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naoko さんのレビュー一覧 

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     2011/02/12

    20世紀の巨匠の録音は、たとえ古くても、概して好きだが、ことBeethovenの録音となると、激しいか、重いか、ヒステリックかといった印象が強く、正直、聴くのがしんどかった。この伝説的なFurtwanglerの《第9》も、疑似ステレオ盤とART盤を所持しているが、ありがたいという気持ちで聴かせていただいてはいたが、やはり私には重たく感じられ、何度も聴くようなものではなかった。罰当たりなことに、「ホントにこれっていいの?」と思う始末。だから《第9》を聴くなら、まるでクリスマスキャロルのように軽く清々しいBruggenの録音を好んでいた。しかし興味本位で今シリーズの《第9》だけ購入。やはり例の終楽章のコーダは激しかったが、全体的にはまったく重たくない。3楽章などはWalter/Columbia SOの《田園》に匹敵するほのぼのさ!「毎日、こんな感覚で過ごしたいまぁ…」(私だけ?)と思う、あのほのぼのさなのだ!終楽章も〈歓喜の歌〉なんて堅苦しく呼ぶより、〈よろこびの歌〉と呼ぶ方がイメージと合う。モノラルのハンディもまったく気にならない豊かな音。値段は庶民的でないけれど、私にずっと近づいた。この《第9》を何度も聴こうと思うなど、夢にも思わなった。ただ終楽章のコーダよりも、その後の拍手の編集の方が大時代的でなんか残念。

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     2011/01/24

    まるでロック界のヘルデン・テノールのようなこの時期のLakeのヴォーカルで”Cadence and Cascade”を聴くことを夢想していたことがあるが(彼がワーグナーなどを歌えるわけではないが)、完成作品ではないとはいえ、実際、そのヴァージョンを聴いてみると、歌詞に合わないように思う。たとえ歌詞の意味がわからなくても、たとえテープスピードに細工をしていたとしても、Haskellのエロティックなヴォーカルの方がこの曲にふさわしい。曲調こそ違えど、歌詞の内容からすると、この曲はまるで”Ladies of the Road”と双子のようだ。その意味ではBOZこそがこの曲に一番ふさわしいヴォーカリストかもしれない。賛同は得にくいと思うが、それが少なくても私の正直な感想である。
     今回のエディションでの作品全体についての感想はまだ述べられる段階ではないが、他のアルバムのDVD−Aの印象ほどには、今のところ、びっくりしない。

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  • 11人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/11/07

    正直、がっかりした。CRIMSONのなかでも特に個人的な思い入れの強いアルバムであり、発売日も延期に延期を重ね、心待ちにしていたにもかかわらず、この仕上がり。まず、パッケージがいけない。今回はいつもと違い、邦盤ジャケットではなく、US盤ジャケットにHQ-CDが入っているが、それに当時のワーナー盤の帯を付けている(宣伝ではUK盤のジャケットに帯が付いていたにもかかわらず!)。邦盤の最初のものはUK盤に準拠していたので、帯はUK盤の方に付けた方が良かったと思う。もちろん、帯を付けなおせば、事足りることかもしれないが、US盤とUK盤は厚さがかなり違うため、かなり隙間ができてしまうだろう。そして、もっといけないのが、UK盤のジャケットのなかにインナースリーブが入っていないことである!デザインがUS盤ジャケット本体とほぼ同じであり、コストもかかるからだろうが、これだけお金を払わせれおいて、これは酷い。アナログ世代でないひとは、これが本来のパッケージと思ってしまわないだろうか?(確かに、ポリドールのUK再発盤はインナーが社名の印字されたただの紙袋だったように記憶しているが。)この点だけでも、輸入盤で事足れりである。肝心の中身だが、新しいミックスは当時のA面に当たる楽曲はオリジナルよりもきれいにまとめられている。たとえば最初期の邦盤にも認められた冒頭のベース(コントラバス)の歪みやノイズもきれいに除去されているし、”Sailor’s Tale”の冒頭のシンバル音はオリジナルでは右チャンネルから左チャンネルに唐突に移動していたが(逆だったかも)、今回のミックスでは徐々に移動していっている。しかし、1曲目を除いて、繊細で情緒豊かな曲で構成されているB面は、「別のテイクを採用しているのでは?」と勘繰りたくなるぐらい良くない。タイトル・トラックでのBozの歌い回しやコルネットのソロも、悪い意味で全く違うように聞こえる。終盤のドラムの響きも非常に品がない。最初の”Beneath the wind turned wave...”という箇所の宇宙に引き込まれるような音の響きもなくなっている。メロトロンもオリジナルではさりげなく、そして、慎ましく入っていたのが、唐突に入ってくる。幸い、DVD-Aには30周年盤のミックスも入っている。これが、個人的には、アナログ盤の雰囲気に一番近いと思うので、後半については、これで聴きたいと思う。今回の目玉となるはずのボーナス・トラックも、はじめから期待はしていなかったが、やはり悪い意味で期待通り。”Islands”のオーボエを主体にしたヴァージョンは素敵ではあるが、一つの楽曲までの完成度はない。後の”Larks’ Tongues in Aspic, Part 1”や”Lament”の布石となる未発表曲もしかりである。くどいようだが、今回のパッケージはひどい。インターネットによる音楽配信が当たり前になってきているが、中身の音楽はもちろんだが、やはり、ジャケットなども含めて、作品(アート)であり、製品であると私は認識している。このような中途半端なものならば、輸入盤を買う方がずっと良いように思う。

