・・・当時それでももう23歳になっており、現在の感覚では決して若者という年頃ではないのですが・・・クライバーンが凱旋帰国の折り紙吹雪舞うニューヨーク五番街をヒーローよろしくパレードした光景の写真が新聞等に載っていたのを覚えています。本盤はコンクールから帰還直後色々演奏会がとり行われたものの一つでのラフマニノフのピアノ協奏曲第3番をチャイコフスキーの協奏曲と同じ呼吸の分ったコンドラシン(当時44歳、コンクールでも同曲も指揮した)が振るシンフャニー・オブ・ジ・エヤーのバックでのライブ演奏(タイム@17’48A10’37B15’04)であり主テーマの変奏曲の様に比較的冗長さを感じさせるこの曲を若武者クライバーンのリリシズムが織り成して行きます。第1楽章・・さりげなくスタートする主テーマでは力技に頼ることなく進めていますが時折怪しいタッチも何のその・・・。とにかく曲の流れを先行させるのは当然でカデンツァはオッシアと呼ばれる難しい方の大カデンツァ(当時は珍しい版)で挽回というかラフマニノフ・ワールドを歌って静かに〆へ。中間楽章は高音弦の憂愁メロディからPがアルベジオ風に入って行き若干ロマンチックな雰囲気が高揚します。最終楽章は先の主テーマ変奏の様に展開して行く中で後段じわじわと追い込みが始まります。テクニックはもう落ち着いたものとなって調子上がりにクライバーンのラフマニノフであることを知らされます。華麗で活き々したピアニズムの波打ちに曲のドンドン〆直後の万来の拍手が応えています。このクライバーン/コンドラシン共演の第3番協奏曲については同年すなわち1958年での他の演奏記録が残っている様でコンクール時分(拍手込みタイム41’50)やモスクワPOサポート演奏会分(同@17’25A10’32B14’15)等であります。本盤併録の1960年ヘンドル/シカゴSOバックとの演奏プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番(同@9’43A9’59B10’09)は未聴です。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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     2013/05/24

    私がまだクラシック音楽に興味も何も無かった頃の1958年にチャイコフスキーコンクールで優勝したテキサスの若者・・・当時それでももう23歳になっており、現在の感覚では決して若者という年頃ではないのですが・・・クライバーンが凱旋帰国の折り紙吹雪舞うニューヨーク五番街をヒーローよろしくパレードした光景の写真が新聞等に載っていたのを覚えています。本盤はコンクールから帰還直後色々演奏会がとり行われたものの一つでのラフマニノフのピアノ協奏曲第3番をチャイコフスキーの協奏曲と同じ呼吸の分ったコンドラシン(当時44歳、コンクールでも同曲も指揮した)が振るシンフャニー・オブ・ジ・エヤーのバックでのライブ演奏(タイム@17’48A10’25B15’16)であり主テーマの変奏曲の様に比較的冗長さを感じさせるこの曲を若武者クライバーンのリリシズムが織り成して行きます。第1楽章・・さりげなくスタートする主テーマでは力技に頼ることなく進めていますが時折怪しいタッチも何のその・・・。とにかく曲の流れを先行させるのは当然でカデンツァはオッシアと呼ばれる難しい方の大カデンツァ(当時は珍しい版)で挽回というかラフマニノフ・ワールドを歌って静かに〆へ。中間楽章は高音弦の憂愁メロディからPがアルベジオ風に入って行き若干ロマンチックな雰囲気が高揚します。最終楽章は先の主テーマ変奏の様に展開して行く中で後段じわじわと追い込みが始まります。テクニックはもう落ち着いたものとなって調子上がりにクライバーンのラフマニノフであることを知らされます。華麗で活き々したピアニズムの波打ちに曲のドンドン〆直後の万来の拍手が応えています。このクライバーン/コンドラシン共演の第3番協奏曲については同年すなわち1958年での他の演奏記録が残っている様でコンクール時分(拍手込みタイム41’50)やモスクワPOサポート演奏会分(同@17’25A10’32B14’15)等であります。併録のライナー/シカゴSOサポートによる1962年収録のラフマニノフ・ピアノ協奏曲第2番(タイム@10’54A11’26B11’45)は未聴でありますので★一つ保留しておきますね。クライバーン、ライナー共演のピアノ協奏曲は他にもベートーヴェン、シューマン、ブラームス等の各作品がライブ、セッションと色々収録されており当時波に乗っての活躍ぶりが推量されますね。クライバーンの活躍はそう長くはなくもう1970年代後半以降は萎んでそういう処も正にアメリカ的だったのでしょう。「芸術家」ではなく「ショービジネスのドル箱スター」としての扱いをされ消費された後暫く視聴者の耳から遠ざかっていましたところ彼の名冠のコンクールで2009年辻井伸行さんが優勝した折にかつての青年の面影があるクライバーンが彼に歩み寄っていた本当に久しぶりの姿が見られ少し感激しました。「クライバーン」を思い出した形にもなったのですが本年2月に78歳で亡くなってしまいました・・・冒頭の華やかさを覚えているだけに私には人生を感じさせる報せでもありました。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2013/05/23

