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Chocolat さんのレビュー一覧 

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2014/04/14

    今回の「オイ」は、表面的にはトロット調ですが、実質エレクトロかつハウス系の曲なので、これまでのCRAYON POPの中でも、意図は別にしてもどちらかというと最も日本向けの曲ではないかと思います。この作曲チームは音の選び方、音質へのこだわり、細かい音の配列など、心憎い気配りがあり、楽曲そのものに喜びを感じる作りになっているんです。そのため、一聴したところ「?」と感じる方がいたとしても、徐々にその良さがわかってきて、いつの間にか夢中になっていることに気づいてしまうような、そんな楽曲になっています。楽曲そのものは、実に論理的かつ躍動感にあふれた素晴らしい構成の楽曲で、歌詞が分かる、分からないにかかわらず、楽曲そのものの力により、「ああ、そうだよね」と、ついほろりとしてしまうような丁寧な作りになっています。そこに彼女たち5人の魅力あるヴォイスが加わることで、魅力が増幅されているのです。「THE STREETS GO DISCO」の楽曲と混ぜ合わせて聞くと、それぞれの曲がいかに繊細、緻密かつ力強くつくられているか、その素晴らしさを再認識することが出来ると思います。ファンの方は勿論、PVを見て心動かされた方、迷っている方、全ての方におすすめ致します。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2013/11/10

    私のようにパパパからファンになった人も多いと思いますが、実はそれまでの楽曲もすばらしいんです。
    パパパはテクノポップ系のノリで実に上手くまとめていて、ダンスもテクノポップ系のすばらしく幾何学的な構成で飽きが来ないのです。が、しかしながらそれ以上に、以前の3曲も何度聞いても飽きが来ない、しっかりとした曲のつくりになっています。
    むしろ以前の3曲の方がしっくり感じる方の方が多いかもしれません。80年代から90年代のテイストが好きな方には、どこか懐かしい新鮮さを感じてもらえる、そんなミニアルバムだと思います。
    クレヨンポップに関心のある方、はまりつつある方、すでにはまっている方、全ての人にお勧めできるミニアルバムです。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2011/09/21

    コンロン・ナンカロウが気になっている方、このCDは面白いですよ。
    コンロン・ナンカロウのプレイヤーピアノシリーズは、このMDG盤の他にWERGO盤、OtherMinds盤がリリースされており、曲順、使用機種、録音等に違いがある盤が出ているため、3社の盤を聴き比べると、面白さ、楽しみ方も異なり、それぞれに納得し発見することが多いです。
    どの盤から聴いても面白いですが、もし始めてこのアーティストを聴いてみようと考えているようでしたら、このMDG盤が良いかもしれません。このMDG盤は、コンロン・ナンカロウが考えていたことが最もよく表現・再現されているのではないかと思います。ただ、MDG盤は、作品番号1番から順番に入っていますが、他の盤は作品番号順ではなく1枚ごとに異なる作品番号のものが混在しています。
    また、WERGO盤、OtherMinds盤を既に所持しているが、MDG盤購入を迷っている方にもおすすめします。それぞれの盤の良さを再発見できますよ。
    私もWERGO盤、OtherMinds盤は所持していましたが、MDG盤購入を迷っていました。この盤は事情によりサブのマシーンで録音されていた他の盤とは異なり、彼の意図に近いプレイヤーピアノを使用して録音されているようです。
    確かに他の盤よりも圧倒的に音質がよく、「ああ、そうなのか」とコンロン・ナンカロウが考えていたことが、より明確に伝わってくるように感じられ、購入して良かったです。
    このMDG盤を聴くと、彼は音楽を通じて、流れる時間と今現在という瞬間とを同時に両立させようとしたのではないかと感じられます。
    確かに音楽なので始まりと終わりがあるのですが、微分的に静止している今現在という音も同時に存在しているのが分かります。コンロン・ナンカロウのプレイヤーピアノの音楽は、流れつつ静止しているのですね。その関係性が、この盤では立体的に織り込まれたように、時に混ざり、時に独立して存在しています。
    例えばMDG盤では音と音との現前性が、WERGO盤では音と音との関係性がより明確になっているに感じられますので聴き比べるといっそう面白さが増します。
    また、プレイヤーピアノにより、リズムとテンポの関係が正確に表現されることで、かえって即興的でユーモラスでフリーで生き生きとしたものになっているように感じられます。
    人間って真剣だけどユーモアに溢れているよと、全体と個の関係を音楽を通じて探究した素晴しい作曲家だと思います。

