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蓮華人 さんのレビュー一覧 

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     2010/08/14

    発売された年、香港のHMVで買った。日本円で1000円ほどだった。ホテルの部屋にオーディオシステムがあり、まあ、仕事の合間に聞こうと思った。冒頭が「愛の挨拶」で、きっと心が安らぐだろうと…。ところが、選曲はハイフェッツの編曲モノが多く含まれるように「攻撃的」。演奏も熱っぽく、厳しく突き詰めていく。とてもイージーリスニングと言えるものではない。確かにアンコール集というタイトルからすれば、アグレッシブな作品が多いことが予見できたのに…。しかし、なかなか他では聴けない作品も多く、初期の目的には適合しませんでしたが、いい買い物でした。

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     2010/08/12

    INA(画像なし)は残念。とっても素敵な水彩風のかわいい表紙です。演奏者のうち紅1点シュワツ嬢だけが、許容範囲で後は……。ま善しとしましょう。とりあえずイスラエルで活躍する4人のソリストが実にわかりやすいテレマンを奏でていて、決して悪いものではないのだが、どこかよそよそしいというか、遊びがないというか。真面目というか。まあ、たまには渋いテレマンもいいかもしれない。

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     2010/08/11

    オケを含めて実に屈託のない、晴朗な響きが延々と続く。ある意味、モーツアルトの一番素晴らしい部分を伝えてくれて、飽くことなく演奏を聴き続けられる。しかしもう一つ先と言うか、さらなる深みというか、何か強く訴えかけられるものというか……。ウーム、難しそうなので、ま、聴くだけとすれば「最高」であることは揺るがないということで、拍手喝采を。

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     2010/08/11

    ぺライアが弾き振りのモツコン。コロコロとチャーミングなピアノの響きにちょうどいいサイズの英室内管。オケはかなり自発的にダイナミクスをコントロールしてようで、アインザッツを含めアンサンブルは緻密。その表でぺライアは慈愛を込めてモーツアルトを紡いでいく。シフ&ヴェーグ盤とともに愛聴盤の一つでございます。

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     2010/08/11

    いきなりオーストラリアの先住民族アボリジニーの楽器、ディジュリドゥを模したという自作でスタート。これはなんじゃいなといぶかっているとヴィヴァルディの四季。そのヴァイオリンパートを、殆ど全ての音を抜かすことなく軽々と吹き切る。ウォーすごい。そしてチューバ向きの第2楽章ラルゴ。深々とした音に体が震える。さらに傑作なのは最後のモンティのチャルダシュ。肉声のようなポルタメントを細かく入れながら歌い、そして超絶技巧のフリスカを当たり前に吹き、最後の音を、おそらくチューバが吹き得る最高音のオクターブ上のような高音で閉じる。まいりました。

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     2010/08/11

    ハノーヴァーバンドがメジャーな存在になる第一歩として、いきなり取り組んだベートーヴェン。古楽器でやってみようという意欲が、さまざまな工夫やアイデアを呼び込んだのだろう。独創的な表現で面白く聴かせてもらった。しかし、さまざまな古楽器版が目白押しの現在では、悲しいかな思い出話的存在なのかもしれない。

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     2010/08/11

    ニンバスによる美しい録音。弦の響きに魅了される。メンデルスゾーンの習作的作品ということもあり、アンサンブルの乱れなく、きっちり録れてほしかったが、如何せん、変ロ長調というヴァイオリン向きでない5番あたりでは、ボートンがなぜ棒を止めなかったか、いぶかしむ個所もところどころに。ニンバスに録音していたハノーヴァーバンドがRCAで入れた同曲が古楽器にもかかわらず、アンサンブルに乱れなく、まあベストなのだろう。

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     2010/08/10

    和音を抑えた時に発する濁り、平均率であるが故なのだが、不思議にスーッと澄んでいく瞬間がある。そうあのトロイメライの乗りだが、たとえば「悲愴」。冒頭和音は音が積みすぎていて澄むまでの時間が若干かかる。ブレンデルは悠然と待つ。故に遅い。休符も音のない音価いっぱいに引っ張る。このままでは第一主題まで持たないなと思っていると、和音連打から急激にテンポを上げる。音が澄むのを待つ必要がないからだろうか。ただコーダでは、冒頭和音音形がオクターブ上がっているにも関わらす、ソナタ形式の形式美を遵守しようとしたのだろう、響きが薄くなっているにもかかわらず冒頭のテンポを守る。まあ研究の結果なのだろうが、優等生的で面白みに欠けるような気がする。何もかも最高にしようとした、ちょっと八方美人的な様相を感じる。ベートーヴェンの音楽が最善の姿で伝えられ価値は高く、たしかに最高なのだが……。