    アシュケナージとハイティンクのコンビによるブラームス・ピアノ協奏曲は1981年にオーケストラをACOで第1番、翌年1982年にオーケストラをVPOで本盤である第2番が収録されています。この年、アシュケナージ45歳、ハイティンクは53歳とこの作品に対峙するには年代的にはマァ適当な感じと私は勝手に判断・・・第1番の方は作品の持つ若さの屈託感から正直ちょっと薹が立ち気味なのが否定出来なくはなかった?・・・したのはこの四楽章の交響曲並みにスケールのある協奏曲を実に堂々とテンポを緩めに採って進めて演奏タイムを@18’48A9’31B13’14C9’30とVPOに珍しい?重厚な音色に乗って一音一音アシュケナージのいつもの入念なピアノが情感豊かに縫う様に進んで行きます。兎に角最初の楽章、ホルン出だしからこの演奏の雰囲気をリードしてやがて入るピアノは粒立ち良くご立派! 第2楽章は重厚なアプローチが良い方に作動しピアノの力強さと高音弦が強調され、聴きようによっては録音良さが饒舌に聴き違えるかもしれません。第3楽章は例のチェロ序奏が示唆に富むしっとりした感じで落ち着いた運びが美しいです。最終楽章はちょっと作品として軽い処がバランス上躊躇を覚えるのですが本演奏は活き々と解放感に満ち手を抜かずにそしてしっかり〆に結び付けます。素直に最高ランクに・・・。なお、アシュケナージにはブラームスのピアノ協奏曲第2番演奏録音がもう一種類ありそれは1967年メータ/LSOのバックによる演奏(タイム@17’39A9’16B12’36C8’59)であります。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2013/05/22

    先日もう15年目になる別府アルゲリッチ音楽祭は終わった頃かも知れません。アルゲリッチの名を冠にした音楽祭はいくつかあるのですが本盤は2002年以降スイス・ルガーノで開催されているアルゲリッチがプロデューサーとしての役割が大きいルガーノ音楽祭の2006年のライブ録音でほぼ毎年の如く数枚セット(ちょっとシンドイ時も・・・)でリリースされていることでもうお馴染みのアルバムの一つですね。周知の様にこの音楽祭はアルゲリッチを中心に彼女の親しい音楽仲間や新進アーティストが集合して普通のクラシック有名曲以外に時折珍しいレパートリー(本盤でもロシア作曲家タネーエフの「ピアノ五重奏曲」や彼女の恩師グルダの「チェロと管楽バンドのための協奏曲」等が挙げられましょう)が加えられ「雑多」ぶりが楽しいのとまだまだ元気な彼女の問題意識ぶりが覗えます。私は好み上シューマンの曲目優先で聴き進めております。ピアノ三重奏曲第1番(タイム@12’57A4’56B7’28C8’22)はメインの暗い情念で終始する第1楽章から一転して明るめに親しみ易いメロディから導かれる最終楽章までライブらしい臨場感溢れる演奏となっています。少しテンポは勿論雰囲気として落ち着き過ぎた印象の演奏ではありましたがプレイヤーはアンゲリッシュ(ピアノ、当時36歳)、R.カプソン(ヴァイオリン、30歳)、G.カプソン(チェロ、25歳)の三名で今ほど有名でない頃からのアルゲリッチプロデュースはウーンと感心してしまいます。オーボエかクラリネットで聴き慣れている幻想曲を日本でも加古隆の作品等を扱ったりしてすっかり親日派になっているトランペットの貴公子ナカリャコフ(29歳)がフリューゲルで演奏(タイム3’07+3’00+4’23)しているのもちょっと違った切り口となって物珍しく思いました。第一曲目のピアノ四重奏曲はプロデューサー役のアルゲリッチ(65歳)が自らピアノを受け持ち前述のカプソン兄弟がヴァイオリン、チェロをそしてアルゲリッチの長女リダ・チェン(当時30歳代半ば)がビオラを夫々受け持った演奏(同@8’52A3’30B8’08C7’17)は正に白熱戦・・・ライブならではの荒れ気味な処も活き々さとスケール感に解釈しそうです。第3楽章アンダンテ・カンタービレでのロマンチックなチェロメロディは幾分ゆったり目に進め分っていても聴き込んでしまいます、そして圧巻は最終楽章のフィナーレ・・・如何にもリーダー・アルゲリッチならではの激しい入れ込みフーガで華麗に〆へ・・・。アルゲリッチの自らの健在ぶりの披露と各若手プレイヤーへの気配りが同居した形となっており私は以前この曲のグールド&ジュリアードSQ演奏盤にも感想を書き込んだのですがテイストの違いがあって中々いい勝負ですね。本盤アルバム他の併録曲タイムデータ(一部拍手入り)は次の通りです→メンデルスゾーン:チェロとピアノのためのソナタ第2番(タイム@7’46A4’57B5’35C6’57)、タネーエフ:ピアノ五重奏曲(同@19’16A6’18B9’25C9’54)、ドビュッシー(ラヴェル編):夜想曲〜雲(同5’29),祭り(同6’18)、シュニトケ:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番(同@2’16A4’28B4’21C5’05)、グルダ:チェロと管楽バンドのための協奏曲(同@5’10A8’29B7’29C3’45D7’11)、未聴分がありますので★一つ保留します。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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     2013/05/21

