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ユローヂィヴィ さんのレビュー一覧 

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     2010/06/04

    ボリス・チャイコフスキイの自作自演も含む管弦楽曲集。

    作曲家自身のピアノ独奏による「ピアノ協奏曲」(1971)は作曲家の透明感あるピアノの響きが素晴らしい。
    力強さと美しさを兼ね備えた聴きどころがたくさんある作品。
    ピアノと打楽器セクションとの掛け合いも面白い。
    シュニトケのピアノ協奏曲第一番と並んでソビエトを代表するピアノ協奏曲の名曲と言える。

    「イギリスの主題による奇想曲」(1954)はアンコール・ピースにもってこいの明るく楽しい小品。

    「Juvenile」(1984)はドストエフスキイの小説の印象を音楽にしもの。
    どこかもの悲しく、そしてはるかなる風景が目の前に広がるようだ。

    管弦楽のための作品だが、ピアノやチェロ、フルートなどによる室内楽を取り囲んだような構成にも一部なっている。
    弦楽による静かな川の流れのような穏やかな旋律の上にピアノ、ハープ、チェレスタ、ハープシコードなどいろいろな打楽器の音色が重なりあって深い音楽空間を創っている。

    大変美しく、味わい深い作品だ。

    これは彼がドストエフスキイの作品を通じて書いた作品だが、この一曲を聴いているとまるで一つの大きな物語を読み終えたような濃密な時間を味わうことができた。

    この作品は彼の傑作の一つではないか。

    またこのCDはボリス・チャイコフスキイの入門としても特におすすめだ。名盤といえる。

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     2010/06/03

    今回初めてディーペンブロックという名前も音楽も知りましたが、生まれた年代やジャケットから後期ロマン主義のどろっとした音楽かなと勝手にイメージしていたら、その音楽はどちらかというとさわやかでそしてほどよくロマンチックで聴いていてとても心地いい音楽でした。

    このジャケットのイメージは彼の音楽のほんの一部を表しているにすぎません。もっと明るい絵をこのジャケットに持ってくるべきです。その方が彼の音楽に共鳴できると思います。

    とくに「序曲」と「コンサート組曲」がおすすめです。「交響組曲エレクトラ」でさえR.シュトラウスの歌劇にあるようなドロドロさはありません。

    彼の管弦楽の書法がシンプルで響きもよく、風通しが良いためかもしれません。

    管弦楽伴奏による声楽曲もいいです。

    彼の作品をもっとたくさん聴きたいという興味がわきました。

    音源としてはシャンドス・レコードのものを使っています。
    ブリリアントはよくシャンドスの音源を使っていますが、どうせならいまはなきオリンピア・レコードの音源をどんどん使って欲しいです。
    オリンピアでしか聴けないような貴重な音源がたくさんあるのですし。

    とにかくこれは名盤だと思います。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/05/02

    素晴らしい! 

    交響曲第5番が特にいい。

    20世紀の音楽を振り返るなかで調性音楽の可能性、新しい音楽を求める人々と作曲する側の関係を考える中で、ソヴィエトのいわゆる体制音楽を研究することはとても大事なことだと思う。

    とかく体制に媚びた自由のないつまらない音楽だと簡単にくくられてしまうことがあるが、このシリーズを通していくつかの価値ある作品を聴いていくと、ソヴィエト政府が考えていた人々を幸せにする力、元気づける力が確かにこれらの音楽にはある。

    もっとこれらの作品を先入観なく新しい視点で見直していかなくてはならないと思う。

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     2010/03/30

    これは名曲、名演です。音質もいいです。

    穏やかで美しい音楽。『モスクワの思い出』では民謡「赤いサラファン」などが引用されています。

    しかしこのアリャビエフも元は軍人でナポレオンとの戦いで将校として活躍したり、その後冤罪でシベリア送りになったりとまるで20世紀のソヴィエトの作曲家を連想させる経歴を持っています。

    しかしそれはさておきこのCDはロシア音楽ファンでなくとも聴いてほしい素晴らしい作品集です。

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/03/28

    序曲からして情熱的です。若きヴェルディの血気盛んなさまを感じます。

    ロック・ミュージックと形容すると誤解を受けますが、まるでロックを聴いているような興奮を覚えます。

    終幕の一部にアカペラ(無伴奏)の部分があったりと音楽的に実験をした所もありなかなか面白いです。

    この歌劇『ナブッコ』はタイトルロールはバリトンですが、テノール、ソプラノ、メゾソプラノの三角関係と状況が歌劇『アイーダ』になんとなく似ています。

    ただ『ナブッコ』ではテノールとメゾ・ソプラノが恋仲で恋敵がソプラノです。
    メゾ・ソプラノは囚われた敵国の王の娘(まるでアイーダ)というように声柄が入れ替わっています。