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     2011/09/19

    面白いです。観ていると「あれ、もう終りなの?もっと長ければよいのに・・・」と思うくらいテンポよくシンプルに内容が整理されています。もしPierre Henryのファンか興味のある方で、このDVDの購入を迷っているようでしたら、おすすめいたします。実は私自身、ドキュメンタリーということで内容的に薄いものだったらどうしようとずっと迷っていましたが、購入して良かったと思っています。やはり映像には映像でしか味わえない面白さがありますね。確かにPierre Henryの様々な側面や、もっといろいろな場面を観てみたいという気持ちになるのはファンとして正直なところですが、それくらい簡潔にうまくまとめられているのが、このDVDの特徴といえるでしょう。
    「ピエール・アンリ/アート・オブ・サウンズ」は、全109分で、本編約50分とエクストラ映像(ボーナス映像)に分かれています。エクストラ映像では2003年のコンサートでの「Le Voile D’Orphee」とそのリハーサル風景、サントラを制作した1966年制作の20数分のショートフィルム「Le Candidat」(G. Belkin監督)が収録されています。
    このDVD「ピエール・アンリ/アート・オブ・サウンズ」は映像だけで内容が理解できるように制作が工夫されているようです。また、字幕は英語・フランス語・ドイツ語が選択できますが、ドキュメンタリー本編、エクストラ映像ともに登場人物たちが使っている言葉の内容がシンプルなため、英語字幕でも十分理解可能です。本編では日常生活を織り交ぜたPierre Henryの一面に触れることができますが、エクストラ映像のリハーサルの様子はさらにそれを補うようになっていて、彼の音へのこだわりがうまく伝わってくるようになっています。短い映像での挿入ですが、ベジャールの振り付けによるバレーやその他の映像、Pierre Henry自身が制作したと思われるオブジェ類に囲まれた彼の自宅兼スタジオを開放したコンサートの様子などは、彼の音楽や音そのものが常に何らかのトータルな世界の中にあり、そこから湧き上がる音を見つけて表現・再現あるいは翻訳しようとしているかのようです。(確かに彼の言うとおり)きっと音を収集・録音したテープ類の中には彼の幼少児に体験した音の痕跡を見つける旅が準備されているのでしょう。シンプルだけど良くできたドキュメンタリーだと思います。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2011/09/16

    (音楽の好みは、ひと様々で、このアルバムについては評価の分かれるところかもしれませんが)傑作です。
    作品としてみた場合、Pierre Henryの音は丁寧な仕上がりで、楽曲との間に違和感を感じるどころか、マッチしていると思います。
    Pierre Henryは彼の音作りをしていますが、かなりSpooky Tooth の楽曲に合わせており全体的な調和を重視しているようにさえ感じます。Spooky Toothの楽曲・演奏は大変素晴しく、ボーカルは魅力的、特にギタープレイは相当に面白い。Spooky Toothいいですね。もし彼等の演奏部分のみの独立したアルバムとして出したとしても面白いでしょうね。
    本アルバムについて言えば、Pierre Henry とSpooky Tooth両者の関係があるからこそ、全体的には詩的かつ、形而上学的な趣きに仕上がり、両者の音が、いわゆる融合した哲学的で味わい深いアルバムになっています。シリアスとユーモアは表裏一体か紙一重ですね。
    Spooky Toothファンは既に所持されていると思うので、まずはPierre Henry関係が好きでこのアルバムを持っていない人におすすめします。名盤です。

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