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蓮華人 さんのレビュー一覧 

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/31

    ほぼモーツアルトの生涯と重なり合うロゼッティ。本業はコントラバス弾きだったが、作曲家としても400あまりの作品を残している。作品の出来はモーツアルトを凌ぐと思えば、結構駄作も多く、このあたりが現代での両者の評価の違いになっているのだろう。CKの交響曲選集は95年の4曲が壮絶で「面白い」と97年に第2集が出されたが、まあ期待ほどではなかった。これをセットで買い直す羽目になったのは、「面白いぞ」と誰かに貸して、そのままになってしまったためだ。まあ安いからいいものの…いまいちの第2集の方がダブってしまった。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/30

    マアいろんな意味で穴埋めしてくれたセット。「WSS」のオリジナルと言ってもサントラ録音。本人のデジタル再録に、大枚はたいた身からすれば、あればいい。逆にカップリングされいていた「波止場」が、大仰過ぎて、カザンのサントラはよかったのに…。ディヴィスは上手い。作曲者を自身の棒を凌駕する出来映え。カラスは何度か手を出そうとしていた一枚で、当然ライブだからEMIのセットに含まれていなくて…。まあ何やかや、ないものを満たしていただきました

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  • 5人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/30

    ディスク4の「弦楽のためのファンタジア」が素晴らしい。何度か聴いたが眠ってしまう。心を鬼にしても駄目。そこで昼間、一曲ごとをきちんと聴くことにした。音と音の連なり重なり、さまざまなリズムの刻みが、実に自然で、恣意的な風情が全くない。あるいは音楽のある帰結点が、パーセルによって築かれたのかもしれない。ベルダーも流れに棹差すことなく、しかし角を立てることもなく、情念を確り抱いた丁寧な演奏で、満足できる出来映え。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/30

    今からすれば選択の余地のない話なのだが、スゼーのCD化が黎明期、さまざまな論議を呼んだことを懐かしく感じる。まあ、おそらく、実際に残された声やピアノの音を、それ以上の感覚で聴いていたのでしょう。作品、演奏家、叶えられる最高のものを集め築かれたフォーレ。最高以外の賛辞を表することを、憚りたい。

    4人の方が、このレビューに「共感」しています。

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  • 2人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/28

    若々しく溌剌とした演奏だがメンデルスゾーンとの相性はイマイチのよう。全体的に前のめりで、4人がそれぞれの主張を、曲げずまっすぐ突き抜けるぞ、と言った雰囲気。協調より競い合うことで止揚を目指したのだろう。しかし音楽の本質を手繰り寄せられず、それぞれの技量の開陳に留まってしまったようだ。頑張ったのにザンネン。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/26

    才気煥発。有ろうが無かろうが、絶対こうだったと確信を持って弾き、歌う。実に創造的な古楽で、まあ楽しまなければならないのだが、ちょっと浸かりきれない。オーディオ的な吃驚ドッキリもないし、中世音楽的なヒーリング感も乏しい。まあ現代的な見地で、古の時代を割りきってはいるが、学究的というほどではない。またエンタとして仕立てあげようともせず、ただ古楽遊びを楽しんでいるよう聴こえる。まあ、それでいいのだろう。ただ、残念ながら、今は2枚をタテ続けて聴くほどの元気はない。

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     2010/01/25

    ヴィヴァルディが今風なのは、堅っ苦しい教会付属の「学校」で生徒用ということで「禁欲的」だったからだ思う。まあザヴァテリは、王侯貴族の慰み、興を得るのが一番大事。当然、手練手管。構築力はともあれ、構成や音楽的な配分について拘りや哲学は、無くていい世界だったのだと思う。まあ、その時代の軽業的なエンターテイメントが、今に通用するわけはなく、おそらく忘れられる音楽だったのかもしれない。しかし、ちょっとザラッとした感じもあるが、FBOの演奏は時代を的確に読み、さらに今にも共通する音楽の「心」を伝えてくれ、飽くことはなかった。

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  • 0人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/25