    またナブッコが奴隷に産ませたというドラマティック・ソプラノのためのアビガイッレという役の存在も面白いです。
    これがまたメゾ・ソプラノ的な性格を持っています。
    歌うのが難しい大変な役ですが、このCDではゲーナ・ディミトローヴァが力強い素晴らしい歌唱力を聴かせてくれます。

    主役ではありませんがザッカリーアを歌うネステレンコとイズマエーレを歌うドミンゴも立派です。

    合唱のパートも多く、演奏も素晴らしいです。

    物語の時代は旧約聖書の記述をもとにした紀元前6世紀で、バビロニアやユダやイスラエルやヘブライなど日本人には分かりにくい背景がありますがドラマだけでももちろん楽しめます。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2010/03/18

    これはまた歌手にめぐまれた豪華な舞台。

    レナート・ブルゾンが歌う国王ドン・カルロの役は物語上あまりいい役ではないが、ブルゾンが丁寧に歌い上げており、いいキャラクターではないこの役を上品なものにしている。(ブルゾンの芸術に対する誠実さが好感を与えている。)

    このエルヴィーラをめぐっては恋人のエルナーニとシルヴィアとそしてスペイン国王のドン・カルロまで出てくる四角関係の物語です。

    これだけ素晴らしい歌手たちが出ているのにはっきり言ってあまり面白い作品とは思えなかった。

    エルナーニ、シルヴァ、ドン・カルロが男同士の義理と人情(名誉、忠誠心)で最後は恋人を捨てる(老人が若い美女を手に入れる復讐劇でもあるが。)というのがあらすじで歌劇によくある単なる恋愛物語ではないので分かりづらいかもしれない。

    男気をみせたりするが最後には老人が勇敢な若者(山賊エルナーニ)を負かすという意味では「シルヴァ」こそこの作品の主役と言えるだろう。

    音楽もあまりいいとは思えなかった。ヴェルデイにしては古臭い感じがした。

    演出(舞台セット)がいまいちだった。ピカピカで豪華ではあるが、モダンなものと古典的なものが調和していないように思う。
    下手の銀色の神殿の列柱もよけいだしその後方にいる盛装した男女が気になる。(客席があふれたから入れたというわけでもないだろう。コンサートでもないのに。)
    その盛装した男女は第二幕の婚礼の合唱場面で上から下りているので、それを予言してあそこに立たせているのだろうか?

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     2010/03/18

    1954年ソ連で制作された映画版バレエ(一部カット)。
    ロジェストヴェンスキイ指揮、ボリショイ劇場管弦楽団。
    ガリーナ・ウラノワ、ユーリー・ジダーノフ他。

    第一幕では野外にセットを組んで撮っているので映画ならではの広がりのある舞台を楽しむことが出来る。また、ダンサー以外のキャスト(役者?)が群衆として登場しているので迫力満点だ。(喧嘩の場面が特に。)

    しかしなんといってもウラノワのジュリエットが素晴らしい。

    ロジェストヴェンスキイはメロディアでバレエ『ロメオとジュリエット』全曲を録音しているが、この映画の音源もこれからとられていると思われる。
    (ただ映画では音がひずんでいる所がある。)

    メロディアの音もだいぶ古いので是非ロジェストヴェンスキイに新たに全曲録音してもらいたいものだ。

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     2010/03/17

    個人的な感想ではヤナーチェクの後期のオペラに比べると戯曲のわりにまだ強烈さは少ない感じがする。(といっても他の作曲家に比べると大変個性的には違いない。)

    歌劇『イエヌーファ』はチェコの女流作家プライソヴァーの『彼女の継娘』をもとにしていてチェコの物語だけに音楽にも民謡調の旋律が使われている。

    それらの旋律はただ単に実際にある旋律を用いたのではなく。チェコ民謡の音楽的特徴を引き出し、自分の音楽語法に消化して使われているためにオペラ全体のなかで取って付けたようなところがなく、大変自然でそれでいてとても効果的だ。
    特に第三幕の婚礼の場面が素晴らしい。

    そして、民謡調という音楽的な事が戯曲の中のチェコ風景から必然的にくるもので台本と音楽が上手くつながっているのではないだろうか。

    そしてこの作品を通してヤナーチェクはチェコ語の話し言葉(イントネーションやアクセントなど。)から旋律を生み出すことに成功したと言われている。そのことは特に第三幕に反映されている。

    この作品、音楽だけではなく、映像で鑑賞したいものだ。

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     2010/03/17

    CDはブリテン自身がイギリス室内管弦楽団を指揮したもの。2006年が没後30年で自作自演のCDが多く発売されたが、その内の一枚。

    原作はモーパッサンの短編小説『マダム・ユッソンのばらの樹』。

    オペラ化するにあたって物語を原作より変えている点が多いという。
    なんといってもまずこの台本が良い。

    音楽は第一幕が説明を運ぶだけというような、つかみがいまいちという感じがした。(オペラではまず第一幕で聴く人の心をつかもうと音楽的にも魅力的なものが多いように思う。)

