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蓮華人 さんのレビュー一覧 

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  • 9人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/10/15

    ドラティにフィッシャーと空前絶後の全集が二つもあるのだから、もう止そうと思ったのに買ってしまった。しかし空前絶後の上に喫驚仰天の37枚で、もう最高。なんとすべてがライブ録音。ハイドンは骨格肉付きが簡単明瞭なだけに、スタジオで録れ録れドンドンだと、まあ教科書的になりがち。ライブだと一期一会の緊張感や、観客を背にした指揮者の高潮もあり、良い結果がもたらせられそう。拍手がご丁寧に入っているが、気にならない。コンパクトなオケも機能的で、管も上手い。演奏会毎、録音に携わった独ソニーのスタッフに感謝したい。詰め込みで枚数を稼がず、時代毎にきちんと分けられた編集にも好感をもった。

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     2009/10/09

    昨今、男のふがいなさが悲しい。女性の社会進出が進み、その頑張り、仕事の的確さに肩身が狭い。あとは剛毅殺伐たる雰囲気だけで勝負するしかない。クララの作風も優等生的で、破綻したり、しどろもどろになることは皆無。しかし、予定された箱の中にきちんと収めたという感じはなく、見えない枠を、さらりと飛び越えているような雰囲気もあり、やはり傑物なのだ。演奏は、まあそれなりで、可もなく不可もなくだが、こうしてクララが聴けることに感謝しよう。

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     2009/10/09

    お安い豪盤をさらにお安く買いました。DWはなんと言っても第1幕。ということで第1幕のみの録音は、いくつかあり、クナばかりではございません。実は実演でも、かの国では演奏会形式でよくやるのです。まあ歌舞伎の顔見世興行のような物でしょうか。緻密さより剛毅さ、音楽の流れよりドグマという、まあ一般的なワーグナーの世界ではあるものの、何となく普通ではない。歌手陣を含めてちょっと飛んでしまったような、稀代の名演。

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     2009/10/06

    現在のガッティの活躍を予言するような懐の深い名演。ショーピースとしてではなく、母国の偉大なる作曲家の最高傑作を、敬虔な思いを込めてタクトを振ったような気がする。聖チェチリアも力量を大きく超えると思われる素晴らしいアンサンブルで応じている。録音も煩く感じることの多い「祭り」のトッティ部分でも飽和せず、しかし力感を損ねることもない。「松」では一瞬たりとも弛緩せず、感動的なクライマックスに到達する。おそらくベストか。

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     2009/10/01

    倫理的でなく愉悦感があり、宗教的でなく人間的な、そしてなりより音楽的なモンテヴェルディ。まあルネサンスの香りが高すぎて、バロック以降の平均率的な音楽を聴き親しんでいる耳には、チャンネルを変えないと、ちょっと「楽しむ」雰囲気まではいけない演奏がほとんど。まあ元がそうだから仕方がないのだが、このコルボはそのまま入り込める、現代的な「人間的・音楽的な森」。

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     2009/09/30

    チャイコの4番が凄い。この4番なかなか難物。5番のように誰が振っても最低限の興奮が得られるかと言えば、さにあらず。執拗な旋律の被さりが言いようのない圧迫感だけに終わってしまうことも。第1楽章、ファンファーレの一節ごと、最終拍をしっかり保たせたり、第1主題の入りをチェリのように遅くとり、「執拗」という呪縛から逃れたりとか、そうした仕込みをきちんとしておいて、終盤は全く暴走寸前までにオケを焚きつけ、怒濤のコーダまで息を切らさず突っ込んでいく。いやいや恥じらいも臆面もなく、チャイコ節を謳いあげた4番のベスト。

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     2009/09/17

    J.シュトラウス2世が死の直前まで書き続けていた初の本格的バレエ音楽『シンデレラ』。しかし未完に終わってしまった。「美青ドナウ」も出てきたり、それはそれなり面白いが、未完だけでなく完成度は低い。しかし、現在、入手可能なのは、このセットだけ?(マルコポーロで出ていたかな?)。他も、ほとんどが全曲というのもうれしい。じっくり聞き込む派向けで、対抗するEMIは50枚もつぎ込みながら、ちょい聴きばっかり。JSUのシンデレラもない。でも食手が動いてしまう。ああなんと強突張りなのだろう。猛省。

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     2009/09/15

    ほとんどダブっていますが、買いました。アンソロジーも「また一つの芸術」かと思います。もう演奏については言葉がありません。オケや棒振りにも、なぜか不満のようなものを感じません。おそらく彼女の芸術性というか我が儘が、アンサンブルすべてを芸術としての高みに引き上げたのでしょう。同じ時代に生まれたことを、全知全能の神に感謝します。