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     2010/10/16

    このHQ盤は所持していませんが、初期のヨーロッパ盤のCDをもっています。OKAZAKI氏のリマスターでなくてもかなり曇った音だったように記憶しています。別にOKAZAKI氏を弁護するつもりはありませんが、彼のリマスタリングの問題だけなのではなく、「常人では聴き取ることのできない音域はぶった切る」というHS2088(会社)のコンセプトにも問題があったように思います。まぁ、OKAZAKI氏がJAZZ録音のリマスタリングもしているということにクラシックファンは我慢ができないのかもしれませんが・・・。演奏そのものに関して言うと、疵は多いが、立派な鳴りをするとでも言いましょうか。特に第3楽章の終盤は崩壊しかかっていて、「終わりよければすべてよし」にならないのは残念ですが、ここまで立派な響きをもつ演奏は稀有です。

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     2010/10/10

    ベートーヴェンは、小澤氏が比較的に若いころの収録のせいか、たいへん流麗な演奏。そのスピーディーな様は「カラヤンのよう」というのは言い過ぎか?マーラーは、個人的には待望のソフト化。録画したものを何度も観ました。ボストン響とのラストコンサートのためか、2回のCD録音よりもずっと小澤氏の拳に力が入る。オケもそれに応えるかのように、豊かな音を紡ぎだす。ただ残念なのは、村井氏のご指摘通り、第4楽章の終盤、無音に近づくにつれて、観客の咳やざわめきが目立つこと。これは、録画を観ていたときにはあまり気にならなかった。このあたりが村井氏と印象が異なるところ(というか、私の機材の貧弱さのためか?)。先日、NHKで放映されたチャイコフスキーの弦楽セレナードといい、この演奏といい(といっても10年近く前だが)、最近、小澤氏の演奏はますます濃厚、深遠になってきた―常人では到達できない何かに。これがかえって心配を誘う。活動の場はいくらか制限されるだろうが、今後もますます素晴らしい演奏、録音を残してほしい。

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     2009/11/21

    今回の40周年記念エディションのなかで最も個人的に期待したアルバム。しかし、リスナーのなかで最も賛否が分かれるのは、今のところ、この作品ではないだろうか(各リスナーの思い入れの点だけでいうと、『宮殿』にかなわないかもしれないが)?フィリップ氏の評価を変えるだけあって、もっともセンセーショナルなリミックスが施され、もっとも再創造性を感じさせる。ただ少なくとも私には、今回のリミックスは少々、しんどすぎる。確かに初めに聴いたときは新鮮であったが、装飾的な音があまりにも煩すぎる。核になる音が埋もれてしまっている。他のアルバムのところでも何度も書いたが、再生装置の問題も大きいのかもしれないが・・・。しかし、『太陽と戦慄』などの名盤を差し置いて、いち早くこの作品にスポットライトを当てた点には大いに評価できる。ちなみにボーナストラックの「水の精」の別バージョンはなかなか良い。アルバムに採用されたバージョンには負けるが、シンプルなアレンジが良い。欲を言えば、メロトロンは蛇足であろう。