    しかし、第二幕のお祭りの音楽や第三幕の悲しみの音楽など素晴らしい音楽が用意されていてそれらがぐいぐいとドラマを引っぱって行く。

    歌劇『アルバート・ヘリング』は物語の面白さからいっても(反面教師というか道徳的な面というか)たとえば中高生のオペラ鑑賞教室の演目としてもいいのではないかと思う。

    よい子を作ろうとする親や教師にも教育で本当に大切なものは何かということを決して皮肉ではなく。一つの例としてこの物語を取り上げることができるのではないだろうか。

    数え切れないほどあるオペラの中でも単に音楽や歌だけでなく、物語からもいろいろと考えさせてくれるユニーク作品だと思う。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/03/14

    ベッリーニはイタリア人にしてはヴェルディのように男性的で血の沸くような熱狂的な情熱はありませんが、美しい旋律でもって心酔わせてくれる魅力的な作曲家です。

    戯曲の劇的さに比べると若干音楽がやさしい感じがしますが、優美な音楽でロメオとジュリエッタをやさしく包んでいるという感じでしょうか。

    ベッリーニはドニゼッティより4歳年下でヴェルディより12歳年上にあたります。
    ベッリーニの音楽は同世代と言っていいドニゼッティに比べるとイタリア・オペラの音楽語法の流れの中ではより新しい地点に達していると思います。
    ある点においてはヴェルディよりもより戯曲に近い作曲をしているように感じます。
    アリアなども単に歌の旋律重視というだけではありません。
    この歌劇『カプレーティとモンテッキ』ではコロラトゥーラを駆使したアリアはありません。

    この作品の中では第一幕のジュリエッタのロマンッアや第二幕第七景の弔いの行列の音楽が特にとても美く印象に残りました。

    『カプレーティとモンテッキ』はシェークスピアの『ロメオとジュリエット』と同じ物語ですがこの台本はシェークスピアの戯曲を元に書かれたものではありません。
    愛よりも強い義務、掟(家や父との絆)、名誉にしばられて悲劇が始まり、後追い自殺(心中)という結果を生む。
    日本の近世の戯曲にもあるテーマです。
    義理と人情、そして自殺。

    ちなみに解説書のドニゼッテイの生まれた年が間違って書かれていて、(1797-1848)が1897生まれになっています。

    今欧米でひっぱりだこの人気のソプラノ歌手、アンナ・ネプレトコですが今回初めてその歌声を聴きました。
    第一幕のジュリエッタのロマンッアを聴いてすっかり好きになりました。

    指揮者の指示もあるのかもしれませんがとても共感が持てました。
    大声張り上げて美声を聴かすというのではなく、せつせつとジュリエッタの心情を静かに歌い上げていて感動しました。(曲自体がそういう雰囲気ですが。)

    それに比べるとテバルトを歌うテノールのジョセフ・カレヤが脇役とはいえ弱いのが残念です。

    『カプレーティとモンテッキ』ではジュリエッタ役よりロメオ役(ズボン役)に、より多く歌う箇所が作曲されています。ロメオを歌うエリーナ・ガランチャもなかなか素晴らしい歌唱をしています。

    2人の方が、このレビューに「共感」しています。

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     2010/03/13

    音源はメロディア・レコードそのものをつかっている。

    民族楽器オーケストラのための『兵士の歌』も面白いが、個人的には『チェロ協奏曲第2番』が一番気に入った。ロシア的な哀愁がなんともいえない。知られていないというだけでこの曲は演奏会で取り上げられてもいい曲だと思う。

    ソリストのイヴァン・モニゲッティも素晴らしいし、ヴェロニカ・ドゥダロヴァ指揮のモスクワ交響楽団の演奏もいい。
    ただレコーディングの時の問題なのかソロのチェロの音があまりにも前面に出過ぎていてオーケストラの音が聴き取りにくく全体像がつかみにくいのが残念だ。

    ピアノ協奏曲はプロコフィエフや同時代のドイツ音楽の影響も感じられるが、純粋に新しい音楽を作曲しようというより廃頽的な時代(世相)を描こうとしたのではないかと聴いていて感じた。

    民族楽器オ―ケストラのための『兵士の歌』は単なるソヴィエト体制にそった作品というより、画家でいうところの写実的なスケッチ(農村をテーマにした。)とでも言おうか?