    マリナーのヘンデル。有りそう、と思って手持ちの「花火・水上」を探してみたが、無い。ADで「花火・水上」をさんざん聴いた覚えはある。なのにCDが見つからない。やっと見つかったのはフィリップスの70年代の王宮再録などに80年代録音を加えた1枚で、HVWの336と356を聴きたくて買った1枚だった。なぜだろう。もっとあってもいいはずなのに。でも、79年の王宮を改めて聴いてみて思った。安直にして表層的でロマン的な情緒の扱いが、たぶん鼻に付いたのだろう。だが30年隔てた今、マリナーは正しかったと思う。たぶん故国を捨てたヘンデルが、サービス精神いっぱいのロマンの響きで、ロンドン子の心をつかんでいたのかもしれない。当盤は独ヘンスラーに録れていた「デジタル最新録音」。16分音符がきちんとした音価で、3連符的でないのはいいが、逆に8分音符も、きちんとした音価を採ろうとしたのか、2分音符的で、ちょっとギクシャク。融通無碍でもよかったのに。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/25

    いわゆるポピュラー名曲とは一線を画した、全集の全集。演奏者は著名と無名が相半ば。無名でもそれなりに聴ける。技術を危ぶんで聴き始めたサンチャゴ・ロドリゲスのラフマニノフに唖然。表現はちょっと表層的だがテクは完璧。まあダブっても駄演でも@100円以下だから気にもならない。おまけの楽譜集は有名作品の抜粋ではなく、著作権にかからない殆どの作品がぶち込んである。印刷してみたが、滲み擦れなく見やすい。弾きたい曲が簡単に引き出せ最高。そろそろサティの楽譜を買い揃えようと思っていた矢先、主要作品があっという間に揃ってしまった。うれしい誤算の102枚。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/04

    初録音の「冬の旅」がいい。声も若々しく、まだ人生の「冬」から一番遠い処にありながら、厳しい「冷気」を感じさせる。48年。まだ大戦の記憶が生々しく残っていたのかもしれない。国内外でコレクター諸士から「ご自慢の一枚」として聴かされてきたが、やっと自分のものとなった。今まで聴かされてきた盤の状況からすれば「最高」の復刻。ちゃんとピアノが、楽器としてのピアノに聞こえる。すごい。

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  • 3人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/01

    シューリヒトがシュトゥットガルト放送交響楽団を振った劇音楽 「マンフレッド」が欲しくて購入。マア録音状況も予想を上回っていたので、よかったかな。で、ダブって持っていない、それ以外の「オマケ」を聴いてみると、どれもこれもが面白い。まあシューマンの奥深さを再認識させていただきました。

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  • 6人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2010/01/01

    上手。最初に聞いたときに「凄い」と思った記憶を恥ずかしいとは思わない。アカペラ物の後発組みには、技術面や演出で「水準を高めた」とされるものもあるが、ちがった「上手さ」を感じる。すべからく「前人未到」の偉業には艱難辛苦がつき物。自分の声を楽器に変える、それを即物的に行えるセリーが、おそらくなかったのだろう。楽器にはなりきれないままだが、人の声の雄弁さを失うことなく、所期の目的を達成している。凄い。

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  • 4人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/12/31

    金管楽器の華やかで、まあちょっと薄っぺらなガブリエリに対する認識を、マクリーシュが、がらりと変えてくれた。その偉業に大枚を叩いたが、それはそれ、その時期その思いを100%満たしてくれたのだから善しとしましょう。値段が値段なのでバックアップとして購入しました。リッチな気分です。

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  • 15人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/12/24

    LPの第九は第3楽章の途中で盤をひっくり返す必要があったが、本当によく聞いた。ワルターやフルベンも持っていたがアンセルメばっかり聴いていた。同好の士はみな年配。中学生の若造だった私に「坊ややっぱり第九はバイロイトだよ」と馬鹿にされ、でも「何度聴いても初めて聴くような気がするんだ」と反論。それも「長くて難しいからね」とてんで相手にされず。しかし実にすばらしいベートーヴェンだと今も思う。鋼のように堅いアンサンブルに刃物のような鋭利なキレ、しかしして静謐にして瑞々しさと優美さもあり、独唱陣、合唱は比類なき熱気を抱きながら、煽ることなく壮大なフィナーレに到達している。今も最高だと思う。

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  • 1人の方が、このレビューに「共感」しています。
     2009/12/20

    ヒンデミットもバルトークも、ちょっと気軽に聴くことを拒むような雰囲気がある。襟を正すほどではないが、まあ真剣に聞かないとね。しかし葬送音楽は葬送的な重苦しくさもなく、はっきりいって癒し系。さらにビオラ協奏曲も楽器の特性もあり、ゴツゴツしたバルトーク感が薄い。さらにケーゲルの棒も振っているだけというような没入感に乏しい運びで、アゴーギクも自然。消化不良を起こすことなく、おいしい料理をたらふく食べたような満足感を持てました。

    1人の方が、このレビューに「共感」しています。

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