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     2010/08/10

    何がスペイン情緒なのか、まあそれぞれの思いがあるだろうが、どうもアンダルシアの光と影的な「暗い情熱」が基本路線のようだ。しかし、そうした感覚でラローチャを聴くと、たぶん「あれ」と想うに違いない。なんとなれば、極めて健康的で、あっけらかんと元気いっぱいに弾き切られる。女々しい雰囲気はなく、実に男性的。イベリアには観光ガイド風にアンダルシアの地名が並ぶ。確かにエッセンスには影の部分も多くある。しかし、マッチョなパワーがなければ、絶対にイベリアは弾けない。死を目前にしたアルベニスが突き詰め昇華させたピアノ音楽の大伽藍には、「暗い情熱」を超えた世界を感じる。

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     2010/08/09

    ソニーとのコラボのSDとの英雄も巨人も安売り(それでも90年代初めに1000円台で)のエテルナ輸入盤で買いました。伝統あるちょっと鈍めの響きのオケから、切れば血が迸りそうなほど鮮烈な響きを引き出し、しかし、全体の構造は毅然として整える。まあ見事な仕事で、これを安売りさせてしまうソニーの感覚を疑った覚えがあります。そういう意味で、こうしてセットなって再発されたことは喜ばしく、感慨深いものがあります。

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     2010/08/08

    シャンドスの誇張のない録音が、それぞれの楽器のダイナミックスまでに細やかな配慮をもって望んだと思われるカンティレーナの真摯な姿勢とあいまって、アーベルの作品をよりよきものにしている。ハイドンをロンドン市民に紹介、モーツアルトも彼の作品を研鑽のために写譜したというアーベル。作曲家として力点を置いていたのは交響曲だと思われる。アーベルを聴くとすれば、この一枚かな。

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     2010/08/06

    その昔、今は亡き評論家の先生と独中央部のマールブルクで音楽談義。「トロンボーン一発でオケが壊れる」という話から「やっぱりグリーグのPコンは怖い」とすでにジョッキ2杯目かの酔っ払い。「グリーグと言えば、やっぱりオーマンディですかね」と先生。「あの3楽章最後のクライマックスは感涙ものだよな」と酔漢。「でピアニスト誰だったっけ?」。「うーん有名ですよね」と先生もすぐ出てこない。酔ってると記憶回復が面倒なので、しばらく米国のオケ話に。でライナー&シカゴが俎上に。「彼のPコンもいいですね。とくにベートーヴェンの4番。ヴァンクライバーンのピアノは…」「あ、そうだクライバーンだ」とやっと出てきた次第。ちなみに先生の…以降は「どうも音が一つの色というか、どの音も見事に響いてそれは素晴らしいんですが、あんまり一本調子で来られると、ちょっと辟易することもありましたね」というような内容で、「僕もそう」と相槌を打ち、またジョッキを追加注文したような、遠く懐かしい記憶に、しばし浸りました。

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     2010/08/04

    フルニエのVcとケンプのPfコンを期待して買った。しかしケンプはミスタッチが多く、第1楽章のカデンツァはよれよれ。オケにも弦の乱れが散見されるなど、ライブとしては、不出来の部類に入るかもしれない。ピアノのコンディションやホールの響きなどさまざまな要因があるだろうが、ちょっと残念。おそらくケンプがディスク化を許さなかった、それが長くお蔵だった原因かもしれない。フルニエは安定していていいのだが、表情が朗々としていて、またドライに録られたオケの響きもあっけらかんとして、音楽の陰の部分の深さが伝わってこない。まあ好事家向けには話題満載で最高かも。

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     2010/08/04

    比較的単純なリズムにオスティナートを乗せ、ソロを浮き立たせる手法を含め、まあ現代人でも普通に楽しめる。唐突な個所もあるが、まあ聴衆が眠ることのないよう、驚愕のティンパ二ィと同じアイデアなのでしょう。CPMはさらに突っ込んで、個々が勢いを持って演奏に臨んでいる。合奏の精度や音価の精密な再現にはあまりこだわっていないようだ。おそらくナポリ派の時代は、もっといい加減だっただろう。活きの良さが一番かもしれない。バリャーノの笛は、延々と続く同じ音形の繰り返しでも、息苦しさを感じさせることなく、さらりと聴かせる。いずれにせよ他でなかなか聴けないという希少価値を含め最高かな。

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     2010/08/04

    さすが大英帝国EMI。やることが違う。鳴り物入りで西側に登場したギレリスにベートーヴェンの全集を2回も入れさせていたのだ。さらにCD化では1回目が殆どお蔵で、セルとのセッションも、端から廉価版扱い。そしてついに「全集」として臆面もなく吐き出す。手元にはセルとの4番と皇帝(セラフィム)があるので、久々に聴いたが、録音レベルが低いのかノイズぽく、もどかしい感じ。本来ありそうな起伏もレベルの中に閉じ込められているのか、「流麗に弾き流した」という雰囲気。シャープなはずのオケの響きもボケている。多分、これらが全て改善されて出てくることが大いに期待できる。これは聴きものになりそうだ。

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