    ちなみに彼は幼い頃絵の手ほどきもうけている。

    芸術性が薄いなどということはない。
    才能があるからこそ、作曲の基礎技術をしっかりと身につけているからこそ、こういった微笑ましい作品が書けるというものだ。

    『鉄工場』は今にもネジがとんで機械が壊れてしまいそうなギシギシした感じが何とも言えない。スヴェトラーノフ指揮、ソヴィエト国立交響楽団による演奏。

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     2010/03/13

    このCDは1992年の没後75周年のライブ録音で、完全版で演奏すると3時間を超すということでこの時はカットして上演・録音をしている。
    カット版の方が今日的でこの作品を考える上で受け入れやすいのかもしれないが、CDとして販売するならやはりノーカットで聴きたかった。(ボーナストラックでカットした所を収録するぐらいは没後記念という意味でサービスして欲しかった。)

    この作品は彼の4つある歌劇の最初の作品で喜劇だが正直台本にしても音楽にしても成功しているとは思えなかった。
    ただ音楽的にはほぼ同世代と言っていい8歳年上のプッチーニより先にいっているが、歌劇としての魅力を考えると少し音楽が真面目すぎるような気がする。もっと楽しませて欲しいというのが率直な感想だ。
    イタリア人にしては(母親がドイツ人)明るさや歌心が少ない(時代の流れだからしょうがないのか?)という単純な印象を受けた。

    しかし第一幕第四景の音楽、市役所のあるシェパンダウ街の風景が音でよく表現されているように感じられた。古い塔から聴こえてくる鐘の音も美しかった。

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     2010/03/12

    この映像は1971年に制作されたものでプリセツカヤによる「白鳥」、プリセツカヤ他による「ライモンダ(部分)」、「プレリュード(部分)」、「カルメン組曲」が収録されている。

    演奏はロジェストヴェンスキイ指揮ボリショイ劇場管弦楽団。

    正直映像が悪い。1971年とはいえもっと高画質で撮ってほしかった。
    このシリーズでは1971年より前の映像でまだましなものもあるのに。
    その意味で残念ですがプリセツカヤの素晴らしさに感動しました。

    この「カルメン組曲」の映像は初演の4年後のものですが、プリセツカヤの夫で作曲家のシチェドリンが編曲したユーモラスなところもある音楽のわりには振付にそういう所がありませんでした。

    この映像の演出はこの一連の映画版ソヴィエト・バレエ・シリーズの中ではセットにあまり凝った所はありません。オーソドックスなセットの中で踊っています。

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     2010/03/12

    CDの帯には情感たっぷり、心に沁み入る゛スペインの粋゛とあるがまさにそうだと思う。戯曲の文章がしゃれている。

    物語の時代背景には19世紀の王党派と革命派の争いという歴史があるが、音楽にはスペインの明るい日差しがそこここに感じられる。(スペインに行ったことはないのだが・・・。)

    特にトランペットの響きにスペインらしさを感じる。
    また哀愁をおびた旋律にもスペイン節(?)を聴きとることができる。

    このCDでは第二幕第二場がそっくりカットされているとあるが、このライブ(公演)では第二幕第二場は上演されたのだろうか?
    それとも慣習でカットしたのだろうか? CD一枚に収めるためにCDには収録しなかったのか? そのへんが分からない。どうせなら完全版で聴きたい。

    またこのCDはマドリード王立劇場でのライブ録音(2006年、6月、7月)だが、このときの映像はないものかと思うのも自然なことだろう。もしあったなら国内版字幕付きでDVD化して欲しい。

    それにDECCAからアルベニスの歌劇『ペピータ・ヒメネス』がドミンゴ他による録音でCD化されたが、一向に国内版が発売されない。輸入版を見たときはそのうち国内版がでるものと思っていたが早いものでもう何年たったのだろう。国内版を販売する予定はないのだろうか?

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     2010/03/11

    プレヴィンの協奏曲はボストン交響楽団の委嘱で書かれた作品でドイツの子供の歌を取り入れた作品。全三楽章の古典的な協奏曲の形式で書かれており、第三楽章がドイツの子供の歌の変奏曲になっている。

    個人的には第二楽章が魅力的だった。


    バーンスタインの作品にはヴァイオリン協奏曲という題名はなく、「セレナード。プラトンの『饗宴』から、ソロ・ヴァイオリン、弦楽オーケストラ、ハープと打楽器のための」という題名だが実質はヴァイオリン協奏曲だ。

    「プラトンの『饗宴』から」という難しそうな題名が付いているが中身はアメリカ音楽そのもののように思える。
    この音楽がとても楽しめたし納得したと言ったらいいのか、これまで聴いたバーンスタイン作曲の作品は5作品くらいしかないがこの作品が一番印象に残った。(ある意味バーンスタインの一番有名な作品であるミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』よりも深みがあって素晴らしいように思う。)

    もちろん演奏も素晴らしい。この曲を初めて聴いたのだが名演と言えるのではないだろうか。

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