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     2009/11/05

    正直、DVD-Aの『宮殿』ほどはびっくりしなかった。それは、ライナーにも同じようなことが書いてあったが、ライヴのエネルギーをスタジオにも注入できるようになった、言い換えると、『宮殿』などとくらべて、いい意味で作りこまれていないせいかもしれない。素材とエネルギーで勝負しているのだ。
     しかし、難点もある。『宮殿』のレビューでも触れたが、曲と曲とのつながりに不自然さ(特に1曲目から2曲目)がある。このあたりは安物のプレイヤーで聞いていることや、ハードとソフトの相性の兼ね合いかもしれないので、どうか他に聞かれた方があったら、報告していただきたい。
     それから、これも『宮殿』のときと同じようなことを繰り返し書くが、メロトロンの音。スプリングか何かが強いためか、押された鍵盤がすぐに元に戻り、音がある程度、持続せず、唐突に切れてしまう。これは、音が良くなったことがかえってアダになっているケースで、今までのエディションでは気づかなかったことだ。。
     とはいえ、作品がいいことに間違いない。あとは、リスナーがどの音、どのエディションを選ぶかだ。

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     2009/11/01

    正直、ボックスセットは色々な面でつきあいきれないものがあったので(主に経済的な理由だが)、DVD-AとHQCDとのセットを購入。しかし、とりあえずDVD-Aを聴くとほとんど再創造に近いものを感じたので、ボックスの1stプレスの盤起こしというのは意味をもってくるかもしれない。
     高級な装置で聴いたわけでないので、不正確なところも多いと思うが、DVD-Aの音は、一つひとつの楽器の音が丁寧に洗われた上で、また一つにまとめたようなもので、大げさでなく、最新録音であるかのような錯覚を起こさせる。それでいて、曲としての整合性はきちんと保っているのだ。今回、特に関心したのは、フルートの音色の瑞々しさ、シンバルの音の粒立ち、単なるアナログ式サンプリング・マシンでないメロトロンという一つの楽器の音だ。タイトル曲のサビのコーラスは、これまでのCDのエディションではほとんど団子状態で聞き苦しかったが、今回のは安心して聴けた。ただし、ジャイルスのドタバタとしたドラムなど、各人の演奏スタイル自体は時代を感じさせる(私は好きだけれども)。
     悪いところ(?)を上げれば、音が良すぎること。曲の一つひとつは整合性があるように感じたと書いたが、曲と曲が自然につながらず、何だかつぎはぎのよう。これまでのエディションでは感じなかったカットインしてくる楽器の唐突さ。これらは音が良くなって、かえって露呈したところではないだろうか。
     ボーナストラックは、ファンにとっては嬉しいかぎりだが、アルバムを一つの作品として考えた場合どうか。これまでのエディションでフィリップがボーナストラックを加えなかったのは、単に未発表音源のソースがなかったからではなく、作品のコンセプトを大事にしていたからだと思っていたが・・・。
     デビュー40周年。この間にアナログ盤も含め、様々なエディションが出されてきたが、今回のものが万人に対する決定盤なのではなく、結局、それぞれの人たちが自分の思い入れの強いエディションが自分の決定盤ということになるのだろうか。

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     2009/10/16

    失礼ですが、思っていたよりずっと良かったです。朝比奈/大フィルの組合せは、ブルックナーでの管楽器の弱さに結構がっくりきていましたが、このマーラーの場合は私にはOKでした。何かキダ・タロー氏作曲の音楽を録音をしてきたような関西スピリットを感じさせる管楽器(本当に録音していたかは別として)。関西出身の私には郷愁を感じさせる充分アピールするものです。是非、キング盤も復刻してほしいですね。

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