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     2009/09/15

    87年の第1集(勿論表示なし、表示は2集以降)、K334とのカップリング「ザルツブルク交響曲第3番」の第2楽章に参りました。今聴いてもゾクゾクします。ところでポストホルンはザルツブルク時代の掉尾を飾る傑作の一つですが、ちょっと他のSやDと異なった感覚があります。ヴェーグとしても、どこか違うという思いがあったのか、このカプリッチョのレコーディングでは外しています。ある意味、この逆の選曲が鈴木秀美とオーケストラ・リベラ・クラシカによるTDKコア・レーベルのアルテ・デラルコ・シリーズの一枚かと思います。第9は合唱が入り、他の8番までとは異なってはいても「最高傑作」だけに外せないのは解りますが……一つ星は……。

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     2009/09/15

    趣味趣向の偏りが芸術的。ありきたりもなく、泰西名画的な提示もない。こだわりと、主張が一枚一枚に深く刻まれている。一風変わっていたり、どこか無理な作りを何とか必死に纏めたようなタイトルもあった、しかし体が震えるような感動をもたらせてくれた作品の多かったのもDHMだった。おそらく「再生」芸術の真価を無条件に感じさせてくれる、最高のセットと思う。

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     2009/08/19

    CD78は、ドイツを主な活動の場とする越智敬、シルヴィア夫妻によるヴィヴァルディのマンドリン協奏曲集。若干堅さも覗くが、終始、緻密なアンサンブルを構築し、聴き応えのある一枚。録音も一番古いと思われるラフマニノフ自作自演のヴォカリーズが、弦も管も、耳を疑うような素晴らしい音で再現され感服。「協奏曲ヒストリカル」となっているが、ドラティとミネポリ響のチャイコやデジタル録音もあり、英語名の直訳で「音楽の巨匠」の方が妥当かも。

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     2009/08/13

    83年にレギュラー盤としてCD登場。「お徳用盤」という「ステレオ」誌の評でしたが3500円もしました。アナログディスクも持っていましたし、当然パス。廉価盤化は89年のベスト100で、それでも2200円。85年には2枚組の選集も出ていて4882円でございました。どちらもパスしました。いろいろ全曲盤で、面白いものが出ていましたから。繰り返し再発されたのはオーマンディとフィラデルフィアというネームヴァリューに期待したのでしょうが、残念ながら今回、廉価版投げ売りでCDとして、初めて入手しました。遅い。さて演奏ですが、丁寧で、安全運転で、興に乗らず、淡々と片付けています。まあ当時の米国の音楽レベルからすれば、イージーリスニング的なスタイルも、当然のことかと思います。ということで、私にとっても、ちょうどぬるま湯加減で、目にも鮮やかな紅葉を眺めているような、とってもハッピーな気分です。

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     2009/08/05

    ペールギュントの後にPコンの第1楽章のみのピックアップ。ウームあまりに入門編的なベストと思ったら大間違い。さすがグラモフォン。ヤルヴィのグリークの管弦楽曲集が続いたかと思えば、いきなりガヴリーロフやプレトニョフの叙情小品集や、ゾフィー・オッターの名花が咲き百花繚乱、実ににぎにぎしいベストなのです。でトリはカラヤン。お後が宜しいようで。

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     2009/08/05

    投げ売り廉価盤。シャープで瑞々しいクリーブランド響。一糸乱れぬ、かつしなやかなオケは、音楽の洗濯機。よけいな部分をすべて洗い流してしまう。でも若かりし頃は、、ちょっと汚れ気味が良かったみたい。さらにオケビルのセルを甘く見ていました。猛省。ところで、セルの管弦楽曲は2枚とリエンツィだったのが、な、なんと、駅売り廉価版のように2枚の「ほととんど」が詰め込まれての1枚。買えてよかった。

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     2009/08/04

    売れ残ってしまったのー♪現代音楽だからー♪。でも在庫一掃とはいえ廃盤にしてしまっていいのでしょうか。結構です。私は買えましたから。カスティリオーニ!良いですねー。ミニマムでもなし、環境系でもなし、ITA公らしい、傍若無人にして歌心あり、美的感覚あり、独襖だとこうはいきませんな。演奏もグラーフ筆頭に名手揃い(ピアノのハッキラは別として)。まあカスティリオーニのCDとして選曲、演奏ともベストでしょう。

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