    本盤では2007年グルジアの若き女流ヴァイオリニスト・・・バティアシュヴィリ(当時28歳)が独奏兼指揮演奏をしたベートーヴンのV協奏曲に力点を置いて感じた事を再書き込みしました。オーケストラがドイツ・カンマーフィルともなればベートーヴェン・シリーズを手がけているP.ヤルヴィの指揮を想定する処なのですがバティアシュヴィリはこの比較的小編成オーケストラ指揮に何とか形をつけていると思います。そうした指揮を兼ねての演奏は意欲的・前向きである事は評価したいですね。独奏部分は当然一応のレベルに達しており「若さ」も武器としつつ自然な運びで時には女性らしい繊細さも織り交ぜしっかり描いております。第1楽章のカデンツァ(クライスラー作)には特に彼女の姿勢が現れているのではないでしょうか。第2楽章ファッとした前奏から滑らかに入る彼女のとくに弱高音の輝かしさが印象的ですね。最終楽章での一転した達者な運びも素晴らしいですね。、一方伴奏つまり指揮の方は小編成なるが故な「鳴り」としては独特な見通しの良さをベースに低音部を若干重く響かせ、時にいきなり起伏をつける処などは表現としては面白く捉えるか奇を衒ったと見るかは聴く者の気持ちひとつでしょう。演奏タイムとしては@24’37A9’02B10’01と通常ペースと思います。併録のグルジア出身作曲家ツィンツァーゼの「6つのミニアチュール」(オーケストラはグルジアCO、タイム1’31+2’31+1’51+2’08+2’44+2’00)は残念ながら聴いておりません。年をとったせいなのでしょうか、今更告白するのも恥ずかしいのですが例えばベートーヴェンV協奏曲もかつての大家の諸演奏よりそんなに拘りなくこうした若い女性演奏に向かってしまいますね。素晴らしいランクとさせて下さい。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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     2013/05/20

    クライバーンを偲ぶ意味で再書き込みさせていただきます。私にとってはクライバーン/ライナーのコンビ協奏曲と言えばシューマンとベートーベン「皇帝」との組合せのリビング・ステレオLPであり懐かしいです。クライバーンという演奏家に対する感慨はあの1958年チャイコフスキーコンクール優勝後の凱旋パレードは新聞などでも覚えているだけにその後の成行きへは嘆息につきますが。さて、本盤収録曲の内そのベートーヴェン・ピアノ協奏曲第5番「皇帝」は翌年1961年の演奏でオーケストラはライナーの厳格なトレーニングの下でのシカゴSOによるもので演奏タイムは@20’09A7’57B10’02となっております。こちらの方もただひたすらにとにかく一途に颯爽と弾いている感じで・・・言葉を替えますとバックは当時トスカニーニ亡き後米国ではベートーヴェン演奏で定評あったライナー/シカゴSOで万全に近いサポートの下、テンポ、技巧共に余計な小細工無しにピアノは進んで行きます。バックハウスとかケンプとかいったベテラン演奏に馴染んでいた時だったので、ちょっと雰囲気を替えての演奏にある新鮮な印象も受けたのを覚えています。なお、CDではありませんがDVDでクライバーンが弾く「皇帝」・・・1962年収録、バックはコンドラシン/モスクワPO、演奏タイム@20’45A〜B18’47・・・が見れるようですね。併録のライナー/シカゴSOサポートによる1961?年収録のラフマニノフ・ピアノ協奏曲第2番(タイム@10’54A11’26B11’45)は未聴でありますので★一つ保留しておきますね。クライバーン、ライナー共演のピアノ協奏曲は他にもブラームス等の各作品がライブ、セッションと色々収録されており当時波に乗っての活躍ぶりが推量されますね。マア、先述した様にクライバーンの活躍はそう長くはなくもう1970年代後半以降は萎んでそういう処も正にアメリカ的だったのでしょう。「芸術家」ではなく「ショービジネスのドル箱スター」としての扱いをされ消費された後暫く視聴者の耳から遠ざかっていましたところ彼の名冠のコンクールで2009年辻井伸行さんが優勝した折にかつての青年の面影があるクライバーンが彼に歩み寄っていた本当に久しぶりの姿が見られ少し感激しました。「クライバーン」を思い出した形にもなったのですが本年2月に78歳で亡くなってしまいました・・・冒頭の華やかさを覚えているだけに私には人生を感じさせる報せでもありました。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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